JPH0344297B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はロールを用いた定着装置に係り、特
にロール表面の汚れの清掃に関するものである。 〔従来技術〕 電子写真複写機や同じくフアクシミリ、プリン
タ等電子写真プロセスを利用した機器において
は、コピー等画像記録を得るための一連の処理の
最終段階で定着処理を行なうようにしている。一
般には、感光体上に形成されたトナー画像が転写
装置によつて記録支持体例えば用紙上に転写さ
れ、その後定着工程においてトナー画像をその記
録支持体表面に定着させ、これを機外へ排出させ
る。 定着装置は、このように記録支持体上に形成さ
れたトナー画像が定着前はそれに保持されてはい
るが固着されておらず触れればとれてしまうよう
な状態にあるのを安定な状態にするためのもので
あつて、そのトナー画像の定着方法として、加熱
によつてトナーを溶融させ記録支持体上に定着さ
せる加熱定着法によるものが上述のように機器に
おいて広く採用されている。またその中でも、少
なくとも一方を加熱した一対のロール間に一定圧
力を加え、未定着トナー画像を有する記録支持体
を通過させることにより定着を行なうようにした
ヒートロール定着法による装置は、ロールで圧接
搬送させない他の熱風定着、オーブン定着法等に
よるものに比し、低電力でありかつ高速化にも有
利でしかも定着器部分での記録支持体の詰りによ
る火炎の危険性も少ないなどの利点があるので、
これが最も一般的である。 ところで、この種のロールを用いる定着装置に
あつては、用紙等記録支持体上のトナー画像を定
着する際、ロールとトナー像とは接触するので、
トナーの一部がそのロールに転写されてロール表
面が汚れ、例えば同じ用紙の後端、あるいは次に
送り込まれてくる用紙に再転写され定着されるオ
フセツト現象が発生してしまう。 そこで、この防止策として、次のような措置が
講じられている。すなわち、加熱定着ロールとし
ては、四ふつ化エチレン樹脂（ポリテトラフルオ
ロエチレン、商品名：テフロン）やシリコンゴム
等の耐熱離型性物質を表面にコーテイングしたも
のが使用され、加圧ロールとしては、加熱定着ロ
ールと加圧接触させた場合に或る接触幅（ニツ
プ）をもたせるためにシリコンゴムやふつ素ゴム
等の耐熱弾性体から成るものが用いられるが、上
記オフセツト現象の発生を防止するために、一般
に少なくとも一方のロール表面にシリコンオイル
等の離型材を塗布している。しかし、この方法の
場合には、離型材を供給するその塗布装置が複雑
となり、定着装置の大型化を招く上、その離型材
によつて逆に用紙を汚したり、離型材がこぼれた
りするなどの事故が発生するおそれがある。この
ように、この方法では、上記のような別の問題が
生ずるという不都合があり、特にその離型材の使
用に起因するトラブルは定着部全体のトラブルの
内かなりの割合を占め、約30％にも及んでいる。 また、最近、上述のような離型材の供給を不要
にせんがため、離型性の優れたトナーの開発が進
められており、そのような離型性の改良されたト
ナーを使用することにより加熱定着ロール、加圧
ロールへのトナー付着を改善しようとしている
が、しかし、加熱定着ロールにシリコンゴム等の
耐熱弾性体を用いる場合、トナーの改良だけでは
完全に上記オフセツト現象を防止することができ
ず、処理枚数すなわち複写機ではそのコピー枚数
が５万枚程度を越えるとやはりオフセツト現象が
発生してしまい、前述したような記録支持体への
再転写の問題は解消されず、長期に亘つて安定し
た品質の画像記録を得ることはできない。 このように、上述の防止策はいずれも問題があ
り、特に高速の複写機では、トラブル回数が増
え、メンテナンスに要する費用がかさむ他、ユー
サへも多大な迷惑をかけるなどの不都合がある。 また、定着装置の自動化にあつては、自動化に
するための機械システムで行うことが提案されて
いるが（特開昭48−69526号公報）、装置自体が複
雑になるコストが高くなるという問題点があつ
た。 〔発明の目的〕 この発明は上述の点に鑑みてなされたもので、
ロールに対しては特別な清掃装置を付属させるこ
となく、用紙等記録支持体を機内を通過させて排
出するという電子写真プロセスを利用した機器に
おけるその動作を有効に活用して容易に自動的な
ロール表面の清掃が行なえ、しかも長期に亘つて
オフセツトのない良好な品質の画像記録が得られ
るようにすることを目的とするものである。 〔発明の構成〕 この発明は、上記目的を達成するため、複写枚
数に関連した数が所定値に達した毎に、定着器の
ロールの温度を定着時の温度よりも高い温度に設
定すると共に、定着器のロール表面を白紙をして
清掃させるべく、白紙を一枚以上ロールで圧接搬
送させるようにしたものである。 また、前記複写枚数に関連した数とは、処理枚
数または処理開始動作数をいう。 〔実施例〕 以下、この発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。 まず、第１図にはこの発明を適用し得るロール
を用いた定着装置の定着器部分の機構が示されて
いる。加熱定着ロール１は、円筒状の芯金２とこ
の芯金２の表面を覆う耐熱弾性体から成る被覆層
３とで構成され、ロール内部にはコルツランプ４
が設けられている。コルツランプ４は、加熱定着
ロール１の表面温度をその定着工程において必要
とされる所定の温度、例えば189℃の温度とする
ように加熱定着ロール１を熱するための制御可能
な熱源であり、一方加熱定着ロール１の周りに
は、そのような温度制御に当り上記表面温度を検
出するためのサーミスタなどを用いた温度検出装
置５が設けられている。加熱定着ロール１と対を
なして後述の如く記録支持体を挾持通過させる加
圧ロール６は、棒状あるいは円筒状の芯金の上に
適宜な弾力性をもつ耐熱弾性体を被覆した構成と
なつており、上記加熱定着ロール１と加圧ロール
６の両者によつて定着ニツプが形成されている。 定着ニツプの前後には、定着工程の前の工程例
えば転写工程において得られたトナー像７を保持
した記録支持体としての用紙８を導くためのペー
パーガイド９と、上記の各ロール１，６間を圧接
搬送せしめられて通過し更に分離爪１０によつて
剥離される用紙８を送り出すためのペーパーガイ
ド１１が設けられており、上記トナー像７を有す
る用紙８が前述の工程を通つて流れてきて送り込
まれた場合、その用紙８上のトナー像７は、コル
