JPH03500256A - 液体物質の分散装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 液体物質の分散装置 この発明は液体物質、特に医療物質の分散装置に関するものであり、該装置は一 端において開口し他端においてｒＡａさねた基部を有した延在貯留室と円筒状側 壁と狭いネックとを具えている。この装置にはさらに皮膚や目に散布または注射 などにより施すための物質混合される少なくとも一種の液体を収容している。ま たその分散機構はこの貯留室に対して可動であり、この分散機構が少なくとも１ 個のストッパー機構を具えている。このストッパーｍ構はピストンおよび弁とし ての機能を有しており、貯留室のネックと少なくとも部分的に係合し、これによ り装置が第１の貯留状態にあるεきは貯留室を閉蒸し、装置が第２の励起状態に あるときに液体を解放する。またストッパー機構にはカプセルが固定されて貯留 室に取付けられており、これにより貯留室のネック近傍の突出部がこのカプセル と係合しており、また貯留室はバレルにより取り囲まｊていて、貯留中にこのバ レルはシールユニットによりカプセルに確実に取付けられている。

比較的長期に亙って貯蔵されるこの形式の分散装置は既に存在している。例えば Ｖｉｅ−Ａ−８７１０６１４１などの刊行物に記載されている。そのストッパー 機構は弾性体のヘッドを具えており、これが貯留室のネックの内側で強く圧線さ れている。このストッパー機構はさらに弾性的な保持機構を具えており、これに よりストッパー機構が貯留室の内側に同って移動しないように俣ネｉＩ宮れてい る一部）てこの貯留室の内作１ｄ妾乎τ圧力になっており、こわが貯留室内側へ のストッパー機構の不測侵入を阻止する力と対抗している。

この結果ストッパー機構を貯留状態から励起状態へ移動させるには、これらの初 期強制力を超える力を働かせることが必要であるが、このような力をなんら制御 なしに働かせると当初貯留室中の液体が射出されて失われることになる。貯留室 中の液体が正確に定量にされているときには、特に薬剤の場合には、取扱中に液 体が失わわないということが決定的に重要である。

この発明はこのような問題を解決しようとするもので、貯留状態から励起状態へ の装置の変態を正確に制御する手段を与えることを、！！図するものである。

このための発明の装置においてはバレルに対して軸方向に移動するプランジャー を付設し、これを貯留室の閉塞基部の少なくとも一部および／またはその側壁に 押圧し、これにより貯留室が押されストッパー機構がネックに入って装置が貯留 状態から励起状態に変態するように構成されている。

上記の分散機構を注射器の針として分散される液体を薬剤としてもよい、また分 散機構を皮膚や目への施剤器として液体をこれらに施される物質としてもよい。

プランジャーの動程を規制してこれにより装置を変態させるための貯留室の動き を正確にするために、バレルにストッパー機構付設するとよい。

使用対象によっては貯留室中に収容する液体量は必ずしも１回分の投薬量でなく 、数回分の投薬量であつてもよい。

二の場合にはバレルに２個のストッパー機構を付設して、各投薬量についてプラ ンジャーの動程を定め、バレルの軸方向変位を制御する手段を設けて１回分の投 薬量が分散される毎にプランジャーを原位置に戻すようにするとよい、このよう な制御手段としてはバレルに酸ネジを形成してカプセルと一体の要素をこれに螺 合させるようにする。

貯留室に収容されている液体が隼−のものである場合には、ストッパー機構に対 するプランジャーの動程は液体のはじめの一滴を分散機構の末端にもたらすに必 要な貯留室の軸方同変位に等しい、この操作は注射器の場合には「デブラーゲ」 と呼ばれている。

貯留室が第２のストッパー機構によって区画された２個の房室な有しており、第 １とｙｐ、２のストッパー機構との間に位置してかつ貯留室の狭いネックに相当 する房室が第２のストッパー機構と貯留室の基部との間に位置する第２の５呈中 の物質と混合される場合には、プランジャーの動程はＮ１のストッパーｍ構に対 しての貯留室の軸方向変位に等しく、この軸方向への変位とは第２のストッパー 機構がネックから突出して第１から第２の房室への液体の通過を許すに必要な移 鮎量をいう。

この場合第２の房室には１７８１の房室内の液体と混合される物質を収容する。

この物質としては観水性剤などが挙げられる。

貯留室に２個の房室が設けられている場合、プランジャーには貯留室の外側壁と 内側壁との間に位！する円筒状の横部分を設けて、この横部分の長さを中間のス トッパー機構をストッパー機構に押圧してストッパー機構を部分的に第２の房室 に入らせるのに必要な貯留室の動程に等しくする。

