JPH03500141A - フィルタカートリッジ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 フィルタカートリッジ 発明の分野 本発明は、中空繊維フィルタ、特に標準形の市販のフィルタハウジングに嵌め込 むためのほぼ万能式の継手アダプタを備えた標準寸法の交換式フィルタカートリ ッジに関するものである。さらに言えば、本発明は、水、ガスおよびその他の流 体物質をろ過できるように中空繊維フィルタ部材のカートリッジを設けた構造に 関するものである。市販のハウジング用に現在使用されているプリーツ状フィル タユニットに勝る多くの改良が行われている。

従来技術 従来形フィルタハウジングは、代表的な直径が約３“、長さが８“〜１２，６“ 通常１０“の円筒形カートリッジを収容できるように標準化されているのが一般 的である。現在まで、そのようなカートリッジは、ろ退部材としてプリーツ状薄 膜構造体を使用してきた。プリーツ状薄膜を使用しているカートリッジは、分子 量が１００．ＯＯＯＭＷ以上の粒子をろ過することが限界である。そのようなプ リーツ状薄膜カートリッジは、フィルタハウジングに接続するためのコネクタ手 段を備えている。接続は、外側にＯリングを設けたパイプをフィルタハウジング 側の雌コネクタと係合させるか、または超構造体をフィルタハウジングの雄延出 部と協働させて行われる。そのような従来形プリーツ状薄膜ユニットのろ過飽力 は、様々な目的に、特に高い純度で用いる水のろ過に利用され、例えば非常に高 い純度基準および大流量が望まれる牛導体産業に利用されている。

プリーツ状交換薄膜フィルタ部材は、一般的に折シ畳まれたプリーツ部材の外側 部分が円筒部の外径を形成し、アコーディオンプリーツの内側部分がその内径を 形成する管状になっている。そのような部材が、第３Ａおよび第３Ｂ図に概略的 に示されている。そのようなユニットでは、プリーツ状薄膜の上下の境界表面を 液体不透過性素材に埋め込んで、フィルタハウジングに結合した時にプリーツ状 部材の内側部分と外側部分との間をシールできるようにする必要がある。プリー ツ状薄膜ユニットを収容している外側プラスチックケースには開口が貫設されて 、ろ過しようとする水がプリーツ状フィルタの外表面と接触するようにしている 。ろ過された水を収容するユニットの内側ケース部分も、やはり開口を貫設した プラスチック材からなる円筒部である。ろ過される水は、フィルタを通過した後 、この内側円筒部内に集められてから、所望の使用部位へ送り出される。

本構造によるプリーツ状薄膜フィルタカートリッジ部材は、長年に渡って広範囲 に使用されてきた。

そのようなプリーツ状ユニットの欠点は、本発明の利点と比較すれば、簡単にわ かる。第１に、そのような部材の有効ろ退路表面積は、本発明のものに比べて非 常に小さい。このことは、第３Ａおよび第３Ｂ図を見れば、容易に理解されるで あろう。円筒形の大きい空げき部分が、カートリッジの長手方向に設けられて、 カートリッジのろ過水を収容できるようにしている。この空げき部分はろ過に関 与していない。また、ろ過表面を含んでいない大きい空げき部分が、隣接したひ だの外表面間に存在している。との空げき部分は、本発明には存在しない。

この有効ろ退路表面は、所望の寿命および流量を得る上で不十分である。従来技 術のプリーツ状薄膜構造体の重大な別の欠点は、差圧負荷が高い場合には押し潰 されやすいことであり、これによってもさらにある寸法のフィルタ室おけるユニ ットのろ過飽力が制限される。

発明の概要 本発明の目的は、中空繊維からなる交換式カートリッジフィルタを提供すること である。カートリッジは、標準形のフィルタユニットに使用できる構造および配 置になっている。本交換式中空繊維カートリッジフィルタは、現在入手可能なカ ートリッジフィルタに較べてろ過を行うことができる表面積が非常に大きいため 、粒子の除去効率が非常に高く、寿命が長く、流量が大きい。このよりに高込効 率が得られるのは、これまでのものよシもフィルタ室内の非常に高い割合の総容 積をろ過日的に使用できることによるものである。

