JPH0342259Y2 - - Google Patents

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JPH0342259Y2
JPH0342259Y2 JP3979188U JP3979188U JPH0342259Y2 JP H0342259 Y2 JPH0342259 Y2 JP H0342259Y2 JP 3979188 U JP3979188 U JP 3979188U JP 3979188 U JP3979188 U JP 3979188U JP H0342259 Y2 JPH0342259 Y2 JP H0342259Y2
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oil
metal
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impregnated bearing
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はすべり軸受ユニツトの改良に関するも
のである。本考案のすべり軸受ユニツトは、例え
ば小型電動機、事務用機器、魚釣用リール、小型
コンベア等の小径軸受に使用すれば特に有効であ
る。
〔従来技術〕
従来より含油軸受メタルを有する小型のすべり
軸受ユニツトは自動調心型とされているので、自
動調心性を必要としない場合でも、自動調心型の
すべり軸受ユニツトを使用せざるをえないのが一
般であり、しかも従来のすべり軸受ユニツトにお
いては使用時潤滑に供される潤滑油は球面含油軸
受メタルに含浸されている油分に限られるので、
油量が少なく、軸受寿命が短かつたり、あるいは
再度給油することが煩わしかつたりなどの不都合
があつた。
そこで、本願考案者はこのような不都合を解消
するために、潤滑油の補給を必要とせず、軸受寿
命の増大を図り得ると共に、非調心型となし得る
すべり軸受ユニツトを考案した。実願昭62−
177254号のすべり軸受ユニツトがこれである。
〔従来技術の問題点〕
ところが、上記すべり軸受ユニツトは、外筒と
含油軸受メタルとを備えた簡単な構成であるが、
外筒は薄肉鋼板で形成された円筒状部の両端を内
側に折り曲げてつば状部を設けた構成であるの
で、肉厚が薄いと強度が不足し、一方肉厚を厚く
するとプレス加工等の加工が困難であるという問
題点があつた。
本考案はこのような事情を背景としてなされた
ものであり、本考案の目的とするところは、潤滑
油の補給を必要とすることなく、軸受寿命を増大
できると共に非自動調心型となし得、しかも強度
の向上を図りつつ加工を容易になし得る含油軸受
メタル付きのすべり軸受ユニツトを提供すること
にある。
〔従来技術の問題点を解決するための手段〕
本考案はこのような目的を達成するためになさ
れたものであり、本考案の要旨とするところは、 両側端部の外周側に環状にへこんだ段付部を設
けた含油軸受メタルと、 薄肉鋼板で形成された円筒状部の一端側には内
側に折り曲げられてなるつば状部を設けると共に
他端側には内側に折り曲げられてなる円環状の側
壁部を設け、さらにその開口端には内側に折り曲
げられてなりかつ前記含油軸受メタルの一方の段
付部に嵌合し得る円環状のメタル受け部を設けた
外筒と、 前記含油軸受メタルの他方の段付部に嵌合し得
る突設された円環状のメタル受け部を有し、かつ
前記外筒内に脱落不能に配置されて、前記外筒の
メタル受け部と協働して含油軸受メタルを支持す
るメタル押えと、 前記外筒とメタル押えと含油軸受メタルとで囲
まれた空間部に配置される含油材と、 を備えたすべり軸受ユニツトを構成したことにあ
る。
〔作用〕
上記のように構成されたすべり軸受ユニツトに
おいては、外筒のメタル受け部とメタル押えのメ
タル受け部とは強度を増大するように働く。
〔実施例〕
以下本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説
明する。
第1図に示す実施例のすべり軸受は、小径ころ
がり軸受と同寸法の小形であるが、拡大して図示
されている。第1図において、16は外筒であ
り、薄肉鋼板で形成された円筒状部18の一端は
内側に折り曲げられて環状のつば状部20をな
し、他端は内側に折り曲げられて環状の側壁部2
2をなすと共にその開口端には全周縁にわたつて
内側に折り曲げられてなる環状のメタル受け部2
4が突設され、後述する含油軸受メタル26の段
付部28に嵌込み得るようにされている。含油軸
受メタル26は外側に円筒状の外周面を有し、か
つ両側端部の外周側には環状にへこんだ段付部2
8,30が形成された焼結合金製の部材であり、
外筒16の内側に配置される。
なお、第2図に示すように含油軸受メタル26
には、複数(本実施例では両側に4つずつ計8
つ)の油溝32が外周部から段付部28,30に
向かつて交互に刻設されている。
外筒16内で側壁部22の反対側には、メタル
受け部34を有するメタル押え36が配置され、
外筒16と協働して外筒16の外周部と同心に含
油軸受メタル26を支持するようにされている。
メタル押え36は、外側に外筒16の内周部に嵌
まり得る円筒状部38が形成されると共に、内側
には環状の前記メタル受け部34が設けられ、か
つ両者を段付状の側壁部40で一体に連結されて
なるものであり、外筒16のつば状部20が側壁
部40に当接することによつて、メタル受け部3
4は外筒16のメタル受け部24と協働して、含
油軸受メタル26の側方への移動を規制すると共
に含油軸受メタル26を外筒16と同心に支持す
るようになつている。
外筒16とメタル押え36と含油軸受メタル2
6とで囲まれる空間部には、繊維材に潤滑油を含
浸させた含油材が充填されている。
以上のようにしてすべり軸受ユニツト46は構
成されるが、組付けは、外筒16の未完成の状態
のもの、すなわちつば状部20となる部分はまだ
折り曲げられず、円筒状部18と同径の筒状をな
しているものと、含油軸受メタル26とを組み合
わせ、内部に含油材42を充填した後、メタル押
え36を挿入し、しかる後つば状部20となるべ
き部分を折り曲げて行う。これにより、メタル押
え36は脱落不能すなわち分離不能な状態とな
り、単独のユニツトが構成される。なお、つば状
部20をなす部分は円筒状部18よりやや薄肉と
し、折り曲げ容易とされている。
このように、外筒16にメタル受け部24を突