この場合プランジャーの横部分の内径は貯留室の第２の房室部分の外径に等しく する。

つぎに図面について説明する。

Ｎ％１図は貯留状態にある注＃ｆ器のＮ１の例を示す断面側面図、 第３図は貯留状態にある注射器の第２の例を示す断面側面図、 第４図は同様に励起状態における断面側面図、３４５図はスプレーに応用した場 合の先端部の拡大図、纂６図はドロッパーに応用した場合の先端部の拡大図、第 ７図は数次投薬用注射器を貯留状態で示す断面側面図、第８図は同様に励起状態 で示す断面側面図、Ｎ９図はＮ７．８図に示す注射器の拡大図、第１０図は第３ 図のものの変化態様の部分図、算１１図はその東１の房室から纂２の房室への液 体の移動状態を示す図、 第１２図は３＠】０．１１図の注射器の部分図である。

第１．２図に貯留状態と励起状態におｌする注＃ｆ器を示す。

この注射器は貯留室１０を有しており、この貯留室にはストッパー機構１６と一 体の針支体１３上の針１２により注射される薬液１１が収容されている。カプセ ル１４に支持された分散１！構１５にはストッパー機構が設けられている。この ストッパー機構】６は軸孔】８を具えた中央ロッド１フの一端に架設されており 、該軸孔は半径孔１９と連通している。

されており、軸孔１８が開口するフィルター膜２１を確実に支持している。

針】２は針支体２３に直接に係合するフード２２により保護されている。カプセ ル１４と等しい直径の上フード２４はカプセル１４の端部に架設されて針１２と フード２２とを覆フている。

貯留室１０はバレル２５により取り巻かれている。このバレル２５の−＃！にお けるリッジ２６はカプセル１４の一部をなすフランジ２フの凹部に係合している 。このりッジ２６とフランジ２７とを超ｔ　’ｔｆＪｚ　溶接することにより全 体のシステムのシールを行っている。バレル２５は他端において開口しておりプ ランジャー２８を有している。このプランジャー２８の基部は貯留Ｍ１０の基部 を押圧している。二〇バレル２５には１個以上のストッパー２９が設けられてお り、これによりプランジャー２８の動程を規制する。

貯留状態においてストッパー機構１６は貯留室１０の狭いネック３０に一部係合 している。これにより半径孔１９は閉塵されており、注射器の状悪いがんによら ず薬液１１は針１２の方には？すれない。しかし薬液１１の上方には若干圧縮さ れた空気３１がある程度存在する。

注射器を励起状態にするには、ストッパー機構１６を貯留’１Ｅ１０中に押込ん でやると、半径孔１９の開口部が貯留室１０の広い部分、すなわちネック３０の 上の方に動く。これにはストッパー機構１６による弾性抵抗を圧倒する必要があ り、貯留室１０中の空気３１を圧縮する必要もある。前記したよう（これらを圧 倒するに要する力はかなり大ぎいものであり、これを掛けてやることにより貯留 室１０に対してストッパー機構１６を勧かせるものでなければならない、しかも この力は制御しながら掛けてやるようにして、ストッパー機構１６が貯留室１０ を過度に突破ることによって薬液が半径孔１９や軸孔１８や針１２を経て不測に 流出しないようにする必要がある。

このような危険を避けるためにバレル２５には押ボタンと少なくとも１個のスト ッパーを設けてプランジャー２８の動程を規制してやる。この動程とはストッパ ー機構１６に対する貯留Ｎ１０の変位により空気を針から追出しかつ針の先端に 最初の一滴が現れるような大餘さとする。

この操作が終）たらバレル２５をフード２２．２４などとともに取去って注射を 行うことができる。

纂２図にプランジャー２８をストッパー２９の位置まで押込んだ後の装置の励起 状態を示す０図から明らかなように空気１１は完全に追い出され、バレル２５と フード２２．２４を取り去れば注射ができる状態になっている。

第３．４区に示す注射器は第１．２図のものと比べて、貯留室４０が２個の房室 を具えている点が異る。この貯留室４０のネック４１は貯留室の間口端側におい て前記のものと同じストッパー＠構１６により閉塵され、他端側において第２の ストッパーｉ構４２により閉塁されている。この兎２のストッパー機構はやはり 弾性体から形成され中間ストッパーとして機能するものである。第１の房Ｍ４３ ば一方ではネック４１の壁によりまた他方ではストッパー機構１５により画定さ れている。ストッパー機構４２は第２の房室４５内の物質と混合される液体４４ を収容しており、第２の房室４５は一方では貯留室の広い内壁により他方ではス トッパー機構４２と貯留室４０の基部により画定されている。この例では第２の 房室には親木性剤４５が第１の房室にはこわを溶かす溶剤が収容されている。

貯留状態にあるとき中間ストッパー＠橋は２個の王室４３．４５を気密状に分離 している。まず最初の使用に際しては中間ストッパー機構をネックから押出して 液体４４を第２の房室に人れてＭ＊性１１Ｊ４６を溶かしてやらねばならない。

