JPH0347279Y2 - - Google Patents

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JPH0347279Y2
JPH0347279Y2 JP1985059880U JP5988085U JPH0347279Y2 JP H0347279 Y2 JPH0347279 Y2 JP H0347279Y2 JP 1985059880 U JP1985059880 U JP 1985059880U JP 5988085 U JP5988085 U JP 5988085U JP H0347279 Y2 JPH0347279 Y2 JP H0347279Y2
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sealer
plate
door
microwave oven
film
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JP1985059880U
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  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、高周波の器外への漏洩防止機能を備
えた電子レンジのドア構造に関するものである。
〔従来技術〕
従来の電子レンジのドア構造は、第4図に示す
ように、電子レンジ本体14の前面にドア15が
取り付けられており、このドア15は外周部がド
アスクリーン16で覆われている。ドアスクリー
ン16の内部には一部断面コ字形のドアパネル1
7が前記ドアスクリーン16の内周縁に沿つて形
成されている。ドアパネル17はその内側に設け
られたシーラー板18にビス止め又は溶接によつ
て固定されるが、ドアパネル17の一部断面コ字
形の開口部の下半部を塞ぐような構造で固定さ
れ、また開口部の上半部は、前記シーラー板18
の上端部に設けられたチヨークカバー19によつ
て塞がれている。前記シーラー板18の調理室2
0側にはシーラーフイルム21が、シーラー板1
8とドアパネル17が接する付近まで貼着されて
いる。上記のドアパネル17、シーラー板18及
びチヨークカバー19によつて形成される空間は
チヨーク22としての機能を有する。すなわち、
電子レンジ本体14の天壁を形成する外枠23、
前板24及び天板25のうち、前板24とシーラ
ー板18によつて形成されるキヤパシテイブシー
ルの作用により調理室20からの高周波の漏洩が
抑制される。前記キヤパシテイブシールを通り抜
けた漏洩高周波は、チヨークカバー19の下端部
とシーラパネル18の上端部との当接部からチヨ
ーク22内へ誘導され、チヨーク22内で相互に
干渉し合つて打ち消し合うことにより器外への高
周波の漏洩が防止されるものである。
然るに、上記従来例では、部品点数および組立
工数が多くなり製造コストが高くつくと共に、ド
ア15裏面側の清掃性に欠け且つ美的外観も損な
われるなどの欠点があつた。
そこで近年、上記の構造を改良した第5図に示
すような電子レンジのドア構造が提案されてい
る。この電子レンジのドア構造は、第4図の従来
例におけるチヨークカバー19を廃止したもので
ある。即ち、シーラー板18を若干縦横に拡大す
る一方、このシーラー板18に取り付けられるド
アパネル17の内側開口上縁部には、前記シーラ
ー板18の上端部との間で間〓部26を形成する
ように折曲垂下部17aが形成されている。そし
て、チヨーク22へ高周波を透過させ且つゴミ等
の侵入を防ぐため、前記間〓部26を塞いでシー
ラーフイルム21がドアパネル17の上端部位置
まで貼着されており、これにより上述したチヨー
クカバー19の機能を代行させたものである。
しかしながら、上記従来の構造では、シーラー
フイルム21の貼着が間〓部26をおいてドアパ
ネル17とシーラー板18などの複数の部品に亘
ること、及びドアパネル17の構造にシーラーフ
イルム21の貼着面積上の制約があることなどに
起因して、前記シーラーフイルム21の貼着が難
しく手間取るものであつた。さらに、上記間〓部
26がドアパネル17及びシーラーパネル18に
より形成されるため、前記ドアパネル17とシー
ラーパネル18の加工精度及びこれらの組立て精
度が要求される等の不都合を招来していた。
また、特公昭55−10119号公報には、外周縁に
沿つてチヨーク孔となる切欠き部を有するシーラ
ー板の一方の全面にシーラーフイルムを貼着し、
シーラー板のシーラーフイルムと同一側の面にド
アパネルが位置するように配設された電子レンジ
のドア構造が開示されており、この構造を有する
電子レンジは、シーラーフイルムの貼着作業を容
易にすることが出来、かつ部品の精度や組立て精
度等をさほど高く要求されることのないものにな
つている。
ところが、上記の電子レンジのドア構造では、
シーラーフイルムがシーラー板とドアパネルとで
挟持された状態になつているため、シーラー板に
形成された切欠き部が外部に露出している。従つ
て、この構造を有した電子レンジは、塵埃や汚れ
等がシーラー板の段差となる切欠き部の周縁に付
着し易くなることで、頻繁な清掃が必要になると
共に、段差となる切欠き部の清掃が困難なものに
なつている。そして、この汚れ易さや清掃の困難
さは、食品を加熱する機器である電子レンジにと
つて極めて不都合なものになつている。さらに、
上記の電子レンジのドア構造では、金属導体から
なるシーラー板が同じく金属導体からなる電子レ
ンジ本体の前板に当接された状態になるため、ド
アの開閉時にスパークを発生させる虞れもある。
〔考案の目的〕 本考案は、上記従来の問題点を考慮してなされ
たものであつて、シーラーフイルムの貼着作業を
容易にすることが出来、かつ部品の精度や組立て
精度等をさほど高く要求されることがなく、さら
に、清掃が容易であると共に汚れ難く、ドアの開
閉時にスパークの虞れがない電子レンジのドア構
造の提供を目的とするものである。
〔考案の構成〕
本考案の電子レンジのドア構造は、外周縁に沿
つてチヨーク孔を有するシーラー板の電子レンジ
本体側となる一方の全面にシーラーフイルムを貼
着し、同シーラー板の他方の面の外周付近には、
これに沿つて一部断面がコ字形状を有するドアパ
ネルを、そのコ字形開口部を塞ぐように接合し、
これにより、ドアパネルの断面コ字形状部と前記
チヨーク孔を有する個所のシーラー板との間で囲
まれた空間にチヨークを形成したことを特徴とす
るものである。
〔実施例〕
本考案の一実施例を、第1図乃至第3図に基づ
