JPH0339912A - レーザハザード防止機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概　要〕 レーザハザード防止機構に関し、 作業上及び安全上優れた実用価値の高いレーザハザード
防止機構を提供することを目的とし、外部側の光コネク
タが光接続される固定側の光コネクタから射出され得る
レーザ光のレーザハザード防止機構において、外部側光
コネクタ接続時にこれにより直接押し上げられてレーザ
光路上の所定位置からレーザ光路に略垂直な上方向に待
避してレーザ光路を開放自在であり且つ、外部側光コネ
クタ脱離時にレーザ光路上の所定位置にその自重により
復帰してレーザ光路を遮断自在である遮蔽部材を具える
よう構成する。

〔産業上の利用分野〕

本発明は、光通信システム機器等を収容したシェルフの
光接続部における光コネクタの着脱作業時に、レーザ光
源より射出されるレーザ光が作業者の肉眼を直撃すると
いう危険を排除し得るレーザハザード防止機構に関する
。

〔従来の技術〕

光デバイス機器等を内蔵したシェルフの前面に取付けら
れた光ジャックから光フアイバコードの光プラグを取外
す際等に、この光ジャック側から射出されるレーザ光が
作業者の眼を直撃する危険性がある。この事態を回避す
るため従来のレーザハザード防止機構は、第４図乃至第
６図に示す如く光ジャック５０の前方側に遮蔽板５１を
有し、レーザ光が作業者の眼を直射する可能性が少なく
なるようにしている。

なお、第６図に示す如く光ジャック５０に光フアイバコ
ード５２の光プラグ５３を実際に取付ける場合に、光フ
アイバコード５２は特に曲げに弱いため曲率半径を大き
くとる必要があり、また、光ジャック５０と光プラグ５
３との取付け・取外し作業を容易に行うためにも、この
光接続部と遮蔽板５１との間には所定の空きスペースが
必要となる。すなわち、遮蔽板５１は光接続部（光ジャ
ック５０）から所定に離して設置する必要がある。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかるに、この遮蔽板５１を光接続部から離して設置す
ると、上述の如く光プラグ５３の着脱作業上並びに光フ
アイバコード５２の耐久性上好ましいものの、光ジャッ
ク５０側から射出されるレーザ光が分散してしまうため
に遮蔽板５１を大きくしなければならず、このためこの
ような大きな遮蔽板では光プラグ着脱作業は勿論のこと
、他の作業においても極めて邪魔であり、装置の美感上
も好ましくない。また、遮蔽板５１を離して設置すると
、空きスペースが広くなる分、レーザ光が作業者の眼を
直撃する危険性が増大してしまう。

以上の点に鑑み本発明は、光接続部前方側に煩わしい遮
蔽板を固定してレーザ光を遮るような上記従来の構造を
一掃し、別の観点から問題の解決を図り、従来の欠点を
伴うことがなく、作業上及び安全上極めて良好なレーザ
ハザード防止機構を提供することを課題とする。

〔課題を解決するための手段〕

上記課題を解決するために本発明によれば、外部側の光
コネクタが光接続される固定側の光コネクタから射出さ
れ得るレーザ光のレーザハザード防止機構において、外
部側光コネクタ接続時にこれにより直接押し上げられて
レーザ光路上の所定位置からレーザ光路に略垂直な上方
向に待避してレーザ光路を開放自在であり且つ、外部側
光コネクタ脱離時にレーザ光路上の所定位置にその自重
により復帰してレーザ光路を遮断自在である遮蔽部材を
具えることを構成上の特徴とする。

〔作　用〕

固定側光コネクタに光接続されるべき外部側の光コネク
タにより直接押し上げられると遮蔽部材がレーザ光路上
からこれに略垂直な上方向に待避し、レーザ光路が開放
される。これにより固定側光コネクタと外部側光コネク
タを光接続することができる。

他方、外部側光コネクタの脱離時には、遮蔽部材はレー
ザ光路上にその自重により復帰し、これによりレーザ光
路を直ちに塞ぐことができる。

〔実施例〕

以下、図示実施例に基づき本発明を説明する。

第１図は本発明に係るレーザハザード防止機構の一実施
例のパネルを一部切除して内部が見えるようにした要部
破断正面図、第２図は第１図の■−ｎ線に沿い矢印方向
から見た断面図、第３図は光コネクタの接続を説明する
ための側部外観図である。

本実施例のレーザハザード防止機構１は、外部側の光プ
ラグ５３が光接続される固定側の光ジャック５０から射
出されるレーザ光の光路上に、平常時にその一部が位置
する遮蔽板２と、この遮蔽板２をレーザ光路に略垂直な
面内方向、本実施例においては上下方向に案内し得る案
内機構とから成る。