ツランプ４により所定の温度に加熱された加熱ロ
ール１と加圧ロール６間の定着ニツプを通過する
際に、溶融して用紙８の繊維内に流れ込み、その
後冷却されて固化、これによつて安定した永久定
着像となる。 このようにして、トナー像７が形成された用紙
８を加熱定着ロール１と加圧ロール６で圧接搬送
させることによつてそのトナー像７の用紙８への
熱定着が行なわれる。 また、この発明の上記計数手段、判定手段及び
制御手段は例えばコンピユータ制御等によるもの
があり、第２図及び第３図はこの発明の前記計数
手段、判定手段及び制御手段の一実施例の構成及
びその制御動作の一例を示すもので、複写機のコ
ピー枚数が４万枚になる毎に３枚の白紙を流して
定着器のロール表面の清掃を行なう場合を示す。 第２図において、１２は中央処理装置
（CPU）、１３はランダム・アクセス・メモリ
（RAM）、１４はリード・オンリー・メモリ
（ROM）で、このROM１４内には、第３図にフ
ロチヤートで示すような定着器の清掃サイクルに
関する制御プログラムを含む複写機全体の機械制
御プログラムが固定記憶されており、これが電源
投入とともに先頭から上記CPU１２により読み
出され、遂一実行される。１５は制御系の電源が
オフされても外部バツテリ１６により自己の記憶
内容を保持している読み書き可能な不揮発性メモ
リ（Non−Volatile Memory）、１７は上記CPU
１２からの命令に従つて外部機器を直接オン／オ
フしたり、外部からのデータを読んで上記CPU
１２に転送したりするよう制御する入出力コント
ローラで、上記不揮発性メモリ１５には機械本体
の故障履歴やその機械固有の制御情報等の他、次
にその内容の一部を抜き出して示すように第３図
の制御プログラムで用いられる情報が記憶される
ようになつている。 不揮発性メモリ１５の内容（抜粋） CONT TEMP 189℃
通常コピーサイクル時の定着器制御温度 CLEAN TEMP 220℃
清掃サイクル時の定着器制御温度 FUSER CV 定着器清掃後のコピー枚数 FUSER DUTY 4000枚
定着器清掃が必要となるコピー枚数 FEED CNT ３枚 定着器清掃時の白紙給紙枚数 上記FUSER DUTYについては、機械出荷時
またはサービスマンにより一定枚数この例では４
万枚に書き込まれており、またFEED CNTも
同様にして１枚以上の一定枚数この例では３枚に
設定されている。更にFUSER CVについては、
通常のコピー作業において何枚コピーされたかを
前述の如く電源オフがあつても累算して記憶して
おり、定着器の清掃サイクルが終了した場合に
「０」にクリアされる。 また、入出力コントローラ１７による前記のよ
うな制御の対象となるオペレータコンソール１
８、定着器１９、帯電器２０並びに現像器２１及
びその他の機器２２の内、オプレータコンソール
１８に関しては、コピーを開始させるためのプリ
ントスタートボタン等の操作部、コピー設定枚
数、メイン用紙トレイの選択並びにサイズ、用紙
補給等の表示のための表示部を備えると共に、後
述の如く清掃サイクルの場合に点灯せしめられる
“お待ち下さい”ランプを備えている。また定着
器１９についてはこれは前記第１図に示したよう
な機構のものであり、更に帯電器２０及び現像器
２１に関しては清掃サイクル中はオフせしめられ
るよう制御される。 次に、第３図を参照して、定着器１９のロール
表面の清掃を行なう動作について説明する。 制御系に電源が投入されると、CPU１２はリ
セツトされ、ROM１４の先頭番地より処理を開
始する。まず、ROM１４の内容チエツク、
RAM１３の書き込み／読み出しチエツク、入出
力コントロール１７のモード設定等ハードウエア
の初期化を行ない、オペレータコンソール１８の
表示部を用いてコピー枚数１枚、メイン用紙トレ
イの選択及びサイズ表示等初期設定データを表示
する。 次に、用紙がないか否かを判断して、定着器１
９の温度制御に入る。もし、用紙トレイをチエツ
クした結果、いずれのトレイにも用紙が存在しな
い時にはオペレータコンソール１８の“紙補給”
ランプを点灯させ、オペレータに用紙の補給を促
しておいてその定着器１９の温度制御に入るよう
にする。すなわち、次のステツプでは、不揮発性
メモリ１５から前記したFUSER CVとFUSER
DUTYを読み出し、両者の大小を比較して定
着器１９の加熱定着ロールの清掃シーケンスに入
るか否かを決定する。既述したように、FUSER
DUTYは定着器１９の清掃が必要となるコピ
ー枚数とし予め４万枚という一定枚数が書き込ま
れており、またFUSER CVについては前回の
定着器清掃後から現在に至るまでの累算されたコ
ピー枚数が記憶されているので、この累算コピー
枚数が上記の予め設定された一定枚数に達してい
なければ、加熱定着ロール上へのオフセツトは発
生していないとみなして通常のコピーサイクルへ
と進み、それが上記一定枚数以上であれば、その
加熱定着ロール表面の清掃を行なう清掃サイクル
へと進む。上述の通常のコピーサイクルへと進ん
だ場合は、加熱定着ロールの制御温度を前記した
CONT TEMPの通常コピーサイクル時の制御
温度、すなわちこの例では189℃に設定し、通常
の複写サイクルを実行していく。 一方、上述の清掃サイクルへと進んだ場合に
は、以下に述べるように、加熱定着ロールの制御
温度を通常のコピーサイクル時のそれよりも上げ
た状態とし、白紙をして定着器１９を通過させる
ようにするが、これは次のような知見に基づいて
いる。 すなわち、本発明者は、第１図のような離型材
を使用しない定着器の加熱定着ロール用耐熱弾性
体の開発において、ロール表面がトナーやその他
の異物によつて汚れてオフセツト現象を生じる加
熱定着ロールであつても、アルコールなどの溶剤
で弾性体表面をふくと、トナーに対する離型性が
回復し、オフセツト現象が生じなくなることを見
い出した。そして、更に、加熱定着ロール表面の
温度が何度になつたらオフセツト現象が生ずるか
という実験において、一度トナーで汚れた加熱定
着ロールはもとの設定温度に戻しても、それ以後
はどんな温度でもオフセツト現象が生じてしまう
が、加熱定着ロールの表面温度をオフセツト現象
が生じた温度以上にして、トナー像の乗つていな
い用紙いわゆる白紙を流すと、加熱定着ロール表
面のトナー汚れはその白紙に転写されていき、ロ
ール表面がきれいになつて再びもとの設定温度で
も使用可能となることを見い出した。つまり、白
