JPH0337787Y2 - - Google Patents

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JPH0337787Y2
JPH0337787Y2 JP1986034666U JP3466686U JPH0337787Y2 JP H0337787 Y2 JPH0337787 Y2 JP H0337787Y2 JP 1986034666 U JP1986034666 U JP 1986034666U JP 3466686 U JP3466686 U JP 3466686U JP H0337787 Y2 JPH0337787 Y2 JP H0337787Y2
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piston rod
frame
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Priority to CH3753/89A priority patent/CH680577A5/de
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  • Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、パンチプレスにおけるダイ支持装
置に係り、さらに詳細には、ダイを水平方向から
着脱交換することができ、かつダイを正確に位置
決め固定することのできるダイ支持装置には関す
る。
〔従来の技術〕 従来、金型自動交換装置を備えるパンチプレス
において、ダイをダイホルダに支持する装置とし
ては、特開昭49−52388号公報などが知られてい
る。このダイ支持装置は、支持台に上下方向に回
動自在の締付けアームを設け、ダイホルダのダイ
シユーへの着脱、固定を容易にするものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
前述した先行例においては、締付アームを水平
状態から垂直状態に揺動する構成であり、その構
成は、締付アームに形成したスロツトに、垂直に
上下動するピストンロツドに備えたピンを係合し
た一種のカム機構によるものであるから、前記締
付アームを水平状態から垂直状態に揺動せしめる
には、ピストンロツドのストロークが比較的長く
ならざるを得ないものであり、大きなシリンダが
必要である。また、締付アームが水平状態から垂
直状態に揺動するものであるから、揺動アームの
作動領域が比較的大きく必要であり、全体的構成
の小型化が困難である。
(問題を解決するための手段) 前述のごとき従来の問題を解決するために、本
考案は、パンチプレスのフレームに上下動自在に
備えられたラムの下方位置に、上記ラムに取付け
たパンチと対応するダイを支持するダイホルダを
設け、このダイホルダの上面に対して前記ダイを
水平方向へ着脱自在に設けると共に、ダイの当接
面と当接自在な突当て面をダイホルダの上面に設
け、上記突当て面へダイを押圧固定するための押
え駒を、ダイホルダに取付けたピンに上下動自在
でダイホルダの上面に対して出没自在かつダイを
押圧する方向へ揺動自在に設け、前記ダイホルダ
に装着したシリンダの上下動自在なピストンロツ
ドと前記押え駒の傾斜した下面との間に弾性体を
介在して設けると共に、ピストンロツドでもつて
押え駒を、前記ダイを押圧する方向へ押圧自在に
設けてなるものである。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
先ず、本考案の理解を容易にするために、本考
案が実施され得るパンチプレス1の全体的構成に
ついて説明する。
さて、第1図および第2図を参照するに、本考
案が実施され得るパンチプレス1において、パン
チ3、ダイ5およびラム7などを支承するC型形
状のフレーム9は、箱型状の下部フレーム11、
該下部フレーム11の後方すなわち第2図におい
ては右側に設けられた中間フレーム13および該
中間フレーム13上に設けられた箱型状の上部フ
レーム15から構成されている。
より詳細には下部フレーム11と中間フレーム
13とは溶接などで一体的に設けられている。中
間フレーム13の上部部材13A上に上部フレー
ム15の下部部材15Aが載置され、しかも中間
フレーム13の第1図および第2図において左側
寄りに上部フレーム15の上方から複数本例えば
2本のタイロツド17を中間フレーム13および
下部フレーム11に垂設して連結されている。連