図面の簡単な説明 第１図は、公知のフィルタチャンバの斜視図でおる。

第２図は、市販されているフィルタチャンバの第２例である。

第３Ａ図は、従来形のプリーツ状フィルタ構造体の横断面図である。

第３Ｂ図は、フィルタチャンバ内に設置された従来形のプリーツ状フィルタの部 分断面図である。

第４図は、本発明によるフィルタ部材を内部に配置したフィルタチャンバの横断 面図である。

第５図は、フィルタチャンバ内に配置した本発明によるフィルタ部材の部分横断 面図である。

第６図は、本発明によるフィルタ部材の断面図である。

第７図は、ろ過能力を２倍にするため、本発明のフィルタ部材を２つ接続したも ・のの部分横断面図である。

第８図は、カラ一連結部材の立面図である。

第９図は、カートリッジ用支持手段を取シ付けてフィルタチャンバ内に設置した 本発明によるカートリッジの一部横断面で示した立面図である。

第１０図は、第９図のカートリッジの底面図である。

第１１図は、雄結合部材を備えた本発明によるカートリッジの立面図である。

第１２図は、本発明によるフィルタの性能特性を、これまで使用されてきたプリ ーツ状部材を使用した同じ寸法の部材と比較したグ２７である。

好適な実施例の詳細な説明 本発明は、下限が１０１００Ｏの分子の粒子やその他の物質を除去でき、流量が 大きく、詰まることなく長期間使用できる交換が簡単な中空繊維フィルタカート リッジとするための多くの必要条件を満たすことができ、また逆流置換によって さらに寿命を延ばすことができるものである。また、その構造から、変更を加え ることなく最も多い工業用標準形フィルタチャンバに嵌め合わせて、ろ過しよう とする流体とろ過済みの流体との間を液密状にシールできるようになっている。

ろ過媒体として中空繊維を使用しているので、差圧を高くすることもできる。

上記のこれらの多くの利点は、多数の透過性の中空繊維を平行列状に配列して設 けたことによって得られるものである。個々の中空繊維は、フィルタカートリッ ジ取シ付は用の空間内部、すなわち工業用標準形フィルタチャンバ内において繊 維の外径の有効ろ過表面が１５平行フィート以上になるように、十分な中空繊維 を有している。効率を良くするため、繊維の充填密度は４０％から７５％とする 。繊維の充填密度が７５％以上である場合、ろ過前の物質をろ過済みの物質が流 れる内側部分から隔離できるように各繊維間を確実に液密シールすることが難し くなることがわかっている。約４０％以下の充填密度であると、中空繊維間に余 分な空間ができて、全体的なろ過能力が低下する。充填密度は、包囲部分の結構 断面積における中空繊維の合計横断面積が占める割合として定義される。

非常に多数の中空繊維が望ましい。その数は、個々の繊維の外径および有効横断 面空間によって決まる。その数は、上記の充填密度によっても決定される。室温 で約１ポンド／平方インチの差圧で分子量１０００の分子よシも大きい粒子を滞 留させるフィルタに０．１ガロン／分以上の所望の流量で水を流すためには、１ ５平方フィート以上の有効ろ過表面を設けることが望ましい。実際のユニットで は、ろ過を行うことができる中空繊維の表面積は、標準寸法のカートリッジで８ ９平方フイートにもなる。

本発明によりフィルタカートリッジは、ガスまたは液体のろ過に使用できる。主 な予想利用対象は、水のろ過に関するものである。そのため、以下では本発明を 主にその目的に使用するものとして説明する。しかし、本発明によるフィルタカ ートリッジは、液体またはガスにかかわらず、あらゆる流体に使用できることを 理解されたい。中空繊維には様々な物質を使用できる。例えば、ポリスルフォン 、ポリふり化ビニリデン、セルロースエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン などである。どれを選択するかは、ろ過される物質、コストなどＫよって決定さ れる。

ユニットを商業的に作動中のフィルタチャンバのほとんどに適合させるため、中 空繊維の端部間の全長を８．５〜１１５インチにする必要があることがわかって いる。全長をこの寸法範囲内に維持することによシ、フィルタカートリッジを多 くの製造業者のフィルタチャンバに合うリッジフィルタの外径は、３．３インチ 以下にする必要がある。製造均一性の点から、カートリッジの外径は、３．０イ ンチ以下に維持することが望ましい。

従来の研究者も、フィルタに中空繊維を使用することを提案している。例えば、 オカノ他の米国特許第４．５４２２８９号は、中空繊維フィルタ部材を提案して いる。

オカノ他の特許の発明は、一対の継手Ｏリング間に漏れが発生して、未ろ過水が シール手段をバイパスできるようになっているかどうかを視覚的に決定する手段 に関するものである。

