JPH03500594A - 永久磁石により閉鎖される電磁弁 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 永久磁石によシ閉鎖される電磁弁 本発明は、電流が流されてｂ々い場合に閉鎖される電磁弁であって、電磁弁の閉 鎖力もしくはシール力が永久磁石によって生じる形式のものに関する。

永久磁石によって閉鎖される、技術的には通常は複雑な構成の種々異なる電磁弁 が公知である。

電磁弁では、電気的な巻線が液体又は気体によって影響を受けやすいので、運動 する可動子の位置する遮断室に対してコイル室が隔離されねばなら々い。このよ って、需用電力又はコストが増大する。

本発明による電磁弁では、例えば家庭器具における液体容器の排出孔が、できる だけわずかな電流による電磁弁の励磁によって開放され、その励磁の中断によっ て再び閉鎖されるようにしたい。さらに、弁に作用する差圧がわずかでなければ ならず、液体蒸気及び液体の沈澱等に対して巻線が保護されねばならない。

従って本発明の課題は、技術的な課題をｉ／ｌＥ適九解適才解決容易かつ経済的 な電磁弁の構成を提案することにちる。

第１図から本発明の１実施例が明らかとなっているが、この実施例は本発明の請 求項に基づいて種々異なるようにも構成することができる。

例えばプラスチックから成る液体容器１の下方範囲には、開口０が形成されてお シ、開口０は例えばデムから成る弁円錐体２によって閉鎖保持されている。弁円 錐体２は、場合によっては耐食特性を有する磁性材料、例えばステンレス鋼から 形成された運動可能なマグネット可動子３上に取付けられている。マグネット可 動子３は例えばフェライトから成る永久磁石４を有している。永久磁石４上には 、永久磁石４の磁力線を所望されたように集束させる磁極片５が支持されている 。

マグネット可動子３は、弁円錐体２、永久磁石４及び磁極片５と共に左側の終端 部を中心として旋回可能であり、かつ、弁開放位置において破線で示す位置を占 めるように、図示されていないストッパによって支承されている。弁開放位置で は、液体容器１の開口０が開放されて、液体が流出可能となる。弁円錐体２の位 置する平面と永久磁石４の位置する平面との間で、マグネット可動子がクランク アーム状に形成されているので、永久磁石４は開口０よシも高い位置を占める。

このような構成によって、流出した液体が永久磁石４及び磁極片５を湿らせたシ 、場合によっては弁の申しに沈澱したシすることが阻止される。

コ、イル７を支持する継鉄６から形成された電磁石が行う相互作用によって、上 記永久磁石３は作動される。

電磁石室は隔離シート８によって可動子室と隔離されている。液体蒸気又は水滴 がコイ、ル室（即ち電磁石室）内へ入シ込み、電気的部分に腐食現象又は漏れ電 流を発生させることが、上記隔離シート８によって阻止されている。隔離シート ８は、例えば液体容器１の、適当に成形された延長部ｆ上に接着された接着バン ドから形成されていてもよい。隔離シート８を良好に取付けるために、継鉄６が 液体容器１の延長部でと同一平面上に位置するように構成されなければならない 。隔離シート８の厚さがほんの数百分の−ｎしかないことによって、磁極片５も しくはマグネット可動子３と継鉄６との間には大きなエアイヤツゾは形成されず 、ひいては大きな磁気漏れは発生しない。比較的大きな磁気漏れを受容しようと する場合には、隔離シート８を取外し、その代わシに液体容器１の延長部ｆをマ グネット可動子３と継鉄６との薄肉の隔離壁として形成してもよい。

コイル７が適当に励磁されると、継鉄６と磁極片５との隔離面に磁気反発力が発 生する。言いかえれば、継鉄６の端部が磁極片５と同種磁性を得る。これに対し てコイル７の励磁が中断されると、継鉄６と磁極片５との間には、弁を閉鎖させ る引力が発生する。継鉄６と磁極片５との間に作用する磁力は、これらの間のエ アギャップが減少するにつれて増大する。それによって、弁閉鎖時におけるシー ル力が最大となり、弁の作用が確実となる。磁界は、マグネット可動子３の一部 に対して平行に延びる、継鉄６の水平な端部上に閉鎖されて（０る。マグネット 可動子３の一部と継鉄６の水平な端部とは、比較的大きな百で向かい合っている ので、この箇所における磁気漏れは極めてわずかとなる。