紙を高温下で流すということが、上述の溶剤で加
熱定着ロール表面をふくということに相当するの
である。 さて、前述の累算コピー枚数が４万枚に達した
場合には、まず加熱定着ロールの制御温度を前記
したCLEA、TEMPに設定するよう温度制御を
行なう。この例では清掃サイクル時における制御
温度は220℃に選定されており、前記の189℃から
この制御温度に達するまでの間はオペレータコン
ソール１８上の“お待ち下さい”ランプを点灯さ
せる。この際、用紙がいまだ全くセツトされてい
なければ、清掃サイクルの実行に当つて流すべき
白紙を確保するため“お待ち下さい”ランプでは
なく“紙補給”ランプの方を点灯させておくよう
にする。トレイ内に用紙があり、かつ加熱定着ロ
ールの表面温度が220℃に達すると、“お待ち下さ
い”ランプを点滅状態に切換え、オペレータに加
熱定着ロール表面の清掃を行なう清掃サイクルに
入つたことを知らせる。 次のステツプでは、清掃用の白紙を流すに先立
つて、定着器１９の清掃面積を最大にするため加
熱定着ロールの軸方向に対して最長の用紙がセツ
トされている用紙トレイを選択し、そして帯電器
２０及び現像器２１をオフさせたまま複写サイク
ルに入る。このサイクルでは、上記の選択された
用紙トレイから繰り出される用紙は、通常の場合
と同様の用紙経路に沿つて搬送され定着器１９を
通つて機外へ排出されるが、帯電器２０及び現像
器２１がオフされているので、トナー像が乗つて
いない状態で定着器１９に至ることになり、これ
を定着器１９の加熱定着ローラと加圧ローラ圧接
搬送するため、既述したようにその際に加熱定着
ローラ表面のトナー汚れがその白紙に転写され、
これによつてローラ表面の清掃が行なわれる。こ
のように、複写機の用紙搬送動作を利用して清掃
を行なうことができる。上記白紙によるローラ表
面の清掃は、この例では３枚の白紙を流すことに
よつて３回繰り返えされる。なお、もし、その途
中で紙詰りが生じた場合には、前記の複写サイク
ルを中断させる一方、枚数補正を行ない、また用
紙がたりなくなつた場合には同様に中断させると
共にそのときはいままで流した白紙の枚数を保持
し、用紙の補給を促すようにして、上記３回の回
数を確保する。 前記したFEED CNTに設定されている３枚
という一定枚数の白紙を流し終えた後は、上記の
帯電器２０及び現像器２１をオフさせたままの複
写サイクルを終了させる。このようにして定着器
１９の清掃が完了した場合、不揮発性メモリ１５
のFUSER CVの累算コピー枚数を「０」にク
リアし、また加熱定着ロールの制御温度を通常の
コピーサイクル時の制御温度に戻すまで“お待ち
下さい”ランプは点灯状態とし、更に用紙トレイ
の選択については前述した初期設定のメイントレ
イの方に戻してその後は通常のコピーサイクルが
実行できるようにする。そして、累算コピー枚数
が４万枚になる毎に上述したような清掃サイクル
を繰り返す。 このようにして、加熱定着ロールや加圧ロール
に何ら清掃装置例えば弾性体ロールやウエブなど
を用いずに、電気的処理のみで容易に加熱定着ロ
ール表面の清掃を行なうことができる。シリコン
オイル等の離型材は塗布しないため、その使用に
起因する事故は皆無であり、その分定着器部分で
のトラブルを減らすことができ、ユーザへの迷惑
も減少させることができ、しかも長期に亘つてオ
フセツトのない良好なコピーを得ることができ、
一定コピー枚数毎に清掃サイクルを繰り返すこと
によりロール寿命20万枚以上を達成することがで
きた。 なお、上記実施例では、清掃サイクル時の定着
器制御温度として220℃に設定した場合について
述べたが、これはこの温度に限らず、白紙を加熱
定着ロールと加圧ロールとの間を圧接搬送させる
ときの加熱定着ロールの表面温度は、200℃から
240℃程度の間の値に設定されたものであつてよ
い。また、白紙を流すに当つて、その時点で最も
大きなサイズの用紙を収容しているトレイを自動
選択する代わりに、その複写機で取扱い得る最大
サイズの用紙をセツトするようオペレータに要求
を出すようにすることも可能であり、更にサービ
スマンが不揮発性メモリ１５のFUSET CVの
値をFUSER DUTYの値より大きく書き変える
ことによつて、必要に応じて常時既述のような清
掃サイクルを実行させることもできる。 更にまた、上記実施例では、一定コピー枚数毎
にその清掃サイクルを行なわせるようにしている
が、そのコピー枚数の代わりに、処理開始動作回
数すなわち複写機の場合にはプリントスタートボ
タンを押す回数毎にしてもよい。 〔発明の効果〕 以上のように、この発明は、定着器部分に特別
な清掃装置を用いず、複写機等電子写真プロセス
を利用した機器におけるその記録支持体搬送動作
を有効に活用して容易に自動的なロール表面に清
掃を行なうことができ、長期に亘つてオフセツト
のない、しかもオフセツト防止用の離型材による
いわゆるオイルしみもない安定した品質の画像記
録を得ることができる等の特長を有する。 DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION [Field of Industrial Application] The present invention relates to a fixing device using a roll, and particularly to cleaning dirt on the surface of the roll. [Prior Art] In devices using an electrophotographic process, such as electrophotographic copying machines, facsimile machines, and printers, fixing processing is performed at the final stage of a series of processes for obtaining image records such as copies. Generally, a toner image formed on a photoconductor is transferred onto a recording support, such as paper, by a transfer device, and then the toner image is fixed on