JPH0341117Y2 - - Google Patents

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JPH0341117Y2
JPH0341117Y2 JP1987176896U JP17689687U JPH0341117Y2 JP H0341117 Y2 JPH0341117 Y2 JP H0341117Y2 JP 1987176896 U JP1987176896 U JP 1987176896U JP 17689687 U JP17689687 U JP 17689687U JP H0341117 Y2 JPH0341117 Y2 JP H0341117Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は遠心型フアンの送風音を低減し、ま
た、フアンに直結するモータへの入力を軽減し得
る機能を備えた空調機フアン用モータ取付台に関
する。
(従来の技術) 遠心型のフアンをモータと軸直結してなる送風
機構と熱交換器とを組合わせた構造のフアンコイ
ルは空気調和機に多く用いられるが、此の場合、
フアンとモータとは据付高さ寸法が異なり、一般
にはモータの方が小さいことからモータ3を共通
の機枠1に対し取付台4′を介して取り付け固定
することが通常行なわれる手段であり、第5図及
び第6図に例示されるように鋼板を断面コ字状に
折曲形成してモータ3の軸受部を支持する脚部材
9と、該脚部材9の取付板部11に前面板13を
合着し一体させて機枠1に固定せしめる方形台状
の台部材10′とから取付台4′が構成されてい
る。
(考案が解決しようとする問題点) かかる構造の取付台4′は脚部材9における軸
受支持用側板12がフアン2の側部の吸込口7に
近い位置で対面しているために吸込口7の可成り
の部分を掩う状態になり、従つて、旋回気流が取
付台4′の個所に起生することは避けられない。
一方、台部材10′は前面板13及びその四周
の側板14′〜17′により囲まれた方形台であつ
て気流に対して抵抗体になつている。
このように取付台4′の個所はフアン2の吸込
空気流路において通風抵抗が相当大きい場所とな
るので、送風音が大で送風効率が悪くなるなどフ
アンに悪影響を及ぼし、しかも空気流路が狭くな
る程、フアン2の回転方向と同じ方向の前記旋回
気流が取付台4′の個所に生じて、この旋回気流
の全量が脚部材9における相対向する軸受支持用
側板12,12間を流通して拡散し吸込口7に全
然到達しなくなる結果、モータ入力増加及びエネ
ルギー損失増大の問題は避けられなかつた。
このように従来のものが種々問題点を有してい
る実状に対処してモータ入力の低減ならびに送風
音の低下を果たさせるべく成されたものであつ
て、取付台配設個所に発生する旋回気流の一部を
フアン吸込口に回収し得る構造となすことによつ
て上述の目的を達成せしめる点を特徴とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案は添付図面に示す実施例によつて明らか
な如く、ケーシング6の軸端側両面に吸込口7が
開口されてなる遠心型のフアン2の一方の面側に
軸直結したモータ3の軸受部を支持する脚部材9
と、該脚部材9の取付部11に前面板13を合着
一体させて機枠1に固定せしめる台部材10とか
らなる空調機フアン用モータ取付台において、前
記台部材10は前記前面板13の四周縁中の三つ
の周縁から機枠1側に折曲した側板14,15,
16を有して、一側部17を解放させてなる方形
台に形成していると共に、前記開放一側部17に
隣り合う両側板14,16の少なくとも一方には
通風穴18を穿設せしめていて、この通風穴18
を有する側板14が前記ケーシング6のモータ3
の軸直結側吸込口7に対面し、かつ、前記開放一
側部17と、該開放一側部17に対向する対向側
板15とが前記フアン2の回転方向に沿つて順次
位置する如く配設されていることを特徴とする。
(作用) 本考案に係る取付台4は、発生した旋回気流の
一部相当量を台部材10における前記開放一側部
17から台部材10内に導いた後、側板14の通
風穴18を経、導出させて対面する吸込口7に吸
込ませることができるので、旋回気流の一部回収
が成され、かくして痛風抵抗ならびにモータ3入
力を低く保持できる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を添付図面により詳述す
る。
第1図及び第2図は本考案の実施例に係るフア
ンコイルユニツトを示し、第1図は同ユニツトの
立面図、第2図は第1図における−線矢示断
面図である。第1図に示すように該ユニツトは、
同軸でかつ所定間隔を在して機枠1に直付け固定
