JPH034724Y2 - - Google Patents

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JPH034724Y2
JPH034724Y2 JP1983169516U JP16951683U JPH034724Y2 JP H034724 Y2 JPH034724 Y2 JP H034724Y2 JP 1983169516 U JP1983169516 U JP 1983169516U JP 16951683 U JP16951683 U JP 16951683U JP H034724 Y2 JPH034724 Y2 JP H034724Y2
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JP
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receiving member
thrust receiving
camshaft
thrust
flange
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JP1983169516U
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JPS6077705U (ja
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  • Sliding-Contact Bearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はエンジンのシリンダヘツドによつて軸
支されるカムシヤフトにおけるスラスト受け構造
に関する。
この種スラスト受け構造として実開昭53−
71110号公報に掲載される先行技術がある。これ
は第1図に示すようにカムシヤフトaの端部に鍔
部bを形成する一方、シリンダヘツドcの端面に
カバーdをボルト付けし、このカバーdの内側面
を前記鍔部bの側面に当接させることによりカム
シヤフトaのスラストを支承しうるように構成さ
れている。ところがこの先行技術によれば、高精
度の当接面を加工することが困難なカバーdの内
側面でスラストを支承しているため、精度上問題
がある。又高精度の当接面を得ようとすれば、そ
の加工に要するコストが非常に高くなるという問
題がある。又カバーdをシリンダヘツドcの端面
にボルト付けしているので、カバーdの周辺部を
延長してここにボルトe,eを挿通するための孔
を設けなければならず、カバーdが大形になり、
重量アツプにつながるという問題もある。
本考案は上記先行技術の諸問題点を一挙に解消
することを目的とし、カムシヤフトの端部近傍に
鍔部を形成する一方、シリンダヘツドの軸受部の
内径を外側から大径部、中径部、小径部の3段に
段付き状に構成し、前記鍔部を前記中径部に位置
させる一方、リング状のスラスト受け部材を前記
大径部に位置させると共にその一側面が大径部と
中径部との段付面に当接するように配した状態
で、ラジアル方向のネジ止め手段を用いて前記軸
受部に取付け、前記鍔部の一側面が前記スラスト
受け部材の側面に、他側面が中径部と小径部との
段付面に夫々当接することを特徴とする。
以下本考案を図面に示す実施例に基き具体的に
説明する。
第2図及び第3図に示す実施例は、カムシヤフ
ト1のタイミングプーリ2を取付ける側の端部近
傍に鍔部3を形成している。タイミングプーリ2
は取付金具4a及びボルト4bによつて、カムシ
ヤフト1の端面に固定されている。カムシヤフト
1の前記端部はシリンダヘツド5の円筒状軸受部
6に挿通され、前記鍔部3はこの軸受部6内に位
置している。前記軸受部6は、内径が3段に亘つ
て変化し、タイミングプーリ2側の大径部7、カ
ム側の小径部9及びこれらの中間の中径部8を有
している。この中径部8の内径は前記鍔部3の外
径より若干大きく、その幅は前記鍔部3の幅と略
同一である。
前記中径部8内には前記鍔部3が配置され、そ
の一側面が前記中径部8と前記小径部9との間の
段付面10に当接して、カムシヤフト1の第2図
右方向の移動が拘束されるようにしている。又前
記大径部7の中径部8に隣接する部位にはこれに
嵌合するリング状のスラスト受け部材11がその
一側面が大径部7と中径部8との段付面に当接す
るように挿入され、その側面12が前記鍔部3の
他側面に当接するように構成されている。前記ス
ラスト受け部材11は焼結合金製で、第3図に示
すような形状に一体成形されると共に、ラジアル
方向にネジ孔15が形成されている。又シリンダ
ヘツド5には前記ネジ孔15に合致するボルト挿
通孔13が形成され、この孔13に挿通したボル
ト14を前記ネジ孔15に螺合することによつて
スラスト受け部材11を前記軸受部6に固定して
いる。従つて、カムシヤフト1の第2図左方向の
移動はスラスト受け部材11によつて拘束され、
カムシヤフト1に生ずる同方向のスラストはスラ
スト受け部材11によつて支承される。
前記軸受部6の大径部7にはリング状のオイル
シール16を挿着し、軸受部6とカムシヤフト1
との間をシールしている。尚、17はガスケツト
である。
本実施例で採用しているスラスト受け部材11
は第3図に示すように、内径中心を外径中心に対
し偏心させたリング形状とすると共にその最大肉
厚部に前記ネジ孔15を設けて、材料使用量の節
減と軽量化を図つている。
本考案は上記実施例に示す外、種々の態様に構
