JPH0343517Y2 - - Google Patents

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JPH0343517Y2
JPH0343517Y2 JP7198686U JP7198686U JPH0343517Y2 JP H0343517 Y2 JPH0343517 Y2 JP H0343517Y2 JP 7198686 U JP7198686 U JP 7198686U JP 7198686 U JP7198686 U JP 7198686U JP H0343517 Y2 JPH0343517 Y2 JP H0343517Y2
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JP
Japan
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pipe
cover
water
short pipe
cylindrical body
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JP7198686U
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JPS62183189U (ja
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  • Pipe Accessories (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は例えば水道管の漏水止めカバーに関す
る。
従来の技術 埋設水道管路においては、温度変化による伸縮
時の応力等を解放するために200〜300m毎に伸縮
継手部が配置されているが、経年とともに伸縮継
手部での漏水が発生している。なお、上記伸縮継
手部の構造は、一方の水道管の端部に少し大きい
径の短管を突設するとともに、この短管の遊端部
を他方の水道管の端部に挿入し、かつこの他方の
水道管と短管との間にグランドパツキンを挿入す
るとともに、グランド押えによりこのパツキンを
締付けるようにしたものである。ところで、従
来、上記漏水の対策として、この短管部全体を覆
う鋼製の筒状カバーを両方の水道管に亘つて溶接
固定していた。
考案が解決しようとする問題点 上記従来の漏水防止対策によると、水道使用者
の混乱を避けるために通水を続けながら工事を行
なう必要があり、このため漏水状態で筒状カバー
の溶接を行なわなければならず、極めて困難な作
業となつていた。また、筒状カバーの両端部は水
道管に溶接固定されるため、水道管が伸縮した場
合には、筒状カバーに無理な力が働くという問題
があつた。
そこで、本考案は上記問題を解消し得る管の漏
水止めカバーを提供することを目的とする。
問題を解決するための手段 上記問題を解決するため、本考案の管の漏水止
めカバーは、管と管との伸縮継手部に設けられる
漏水止めカバーであつて、一方の管端部より突設
された短管とこの短管の遊端部内に挿入された他
方の管とに亘つて取付けられて、他方の管と短管
との間のグランドパツキン部を覆う防水素材から
なる可撓性カバーと、この可撓性カバーを覆うと
ともに、一端部が短管にかつ他端部が他方の管に
溶接固定される鋼製の筒状体と、上記可撓性カバ
ーに設けられた排水ノズルとから構成したもので
ある。
作 用 上記本考案の構成においては、可撓性カバーに
より漏水を一時的に外部に漏れるのを防止できる
ため、鋼製の筒状体を管側に溶接する作業は極め
て容易になる。また、筒状体は短管と水道管と
に、亘つて溶接されるため、水道管の伸縮変形は
短管によつても吸収され、したがつて筒状体には
無理な力があまり作用しない。
実施例 以下、本考案の一実施例を第1図〜第4図に基
づき説明する。
1は水道管2A,2B同志を伸縮可能に接続す
る伸縮継手部で、一方の水道管2Aの端部に少し
大きい径の短管3を突設するとともに、他方の水
道管2Bの端部を上記短管3の遊端部内に挿入
し、かつこの他方の水道管2Bと短管3との間に
グランドパツキン4を挿入するとともにグランド
押え5を介してボルト6によりグランドパツキン
4を締付けるようにしている。したがつて、他方
の水道管2Bと短管3とは管軸心方向で移動可能
になつている。7は上記伸縮継手部1に設けられ
た本考案に係る漏水止めカバーで、上記短管3と
他方の水道管2Bとに亘つて取付けられて、他方
の水道管2Bと短管3との間のグランドパツキン
4部の全周を覆う防水素材からなる可撓性カバー
8と、この可撓性カバー8を覆うとともに、一端
部が短管3にかつ他端部が他方の水道管2Bに溶
接固定される鋼製の筒状体9と、上記可撓性カバ
ー8に設けられた排水ノズル10とから構成され
ている。上記可撓性カバー8は、第3図および第
4図に示すように、例えばゴムびき布製等の防水
素材からなる長方形状のカバー本体11と、この
カバー本体11の対向する両端縁部に取付けられ
たフアスナー12と、この両端縁部に近接した複
数個所に取付けられた掛け金具13と、カバー本
体11の両側縁部を締付け固定する金属製のバン