本発明における好適な中空繊維はポリスルフォンで製造されるが、所望レベルの 多孔率を有するその他の中空繊維材でも使用できる。また、本発明では十分な数 の中空繊維を用いることによって、公称寸法が直径２．７“、長さ１０″の交換 式カートリッジ全体でろ適用の外表面積が１５平方フィート以上になるようにす る。流量および詰まるまでの寿命は、同じ寸法のプリーツ状薄膜よシもはるかに 優れている。本発明の利点によシ、無駄になる中空繊維表面積を最小に抑えて、 ろ過される液体に面する中空繊維表面を最大にすることができる非常に効果的な 構造体が得られる。また、中空繊維の表面積が非常に大きいことから、プリーツ 状薄膜形の標準交換式フィルタカートリッジによってこれまで可能でらったろ過 率を向上させることができる。これらの差異は、以下の説明からさらに明かとな るであろう。

第１および第２図は、現在の工業で使用されている類似した２形式のフィルタチ ャンバ全体を示している。フィルタチャンバは、外側の閉鎖端部円筒形ベース部 １０に、ねじ込み式カバー１１を嵌め付けて構成されている。

ベース部１０とカバー１１との間を確実に液密状にシールするため、適当なＯリ ング（図示せず）が使用されている。第２図には、部品１０および１１からなる 同じ機能の同様なユニットが示されている。

第３形式のフィルタチャンバは、ハウジング側およびフィルタ側の両方に差し込 み式ロック装置が設けられていることを除けば、連結手段に関する限シでは第４ 図のものと概念的にほぼ同じである。

第４、第５および第９図において、外側容器には第１および第２図のものと同じ 参照番号が付けられている。

第３Ａおよび第３Ｂ図に戻って説明すると、第３Ａ図は、プリーツ状薄膜１２を 使用した従来技術による薄膜フィルタカートリッジの横断面図を示している。こ のプリーツ状薄膜は、第３Ｂ図に示すように、上部で（部材１６で）連結され、 かつ底部でプリーツ状薄膜にも連結された同心円状の円筒からなるリング１３お よび１４によって形成された円環部内に配置されている。リング１３および１４ には共に複数の開口が貫設されて、ろ過すべき水がプリーツ状薄膜１２の表面上 からそれを通過して、リング１５の内部に集められるようになっている。

プリーツ状薄膜１２のそれぞれの端部はシール用樹脂１５に埋め込まれて、流体 がプリーツのひだのみを通過できるようにしている。同時に、リング（フィルタ 室壁）１４および上底部１６にシールが施されている。横断面積が約５．０平方 インチの典型的な１０“長さのプリーツ状フィルタカートリッジ部材の場合、有 効ろ過面積は約５平方フイートである。これは、同じ横断面積の同じ１０“長さ の部材の場合にカートリッジのろ過面積が１５平方フィート以上、約９０平方フ イートにまでなる本廃明のフィルタ部材と比較される１、このようにろ過面積が 大幅に増加することによシ、ろ過物の流れが速くなシ、詰まるまでの作動期間が 長くなる。この中空繊維カートリッジは、フィルタ部材に加わる差圧を非常に高 くしても、壁が押し潰される恐れがない。

本発明によるフィルタ部材の利点は、同じ大きさのカートリッジでの本発明と３ つの従来形のプリーツ薄膜形フィルタの様々な差圧における流量を示している第 １２図に一部示されている。図面かられかるように、本発明のカートリッジは、 有効流れが数倍大きい。本発明によるフィルタカートリッジの流速は、室温の水 の場合に１ボンド／平方インチの差圧で０．１ガロン／分以上である。

第４図は、第１および第２図に示されている形式のフィルタチャンバ内に取シ付 けられた本発明のフィルタ部材を示している。カバー１１に嵌め合わせねじが設 けられて、ねじ付は接合部２８を形成することによって、フィルタチャンバの蓋 をすることができるようになっている。水を装置に対して流出入させるポート手 段が設けられている。雌突起２３がカバー１１から下向きに延出しており、交換 式フィルタ部材の雄部分と嵌め合わせることができる構造になっている。フィル タ部材には、一般的に２つのＯリング２２が雌突起２３の内側肩部に当接するよ うに用いられて、その間を液密状にシールしている。

