JPH0342247A - オフセツト印刷機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、それぞれ１つの軸によって支承され同一回転
数で駆動され互いに押し付け合いながら転動し合う、ゴ
ム胴と、版胴と、可撓性の作業面を有するインキ着け胴
とを備えたオフセット印刷機に関する。

〔従来の技術〕

このような形式のオフセット印刷機は、ＤＥ−ＰＳ　　
３１１７３４１号明細書に開示されている。この公知の
印刷機においては、インキ着け胴が、印刷形状、つまり
１枚又はそれ以上の版板が巻き付けられた版胴の有効作
業直径に応じた直径を有していて、同一の表面速度及び
、接触範囲での同一回転方向で回転する。

インキ着け胴と版胴とが互いに押し付け合うためにイン
キ着け胴の可撓性の表面がへこむことによって、運転中
にこれら２つの胴の表面間で滑り運動が生じる。この滑
り運動によって、胴が強く摩耗せしめられ、加熱せしめ
られ、また湿し液案内に不都合な影響が生じる。加熱は
インキ着け胴の作業面の体積膨張を生ぜしめひいては胴
間の不都合な接触関係をもたらしこれによって滑り運動
がさらに強められる。

この滑り運動によって２つの胴間のギャップで多量の湿
し媒体がインキに乳化混入されることになる。すると湿
し媒体は、印刷されない箇所を維持するために版板の表
面に行き互らなくなる。従って汚れが生じる。これに対
しては湿し媒体の供給量を増やすことによって対抗でき
るが、大抵のインキは所定の限界値までしか湿し媒体を
乳化できないので、湿し媒体の供給量を増やすと印刷物
にウォッシュマークが生じてしまう。さらに多くのイン
キにおいては、大部分が乳化された湿し媒体によって流
動性に不都合に作用する。

また、ＤＨ−ＰＳ　　６２５３２７号明細書若しくはＵ
Ｓ−ＰＳ　　２０３６８３５号明細書によれば、オフセ
ット印刷機の版胴とゴム胴との間にこれら２つの胴が同
じ大きさの作業直径を有している場合に、滑り運動が生
じることが知られている。このために、版胴の直径を大
きくしゴム胴の直径を小さくすることが提案されている
。しかしながらこの手段は、圧縮不能ないわゆるゴム胴
を使用した場合に、滑り運動を避けることができるが、
圧縮不能なゴム胴は、変形はしても圧縮はされないので
、版胴によって押し付けられｔ；時に***部が形式され
てしまう。またこの手段は、いわゆる圧縮可能なゴム胴
、つまり版胴によって押し付けられると体積が事実上減
少するゴム胴を使用した場合には適用できないことが分
かっている。圧縮可能なゴム胴を使用した場合には、直
径が所定程度変化しても摩耗を避けることができない。

版胴の直径とインキ着け胴の直径とを互いに変えること
は不可能である。何故ならば、版胴の作業直径は、この
版胴の直径とゴム胴の直径が互いに合わされていること
によって、あらかじめ決められているからである。イン
キ着け胴を版胴の回転数と異なる回転数で駆動すれば、
ゴーストが生じるので、これも同様に適用できない。必
要な直径変化はインキ着け胴で行われなければならない
。このために版胴とインキ着け胴との間の軸間隔が変化
する。しかしながらｌ：ｌの伝達比が必要であるために
２つの胴の軸に同じ大きさの歯車を取り付けなければな
らないので、歯形修整及び歯先短縮によって非常にわず
かな軸間隔変化しか実現され得ない。

〔発明の課題〕

そこで本発明の課題は、冒頭に述べた印刷機で、軸の間
隔変化が大きい場合でも版胴とインキ着け胴との間の滑
り運動が避けられるようなものを提供することである。

〔課題を解決するための手段〕

この課題を解決した本発明によれば、インキ着け胴の直
径は、このインキ着け胴と版胴の表面がそれぞれこれら
の胴の接触箇所において同一周速度で運動するように、
駆動準備状態にある版胴の直径とは異なった寸法に構成
されており、インキ着け胴の軸に固定して取り付けられ
た、印刷装置の駆動伝動系の駆動歯車が、版胴の軸に固
定して取り付けられた駆動歯車に対してずらして配置さ
れており、前記２つの駆動歯車が２つの中間歯車を介し
て互いに駆動接続されている。

また本発明の別の構成要件によれば、インキ着け胴の直
径は、このインキ着け胴と版胴の表面がそれぞれこれら
の胴の接触箇所において同一周速度で運動するように、
駆動準備状態にある版胴の直径とは異なった寸法に構成
されており、版胴が、印刷機の駆動伝動系の駆動歯車に
固く接続されていて、これに対してインキ着け胴が制御
可能な駆動モータに連結されている。