結する際にはタイロツド17に適宜なプリロード
を与えて撓みが発生しないようにしてある。タイ
ロツド17の右側寄りには上部フレーム15の下
部部材15A上に補強用の板材19を載置し、そ
の板材19上から複数本のボルト21により上部
フレーム15の下部部材15Aと中間フレーム1
3の上部部材13Aとが螺着し固定してある。各
板材19間にあつて、板材19と上部フレーム1
5の上部部材15Bとの間に支持部材23を挟み
込んで補強してある。
したがつて、タイロツド17で適宜なプリロー
ド力を与えて上部フレーム15と中間フレーム1
3とを一体化せしめることによつて、上部フレー
ム15と中間フレーム13間のギヤツプであるふ
ところ部を大きくとることが可能となる。また、
上部フレーム15の撓みが非常に少なくなり、し
かもフレーム9の製作が容易でさらにワークWの
加工精度が向上するのである。
上部フレーム15と下部フレーム11間のふと
ころ部にあつて、C型形状のスワンネツクホルダ
25を下部フレーム11上に例えば溶接などで固
定し設けてある。
下部フレーム11の先端側第1図において左側
端側にダイ5が装着してある。ダイ5の上方にあ
つて、スワンネツクホルダ25の先端側にパンチ
3が装着されている。パンチ3とダイ5とは対を
なす金型であるから、両者とも垂直上に芯合せし
て設けられている。第1図および第2図において
上部フレーム15の左側先端部にはラム駆動装置
27が設けられ、該ラム駆動装置27の下部には
ラム7が取付けられて上下に昇降可能である。
下部フレーム11の手前側すなわち第2図にお
いて下部フレーム11の左側には、ベツド29が
配置されて、下部フレーム11と溶接などで一体
化されている。ベツド29上には、案内部材31
が載置され、該案内部材31にはレール33がY
軸方向に延在している。キヤレツジベース35の
突出部35Tの下部にY軸方向へ延在して取付け
られているスライダ部材37が前記レール33に
案内されてY軸方向に移動可能となつている。
すなわち、第1図および第2図においてベツド
29の左側端側にあつて、X軸方向のほぼ中央部
にY軸モータ39が取付けられてある。Y軸モー
タ39からの回転がギヤなどを介して送りねじ4
1に伝達される。送りねじ41には前記キヤレツ
ジベース35が取付けられ、送りねじ41の回転
によりキヤレツジベース35がY軸方向に移動さ
れるのである。
キヤレツジベース35は基部35Mと突出部3
5Tから形成され、しかもキヤレツジベース35
のX軸方向における中心線を境にして左右対称な
形状となつている。したがつて、キヤレツジベー
ス35はX軸方向における中心線を境にして重量
バランスが図られているのである。
第2図から明らかなように、キヤレツジベース
35を案内している複数本例えば2本の案内部材
31におけるX軸方向のほぼ中央部すなわち案内
部材31の負荷がほぼ均等的となる位置にX軸モ
ータ43が取付けられてある。該X軸モータ43
にはX軸方向に沿って送りねじ45が延在して設
けられ、該送りねじ45にキヤレツジ47の一端
部が取付けられてある。キヤレツジベース35の
基部35Mにあつて、第1図において右側寄りに
X軸方向に沿って案内部材49が延在して設けら
れ、しかも該案内部材49には複数本例えば2本
のレール51がX軸方向に延在して取付けられて
ある。キヤレツジ47の下部には図示省略のスラ
イダ部材が支承されていて、そのスライダ部材が
前記レール51に案内されてX軸方向に移動され
るようになつている。したがつて、X軸モータ4
3の回転が送りねじ45に伝達され、キヤレツジ
47の下部に支承されたスライダ部材がレール5
1に案内されることによつてキヤレツジ47がX
軸方向に移動自在に移動されるのである。
キヤレツジ47にはワークWを把持するための
クランプ53が設けられている。より詳細には第
1図および第2図に示すように、キヤレツジ47
の右側に例えば2個のクランプ53が設けられて
ある。而してワークWが第1図において手前側か
ら搬入されて後方側に設けてある位置決め用スト
ツパ55に当接して位置決めした後、クランプ5
3によりクランプされるのである。
ワークを支持するために、ベツド29の両側第
1図において前と後に可動テーブル57が設けら
れ、キヤレツジベース35の突出部35Tに取付
けられる。したがつて、可動テーブル57はキヤ
レツジベース35と共にY軸方向へ移動される。
ベツド29の両側に設けられた可動テーブル5
7間には、ワークWを支持するためのキヤタピラ