最も一般的に用いられているフィルタチャンバは、雌突起２３の内径が２種類の 寸法になっている。第１のものは内径が１０インチであり、第２のものは内径が ２２５インチになっている。内径が１０インチの場合のフィルタ側の雄突起（カ ップリング）２１の外径は、０．９７５〜１０４イゾチである。Ｏリング２２を 保持する２つの溝が設けられている。０リング用の溝は、−０２０および−２１ １のＯリングを含む様々な大きさの０リングを収容することができる。本説明お よび以下の表において、−０２０型等の表示がなされた時、それは１０インチ径 のカップリングアセンブリを意味する。同様に、−２２２型は１７５インチ径の カップリングでろ・ると理解されたい。−２２６型は２．２５０インチ径のカッ プリングを意味すると理解されたい。これらの数値表示は、０リングの大きさを 制限する大めのものではない。

本発明によるフィルタ部材は、多数の中空繊維１７を有している。これらの中空 繊維は、外側の支持力のある多孔質のスリーブ１８内に配置されておシ、その先 端部分がポリウレタンまたはエポキシなどの熱硬化性埋め込み用樹脂に浅く埋め 込まれて、個々の繊維を互いにシールすると共に、スリーブ１８の先端部にシー ルできるようにしている。スリーブ１８は、流体が容易に通過できるように、多 孔率を高くする。それは、エンドキャップを離して支持できると共に、繊維を機 械的損傷から守る保護シールドとして作用できるように十分に硬くする。

埋め込み深さは、個々の繊維間並びにスリーブ１８に確実に液密状にシールする 必要性に対応しながら非常に浅く維持することが望ましい。開放繊維端部２４で は、埋め込み深さは約０，２５インチにする。もつと深くすることもできる。し かし、シールが得られさえすれば、その理由もなく、深くするほど、有効なろ過 表面が減少する。

個々の繊維をＵ字形にすれば、１本の繊維を下向きに延出させてから上向きに戻 すことによシ、横断面で見れば２本の繊維にすることができる。

この埋め込み作業後に、中空繊維の上端部２４および埋め込み材を切シ落として 、個々の中空繊維１７の開放内部を露出させる。繊維の包囲端部のうちの内側部 分の下端部は、それぞれのフィルタカートリッジの最終用途に応じて、開放させ ても埋め込んだままにしてもよい。

このように埋め込まれた繊維の上端部２４は、中空繊維およびスリーブ１８のア センブリのキャップ２０に密封状に結合される。繊維の内部を繊維の外部から密 封状に隔離する接着材２５が、１８と２０との間に設けられている。適当な包囲 材および接着材はポリウレタンである。

キャップ２０に雄突起２１が設けられ、その外周に〇−リング２２を収容する溝 が形成されている。

中空繊維のろ過有効量を最大にすると共に無駄な空間を最小に抑えるため、上端 部２４０表面の上方から雄出口部分２６に達するまでを非常に浅い（一般的に１ ／４“）空間にする。雄出口部分２６によって形成される部分は、０−リング２ ２によって部材２３および２１間を確実にシールできる範囲でできるだけ浅くす ることが望ましい。

中空繊維１７およびスリーブ１８の底部には第２キヤツプ１９が設けられて、接 着材２５によってそのアセンブリの下端部に密層されている。中空繊維１７は、 同様にして埋め込み用樹脂によ、ってシールされているが、上端部の場合のよう に繊維の内部を開放するための切断は行わない。別の実施例では、繊維の両端部 を切断して開放することによシ、第７および第８図に示すように、カートリッジ を直列配置する。これについては、後述する。

第５図は、別の形式の中空繊維フィルタカートリッジ部材を示している。この図 面では、前述の部材と同様な部材には同じ参照番号を付けて示す。第５図におい て、カバー１１にもベース部１０にねじ込むねじが設けられている。カバー１１ に下向きの突起部２７が設けられておシ、本例では、これにＱ　−１ｊング２２ を保持する溝が設けられている。これが、０−リング用の準備をしていない前述 の部材２３との違いである。

本中空繊維カートリッジ構造は、第４図に示されているカートリッジについて述 べたものとほぼ同一である。

す々わち、前述と同じ範囲の充填密度で複数の繊維を多孔質スリーブ１８内に包 囲する。しかし、第５図の例では、上側キャップ部３０が、突起部２７を受ける 下向きに突出した収容室を形成する形状にかっている。この下向きに突出した収 容室は３１で示す。収容室３１は、上側キャップ部３０の最上部から下向きに、 繊維の開放端部２４の表面の上方１／８“〜１／４“の位置まで突出している。

これによシ、繊維１７の内部から突起部２７内の収容部分へろ過物を流す十分力 空間が形成される。中空繊維１７の両端部は、第４図に関連して説明し、たよう にシールしても、以下に説明するように開放状態のままにして、２つ以上のフィ ルタ部材を直列配置できるようにしてもよい。