〔実施例〕

次に図示の実施例について本発明の構成を具体的に説明
する。

第１図の実施例においては、軸２によって側壁３．４間
で支承されたゴム胴ｌが設けられている。このゴム胴ｌ
は、軸６によって側壁３゜４間で支承された版胴５と協
働する。版胴５には、同様に軸８によって側壁３．４に
支承されたインキ着け胴７によってインキが供給される
さらに、軸９によって側壁３．４に支承されたアニロッ
クス・ローラｌＯが設けられており、該アニロックス・
ローラｌＯは、インキを図示していないインキ供給装置
からインキ着け胴７へ案内する。

ゴム胴ｌ及びインキ着け胴７はそれぞれ偏心軸受１１．
１２に支承されており、これらの部分は圧力を受けて互
いに接近せしめられ得る。

偏心軸受１１及び１２は有利には２重偏心軸受として構
成されている。

軸２には駆動歯車１４が取り付けられておりこの駆動歯
車１４の部分円直径は、この駆動歯車１４にかみ合う、
軸６に取り付けられた駆動歯車１５の部分円直径と同じ
寸法を有している。駆動歯車１４は２つのかさ歯車２２
．２３を介して、印刷機のための駆動モータ（図示せず
）に接続された軸２４によって駆動せしめられる。この
構造から出発して、図示の実施例においてはゴム胴ｌに
圧縮可能なゴムブランケットが巻き付けられている。従
ってこのゴム胴ｌの直径は、ゴムブランケットが巻き付
けられると、つまり運転準備状態では、駆動歯車１４の
部分円直径よりもやや小さくなるように構成されている
。それと同時に版板がセットされた版胴５の直径は駆動
歯車１５の部分円直径よりもやや大きい。駆動準備状態
にあるゴム胴ｌと版胴５の直径差は一般に、駆動歯車１
４．１５　（これらの駆動歯車の歯は歯形修整されてい
る）が直接かみ合う程度の大きさである。

インキ着け胴７の軸８には駆動歯車１６が取り付けられ
ており、この駆動歯車１６は駆動歯車１５に対して側方
にずらされているので、これら２つの歯車の歯は互いに
かみ合わない。駆動歯車１６は、駆動歯車１４及び１５
の部分円直径と同じ大きさの部分円直径を有している。

駆動歯車１５の横には中間歯車１７が配置されており、
この中間配置１７は駆動歯車１５とかみ合い、しからこ
の中間歯車１７の歯の幅は駆動歯車１５の歯の幅よりも
大きい。中間幅１７は別の中間歯車１８とかみ合い、こ
の別の中間歯車１８の歯は駆動歯車１５の歯と並んで中
間歯車１７にかみ合う。中間歯車１８はインキ着け胴７
の駆動歯車１６とかみ合う。インキ着け胴７に厚い可撓
性の被覆材１９、例えば圧縮不能な材料より戊るゴム層
が巻き付けられている場合は、インキ着け胴及び版胴の
２つの胴の接触箇所でこれらの胴の表面を同一の速度で
運動させる必要があれば、インキ着け胴７の直径を運転
準備状態で版胴５の直径よりも著しく小さく構成しなけ
ればならない。従って版胴５とインキ着け胴７との間の
間隔ａは、２つの胴が圧力下で互いに接近せしめられて
いる運転位置では、軸６及び８上に設けられた互いにか
み合う同じ大きさの駆動歯車はもはやかみ合わなくなる
。しかしながら駆動歯車１５及び１６をずらして配置す
ることによってそれぞれ任意の軸間隔ａが得られる。被
覆材１９はインキ着け胴７に固く又は交換可能に巻き付
けられる。

アニロックス・ローラ１０も印刷機の駆動伝動チェーン
によって駆動できるよ・うにするために、軸９に別の駆
動歯車２０が固定して取り付けられている。この駆動歯
車２０は、駆動歯車１６の隣で軸８にゆるく取り付けら
れた歯車２１にかみ合っている。この歯車２１はさらに
、駆動歯車１６よりも小さい部分円直径を有する駆動歯
車１５とかみ合っている。この駆動歯車２０によって、
印刷機の別の部材、例えばインキポンプを駆動させるこ
ともできる。