これにはプランジャー２８を押して貯留室４ｏを変位させてストッパー機構１６ をさらに前方ネック４１内に入れてやる。このように液体４４の上方の空気３】 がまず圧縮されると、ストッパー機構１６によって第１の房Ｎ４３に掛けられて いた圧力が中間ストッパー機構４２に移転され、このストッパー機構が矢ＥｒＪ Ａの方向に移動する。このとぎ中間ストッパー機構４２の変位が液体４４を解放 するのに充分なようにプランジャー２８の動程を定める。これでカプセル１４の フランジ２７を壊してバレル２５を除いてやれば注射できる状態となる。ついで 貯留室を変位させて中間ストッパー機構４２をストッパー機構】５に接触させ、 ストッパー＠鴇が第２の房まに侵入するようにすれば針から空気が押し出される 。

この例ではプランジャー２８の変位は規制されてはいるが、注射器を励起させる には充分なように定められており、第２の房室に侵入して親木性剤を溶解する前 に液体４４の一部が不測に押出されないようになりている。

第５図に示すのは轟スプレー用のチップ５０にこの発明を応用したものである。

この場合のカプセル１４はその一端にスプレーノズルを具えた開口部５２を有し た小片５フをストッパー機構支持している。ストッパー機構（図示せず）の支体 ５３は円筒状であって　その内部円ｙＩ５５４により軸孔５５を画定している。

二〇軸孔は小片５１の内縁の周りに形成されたリング状の間口部５６に開口して いる。また二〇軸孔はスプレーノズルを具えた開口部５２に開口した孔路５７に 連通している。この例の装置の機能は第１．２図に示したものとほぼ同じであり 、プランジャー（図示せず）を押圧すると装置が励起されてストッパー機構が貯 留室中に侵入する。

第６図にこの発明をドロッパーチップに応用した例を示す。この場合カプセル１ ４の狭いチップ６０が中央孔６１を具えている。チップ６０とストッパー機構（ 図示せず）の中央ロッド１７との間には膜状のフィルター６２が設けられている 。

第７．８図に示すのはこの発明を数次投薬式の注射器に応用した例である。この 例のものは第１．２図のものに比べて、内ネジ付のバレル７ｏを有した点に特徴 があり、このバレル７０はその内ネジによりカプセル１４の端部に固定された補 助房室７スに螺合されている。この構成によりカプセル第７図に示す貯留状態に おいてはプランジャー２８は最も外側の位置にある。装置を励起させるにはプラ ンジャーを押して第１のストッパー７２を過ぎて第２のストッパー７３の位置ま で移動させる。この過程を第８区に示す。かくしてプランジャー２８は完全にバ レル７０内に侵入して注射器が励起される。ｔなわち空気が針から押出さゎ使用 可能な状態となる。この場合は第ゴ、２図のバレル２５とは違ってバレル７０を 取除く必要はなく、バレルを５室７１上でねじってやる。これによりバレルは第 ９図に示すように矢印Ｂの方向に移動する。この相対変位によりプランジャー２ ８は第１のストッパー７２に押圧される。この状態で注射器は最初の一滴を出せ るようになっている。この兎１の投薬量は第１のストッパー７２と蔓２のストッ パー７３間のプランジャー２８の変位に対応するものである。その後再びバレル ７ｏを房室上でねじってやると、プランジャー２８はその最も外側の位置に戻る 。これにより装置が再励起されてっぎの投薬をできる状態となる。

以上の作動原理１崎１射器に限られるものでなく、例えばスプレーやドロッパー などの分散装置でも同様である。また内ネジ７４は渦巻状の溝などによって置換 えてもよい。

第１０〜１２図の例は２個の房室を具えた混合式のものである点では第３．４図 に示すものと同じであるが、ストッパー機構１６の形状と機能が異っている。す なわちストッパー機構１６とピストンと弁と纂１と第２の房室４３．４５を分離 する中間ストッパー機構４２とを具えている。

バレル２５の開り部にはプランジャー２８が係合している。このプランジャー２ ８は円筒部８ｏを有しており、この円筒部は貯留室の内側壁とバレルの内側壁と の間に係合している。この円筒部の軸長は上記したようなプランジャーの機能を 与えるように設定されている。

貯留状態においてはプランジャー２８とバレル２５とは篤１０図に示す位置にあ る。まず押圧ムニよりプランジャー２８の基部をバレル中に侵入させると、その 基部が装置のフランジ２７に押圧される。これによりストッパー機構１６が兎１ の房室４３の扱いネックに侵入し中間ストッパー機構４２が第２の房室に侵入し 、兎１の房室内の液体が第２の房室に入り込む。この過程を菓１１図に示す。こ の状態でバレル２５を除きプランジャーを押して円筒部８ｏの自由端８１がカプ セルの縁に当るようにする。かくして蔦１の房室中の液体は全てが第２の房室に 移転される。中間ストッパー機構４２はストッパー機構１６と接触する。こわに よりストッパー機構１６が第２の房室に部分的に侵入する。プランジャー２８を 解放すると注射が行われる。