ド14とから構成されている。なお、このカバー
本体11は伸縮継手部1全周を覆うため、その長
さは水道管2Aおよび短管3の円周長さに対応す
るようにされるとともにその幅は伸縮継手部1を
十分覆うことができるようにされ、さらにその中
央部は、グランド押え5部分に邪魔にならないよ
うにするとともに漏水を中央底部に設けられた排
水ノズル10に導くために、外方に膨出するよう
に形成されている。また上記筒状体9は、第1図
および第2図に示すように、断面形状が溝形状を
なしており、筒状本体15と、この筒状本体15
の側縁内周に固着された第1および第2環状側板
16A,16Bと、筒状本体15上部に接続され
たエアー抜きバルブ17とから構成されている。
上記第1環状側板16Aの内径は短管3の外径に
略一致され、また第2環状側板16Bの内径は他
方の水道管2Bの外径に略一致されている。さら
に、その筒状体9は、管途中において取付けるた
め、円周において複数個(例えば本実施例におい
ては4個)に分割されるとともに、分割部同志は
アングル18およびボルト19、ナツト20を介
して連結できるようにされている。
次に、上記漏水止めカバーの取付作業について
説明する。
まず、漏水箇所すなわちグランドパツキン4部
全体を覆うようにカバー本体11を巻付け、掛け
金具13を係着する。次に、カバー本体11の側
縁部を、ロープ21により、それぞれ短管3およ
び他方の水道管2B外周に位置決めする。なお、
このとき、カバー本体11と各管3,2Bとの間
に必要に応じてパツキン(図示せず)を挿着して
おく。次に、フアスナー12を閉じた後、カバー
本体11の側縁部にバンド14を巻付け、締付金
具(図示せず)により締付固定する。次に、分割
状態の筒状体9を上記カバー本体11を覆うよう
に配置した後、分割部同志をボルト19、ナツト
20により互いに連結する。このとき、カバー本
体11下部に設けられた排水ノズル10を、筒状
体9に形成された開口(図示せず)から突出させ
るとともに、水抜きバルブ22を接続する。次
に、筒状体9を短管3および他方の水道管2Bに
溶接し、かつ分割された筒状体9同志を互いに溶
接する。なお、上記作業中における漏水は水抜き
バルブ22より外部に排出され、作業終了後閉じ
られる。また、エアー抜きバルブ17は、筒状体
9内が漏水により一杯に満たされた後、閉じられ
る。
上記実施例においては、筒状体9の断面形状を
溝形状にしたが、第5図および第6図に示すよう
に、筒状体31の断面形状を円形すなわち、全体
的にみると球面形状の一部となるような形状にし
てもよい。
考案の効果 上記本考案の構成によると、可撓性カバーによ
り漏水を一時的に外部に漏れるのを防止できるた
め、鋼製の筒状体を管側に溶接する作業は極めて
容易になる。また、筒状体は短管と他方の管とに
亘つて溶接されるため、管の伸縮変形は短管によ
つても吸収され、したがつて筒状体には無理な力
があまり作用しない。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本考案の一実施例を示すもの
で、第1図は一部切欠全体側面図、第2図は第1
図の−矢視半断面図、第3図はカバー本体の
一部切欠全体側面図、第4図は第3図の−矢
視半断面図、第5図および第6図は他の実施例を
示すもので、第5図は一部切欠全体側面図、第6
図は第5図の−矢視図である。 1……伸縮継手部、2A,2B……水道管、3
……短管、4……グランドパツキン、7……漏水
止めカバー、8……可撓性カバー、9……筒状
体、10……排水ノズル、11……カバー本体、
12……フアスナー、17……エアー抜きバル
ブ、22……水抜きバルブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 管と管との伸縮継手部に設けられる漏水止めカ
    バーであつて、一方の管端部より突設された短管
    とこの短管の遊端部内に挿入された他方の管とに
    亘つて取付けられて、他方の管と短管との間のグ
    ランドパツキン部を覆う防水素材からなる可撓性
    カバーと、この可撓性カバーを覆うとともに、一
    端部が短管にかつ他端部が他方の管に溶接固定さ
    れる鋼製の筒状体と、上記可撓性カバーに設けら
    れた排水ノズルとから構成したことを特徴とする
    管の漏水止めカバー。
JP7198686U 1986-05-14 1986-05-14 Expired JPH0343517Y2 (ja)

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JP7198686U JPH0343517Y2 (ja) 1986-05-14 1986-05-14

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JPS62183189U JPS62183189U (ja) 1987-11-20
JPH0343517Y2 true JPH0343517Y2 (ja) 1991-09-11

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