設させたことにより剛性が増すので、外筒の肉厚
が薄くでき、加工の容易化を図り得、また含油軸
受メタル26はつば状部20直接ではなくメタル
押え36を介して一端側を保持させるので組付、
加工が容易となり、しかも球面部を設ける必要が
ないので、コストは自動調心型のすべり軸受ユニ
ツトに比し安くなる。さらに、本実施例のすべり
軸受ユニツトは通常のころがり軸受と同寸法とさ
れているので、直接ころがり軸受に置き換えて使
用できる。さらに、このすべり軸受ユニツトは
種々のサイズのころがり軸受と同一の内径、外
径、幅として製作することが構造上容易であり、
従つてころがり軸受を使用していた個所に直接置
き換えが可能となる。すなわち、互換性を有す
る。また、本実施例よりさらに小形化したすべり
軸受ユニツトを製作することも容易である。さら
にまた、ユニツト化しているので、故障時等にお
いて交換が容易である。
以上のように構成されたすべり軸受ユニツト4
6において、含油材42に含浸されている潤滑油
は、このすべり軸受ユニツト46により支承され
るべき軸の回転に伴い含油軸受メタル26内の焼
結された組織間の隙間を通つて、軸の表面に給油
され、次に軸の回転によつて、含油軸受メタル2
6の左右両端に漏出し、この漏出した潤滑油は表
面張力等によつて外方に移動し、メタル受け部2
4,34と段付部28,30との隙間や、含油軸
受メタル26の両側端に設けた油溝32を通つて
含油材42内に入り、以下このような循環を繰り
返す。
このようにして、すべり軸受ユニツト46内の
潤滑が行なわれる。従つて、すべり軸受ユニツト
46内の潤滑油は、含有量が多く、かつ循環して
使用されることから、外部への損失も少なく、軸
受寿命を長くできる。
前記実施例において、含油軸受メタル26に設
けた油溝32はさらに数を増減し、長さを変更す
ることも可能である。さらに含油材として他の公
知のものを使用してもよい。さらにまた、前記実
施例のすべり軸受ユニツトの寸法はさらに大きく
したり、小さくしたりすることも可能である。
以上本考案の実施例について説明したが、本考
案はこのような実施例に何等限定されるものでは
なく、本考案の要旨を逸脱しない範囲において
種々なる態様で実施し得ることはもちろんであ
る。
〔考案の効果〕
以上詳記したように本考案によれば、外筒に円
環状のメタル受け部を突設させると共に同様なメ
タル受け部を有するメタル押えを使用しているの
で、強度の向上と加工容易化を図ることができ、
また内部に含油材を封入したことにより潤滑油量
を多くでき、軸受寿命を長くさせ得る。また、簡
単な構成であるから、部品点数が少なく、加工、
組付けが容易である。従つて生産コストを軽減し
得る。さらに、簡単な構成であるからころがり軸
受と内径、外径、幅を同一寸法に製作することが
容易であり、従つて、直接置き換えが可能であ
り、また、小形化することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す拡大断面図、
第2図は同実施例に使用する部品の拡大斜視図で
ある。 16……外筒、18……円筒状部、20……つ
ば状部、22……側壁部、24,34……メタル
受け部、26……含油軸受メタル、28,30…
…段付部、36……メタル押え、42……含油
材、46……すべり軸受ユニツト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 両側端部の外周側に環状にへこんだ段付部を設
    けた含油軸受メタルと、 薄肉鋼板で形成された円筒状部の一端側には内
    側に折り曲げられてなるつば状部を設けると共に
    他端側には内側に折り曲げられてなる円環状の側
    壁部を設け、さらにその開口端には内側に折り曲
    げられてなりかつ前記含油軸受メタルの一方の段
    付部に嵌合し得る円環状のメタル受け部を設けた
    外筒と、 前記含油軸受メタルの他方の段付部に嵌合し得
    る突設された円環状のメタル受け部を有し、かつ
    前記外筒内に脱落不能に配置されて、前記外筒の
    メタル受け部と協働して含油軸受メタルを支持す
    るメタル押えと、 前記外筒とメタル押えと含油軸受メタルとで囲
    まれた空間部に配置される含油材と、 を備えたすべり軸受ユニツト。
JP3979188U 1988-03-26 1988-03-26 Expired JPH0342259Y2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3979188U JPH0342259Y2 (ja) 1988-03-26 1988-03-26
US07/301,085 US4910788A (en) 1988-03-26 1989-01-25 Slide bearing unit

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3979188U JPH0342259Y2 (ja) 1988-03-26 1988-03-26

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Publication Number Publication Date
JPH01143423U JPH01143423U (ja) 1989-10-02
JPH0342259Y2 true JPH0342259Y2 (ja) 1991-09-04

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ID=31266281

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3979188U Expired JPH0342259Y2 (ja) 1988-03-26 1988-03-26

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JP2543255Y2 (ja) * 1991-07-02 1997-08-06 中部ベアリング株式会社 軸 受

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JPH01143423U (ja) 1989-10-02

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