テーブル59が設けてある。より詳細には該キヤ
タピラテーブル59は、ダイ5の直径よりわずか
に大きい幅で形成されている。その両端はキヤレ
ツジベース35の下部に取付けられた2個のスラ
イダ部材37に連結されている。しかもキヤタピ
ラテーブル59はベツド29の両側第2図におい
て左右側に設けられた複数個例えば4個のスプロ
ケツトホイール61に巻回されている。したがつ
て、Y軸モータ39によりキヤレツジベース35
がY軸方向に移動することにより可動テーブル5
7と同様にキヤタピラテーブル59もY軸方向に
移動される。
第1図に明らかなように可動テーブル57上に
は適宜な間隔をもつて多数のローラ63が設けら
れ、またキヤタピラテーブル59上にも上記ロー
ラ63と同様に適宜な間隔をもつて多数のローラ
65が設けられている。このローラ63およびロ
ーラ65上に載置されたワークWがY軸方向に移
動する際にはこのローラ63およびローラ65は
回転しないが、ワークWがX軸方向に移動する際
には、このローラ63およびローラ65は回転
し、ワークWをX軸方向へ円滑に移動させる役目
をなしている。
したがつて、X軸モータ43がキヤレツジベー
ス35の基部35MにおけるX軸方向のほぼ中央
部上に設けられていて、かつキヤレツジベース3
5の形状がX軸方向における中心線を境にして左
右対称としたことにより、キヤレツジ47が第1
図において例えば二点鎖線の如く手前側に移動し
ても重量バランスがとれているため、ワークWの
傾きは極めて小さい。ワークWの傾きが極めて小
さいため加工時の加工精度がより一層向上される
と共にX軸モータ43の手前側には何の障害物が
ないため製造組立時の作業性が良好となる。
さらに、パンチ3およびダイ5を対にした金型
を本実施例の場合には1組しか設けていないので
ワークWの裏面の摺動面積が非常に小さくなり、
ワークWの裏面に付く傷の発生が激減される。ま
た、キヤタピラテーブル59の幅を狭くしたこと
により可動テーブル57をY軸方向へ移動させた
際、キヤタピラテーブル59の上下揺動が極めて
小さく、かつキヤタピラテーブル59自体の重量
も減少されるので、ワークWの位置決め精度がよ
く、騒音も小さくなる。
パンチ3,ダイ5を対にした金型の後方側第1
図および第2図において右側には、搬送キヤタピ
ラテーブル67が設けられている。より詳細には
この搬送キヤタピラテーブル67は、ワークWが
クランプ53に把持されている端部と反対側の端
部付近を支持しているほかに、加工されたワーク
Wを搬出するためのものである。この搬送キヤタ
ピラテーブル67は下部フレーム11の両側第2
図において左右側に設けられた複数個例えば2個
のスプロケツトホイール69に巻回されている。
したがつて、図示省略の駆動装置により搬送キ
ヤタピラテーブル67はY軸方向に移動される。
この搬送キヤタピラテーブル67のY軸方向の移
動は前述したキヤタピラテーブル59の移動と同
期させて行なうのがよい。加工されたワークWを
搬出する場合には、キヤレツジベース35を第1
図および第2図においてY軸方向の右方へ移動さ
せてワークWの重心が搬送キヤタピラテーブル6
7上に移動した後に搬送キヤタピラテーブル67
のみを右方へ移動させて、中間フレーム13の後
側の切欠部71よりワークWを機外へ搬送するの
である。
さらに、第1図に明らかなように搬送キヤタピ
ラテーブル67上には適宜な間隔をもつて多数の
ローラ73が設けられている。このローラ73は
前述したローラ63,65と同様にX軸方向へ円
滑に移動させる役目をなしている。
第1図において、搬送キヤタピラテーブル67
の左側が下げられるようになつている。すなわ
ち、下部フレーム11の一部に流体シリンダ75
が取付けられ、該流体シリンダ75のピストンロ
ツド77の一端部がスプロケツトホイール69を
支持しているブラケツト79の左側寄りに取付け
られている。流体シリンダ75を作動させ、ピス
トンロツド77を下げることにより、左側のスプ
ロケツトホイール69が下げられる。搬送キヤタ
ピラテーブル67の左側が下げられるようにした
ことは、大サイズの定尺板などのワークWより輪
郭を追抜き加工し切離された小サイズの加工品も
搬出できるようにするためである。なお、キヤタ
ピラテーブル67全体を一様に下降させても小サ
イズの加工品の搬出は可能である。
次に、ラム7を昇降させるラム駆動装置27が
上部フレーム15の先端側特に第2図において左
側に設けられている。より詳細には第1図および
第2図より明らかなように、上部フレーム15の