the surface of the recording support in a fixing step, and then discharged outside the machine. let The fixing device keeps the toner image formed on the recording support in a stable state before it is fixed, but it is not fixed and can be removed if touched. As a method for fixing the toner image, a heat fixing method in which the toner is melted by heating and fixed on the recording support is widely used in the equipment as described above. Among these, devices using a heat roll fixing method apply constant pressure between a pair of rolls, at least one of which is heated, and fix the toner by passing it through a recording support carrying an unfixed toner image. Compared to other hot air fixing methods that do not require conveyance, oven fixing methods, etc., this method uses less power, is advantageous for faster speeds, and has the advantage of reducing the risk of flames caused by clogging of the recording support in the fixing unit. Because there is
This is the most common. By the way, in a fixing device using this type of roll, when fixing a toner image on a recording support such as paper, the roll and the toner image come into contact with each other.
A portion of the toner is transferred to the roll, staining the roll surface, and, for example, an offset phenomenon occurs in which the toner is retransferred and fixed on the trailing edge of the same sheet of paper or the next sheet of paper fed in. Therefore, the following measures have been taken to prevent this. That is, as a heat fixing roll, one whose surface is coated with a heat-resistant release material such as polytetrafluoroethylene resin (trade name: Teflon) or silicone rubber is used, and as a pressure roll, A material made of heat-resistant elastic material such as silicone rubber or fluorine rubber is used in order to have a certain contact width (nip) when brought into pressure contact with the heat fixing roll, but in order to prevent the occurrence of the offset phenomenon described above, Generally, a release agent such as silicone oil is applied to the surface of at least one of the rolls. However, in this method, the applicator for supplying the release material becomes complicated, leading to an increase in the size of the fixing device, and the release material contaminates the paper or spills the release material. There is a risk of an accident occurring. As described above, this method has the disadvantage of causing other problems as mentioned above. In particular, troubles caused by the use of the mold release material account for a considerable proportion of the troubles in the entire fixing section, accounting for about 30%. It also extends to In addition, recently, in order to eliminate the need for supplying the above-mentioned mold release material, the development of