第３図に示した別の実施例においては、軸３４．３５，
３６．３７によって印刷機の側壁３８．３９間で支承さ
れた、ゴム胴３０、版胴３１１インキ着け胴３２及びア
ニロックス・ローラ３３が設けられている。軸３４には
駆動歯車４０及びかさ歯車４１が固定して取り付けられ
ている。かさ歯車４１は、軸４３を介して印刷機の主駆
動装置によって駆動せしめられる別のかさ歯車４２にか
み合っている。

駆動歯車４０には、版胴の軸３５に固定して取り付けら
れた駆動歯車４４とかみ合う。２つの歯車は同一の部分
円直径を有しており、一方ゴム胴３０と版胴３１とは、
前記実施例と同様に、異なる直径を有している。インキ
着け胴３２にはこの実施例では、圧縮可能な材料、例え
ば気泡を含有するゴム層より戒る被覆材４８が巻き付け
られている。運転中に接触□所に滑り運動が生じないよ
うにするために、運転準備状態にあるインキ着け胴３２
の直径は、連動率備状態にある版胴３１の直径よりも大
きい。インキ着け胴３２の軸３６は駆動モータ４５に固
定して結合されている。駆動モータ４５は調節可能であ
るので、インキ着け胴３２は、ゴム胴３０及び版胴３１
と同一の回転数で駆動させることができる。軸３６には
さらに歯車４６が回転可能にゆるく取り付けられており
、この歯車４６は、一方では駆動歯車４４にかみ合い、
他方ではアニロックス・ローラ３３の軸３７に取り付け
られた駆動歯車４７にかみ合う。軸３５３６に取り付け
られた同一の部分直径を有する２つの中間歯車が直接的
に係合しない程度の軸間隔すをブリッジするために、歯
車４６は駆動歯車４４よりも大きい部分直径を有してい
る。これによって、駆動伝動チェーンは簡単な形式でア
ニロックス・ローラ３３、並びに場合によっては印刷機
の、後方接続された部材を駆動することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の１実施例による印刷機の重要な部分
の一部破断した概略的な側面図、第２図は、第１図の矢
印ａ方向から見た概略図、第３図は、別の実施例による
印刷機の、第１図に相当する概略的な側面図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、それぞれ１つの軸によって支承され同一回転数で駆
   動され互いに押し付け合いながら転動し合う、ゴム胴と
   、版胴と、可撓性の作業面を有するインキ着け胴とを備
   えたオフセット印刷機において、インキ着け胴（７）の
   直径は、このインキ着け胴（７）と版胴（５）の表面が
   それぞれこれらの胴の接触箇所において同一周速度で運
   動するように、駆動準備状態にある版胴（５）の直径と
   は異なった寸法に構成されており、インキ着け胴（７）
   の軸（８）に固定して取り付けられた、印刷装置の駆動
   伝動系（２２、２３、２４）の駆動歯車（１６）が、版
   胴（５）の軸に固定して取り付けられた駆動歯車（１５
   ）に対してずらして配置されており、前記２つの駆動歯
   車（１５、１６）が２つの中間歯車（１７、１８）を介
   して互いに駆動接続されていることを特徴とする、オフ
   セット印刷機。 ２、それぞれ１つの軸によって支承され同一回転数で駆
   動され互いに押し付け合いながら転動し合う、ゴム胴と
   、版胴と、可撓性の作業面を有するインキ着け胴とを備
   えたオフセット印刷機において、インキ着け胴（３２）
   の直径は、このインキ着け胴（３２）と版胴（３１）の
   表面がそれぞれこれらの胴の接触箇所において同一周速
   度で運動するように、駆動準備状態にある版胴（３１）
   の直径とは異なった寸法に構成されており、版胴（３１
   ）が、印刷機の駆動伝動系（４１、４２、４３）の駆動
   歯車（４４）に固く接続されていて、これに対してイン
   キ着け胴（３２）が制御可能な駆動モータ（４５）に連
   結されていることを特徴とする、オフセット印刷機。 ３、インキ着け胴（７、３２）の軸に別の歯車（２１、
   ４０）が回転可能にゆるく支承されており、該歯車（２
   １、４０）が、一方では版胴（５、３２）の駆動歯車（
   １５、４４）にかみ合っていて、他方では印刷機の別の
   部材（１０、３３）の駆動部にかみ合っている、請求項
   １又は２記載のオフセット印刷機。 ４、インキ着け胴（３２）の可撓性の表面が体積を変え
   ながら変化する被覆材（４８）より成っており、駆動準
   備状態にあるインキ着け胴（３２）の直径が、駆動準備
   状態にある版胴（３１）の外径よりも大きい、請求項１
   から３までのいずれか１項記載のオフセット印刷機。