上部部材15B間のほぼ中央部に駆動モータ81
を支持する支持部材15Cが載置されている。上
部フレーム15の左側フレーム15Dの内側にプ
ーリ83が取付けられている。駆動モータ81と
プーリ83とはシヤフト85で連結されている。
したがつて、駆動モータ81の回転はシヤフト
85を介してプーリ83に伝達される。前記ラム
駆動装置27のケーシング87が左側フレーム1
5Dの外側が嵌まり込むようになつている。ケー
シング87内には、クランクシヤフト89、コネ
クチングロツド91、プーリ93およびタイミン
グベルトのごときベルト95およびラム7などが
一体的に組込まれている。前記プーリ83とプー
リ93にはベルト95が巻回されている。また、
クランクシヤフト89にはコネクチングロツド9
1が連結され、該コネクチングロツド91の下方
には図示省略のコネクチングスクリユを介してラ
ム7が取付けられているのである。
したがつて、プーリ83に伝達された回転は、
ベルト95およびプーリ93を介してクランクシ
ヤフト89に伝達される。クランクシヤフト89
の回転により、コネクテイングロツド91を介し
てラム7が上下動し、ラム7の下端部にはパンチ
3がパンチホルダを介して取付けられているので
パンチが昇降されるのである。
パンチプレス1の外側に近接した位置には金型
自動交換装置97が配置してある。より詳細に
は、第1図に示されているように、金型自動交換
装置ロボツト97の脇には複数台例えば2台の金
型収納ラツク99,101が互いに90度に対向し
て設けてある。例えば金型収納ラツク99には交
換すべきパンチ3が複数個収納されている。金型
収納ラツク101には交換すべきダイ5が複数個
収納されている。
前記金型自動交換装置ロボツト97は、立設さ
れた旋回軸103に図示省略の制御装置を備えた
C型形状のフレーム105が取付けられ、このC
型形状のフレーム105の間の旋回軸103に
は、昇降かつ回転自在な旋回ケーシング107が
取付けられている。
旋回ケーシング107には、金型のパンチ3や
ダイ5をクランプし、またアンクランプ可能な伸
縮自在のメカニカルハンドル109が設けられて
いる。したがつて、金型自動交換装置ロボツト9
7でパンチ3やダイ5の金型を交換するには、メ
カニカルハンドル109でパンチプレス1に取付
けてあるパンチやダイ5を取りに行つてクランプ
する。
その状態でメカニカルハンドル109を旋回さ
せて金型収納ラツク99あるいは101の空いて
いる収納部に収納させる。次いで必要なパンチ3
あるいはダイ5を金型収納ラツク99あるいは1
01から次金型であるパンチ3やダイ5を選択し
てクランプし、再度メカニカルハンドル109を
旋回させてパンチプレス1に取付けることによつ
て金型交換が行なわれるのである。
また、第1図および第2図に示されているよう
に、中間フレーム13に取付けられた金型回転用
駆動モータ111により回転されるウオームシヤ
フト113に噛合した図示省略のウオームホイー
ルによつてパンチ3が回転される。一方ウオーム
シヤフト113には、連結部材115を介して他
のウオームシヤフト117が連結してある。この
ウオームシヤフト117は、第3図および第4図
に示されているように、前記スワンネツクホルダ
25の下腕25Dに内蔵されたウオームホイール
119に噛合している。このウオームホイール1
19は複数の例えば3個のベアリング121を介
して前記スワンネツクホルダ25の下腕25Dに
支承してある。
上記構成により、金型回転用駆動モータ111
を駆動させると、ウオームシヤフト113、連結
部材115およびウオームシヤフト117を介し
てウオ−ムホイ−ル119が回転して、それに伴
いダイ5が回転し割出されてプレス加工される。
ウオ−ムホイ−ル119上にダイホルダ123
が支承され、このダイホルダ123にダイ5が取
付けてある。
ダイホルダ123に対するダイ5の位置決めを
正確に行なうために、ダイホルダ123の上面に
は、第3図、第4図に示すように、V字形状の突
当て面123Tが設けられており、この突当面1
23Tにダイ5のV字形状の当接面が当接してあ
る。そして、ダイ5は、ダイクランプ装置125
によつてダイホルダ123の突当て面123Tへ
押圧固定されている。
前記ダイクランプ装置125はダイホルダ12
3に備えられている。より詳細には、ダイクラン
プ装置125のシリンダ127がダイホルダ12
3に装着してある。シリンダ127のピストンロ
ツド129に凹部131が形成され、この凹部1
