JPH0344907A - 高電圧出力用の小形トランス - Google Patents
高電圧出力用の小形トランスInfo
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
ンス、例えば、冷陰極螢光灯のドライバーに利用すると
ころの小形トランスに関する。
に使用されている。
からなるインバータが用られることか多く。
続される二次コイル、帰還作用する三次コイルを備えた
昇圧トランスと、上記中間タップより入力する一次コイ
ルの一方側コイル電流とその他方側コイル電流を上記三
次コイルの帰還作用を受けて交互に断続する第1、第2
トランジスタと、上記−次コイルと共に共振回路を形成
するコンデンサと、DC電源への交流の影響を消失させ
るように上記中間タップとDC電源との間に接続された
チョークコイルとより構成されている。
N動作を繰り返すことで、昇圧トランスが発振動作し、
二次コイルより高電圧の交流電圧が出力する。螢光灯が
この交流電圧の印加により点灯を継続する。
灯の点灯には数千ボルトの交流電圧が必要となる。
は可能なるかぎり小形化し、限られた狭いスペースに組
込みできるものが常々要請されている。かかる実情から
昇圧トランスについてもその小形化が進んではいるが、
何分にも小形にして高電圧出力用のものとなる関係で、
絶縁耐圧を確実にし、トランス効率を高めることが重大
な問題となっている。
最大磁束密度の高いマンガン系のフェライトコアを使用
し、また、このフェライトコアが導電性であるため、電
気絶縁材のボビンにコイルを巻線し、上記コアをこのボ
ビンに組み付ける構成とし、コアとコイルとの間の絶縁
処理が行なわれている。
持するようにして小形化されているため、ボビン肉厚を
可能なるかぎり薄くした構造となっており、この結果、
二次コイルに誘起した高電圧によってコアが可成り高い
電圧に帯電する。
トランス損失を増加する結果となっている。
けた他の回路部品に電気的影響を与え、この回路部品を
誤動作させる原因となるなどの問題がある。
きるかぎり低く抑え、コア帯電々圧による様々な影響を
解決した高電圧出力用の小形トランスを開発することを
目的とする。
からなる巻線枠に少なくとも入力側の低圧コイルと出力
側の高圧コイルとを装備し、さらに、この巻線枠に複数
のコアが組付けられた構成の小形トランスにおいて、高
電圧を発生するコイル部分の近くとなるコアを電気M!
a性、その他のコアを導電性としてなることを特徴とす
る高電圧出力用の小形トランスを提案する。
縁性のものとすることにより、このコアがボビンとコア
などを介して形成される容量性回路に流れる電流を防止
するように作用するため、コアの帯電が極力少なくなる
。
アは導電性のものとしであるため、透磁率及び最大磁束
密度の大きい、例えば、マンガン系のコアを使用するこ
とで、所定のトランス効率に維持することができる。
路図である。
11S、三次コイルIIFを備えた昇圧トランス11と
、−次コイルIIPと共に共振回路を形成するコンデン
サエ2と、−次コイル11Pのコイル電流を断続させる
スイッ′チング動作用の2つのトランジスタ13.14
と、−次コイル11Pの中間タップに接続し、DC電源
への交流の影響を消失するチョークコイル15等からな
るプッシュプル回路となっている。
二次コイル11Sに動作安定用コンデンサ16.17を
介して螢光灯18.19を接続し、また、この二次コイ
ル11Sは回路線2oによりDC電源の負極側に連結し
である。
D C電源の電圧安定用コンデンサである。
次コイルIIFの帰還作用を受けながら交互にON動作
を繰り返すことで、昇圧トランス11が発振動作すると
共に共振電流が一次コイル11Pを流れる。
圧が螢光灯18.19に印加され、これら螢光打上8.