toners with excellent mold release properties has been progressing, and by using such toners with improved mold release properties, Efforts are being made to improve toner adhesion to the heat-fixing roll and pressure roll, but when using a heat-resistant elastic material such as silicone rubber for the heat-fixing roll, it is not possible to completely prevent the above-mentioned offset phenomenon just by improving the toner. However, when the number of copies processed by a copying machine exceeds about 50,000, the offset phenomenon occurs, and the problem of retransfer to the recording support as described above cannot be resolved, and the problem continues for a long time. However, it is not possible to obtain image records of stable quality. As described above, all of the above-mentioned preventive measures have problems, especially in high-speed copying machines, which increase the number of troubles, increase maintenance costs, and cause a great deal of inconvenience to users. Furthermore, in the case of automating the fixing device, it has been proposed to use a mechanical system for automation (Japanese Unexamined Patent Publication No. 48-69526), but the problem is that the device itself becomes complicated and costs increase. The dot was hot. [Object of the invention] This invention was made in view of the above points,
Rolls can be easily and automatically cleaned by effectively utilizing the operation of equipment that uses an electrophotographic process to pass recording supports such as paper through the machine and eject them without attaching any special cleaning equipment. The object of this invention is to enable cleaning of the roll surface and to obtain good quality image recording without offset over a long period of time. [Structure of the Invention] In order to achieve the above object, the present invention sets the temperature of the roll of the fixing device to a temperature higher than the temperature during fixing every time the number related to the number of copies reaches a predetermined value. In order to clean the roll surface of the fixing device with a blank paper, one or more sheets of blank paper are conveyed under pressure with the roll. Further, the number related to the number of copies refers to the number of sheets to be processed or the number of processing start operations. [Example] Hereinafter, an example of the present invention will be described based on the drawings. First, FIG. 1 shows a mechanism of a fixing device portion of a fixing device using a roll to which the present invention can be applied. The heat fixing roll 1 is composed of a cylindrical core metal 2 and a coating layer 3 made of a heat-resistant elastic material that covers the surface of the core metal 2, and a coltz lamp 4 is installed inside the roll.