31にウレタンなどの弾性体133、該弾性体1
33の上に押え駒135が装着してある。弾性体
133のウレタンは第5図において上辺が傾斜し
た台形に描かれているが、普段は直方体をしてい
る。押え駒135の底面は、第5図に示されるよ
うに傾斜面となつていて、しかも第4図、第5図
より理解されるように、押え駒135、ピストン
ロツド129には長穴137(ピストンロツド1
29の長穴の方が押え駒135の長穴よりも上下
に長い)を穿設し、この長穴137を貫通したピ
ン139の両端がシリンダ127に固定されてい
る。シリンダ127の第3図において後部に、ウ
オ−ムホイ−ル119の軸方向内に設けたエア通
路141が連通してある。
上記構成において、シリンダ127内のピスト
ンロツド129が下降した状態にあり、かつ押え
駒135が、第3図、第5図の状態から僅かに下
降し、かつ半時計回り方向に揺動した状態にある
ときに、エア通路141にエアを供給してシリン
ダ127を作動させると、ピストンロツド129
の上昇が開始される。ピストンロツド129が上
昇すると、弾性体133を介して押え駒135が
上昇される。そして、押え駒135の長穴137
の下部がピン139に当接すると、この位置で押
え駒135は止まり、さらにシリンダ127を作
動し続けると、ピストンロツド129のみが上昇
し、凹部131に挿入されている弾性体133の
ウレタンが次第に圧縮される。したがつて、押え
駒135の下面の傾斜面に弾性体133の押圧力
が作用することとなり、押え駒135は時計回り
方向に回動される。その後、凹部131の内壁が
押え駒135における背部のテーパ部139Tを
押圧し、第5図の状態となつてダイ5を押圧固定
するものである。
ダイ5をアンクランプする場合は、エア通路1
41からエアを抜きシリンダ127を逆方向に作
動させると、ピストンロツド129の下降と同時
に押え駒135のテーパ部139Tからピストン
ロツド129が離反するが、弾性体133のウレ
タンの圧縮変形による反発力により、押え駒13
5はダイ5を押圧した状態にある。そして、さら
にピストンロツド129が下降すると、弾性体1
33の蓄勢力が除去されると共に押え駒135は
下降する。この際、第5図において弾性体133
の上面に押え駒135の右端下部が当接した状態
となるので、押え駒135は反時計回り方向に回
動し傾斜することとなり、初期の状態に復帰す
る。
すなわち、押え駒135は、上下動と揺動を行
なつてダイ5の押圧固定を行なうものである。し
たがつて、押え駒135を僅かに上下動してダイ
ホルダ123の上面に対して出没すると共に揺動
せしめることにより、ダイ5の押圧固定を行なう
ことができ、シリンダ127のピストンロツド1
29のストロークは小さくてよいこととなり、シ
リンダ127を小型化できるものである。また、
押え駒135の上下動と揺動する領域は比較的小
さくて良いものであり、全体的構成の小型化を図
ることができるものである。
〔効 果〕
以上のごとき実施例の説明より理解されるよう
に、要するに本考案は、パンチプレス1のフレー
ム9に上下動自在に備えられたラム7の下方位置
に、上記ラム7に取付けたパンチ3と対応するダ
イ5を支持するダイホルダ123を設け、このダ
イホルダ123の上面に対して前記ダイ5を水平
方向へ着脱自在に設けると共に、ダイ5の当接面
と当接自在な突当て面123Tをダイホルダ12
3の上面に設け、上記突当て面123Tへダイ5
を押圧固定するための押え駒135を、ダイホル
ダ123に取付けたピン139に上下動自在でダ
イホルダ123の上面に対して出没自在かつダイ
5を押圧する方向へ揺動自在に設け、前記ダイホ
ルダ123に装着したシリンダ127の上下動自
在なピストンロツド129と前記押え駒135の
傾斜した下面との間に弾性体133を介在して設
けると共に、ピストンロツド129でもつて押え
駒135を、前記ダイ5を押圧する方向へ押圧自
在に設けてなるものである。
上記構成より明らかなように、本考案において
は、ダイ5をダイホルダ123の突当て面123
Tへ押圧固定するための押え駒135は、ダイホ
ルダ123に取付けたピン139に上下動自在で
ダイホルダ123の上面に対して出没自在かつダ
イ5を押圧する方向へ揺動自在に設けてある。そ
して、上記押え駒135を上下動するためのシリ
ンダ127における上下動自在なピストンロツド
129と押え駒135の傾斜した下面との間には
弾性体133が介在してあり、かつピストンロツ
ド129でもつて押え駒135を、前記ダイ5を