成することができる。例えば、上記実施例ではボ
ルト14によつてリング状のスラスト受け部材1
1をシリンダヘツド5の軸受部6にラジアル方向
にネジ止めしているが、このネジ止め手段をミゾ
付止めネジなどによつて構成することもできる。
本考案は上記構成を有するので、次のような効
果を奏することができる。
スラスト受け部材の側面でカムシヤフトのス
ラストを支承しうるように構成されているの
で、高精度の当接面を容易に形成することがで
き、加工コストを節減することができる。又部
品点数の削減によりコストダウンを図ることが
できる。
先行技術におけるカバーに比較し、小形、軽
量なスラスト受け部材によつてカムシヤフトの
スラストを支承しうるように構成されているの
で、コンパクト化、軽量化を図ることができ
る。
スラスト受け部材とカムシヤフトの鍔部との
当接面間の精度を向上させることができるの
で、油洩れを防ぐ上で効果がある。しかもスラ
スト受け部材の外側方にオイルシールを挿着す
るのに適した構造とすることが容易であるの
で、油洩れを確実に防ぐのに適している。
カムシヤフトのスラスト力の一方向成分は中
径部と小径部との段付面によつてシリンダヘツ
ドの軸受部によつて支承され、他方向成分はス
ラスト受け部材によつて支承される。従つてス
ラスト受け部材に作用するスラスト力は一方向
のみであるので、ネジ止め部に加わるスラスト
力が、両方向のスラスト力が加わる場合に比較
して半減し、ネジの緩みや剪断破壊等の不具合
が生じにくく、スラスト受け部材の耐久性が向
上する。しかも、リング状のスラスト受け部材
は、その一側面が前記軸受部の大径部と中径部
との段付面に当接するようにして、軸受部の大
径部において安定強固に支持されているので、
この面からもスラスト受け部材の耐久性が向上
する。
スラスト受け部材の位置決めは、その一側面
が前記段付面に当接することによつて行なわれ
るので、スラスト受け部材の位置決めを正確且
つ迅速に行なうことができ、ネジ止め作業も迅
速に行なうことができる。又スラスト受け部材
が正確な位置に位置決めされるので、カムシヤ
フトのスラスト受けを適正に行なう上でも有利
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は先行技術の概略図、第2図は本考案の
実施例の縦断側面図、第3図はそのリング状部材
を示す斜視図である。 1……カムシヤフト、3……鍔部、5……シリ
ンダヘツド、6……軸受部、11……スラスト受
け部材、14……ボルト、15……ネジ孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. カムシヤフトの端部近傍に鍔部を形成する一
    方、シリンダヘツドの軸受部の内径を外側から大
    径部、中径部、小径部の3段に段付き状に構成
    し、前記鍔部を前記中径部に位置させる一方、リ
    ング状のスラスト受け部材を前記大径部に位置さ
    せると共にその一側面が大径部と中径部との段付
    面に当接するように配した状態で、ラジアル方向
    のネジ止め手段を用いて前記軸受部に取付け、前
    記鍔部の一側面が前記スラスト受け部材の側面
    に、他側面が中径部と小径部との段付面に夫々当
    接することを特徴とするエンジンのカムシヤフト
    スラスト受け構造。
JP16951683U 1983-10-31 1983-10-31 エンジンのカムシヤフトスラスト受け構造 Granted JPS6077705U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16951683U JPS6077705U (ja) 1983-10-31 1983-10-31 エンジンのカムシヤフトスラスト受け構造

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16951683U JPS6077705U (ja) 1983-10-31 1983-10-31 エンジンのカムシヤフトスラスト受け構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6077705U JPS6077705U (ja) 1985-05-30
JPH034724Y2 true JPH034724Y2 (ja) 1991-02-07

Family

ID=30370317

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16951683U Granted JPS6077705U (ja) 1983-10-31 1983-10-31 エンジンのカムシヤフトスラスト受け構造

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JP (1) JPS6077705U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5371113U (ja) * 1976-11-16 1978-06-14

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Publication number Publication date
JPS6077705U (ja) 1985-05-30

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