19が点灯する。なお、DC電源を14ボルトとして螢
光灯↓8,19に印加する昇圧トランス11の出力電圧
を2800VP (VpはO〜ピークの電圧値をいう)
程度に定めることができる。
ンス11が使用されている。
に二次コイル11Sを数千ターン巻線した後、この二次
コイルIISの表面に絶縁テープ25を巻付け、さらに
、絶縁テープ25の上に一次コイルIIPを数十ターン
、三次コイルIIFを数ターン巻線した後、これらコイ
ル表面に絶縁テープ26が巻付けである。なお、コイル
各々のコイル端部は所定の端子ピン27にからげて半田
付けしである。
29が組付けである。
ライトコアで、コア29は導電性であるマンガン系のフ
ェライトコアである。
両側より巻線筒部24a内に挿入し、両コアの脚端面を
これらの間にスペーサー30を設けて固着しである。な
お、スペーサー30はマイラーフィルムなどを用いてギ
ャップの作用をさせる。
は、線間の電位差と容量を少なくして耐電圧に優れるよ
うにした斜向重ね巻きにしたがって巻線しである。
24の左側部24bに接近させて図示−点鎖線の如く巻
線し、コイル断面層が三角形となる巻線部SRを形成す
る0図面では自動巻線機によって巻線ピッチを進める関
係で階段状の巻線に示しであるが、実際には角度θをも
ったほぼ直線の対角辺の三角形断面層となる。
線の如く、斜め方向の巻き下しと巻き上げを繰返して巻
線する。
する。ここでは上記した巻線部SRと反対の逆三角形の
コイル断面層となるように、図示−点鎖線にしたがって
巻線する。
S1が巻き始め1巻線Snが巻き終りとなるから、巻線
Snが第1図に示したようにDC@源の負極側に回路線
20によって接続されることになる。したがって、巻m
S1には最も高い出力電圧が発生する。つまり、右側鍔
24Rから左側124L方向に進むほどコイル電圧が高
くなる。
ンス11は第1図に示したようなプッシュプル回路とし
て使用する場合、第2図及び第3図において二次コイル
の左側部分が高圧となり、二次コイルの右側部分が低圧
となる。
分では、ボビン24、非導電性のコア28、絶縁テープ
26、−次コイルIIP(三次コイルを含む)、M縁テ
ープ25を経路とする容量性回路(抵抗とコンデンサか
らなる並列等価回路)が形成されるが、コア28が電気
絶縁性のニッケル系コアであるため、この容量性回路に
流れる電流が極めて少なくなり、この結果、コア28の
帯電々圧が低いものとなる。
らは低電圧の二次コイル部分となるから、導電性のマン
ガン系コア29であってもこの容量性回路に流れる電流
は少なく、矢張りコア29の帯電々圧が低くなる。
って低電圧の二次コイル部分に流れ込む漏れ電流が非導
電性のコア28の抵抗作用によって極めて少なくなり、
この漏れ電流によるコア28.29の発熱が抑制される
ため、トランス損失が少なくなる。
いコアの帯電々圧を求めた。
D=19.4mm、H=6.8mmに設計した昇圧トラ
ンス11を第1図に示すようにインバータ回路として組
入れ、その出力電圧を2800Vp、出力電流を14.
2mmAに設定しコア28.29の帯電々圧を測定した
。
大磁束密度B m a x = 3000のものを使用
し、マンガン系のコア29はμ=2300、Bmax=
5100のものを使用した。
々圧が77Vp、低電圧側としたマンガン系のコア29
の帯電々圧が430Vpとなることが確認された。
ケル系のコア28をマンガン系のコア(μ=2300.