上記構造のいずれにおいても、中空繊維１７は、内径が約０．０１１“、外径が 約α０１４“で、壁の厚さが非常に薄いものが望ましい。この薄い壁は、小さい 貫通開口を含むように形成される。最も完全なる過に対しては、開口はＮ）ＯＯ ＭＷ以上の大きさの物質を通過させない大きさにする。ユニットの全長は、それ らを設置する最終フィルタ室によって変わるが、好ましくは８“〜１２，６“の 全長にする。

さらに大径の中空繊維を用いることもできる。しかし、ある大きさのカートリッ ジ外側寸法において、中空繊維の直径が大きくなるのに伴って、可能ろ過表面の 合計が小さくなる。中空繊維の直径は、小さいほうが好ましい。

前述したように、１０１００Ｏの分子の大きさ以上の物質をふるい出す時、１ポ ンド／平方インチの差圧で０，１ガロン／分以上の流量を確保するためには、中 空繊維カートリッジのろ過表面を少なくとも１５平方フイートにする必要がある 。

第６図は、第４または第５図を参照しながら説明された構造のそれぞれのフィル タに対して部分的に充填したところを示す横断面図である。図示のように、従来 技術のプリーツ状フィルタの場合のような中央空げき部分がまったくない。はと んどすべての空間が、ろ過すべき流入液体の受け入れ、ろ過済み液体の最終ユー ザへの送り出しに使用される。

以下の表は、本発明による教示に従って製造され、様様なフィルタハウジングに 対する理想的な大きさおよび得られた構造別に示した中空繊維フィルタカートリ ッジを説明するものである。前述したように、−０２０型、−２２２型および一 ２２６型は、それぞれ１“、ｔ７５“、および２．２５“直径の平均的コネクタ であると理解されるものであシ、またこれらの寸法の０リングに限定されるもの ではない。

２つの基本的形式のハウジングがある。すなわち、０−リングをフィルタ部材側 に設けたものと、０−リングシール手段をハウジング側に設けたものとがある。

また、表に示されているように、繊維フィルタカートリッジごとのろ過面積は、 ３８平方フイートから、高いものでは８９平方フイートになっている。ろ過面積 が１５平方フイートと低い時でも、本発明の利点の多くを得ることができる。

第７および第８図は、連結スリーブ３２を示している。

この連結スリーブには、中空繊維の埋め込み端部の外側部分を収容できる大きさ である２つの大径収容部３３および６４が設けられている。連結スリーブ３２は 、２つのフィルタカートリッジの埋め込まれてスリーブに入れられた部分のそれ ぞれ上端部および下端部上に嵌め付けられる。中空繊維１７の下部分は、上部分 ２４のように開放するように、埋め込み材の位置で切断されている。

スリーブ３２は、液密状にシールできるように、埋め込み端部およびスリーブに 接着される。このようにして、２つまたはそれ以上の部材を長さ方向に直列配置 して、１本のフィルタ部材にすることによシ、特別なフィルタハウジングに合わ せて個別にカート−リッジ部材を設計、製造する必要もなく、それに適合させる ことができる。

本発明によるフィルタカートリッジの底部をベース部１０の底部の表面に当接さ せることが望ましい場合もある。これは、フィルタカートリッジ内の背圧が密封 ０−リングを離脱させ、そのためにカートリッジが接合部から移動することによ り漏れが発生することを防止するためである。また、第９図に示したような拘束 円環３７を用いることによシ、横方向へ移動する傾向をなくすことができる。第 ９および第１０図に示すように、これには、先端部３５をベース部のキャップ１ ９に接着すればよい。

この先端部３５は、「標準形」フィルタカートリッジに選択的に連結することに よシ、それを様々な長さのベース部１０に適合させることができる。そのように する明らかな利点は、はぼ万能式のカートリッジを提供することである。

以上に本発明を特殊な中空繊維について説明してきたが、繊維の内径および外径 を大幅に変更して、本発明の利点のすべてでないにしても、その多くを得ること もできる。すなわち、繊維の外径が約０．０１４“、内径が約０．０１１“とし た上記の特殊な例に限定されず、これらの寸法とは異なったものを使用すること もできる。全体的な１利点は、有効な合計表面積を最大にできるように、できる だけ小径の繊維を使用することである。いずれにしても、本発明によるフィルタ カートリッジのろ過表面は、１５平方フィート以上である。