遮蔽板２は、実際にレーザ光を遮る役割を果たす狭幅部
２ａと、両側部に断面略半円形状の案内溝２ｂを具えた
広幅部２ｃとを有する。

遮蔽板２を案内する案内機構は、４つの側壁及び底壁を
具えたケース３と、このケース３の前面開放部を塞ぐパ
ネル４と、その両端軸部５ａ。

５ｂがパネル４及びケース３底壁に垂直に嵌合して回動
自在に支承され得る４つのローラ５と、ケ−ス３を光ジ
ャック５０に対して所定取付位置に支持する取付金具６
とから成る。ケース３内には遮蔽板２が収容され、ケー
ス３の下方側の側壁３ａ中夫の開口３ｂから遮蔽板２の
狭幅部２ａのみが突出し得るようになっている。また、
遮蔽板２の両側部の案内溝２ｂには４つのローラ５が係
合し、遮蔽板２が上下方向に滑らかにスライドし得るよ
うになっている。

以上の機構から成る本実施例においては、光接続がなさ
れていない場合には遮蔽板２がその自重により第１図又
は第３図に示す如く下降した初期位置にあり、遮蔽板２
の狭幅部２ａが光ジャック５０からのレーザ光路上に位
置する。

光プラグ５３を光ジャック５０に装着する光接続時には
、光プラグ５３自体で遮蔽板２を先ず押し上げる。この
とき遮蔽板２はケース３内でローラ５により上下方向に
スムーズに案内されるために作業上、特に不都合はない
。そして、光プラグ５３をレーザ光路に沿って光ジャッ
ク５０に装着すればよい（第３図）。

一方、光プラグ５３の脱離時には、従来と特に変わるこ
となく光プラグ５３を光ジャック５０から引き抜けばよ
く、このときこれに応動して遮蔽板２がその自重により
直ちに下降しレーザ光路を遮る初期位置に復帰する。こ
れによりシェルフ側の光ジャック５０から射出されるレ
ーザ光が外部に漏れ出ることなく確実に、そして即時に
これを遮蔽・遮断することができる。

なお、遮蔽板２の初期位置への復帰をより確実にするた
め、圧縮コイルばね等の付勢部材を、例えばケース３内
の上方側壁３ｃと遮蔽板２の対応側面２ｄとの間に介挿
しても差しつかえない。

さらに、遮蔽板２の自重によらないで付勢部材のみで初
期位置に復帰し得るように構成すれば、例えば第１図に
示すレーザハザード防止機構ｌを光ジャック５０に対し
て下方側に配置して、遮蔽板２が下方に待避するように
しても何ら差しつかえなく、上記実施例と同様の安全上
の効果を得ることができる。また、同様に光ジャック５
０に対してレーザハザード防止機構ｌを側方側に配置し
てもよい。

〔発明の効果〕

以上の如く本発明によれば、上記従来のレーザハザード
防止機構の不都合を特に伴うことなく、レーザ光による
作業者への危険を安全・確実に軽減ないしは防止するこ
とが可能となる。

また、機構全体をコンパクトに、簡便に構成し得るため
、耐久性に優れ取扱い良好の実用価値の高い安全機構の
実現が可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るレーザハザード防止機構の一実施
例の要部破断正面図、 第２図は第１図の■−■線に沿い矢印方向から見た断面
図、 第３図は実施例の側部外観図、 第４図は従来のレーザハザード防止機構の正面図、 第５図は第４図のレーザハザード防止機構の平面図、 第６図は第４図のＶＴ−Ｖｌ線に沿い矢印方向から見た
側部外観図である。 １・・・レーザハザード防止機構、 ２・・・遮蔽板、　　　　　３・・・ケース、４・・・
パネル、　　　　　　５・・・ローラ、５０・・・光ジ
ャック、　　　５３・・・光プラグ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、外部側の光コネクタ（５３）が光接続される固定側
   の光コネクタ（５０）から射出され得るレーザ光のレー
   ザハザード防止機構において、外部側光コネクタ（５３
   ）接続時にこれにより直接押し上げられてレーザ光路上
   の所定位置からレーザ光路に略垂直な上方向に待避して
   レーザ光路を開放自在であり且つ、外部側光コネクタ（
   ５３）脱離時にレーザ光路上の所定位置にその自重によ
   り復帰してレーザ光路を遮断自在である遮蔽部材（２）
   を具えることを特徴とするレーザハザード防止機構。