押圧する方向へ押圧自在に設けてある。
したがつて本考案によれば、シリンダ127を
作動しピストンロツド129を上昇せしめて、ダ
イホルダ123の上面から没入した状態の押え駒
135を僅かに突出せしめた後に、弾性体133
を圧縮すると、押え駒135の傾斜した下面を弾
性体133が押圧することにより、押え駒135
はダイ5を押圧する方向へ揺動される。そして、
その後にピストンロツド129が押え駒135を
押圧し、ダイ5の押圧固定が強固に行なわれるも
のである。
すなわち本考案によれば、押え駒135を上下
動自在かつ揺動自在に設けたことによりシリンダ
127におけるピストンロツド129のストロー
クを小さくでき、シリンダ127を小型化するこ
とができるものである。また、押え駒135の傾
斜した下面とピストンロツド129との間に弾性
体133を介在した構成により、押え駒135が
ダイホルダ123の上面から突出した後にダイ5
を押圧する揺動に移る動作が円滑に行なわれ得る
と共に、全体的構成の小型化を図ることができる
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の装置が適用されるパンチプレ
ス平面図である。第2図は第1図における金型自
動交換装置を除いた矢視図である。第3図は第
2図における矢視部の拡大断面図である。第4
図は第3図における矢視図である。第5図は第
4図における矢視部の拡大図である。 図面の主要部を表わす符号の説明、1……パン
チプレス、3……パンチ、5……ダイ、7……ラ
ム、25……スワンネツクホルダ、25D……下
腕、35……キヤレツジベース、47……キヤレ
ツジ、123……ダイホルダ、125……クラン
プ装置、127……シリンダ、129……ピスト
ンロツド、133……弾性体、135……押え
駒。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. パンチプレス1のフレーム9に上下動自在に備
    えられたラム7の下方位置に、上記ラム7に取付
    けたパンチ3と対応するダイ5を支持するダイホ
    ルダ123を設け、このダイホルダ123の上面
    に対して前記ダイ5を水平方向へ着脱自在に設け
    ると共に、ダイ5の当接面と当接自在な突当て面
    123Tをダイホルダ123の上面に設け、上記
    突当て面123Tへダイ5を押圧固定するための
    押え駒135を、ダイホルダ123に取付けたピ
    ン139に上下動自在でダイホルダ123の上面
    に対して出没自在かつダイ5を押圧する方向へ揺
    動自在に設け、前記ダイホルダ123に装着した
    シリンダ127の上下動自在なピストンロツド1
    29と前記押え駒135の傾斜した下面との間に
    弾性体133を介在して設けると共に、ピストン
    ロツド129でもつて押え駒135を、前記ダイ
    5を押圧する方向へ押圧自在に設けてなることを
    特徴とするパンチプレスにおけるダイ支持装置。
JP1986034666U 1986-02-06 1986-03-12 Expired JPH0337787Y2 (ja)

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GB8702591A GB2187125B (en) 1986-02-06 1987-02-05 Punch press
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DE3745091A DE3745091C2 (de) 1986-02-06 1987-02-06 Stempelhalterungseinrichtung für eine Stanzpresse
FR8701483A FR2593728B1 (fr) 1986-02-06 1987-02-06 Poinconneuse a entrainement equilibre
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4952388A (ja) * 1972-07-24 1974-05-21

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS4952388A (ja) * 1972-07-24 1974-05-21

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