手続補正書 平成２年７月３０日 ＰＣＴ／ＵＳ８７１０１８４９号 ２、発明の名称 フィルタカートリッジ ３、補正をする者 事件との関係　特許出願人 名称　ミンチツク　コーポレーション ４、代　理　人 住所　東京都千、代田区神田駿河台１の６お茶の水スクエアＢ館 ６、補正の対象 明細書の全文 手　続　ネ甫　正　書訪刻 Ｉ’Ｊ″！２２″ｌ″ＩＯＪ”３２３町重

Claims (14)

【特許請求の範囲】
1. １．外径が約２．５インチ、全体長さが約１０′′〜１２．６′′のフィルタカ ートリッジを収容てきる標準形フィルタハウジンクに使用てきる交換式中空繊維 カートリッジフィルタであって、 ａ）有効ろ過表面の有効長さが約８〜１１インチの流体透過性中空繊維束と、 ｂ）前記中空繊維束をそのほぼ全長に渡って包囲して、前記繊維の支持かよび包 囲を行う支持力のある多孔質スリーブ部材と、 ｃ）前記スリーブ部材の両端部に接合されており、少なくとも一方に−０２０型 、−２２２型または−２２６型の取付け具のいずれかに対応するカップリング手 段を設けたキャップ部材と、 ｄ）前記繊維の少なくともカップリング手段側端部を互いに、またスリーブ手段 にシールしてガスまたは液体密封アセンブリにする埋め込み手段とを有しており 、前記中空繊維の少なくとも前記カップリンク手段側端部の内部を開放状態にし ておき、 ｅ）前記中空繊維束のろ過表面積が約１５平方フィート以上てあるカートリッジ フイルタ。
2. ２．前記繊維の充填密度が約４０〜７５％てある請求項１に記載の交換式中空繊 維カートリッジフイルタ。
3. ３．前記カートリッジフィルタが、室温で繊維壁間の差圧が１ポンド／平方イン チの時、少なくとも０．１ガロン／分の流量で通過させる請求項１に記載の交換 式中空繊維カートリッジフイルタ。
4. ４．多孔質の開口が分子量１０００以上の物質を滞留させる請求項１に記載の交 換式中空繊維カートリッジフィルタ。
5. ５．前記中空繊維の各端部が埋め込まれている請求項１に記載の交換式中空繊維 カートリッジフィルタ。
6. ６．前記中空繊維の両端部がその内部に開放しており、前記カップリング手段側 に反対の端部のキャップ部材が開放した円筒部材であって、第２中空繊維束に接 合して直列状のカートリッジ中空繊維フィルタを形成てきる構造および配チにな っている請求項１に記載の交換式中空繊維カートリッジフイルタ。
7. ７．第２中空繊維束の前記開放した円筒部材側でない方の端部が閉鎖端部になっ ている請求項６に記載の交換式中空繊維カートリッジフイルタ。
8. ８．前記中空繊維の横断面の外径が約２．５インチで、前記繊維の有効ろ過長さ が約８インチである請求項１に記載の交換式中空繊維カートリッジフィルタ。
9. ９．前記中空繊維の外側ろ過表面積が約４８平方フィート以上てある請求項８に 記載の交換式中空繊維カートリッジフィルタ。
10. １０．前記カップリング手段が、外径が約１．０インチか、それよりもわずかに 小さい、前記ハウジングからのバイブ延出部てあり、前記バイブ延出部に、フィ ルタ室側コネクタの連結壁に密封状に押し付けるようにして０−リングを保持す る構造および配置にした溝を間隔をおいて設けている請求項１に記載の交換式中 空繊維カートリッジフィルタ。
11. １１．カップリング手段のバイブ延出部の外径が約１．７５インチか、それより もわずかに小さい請求項１０に記載の交換式中空繊維カートリッジフイルタ。
12. １２．前記キャップ部材側のカップリング手段の内径が約１．０インチよりもわ ずかに大きい円筒管であって、フィルタハウジングのコネクタ上の０−リングと 協働してシールてきる平滑な壁を備えている請求項１に記載の交換式中空繊維カ ートリッジフィルタ。
13. １３．中空繊維の外径が約０．０１４インチである請求項１に記載の交換式中空 繊維カートリッジフィルタ。
14. １４．前記カートリッジの外径が３．３インチ以下で、長さが約１１．４インチ 以下で、有効ろ過表面積が約３８〜８９平方フィートである請求項１に記載の交 換式中空繊維カートリッジフィルタ。