is provided. The Kortz lamp 4 is a controllable heat source for heating the heat-fixing roll 1 so that the surface temperature of the heat-fixing roll 1 is a predetermined temperature required in the fixing process, for example, 189° C. On the other hand, a temperature detection device 5 using a thermistor or the like is provided around the heat fixing roll 1 to detect the surface temperature for such temperature control. The pressure roll 6, which is paired with the heat fixing roll 1 and which holds and passes the recording support as described later, has a structure in which a rod-shaped or cylindrical core metal is coated with a heat-resistant elastic material having appropriate elasticity. Both the heat fixing roll 1 and the pressure roll 6 form a fixing nip. Before and after the fixing nip, there is a paper guide 9 for guiding the paper 8 as a recording support holding the toner image 7 obtained in a process before the fixing process, for example, a transfer process, and a paper guide 9 between the above-mentioned rolls 1 and 6. A paper guide 11 is provided for sending out the paper 8 which is conveyed under pressure and is further separated by the separating claw 10, and the paper 8 having the toner image 7 flows through the above-mentioned process. When the toner image 7 on the paper 8 is fed, the toner image 7 on the paper 8 is melted and transferred to the paper 8 when it passes through the fixing nip between the heating roll 1 heated to a predetermined temperature by the Kortz lamp 4 and the pressure roll 6. into the fibers, which are then cooled and solidified, resulting in a stable, permanently fixed image. In this way, the paper 8 on which the toner image 7 has been formed is conveyed under pressure by the heat fixing roll 1 and the pressure roll 6, thereby thermally fixing the toner image 7 onto the paper 8. Further, the counting means, determining means, and control means of the present invention may be controlled by a computer, for example, and FIGS. 2 and 3 show the configuration of an embodiment of the counting means, determining means, and control means of the present invention. An example of the control operation is shown, in which the surface of the roll of the fixing device is cleaned by passing three blank sheets every time the number of copies made by the copying machine reaches 40,000. In Fig. 2, 12 is a central processing unit (CPU), 13 is a random access memory (RAM), and 14 is a read-only memory (ROM). A mechanical control program for the entire copying machine, including a control program related to the cleaning cycle of the fixing device, is fixedly stored, and is read from the beginning by the CPU 12 when the power is turned on, and is finally executed. 15 is a readable/writable non-volatile memory that retains its own memory contents by an external battery 16 even when the control system power is turned off; 17 is the CPU mentioned above;
Directly turn on/off external devices according to instructions from 12, or read data from the outside to control the above CPU.
12, the non-volatile memory 15 stores the failure history of the machine itself, control information specific to the machine, etc., as shown below. Information used in the control program shown in FIG. 3 is stored. Contents of non-volatile memory 15 (excerpt) CONT TEMP 189℃
Fuser control temperature CLEAN during normal copy cycle TEMP 220℃
Fuser control temperature FUSER during cleaning cycle CV Number of copies after fuser cleaning FUSER DUTY 4000 pieces
Number of copies that require fuser cleaning FEED CNT 3 sheets Number of blank sheets fed when cleaning the fuser unit Above FUSER Regarding DUTY, in this example, a fixed number of sheets is set at the time of machine shipment or by a service person.
Written on 10,000 sheets and also FEED Similarly, the number of CNTs is set to one or more, three in this example. Furthermore, FUSER Regarding CV,
The number of copies made during normal copying operations is accumulated and stored even if the power is turned off as described above, and is cleared to "0" when the cleaning cycle of the fixing device is completed. In addition, the operator console 1 is controlled by the input/output controller 17 as described above.