このようにすれば簡単な操作により注射の！！！僅がほとんど自動的に行われる のである。

ＦＩＧ、　９ ＦＩ６．７２ 国際調査報告 ＥＰ　８８０１０２７ ＳＡ　２５１０２

Claims (12)

【特許請求の範囲】
1. １．延在した貯留室（１０）が一端において開口し反対側の基部において閉塞さ れてかつ円筒状の側壁と狭いネック（３０）とを有しており、さらにスプレーや 皮膚や眼への塗布や注射により他の物質と混合される液体を少なくとも一種収容 しており、 この貯留室と共動する分散機構が少なくとも１個のストッパー機構（１６）を有 し、このストッパー機構が半径孔（１９）と連通する軸孔（１８）を有しており 、かつ一部貯留室（１０）のネックと係合して、装置が第１の貯留状態にあると きには貯留室を閉鎖し装置が第２の励起状態にあるときには液体を解放し、上記 の半径孔（１９）が第１の状態において閉塞されてその開口部がネックの壁に対 向し、第２の状態においてストッパー機構がストッパー機構中に侵入することに より開口部が開いて解放され、 カプセル（１４）がストッパー機構と一体に貯留室（１０）に架設されて、貯留 室のネック近傍の突出部がこのカプセルと係合しており、貯留時にシールにより カプセルと一体になったバレル（２５）により貯留室が取囲れており、バレル（ ２５）に具えられたプランジャー（２８）が貯留室の閉塞基部の少なくとも一部 および／または側壁を押圧するように構成され、 このプランジャーが貯留室（１０）を押圧したときにストッパー機構（１５）が ネック（３０）に侵入して装置が貯留状態から励起状態に変態し、かつ このプランジャーがバレル（２５）と軸方向に共動ずる小片である ことを特徴とする液体物質の分散装置。
2. ２．分散機構が注射針（１２）であって分散されるべき液体が注射液である ことを特徴とする請求項１に記載の装置。
3. ３．分散機構が皮膚または眼への施薬器またはスプレーであって、液体が該施薬 剤である ことを特徴とする請求項１に記載の装置。
4. ４．バレルがプランジャーの動程を規制するストッパーを少なくとも１個有して いる ことを特徴とする請求項１に記載の装置。
5. ５．貯留室が数次投薬分の液体を収容しており、バレルが各投薬分に対応するプ ランジャーの動程を規制する２個のストッパー（７２、７３）を具えていて、各 投薬分の液体の分散が終了した後でバレルを軸方向に移動させて初期位置に復帰 させる復帰機構が設けられている ことを特徴とする請求項１に記載の装置。
6. ６．復帰機構がバレル内部に内ネジ（７４）と補助要素とを具えていて、この補 助要素がカプセルと一体でかつこの内ネジに螺合するように構成されている ことを特徴とする請求項５に記載の装置。
7. ７．貯留室が１回の投薬分の一種類の液体を収容していて、液体の最初の一滴を 分散機構外に送るに必要な貯留室のストッパー機構に対する変位にプランジャー の動程が等しいことを特徴とする請求項１に記載の装置。
8. ８．貯留室が中間ストッパー機構（４２）により分離された２個の房室（４３、 ４５）を有レており、ストッパー機構（１６）と中間ストッパー機構（４２）の 間に位置して貯留室の狭いネックに相当する第１の房室が液体を収容しており、 中間ストッパー機構と貯留室の基部との間に位置する第２の房室が液体と混合さ れる可べ物質を収容しており、かつネックによって中間ストッパー機構が液体を 噴射して第１の房室から第２の房室に通過させるのに必要なストッパー機構に対 する貯留室の変位にプランジャーの動程が等しいことを特徴とする請求項１に記 載の装置。
9. ９．第２の房室（４５）が第１の房室内の液体と混合されるべき物質を収容して いる ことを特徴とする請求項８に記載の装置。
10. １０．第２の房室が親水性剤を収容していることを特徴とする請求項９に記載の 装置。
11. １１．貯留室の外壁とバレルの内壁との間に位置する円筒状の横部分（８０）を プランジャーが有しており、この横部分の長さが、中間ストッパー機構がストッ パー機構を押圧して後者が第２の房室に侵入するのに必要な貯留室の導路に、相 当する ことを特徴とする請求項８に記載の装置。
12. １２．プランジャーの横部分（８０）が第２の房室に相当する貯留室の動程の外 径に等しい内径を有していることを特徴とする請求項１１ヒ記載の装置。