JPH0337642Y2 - - Google Patents

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JPH0337642Y2
JPH0337642Y2 JP1192984U JP1192984U JPH0337642Y2 JP H0337642 Y2 JPH0337642 Y2 JP H0337642Y2 JP 1192984 U JP1192984 U JP 1192984U JP 1192984 U JP1192984 U JP 1192984U JP H0337642 Y2 JPH0337642 Y2 JP H0337642Y2
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catheter
case
push rod
packing
groove
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【考案の詳細な説明】 考案の背景 技術分野 本考案は、カテーテルを介して体内に輸液、薬
液、麻酔液等を注入する際に用いるカテーテル接
続具に関する。
先行技術とその問題点 従来、輸液、薬液の体内注入を行うためのカテ
ーテル接続具は、接続ハブの先端にカテーテル接
続用の鈍針(ブラント針)を植えこんだ構造であ
り、このブラント針にカテーテルを挿入して使用
している。
しかし、このような場合には、カテーテルをブ
ラント針にさしこむため、手先と目に神経を集中
しなければならず、相当困難な操作である。ま
た、カテーテルとブラント針の内外径精度を厳し
く規制しないと、カテーテルの挿入困難や抜けが
生じてしまう。
このような不都合を解消するため、例えば第1
図に示されるようなカテーテル接続具1が提案さ
れている(特開昭54−21087号、同55−158059号
等)。
同図において、カテーテル接続具1は、先端に
カテーテル挿入口21を有する中空のケース2
と、ケース2内に収納された中空円筒状のパツキ
ング3と、後端に注入液を注入するためのハブを
有し、ケース2後端に例えば螺合し、ケース2に
螺合したとき、その先端にてケース2内のパツキ
ング3を軸方向に押すことのできる押し棒4とを
有する。
そして、カテーテルをケース2の挿入口21か
ら挿入し、押し棒4を螺合等することにより、パ
ツキング3を押圧し、カテーテルを締めつけ固定
するものである。
しかし、これら従来のカテーテル接続具は、内
外面とも平坦なゴムからなるパツキングを用い、
これを軸方向に押圧するので、カテーテルに対す
る締めつけ圧力が不安定になり、カテーテルの抜
けや、薬液のもれや、カテーテルのつぶれが生じ
やすいという欠点がある。
考案の目的 本考案の目的は、ブラント針を用いないカテー
テル接続具において、カテーテルの締めつけを安
定にし、カテーテルの抜けや、薬液のもれや、カ
テーテルのつぶれを格段と減少させることにあ
る。
このような目的は、下記の本考案によつて達成
される。
すなわち本考案は カテーテル挿入口21を有する内部中空のケー
ス2と前記カテーテル挿入口21の反対側開口端
から該ケース2内に挿入されて収納され、該ケー
ス2に連結固定できる中空状押し棒4と、該ケー
ス2内に収納され、前記内部中空と連通し、カテ
ーテルが挿通できる中空内部を有し、上記ケース
2内に設けられた係止部24と前記押し棒4に設
けられた係止部45とにより軸方向に押圧されカ
テーテルを把持するパツキング3とからなるカテ
ーテル接続具1において、 前記パツキング3は表面周方向に、少なくとも
1つの溝31が形成されていることを特徴とする
カテーテル接続具である。
また、その第1の実施態様は、 本考案において前記押し棒4の前記ケース2へ
の固定は、前記押し棒4に形成したノブ471,
472を、前記ケース2に形成した切欠き部28
1,282に嵌入することによつて行なうように
構成したことである。
また、その第2の実施態様は、 本考案および第1の実施態様において、前記パ
ツキング3は、外表面周方向に少なくとも1つの
溝31が形成されていることである。
考案の具体的構成 以下、本考案の具体的構成について詳細に説明
する。
第2図および第3図には、本考案の実施例が示
される。
両図に示される実施例において、カテーテル接
続具1のケース2は、内部中空の筒状の形状とさ