した2基の遠心型フアン2,2と、各フアン2,
2に夫々軸直結して前記フアン2,2間の空所に
配設し取付台4に取付けたモータ3,3とからな
る送風機構を備えていて、フアン2,2及びモー
タ3,3を挟み前記機枠1に平行させ対設したク
ロスフイン熱交換器5と組合わせることによつて
フアンコイルユニツトが構成される。
2基のフアン2は遠心型であつて第2図に示す
ようにケーシング6の軸端側両面の軸まわりに円
形の吸込口7が開口され、また、ケーシング6の
軸周の個所に吹出口8が開口されて同軸、同相に
配設されており、軸直結したモータ3により同じ
方向に回転せしめられて、前記熱交換器5を吸込
空気流路中に有する誘引式のフアンコイルユニツ
トを形成し冷却または加熱された後の調和空気を
各吹出口8から吹出し、図示しない吹出チヤンバ
ーを経、吹出グリルから吹出し得るようになつて
いる。
モータ3を機枠1に固定するために用いてなる
前記取付台4は、モータ3の軸受部を支持する脚
部材9と、該脚部材9に一体させて機枠1にボル
ト、ナツトにより固定させる台部材10との両部
材からなつている。
脚部材9は厚手の鋼板をコ字状に折曲して、取
付板部11の両側に軸受支持用側板12を直角曲
げて連続して有する構造であつて、前記各側板1
2の端縁部に半円状の切欠きを設け、この切欠き
部にモータ3の各軸受部を係入させると共に、適
当な形状をなす取付台で挟み付け固定することに
よつてモータ3の架構を支持し得るようになつて
いる。
なお、軸受部の支持に際しては前記切欠き部に
防振ゴムを介在させて、防振的に支持固定するの
が好ましい手段である。
一方、台部材10は厚手の鋼板を折曲加工して
方形状に形成した構造をなし、第3図に示す如
く、2個の脚部材9における各取付板部11が合
着され、かつ、ボルト、ナツトで固定される長方
形の前面板13と、この前面板13の四周縁中の
長辺側の一方を除いて三つの周縁から直角に折曲
した3個の側板14,15,16とを有してい
て、前述する長辺側の一方に対応する一側部17
を略々全面開放させている。
上記台部材10は、開放一側部17に隣り合う
両側板14,16が、機枠1に固定したフアン
2,2における吸込口7が開口してなるケーシン
グ6軸端側面に対面するように機枠1に取り付け
るものであるが、これ等両側板14,16におい
てフアン2に対面するもの、すなわち、フアン2
が1基の場合は側板14又は16、2基の場合は
両側板14,16となるが、この側板14,16
に対し痛風穴18を穿設せしめている。
かかる構造を有する台部材10は、機枠1の所
定個所に固定した状態では、前記開放一側部17
及び1個又は2個の通風穴18によつて内部が外
周部と連通するようになるのであるが、機枠1へ
の固定に際しては、以下述べる条件が満足される
ようにすることが必要である。
すなわち、フアン2、取付台4及びモータ3が
取付け完了し、モータ3の駆動で2基のフアン2
が同方向に回転する正常の運転状態において、前
記開放一側部17と開放一側部17に対向して位
置する対向側板15とが、フアン2の回転方向に
対してこの順序で位置するよう、即ちフアン2の
回転により取付台4部に取付台4に起生する旋回
気流を基準として開放一側部17が前記対向側板
15に対し上手側に位置する如く配設して固定す
るのが要件である。
なお、第3図中、19は各側板14,16から
外側に直角に折り曲げて連設した取付片であり、
また、20は前面板13の所定位置に穿設した穴
に上方から挿通したボルトで、頭部を前面板13
の内面側に溶接により固着せしめることにより前
面板13から垂設させている。
かかる構造のモータ取付台4は、機枠1に対し
て所定の取付け形態をとつて台部材10を固定せ
しめ、次いで2個の脚部材9,9を台部材10の
前面板13に固定せしめた後、各モータ3を脚部
材9に夫々防振的に支持固定せしめると共に、機
枠1に各フアン2,2を取り付け、該フアン2,
2と対をなすモータ3,3とを軸直結して、送風
機構の組立てが完了する。
そしてモータ3,3を駆動し、フアン2,2を
同じ方向に回転せしめるのであるが、前述したよ
うに吸込口7に近く脚部材9が対面しているの
と、モータ3が配置されているのによつて、吸込
空気流路となるこのモータ3が配置個所にはフア
ン2の回転方向とおなじ方向の旋回気流が生じ
る。
この旋回気流にたいして取付台4が抵抗となる
のは勿論であるが、台部材10に関しては開放一
側部17によつて台部材10内への気流の流入を
許容し、しかも側板14,16に通風穴18,1
8を設けているので、この流入した空気流は滞溜
することなく、前記通風穴18,18を通り抜け
た後、対面する吸込口7に吸込まれることにな
り、この場合の開放一側部17、台部材10内空
間及び通風穴18を経る流路は旋回気流の方向に