いて以下に説明する。
電子レンジ本体1の前面にはドア2が開閉自在
に取り付けられている。このドア2の外周部はド
アスクリーン3で覆われており、その内部には全
体の断面が柄杓形をなし一部断面がコ字形状を有
するドアパネル4が前記ドアスクリーン3の内周
凹面に沿つて形成されている。前記ドアパネル4
はその内側に設けられたシーラー板5に、一部断
面コ字形状の開口部を塞ぐような構造でビス止め
或いは溶接により固定されている。上記シーラー
板5は長方形を成し、外周縁部の4辺にはドアの
外側に向かつて短い折曲部6が形成されており、
さらに第2図に示すように、その外周縁に沿つて
多数のチヨーク孔7…が開口されている。前記シ
ーラー板5の調理室10側の面には、チヨーク孔
7…からチヨーク9へ高周波を透過させ且つゴミ
等の侵入を防止するためのシーラーフイルム8が
全面に貼着されている。そして、上記のシーラー
フイルム8が貼着され多数のチヨーク孔7…を有
するシーラー板5、及び前記ドアパネル4のコ字
形状部によつて囲まれ形成される空間によりチヨ
ーク9が構成される。前記シーラーフイルム8の
貼着されたシーラー板5は、ドア2を閉じた状態
において、外枠11、前板12及び天板13によ
つて形成される調理室10の天壁部分における前
板12に当接される。
上記の構成において、電子レンジにより食品の
調理を行なう場合、調理室10内に収容された食
品は高周波により加熱される。このとき、調理室
10天壁の前板12とシーラ板5に貼着されたシ
ーラフイルム8との間の僅かな間〓から漏洩しが
ちな高周波は、前板12とシーラ板5とによつて
構成されるキヤパシテイブシールの作用により調
理室からの漏洩が抑制される。また、前記のキヤ
パシテイブシールを通り抜けた漏洩高周波は、シ
ーラフイルム8を透過してチヨーク孔7…からチ
ヨーク9へ誘導される。そして、チヨーク9内で
相互に干渉し打ち消し合うことにより消滅され、
その結果、器外への高周波の漏洩が防止される。
〔考案の効果〕
本考案に係る電子レンジのドア構造は以上のよ
うに、外周縁に沿つてチヨーク孔を有するシーラ
ー板の電子レンジ本体側となる一方の全面にシー
ラーフイルムを貼着し、同シーラー板の他方の面
の外周付近には、これに沿つて一部断面がコ字形
状を有するドアパネルを、そのコ字形開口部を塞
ぐように接合した構造であるから、シーラーフイ
ルムの貼着部分がシーラー板のみとなり、これに
よつてシーラーフイルムの貼着作業が容易になる
と共に、ドアパネルの構造に貼着上の制約もなく
なる。また、予めチヨーク孔の開口されたシーラ
ー板を用いるため、部品精度及び組立て精度にさ
ほど煩わされることがなくなることになる。
また、シーラー板のチヨーク孔がシーラーフイ
ルムでドアパネル側に塞がれた状態になるため、
外部の塵埃や汚れ等がシーラーフイルムで付着し
難いものになり、たとえシーラーフイルムが汚れ
た場合でも、シーラーフイルムがシーラー板の全
面に貼着されているため、清掃が容易なものにな
る。さらに、上記のシーラーフイルムがシーラー
板の電子レンジ本体側となる一方の全面に貼着さ
れていることで、開閉時にシーラー板がシーラー
フイルムを介して電子レンジ本体に当接すること
になり、スパークの虞れがなくなるという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示したものであつ
て第3図のA−A線矢視断面図、第2図は本考案
で使用されるシーラー板の一実施例の斜視図、第
3図は電子レンジの斜視図、第4図は従来例を示
す要部断面図、第5図は他の従来例を示す要部断
面図である。 1は電子レンジ本体、2はドア、3はドアスク
リーン、4はドアパネル、5はシーラー板、6は
折曲部、7はチヨーク孔、8はシーラーフイル
ム、9はチヨークである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外周縁に沿つてチヨーク孔を有するシーラー板
    の電子レンジ本体側となる一方の全面にシーラー
    フイルムを貼着し、同シーラー板の他方の面の外
    周付近にはこれに沿つて一部断面がコ字形状を有
    するドアパネルを、そのコ字形開口部を塞ぐよう
    に接合したことを特徴とする電子レンジのドア構
    造。
JP1985059880U 1985-04-22 1985-04-22 Expired JPH0347279Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985059880U JPH0347279Y2 (ja) 1985-04-22 1985-04-22

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985059880U JPH0347279Y2 (ja) 1985-04-22 1985-04-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61177392U JPS61177392U (ja) 1986-11-05
JPH0347279Y2 true JPH0347279Y2 (ja) 1991-10-08

Family

ID=30586711

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985059880U Expired JPH0347279Y2 (ja) 1985-04-22 1985-04-22

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JP (1) JPH0347279Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5510119A (en) * 1978-07-03 1980-01-24 Toyoda Mach Works Ltd Fluid bearing unit

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5510119A (en) * 1978-07-03 1980-01-24 Toyoda Mach Works Ltd Fluid bearing unit

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61177392U (ja) 1986-11-05

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