さらに本発明による電磁弁においては、マグネット可動子３に外側から作用を及 ぼすことによって、必要ならば電磁弁を手動的に操作することもできる。

本発明による電磁弁は、極性化された構成においてはエネルギー効率が高いとい った利点を有しておシ、構造上の／構成においてはフラップ可動子形磁気回路九 類似して特に容易に形成されるといった利点を有している。

極めて小型化された構成では閉鎖ばねの取付けは困難であシ、腐食しやすい場合 には閉鎖ばねは取付けられなくともよい。

国際調査報告 国際調査報告 −Ｏεε９００２Ｅ３ ＳＡ　２８１２２

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. １．電流が流されていない状態で永久磁石によつて閉鎖される電磁弁であつて、 永久磁石性の可動子と協働する電磁石を作動装置として有している形式のものに おいて、電磁石が、巻線（７）を支持する、Ｕ字形で磁化可能な継鉄（６）から 形成されており、軟磁性材料から製作されかつ旋回可能に支承されたマグネツト 可動子（３）が永久磁石（４）を有しており、永久磁石（４）が、マグネツト可 動子（３）と巻線（７）を支持する継鉄（６）の端部との間に配置されており、 永久磁石（４）の各磁極がそれぞれ上記マグネツト可動子（３）と上記端部とに 向いており、電磁石性の部材（６，７）と永久磁石性の部材（３，４）との隔離 面が、平面から形成されていることを特徴とする、永久磁石により閉鎖される電 磁弁。
2. ２．電磁石性の部材（６，７）が位置する室と、運動する永久磁石性の部材（３ ，４）が位置する室とが、ケーシング部材（ｆ）を密に閉鎖する薄肉のシート（ ８）によつて隔離されていることを特徴とする請求項１記載の電磁弁。
3. ３．マグネツト可動子（３）、永久磁石（４）及び磁極片（５）によつて１つの ユニツトが形成されるよかつ うに、磁極片（５）が永久磁石（４）上に支持かつ固定されていることを特徴と する請求項１又は２記載の電磁弁。
4. ４．マグネツト可動子（３）が、永久磁石（４）と磁極片（５）とを受容するク ランクアーム状部分を有しており、それによつて、一平面上に位置する２つの磁 極、即ち正極及び負極が上記ユニツト（３，４，５）に設けられることを特徴と する請求項１から３までのいずれか１項記載の電磁弁。
5. ５．マグネツト可動子（３）が、弾性的でキノコ形の弁円錐体（２）を支持して おり、かつ、マグネツト可動子（３）の、弁円錐体（２）を有する面が磁極片（ ５）を有する面よりも下方に位置するように形成されていることを特徴とする請 求項１から４までのいずれか１項記載の電磁弁。
6. ６．弁円錐体（２）がエラストマからキノコ状に形成されており、弁円錐体（２ ）が弁座上に取付けられたさいの比較的大きな製造公差を補償するために、弁円 錐体（２）の脚部が充分な弾性を有していることを特徴とする請求項１から５ま でのいずれか１項記載の電磁弁。
7. ７．請求項１から６までのいずれか１項記載の電磁弁であつて、液体容器の排出 弁として使用される形式のものにおいて、弁円錐体（２）が、液体容器（１）の 下方部分に設けられた開口（０）と協衝しており、マグネツト可動子（３）の位 置する室を隔離しかつマグネツト可動子（３）を支承する機能を備えて機械的に 支持を行う、電磁弁の構成部材が、液体容器（１）の構成部材から成ることを特 徴とする、永久磁石により閉鎖される電磁弁。
8. ８．マグネツト可動子（３）及び磁極片（５）が、耐食特性を有する軟磁性鋼か ら製作されていることを特徴とする請求項１から７までのいずれか１項記載の電 磁弁。