8. Among the fuser 19, charger 20, developer 21, and other equipment 22, the operator console 18 has operation parts such as a print start button for starting copying, the number of copies to be set, and the main paper tray. It is provided with a display section for displaying selection, size, paper replenishment, etc., as well as a "please wait" lamp that is turned on during a cleaning cycle, as will be described later. The fixing device 19 has a mechanism similar to that shown in FIG. 1, and the charging device 20 and developing device 21 are controlled to be turned off during the cleaning cycle. Next, referring to FIG. 3, the operation of cleaning the roll surface of the fixing device 19 will be described. When the control system is powered on, the CPU 12 is reset and starts processing from the first address of the ROM 14. First, check the contents of ROM14,
Initialize the hardware such as checking the writing/reading of the RAM 13 and setting the mode of the input/output control 17, and use the display section of the operator console 18 to display initial setting data such as the number of copies, main paper tray selection, size display, etc. indicate. Next, it is determined whether there is no paper or not, and the fuser 1
Enter temperature control in step 9. If, as a result of checking the paper trays, there is no paper in any of the trays, the "Paper Replenishment" button on the operator console 18
The lamp is turned on to prompt the operator to replenish paper, and then the temperature control of the fixing device 19 is started. That is, in the next step, the above-mentioned FUSER is stored from the nonvolatile memory 15. CV and FUSER
DUTY is read and the size of both is compared to determine whether to enter the cleaning sequence of the heating fixing roll of the fixing device 19. As mentioned above, FUSER
DUTY is the number of copies that require cleaning of the fuser 19, and a fixed number of 40,000 copies is written in advance, and FUSER is the number of copies that require cleaning. For CV, the accumulated number of copies from the last time the fuser was cleaned to the present is stored, so if the accumulated number of copies does not reach the preset number mentioned above, the heat fixing It is assumed that no offset on the roll has occurred and the process proceeds to a normal copying cycle, and if the number of sheets exceeds the above-mentioned certain number, the process proceeds to a cleaning cycle in which the surface of the heat-fixing roll is cleaned. When proceeding to the normal copy cycle described above, the control temperature of the heat fuser roll should be adjusted as described above.
CONT The control temperature for TEMP's normal copy cycle is set to 189°C in this example, and the normal copy cycle is executed. On the other hand, when proceeding to the above-mentioned cleaning cycle, as described below, the control temperature of the heating and fixing roll is set higher than that during a normal copying cycle, and a blank sheet is passed through the fixing device 19. This is based on the following knowledge. That is, in developing a heat-resistant elastic material for a heating fixing roll of a fixing device that does not use a release material as shown in FIG. It has been found that even in the case of a fixing roll, if the surface of the elastic body is wiped with a solvent such as alcohol, the releasability to toner is restored and the offset phenomenon does not occur. Furthermore, in an experiment to determine at what temperature the surface of the heat-fixing roll would cause the offset phenomenon to occur, even if the heat-fixing roll was once stained with toner and was returned to its original set temperature, it would remain at any temperature after that. An offset phenomenon occurs, but if you raise the surface temperature of the heat-fixing roll to a temperature higher than the temperature at which the offset phenomenon occurs and run a sheet of paper with no toner image on it, so-called blank paper, the toner stains on the surface of the heat-fixer roll will be transferred to the white paper. It was discovered that as the transfer progresses, the roll surface becomes clean and can be used again at the original set temperature. In other words, flowing the white paper under high temperature corresponds to wiping the surface of the heating fixing roll with the above-mentioned solvent. Now, when the aforementioned cumulative number of copies reaches 40,000, temperature control is first performed to set the control temperature of the heat fixing roll to the aforementioned CLEA and TEMP. In this example, the control temperature during the cleaning cycle is selected to be 220°C, and the "Please wait" lamp on the operator console 18 is lit until this control temperature is reached from 189°C. At this time, if no paper has been set at all, the "paper replenishment" lamp is turned on instead of the "please wait" lamp in order to ensure that there is a blank sheet of paper to be flushed when executing the cleaning cycle. When there is paper in the tray and the surface temperature of the heat-fixing roll reaches 220°C, the "Please wait" lamp switches to a blinking state to notify the operator that a cleaning cycle has begun to clean the surface of the heat-fixing roll. . In the next step, before feeding the blank paper for cleaning, in order to maximize the cleaning area of the fuser 19, select the paper tray in which the longest paper is set in the axial direction of the heating and fixing roll, and then The copying cycle begins with the charger 20 and developer 21 turned off. In this cycle, the paper fed out from the selected paper tray is conveyed along the same paper path as in the normal case, passes through the fixing device 19, and is ejected to the outside of the machine. 21 is turned off, the toner image will reach the fixing device 19 without any toner image on it, and in order to convey this in contact with the heating fixing roller of the fixing device 19 and the pressure roller, the toner image is transferred as described above. At this time, toner stains on the surface of the heat fixing roller are transferred to the white paper,