順じたものであるから、円滑な流れとなることは
言うまでもなく、かくして通風抵抗及びモータ3
に対する入力を低減できる。
ところで、フアン2、モータ3の能力形状が同
じで取付台4も同形であり、かつ、それ等の取り
付け態様も等しくて、ただし、台部材10が開放
一側部17及び通風穴18を有する本実施例に対
して、四周縁から側板を全て折曲させ設けてなる
台部材10を用いた点が異なる比較装置と、前記
実施例との特性比較を行つた実験結果を第4図に
示しているが同じ風量を得るのに通風抵抗が小さ
い本実施例(実線示)の方が比較例(一点鎖線
示)に対して回転数で4%、モータ入力で13%、
送風音で0.6dBの低下が明らかとなり、一部側1
7を開放し、かつ通風穴18を設けたことに意義
があることを明示している。
(考案の効果) 本考案は以上述べたように、取付台4における
台部材10に、旋回気流の一部を導入するための
開放一側部17と、この導入した気流をさらにフ
アン2の吸込口7に誘導するための通風穴18と
を設けたことによつて、フアン2に対する通風抵
抗を下げることが可能となり、同風量を確保する
のに回転数を低減し得て、かくしてモータ3の入
力が減少することによつてエネルギー損失を少く
し効率の良い運転が行なえる。
また、回転数の低下によつて送風音を下げるこ
とが可能となり、静粛運転を実現し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例に係るフアンコイル
ユニツトの立面図、第2図は第1図における−
線矢視断面図、第3図は第1図における台部材
の斜視図、第4図は本考案実施例と比較例との性
能比較線図、第5図は従来のフアンコイルユニツ
トの立面図、第6図は第5図における−線矢
視断面図である。 1……機枠、2……フアン、3……モータ、4
……取付台、6……ケーシング、7……吸込口、
9……脚部材、10……台部材、11……取付板
部、13……前面板、14,15,16……側
板、17……開放一側部、18……通風穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケーシング6の軸端側両面に吸込口7が開口さ
    れてなる遠心型のフアン2の一方の面側に軸直結
    したモータ3の軸受部を支持する脚部材9と、該
    脚部材9の取付部11に前面板13を合着一体さ
    せて機枠1に固定せしめる台部材10とからなる
    空調機フアン用モータ取付台において、前記台部
    材10は前記前面板13の四周縁中の三つの周縁
    から機枠1側に折曲した側板14,15,16を
    有して、一側部17を解放させてなる方形台に形
    成していると共に、前記開放一側部17に隣り合
    う両側板14,16の少なくとも一方には通風穴
    18を穿設せしめていて、この通風穴18を有す
    る側板14が前記ケーシング6のモータ3の軸直
    結側吸込口7に対面し、かつ、前記開放一側部1
    7と、該開放一側部17に対向する対向側板15
    とが前記フアン2の回転方向に沿つて順次位置す
    る如く配設されていることを特徴とする空調機フ
    アン用モータ取付台。
JP1987176896U 1987-11-19 1987-11-19 Expired JPH0341117Y2 (ja)

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JPH0180698U JPH0180698U (ja) 1989-05-30
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000042325A1 (fr) * 1999-01-12 2000-07-20 Hitachi, Ltd. Procede de fabrication d'un appareil de ventilation et appareil de ventilation

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4906555B2 (ja) * 2007-03-27 2012-03-28 三菱電機株式会社 シロッコファン及び空気調和装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5432807A (en) * 1977-08-18 1979-03-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd Blower

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