Bmax=5100)に換えた従来例同様の昇圧トラン
スを同様に測定した。
V p、低電圧側としたコアの帯電々圧が610Vpと
なることが確認された。
11について測定した帯電々圧の測定データであり、第
6図(a)、第6図(b)は従来例同様の昇圧トランス
について測定した測定データである。なお、Vcεはト
ランジスタのコレクタ〜エミッタ間電圧である。
測定した。この結果、本発明の昇圧トランス11は従来
例同様の昇圧トランスに比べてコイル面の温度上昇がか
なり低くなることが判明した。
コアを示している。なお、各回に示した点線はトランス
コイルを示す。
コア32を組合せて昇圧トランス11を構成する実施例
を示し、高電圧となる二次コイル部分に近づけて■形コ
ア32を配置するようにする。
イルIISの高電圧部分に合せてE形コア31をニッケ
ル系とし、工形コア32をマンガン系のものとして構成
することもできる。
ケル系の工形コア35とを図示する如く組合せて二次コ
イルの高電圧側を工形コア35に設けるように構成した
昇圧トランスの実施例である。
8とを組合せ、工形コアと工形コアの一方をマンガン系
のコアとし、それら他方をニッケル系のコアとして昇圧
トランスを構成する実施例である。
41とを組合せて昇圧トランスを構成する実施例で、工
形コアとE形コアの一方をマンガン系コアとし、その他
方をニッケル系コアとする。
トランスは中間タップや帰還用の三次コイル3Fを備え
たプッシュプル回路用のものにかぎらず、高電圧出力用
の一般の小形トランスとして同様に実施することができ
る。
コア28の磁気飽和とインダクタンスとがスペーサー3
0によるギャップによって補われているが、コアに余裕
があるときにはこのようなギャップは必ずしも設けなく
ともよい。
スは高電圧を発生するコイル部分の近くとなるコアを電
気絶縁性、その他のコアを導電性として構成したので、
トランジスタを低下させることなくコアの帯電を極力抑
えることができ、その上、コアの漏れ電流が減少するこ
とから、コアの発熱によるトランス損失が少なくなる。
ライバーに昇圧トランスとして備えた一実施例を示す回
路図、第2図は上記昇圧トランスの一部切欠き平面図、
第3図は上記昇圧トランスの縦断面図、第4図は上記昇
圧トランスの二次コイル巻線方法を示す説明図、第5図
(a)及び第5図(b)は上記昇圧トランスについて測
定した帯電々圧の測定データを示す図、第6図(a)及
び第6図(b)は従来例同様の昇圧トランスについて測
定した帯電々圧の測定データを示す図、第7図〜第10
図はコア形状を変えた本発明の他の実施例を示す小形ト
ランスの簡略図である。 11・・・昇圧トランス 11P・・・−次コイル 11S・・・二次コイル 11F・・・三次コイル 12・・・共振回路を形成するコンデンサ13.14・
・・トランジスタ エ5・・・チョークコイル 18.19・・・螢光灯 24・・・ボビン 28・・・ニッケル系のコア 29・・・マンガン系のコア 第 ト 図 第 図 第 5 図 (a) 第 図 (b) 第 図(a) 第 図 (b) 第 図 ]1 第 、9 図 第 図 第 0 図
Claims (1)
- 電気絶縁材からなる巻線枠に少なくとも入力側の低圧コ
イルと出力側の高圧コイルとを装備し、さらに、この巻
線枠に複数のコアが組付けられた構成の小形トランスに
おいて、高電圧を発生するコイル部分の近くとなるコア
を電気絶縁性、その他のコアを導電性としてなることを
特徴とする高電圧出力用の小形トランス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17907689A JP3198413B2 (ja) | 1989-07-13 | 1989-07-13 | 高電圧出力用の小形トランス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17907689A JP3198413B2 (ja) | 1989-07-13 | 1989-07-13 | 高電圧出力用の小形トランス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0344907A true JPH0344907A (ja) | 1991-02-26 |
JP3198413B2 JP3198413B2 (ja) | 2001-08-13 |
Family
ID=16059668
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17907689A Expired - Lifetime JP3198413B2 (ja) | 1989-07-13 | 1989-07-13 | 高電圧出力用の小形トランス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3198413B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008270269A (ja) * | 2007-04-16 | 2008-11-06 | Murata Mfg Co Ltd | 巻線型電子部品用コア、その製造方法及び巻線型電子部品 |
-
1989
- 1989-07-13 JP JP17907689A patent/JP3198413B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008270269A (ja) * | 2007-04-16 | 2008-11-06 | Murata Mfg Co Ltd | 巻線型電子部品用コア、その製造方法及び巻線型電子部品 |
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---|---|
JP3198413B2 (ja) | 2001-08-13 |
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