This cleans the roller surface. In this way, cleaning can be performed using the paper conveyance operation of the copying machine. In this example, the cleaning of the roller surface with the blank paper is repeated three times by running three sheets of blank paper. If a paper jam occurs during the copying process, the copying cycle will be interrupted and the number of copies will be corrected.If there is no paper left, the copying cycle will be interrupted in the same way and the copying cycle will continue as before. The number of blank sheets of paper that has been passed is maintained and the number of times of the above three times is ensured by prompting the user to replenish the paper. FEED mentioned above After a certain number of blank sheets (3 sheets) set in the CNT have been passed, the copying cycle is ended with the charger 20 and developer 21 kept off. When cleaning of the fixing device 19 is completed in this way, the non-volatile memory 15
FUSER The "Please wait" lamp remains lit until the cumulative number of copies in the CV is cleared to "0" and the control temperature of the heat fixing roll is returned to the control temperature during the normal copy cycle. Return it to the initial setting of the main tray as described above, and then you can perform a normal copy cycle. Then, the cleaning cycle as described above is repeated every time the cumulative number of copies reaches 40,000. In this way, the surface of the heat fixing roll can be easily cleaned only by electrical processing without using any cleaning device such as an elastic roll or web for the heat fixing roll or pressure roll. Since mold release agents such as silicone oil are not applied, there are no accidents caused by their use, which reduces troubles in the fuser unit, reduces inconvenience to users, and provides long-term use. It is possible to obtain a good copy without offset,
By repeating the cleaning cycle every certain number of copies, we were able to achieve a roll life of more than 200,000 copies. In the above embodiment, the fuser control temperature during the cleaning cycle was set to 220°C, but this is not limited to this temperature. The surface temperature of the heat fixing roll when
It may be set to a value between about 240°C. Also, when feeding a blank sheet, instead of automatically selecting the tray containing the largest size paper at that time, the machine now requests the operator to load the largest size paper that the copier can handle. It is also possible for service personnel to perform FUSET of non-volatile memory 15. FUSER the value of CV By rewriting the value to be larger than the DUTY value, it is also possible to constantly execute the cleaning cycle as described above, if necessary. Furthermore, in the above embodiment, the cleaning cycle is performed every time a certain number of copies are made, but instead of the number of copies, the cleaning cycle is performed every time the process start operation is performed, that is, every time the print start button is pressed in the case of a copying machine. You can also do this. [Effects of the Invention] As described above, the present invention does not require a special cleaning device for the fixing unit, and effectively utilizes the recording support conveyance operation in equipment that uses an electrophotographic process, such as a copying machine. Its features include the ability to automatically clean the roll surface over a long period of time, and the ability to obtain stable quality image recording over a long period of time without offset and without so-called oil stains caused by the release material used to prevent offset. have

【図面の簡単な説明】[Brief explanation of drawings]

第１図はロールを用いるも離型材供給装置のな
い定着装置における定着器部分の概略図、第２図
はこの発明の一実施例の構成を示すブロツク図、
第３図はこの発明の説明に供する定着器清掃サイ
クルのフロチヤート図である。 １……加熱定着ロール、６……加圧ロール、８
……用紙、１２……中央処理装置、１５……不揮
発性メモリ。 FIG. 1 is a schematic diagram of a fixing unit in a fixing device that uses rolls but does not have a release material supply device, and FIG. 2 is a block diagram showing the configuration of an embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a flowchart of a fixing device cleaning cycle for explaining the present invention. 1... Heat fixing roll, 6... Pressure roll, 8
... paper, 12 ... central processing unit, 15 ... nonvolatile memory.

Claims (1)

【特許請求の範囲】[Claims] １ 記録支持体をロールで圧接搬送してトナー像
をその記録支持体に熱定着させる装置であつて、
複写枚数に関連した数を計数する計数手段と、こ
の計数手段により計数した数が所定値に達したか
否かを判定する判定手段と、この判定手段により
所定値に達したと判定された場合、前記ロールの
温度を定着時の温度よりも高い温度に設定すると
共に、白紙を１枚以上圧接搬送させるよう制御す
る制御手段とを備えたことを特徴とする定着装
置。1 A device for thermally fixing a toner image on a recording support by conveying the recording support under pressure with a roll,
a counting means for counting a number related to the number of copies; a determining means for determining whether the number counted by the counting means has reached a predetermined value; and a case where it is determined by the determining means that the number has reached the predetermined value. A fixing device comprising: a control means for setting the temperature of the roll to a temperature higher than the temperature during fixing, and for controlling one or more sheets of blank paper to be conveyed under pressure.