れる。そして、ケース2の内部および押し棒4の
内部には、パツキング3が収納され、またケース
2の後端からは押し棒4が挿入される。
両図に示される実施例において、樹脂製等の剛
性のケース2の中空筒状の本体22の先端部のカ
テーテル挿入口21には、環状のリブ23が設け
られており、カテーテルの挿入が容易となるよう
にされている。
そして、この環状のリブ23に連設して、パツ
キング3をその後端で係止するための、内部中空
の筒状の係止部24が設けられている。
また、この係止部24は、カテーテル径と同じ
か、わずかに大きい内径とされ、かつ後述の押し
棒4の先端部内に進入できる寸法とされている。
さらに、ケース2の本体22の後端部には、ケ
ース2をもちやすくし、かつ取扱いやすくするた
めのリブ261,263,264,265や、フ
イン271,272,273等が形成されてい
る。
そして、ケース2の本体22の後端のリブ26
1からリブ263までの領域には、J字型の切欠
き281,282が形成されており、後述のとお
り、押し棒4をケース2内に押しこむと、押し棒
4の外表面に形成されたロツク用のノブ471,
472が切欠き281,282内でロツクされる
ようにされている(第3図参照)。なお、切欠き
およびノブはそれぞれ1つのみでもよいが、図示
の例のように、対称位置に2つ設けると、押し棒
の進入およびロツク状態が安定するので好まし
い。
一方、押し棒4は、樹脂製等の剛性のものであ
り、内部中空のほぼ筒状の形状とされる。
そして、後端部には、フランジ42が形成さ
れ、かつその内面は注射器先端のルアーチツプが
嵌入できるルアーテーパー状のハブ部41とされ
る。
また、押し棒4の筒状の本体43の外径は、ケ
ース2の本体22の内径と同一かやや小さい内径
とされ、押し棒4の本体43がケース2の本体2
2内を摺動しうるようにされる。
そして、本体43の先端側外周には、環状溝4
7が設けられている。
これは、ケース2の本体22の内周面に設けら
れた環状リブ25と共動し、ケース2内に押し棒
4を嵌入させたとき、容易に抜け起ちることを防
止するためである。
さらに、押し棒4の本体43の先端部の内部
は、ケース2の係止部24が進入できる径とさ
れ、かつこの内部空間にはパツキング3が収納さ
れる。
そして、この内部空間に連接して、パツキング
3を係止するための段差が設けられ、係止部45
とされている。
すなわち、押し棒4をケース2内に押し入れる
ことにより、パツキング3は、ケース2の係止部
24と押し棒4の内部の係止部45にて、押圧さ
れるものである。
さらに、パツキング3は、弾性体からなり、カ
テーテルを挿入しうる径の中空内部33を有する
ものであるが、本考案においては、周方向の溝3
1を少なくとも1つ有するものである。
すなわち、パツキング3の軸方向断面は、その
1部または全体が凹の形状を有するものであり、
これにより、押し棒4による押圧力を確実に周方
向の締めつけ力に変換させることができる。
より具体的に説明すると、パツキングに溝をつ
けない場合にパツキングを軸方向に押圧した場
合、まずパツキングは外周にある間隙方向に湾曲
し、さらに押圧すると複数のうねりを生じ、さら
に押圧するとパツキングがねじれ、内径が減少す
る。
このような現象をとる理由は、パツキングを軸
方向に押圧しても軸方向に収縮しないからであ
る。
これに対し、パツキングに溝を設けると押圧し
たとき溝部分で容易に軸方向に収縮し、そしてそ
の部分の内径が縮径する。このため、上記の効果
を有するのである。
なお、溝は、内表面にあつても、ある程度の効
果は有するが、外表面にある方が好ましい。
内表面に溝があると、カテーテルを挿通する際
ひつかかり、挿通が困難な場合があるからであ
る。
従つて、溝31は、好ましい態様においては、
第2図、第4図に示されるように、筒状表面の一
部に設け(図示では2つ)てもよく、あるいは第
5図に示されるように、外表面全体を凹の形状と
してもよく、さらには、第6図に示されるよう
に、溝31の前後を異なる径の筒体としてもよ
い。
このような場合、溝31の深さとして、最大肉
厚をaとして、内側周壁から溝底までの肉厚をb
とすると、b/a=0.05〜0.9とすることが好ま
しい。
上記範囲外では、十分な効果を示さない。
さらに、より好ましくは、b/aは0.2〜0.7で
ある。
このとき、シール性まきわめて良好となり、カ
テーテルの抜けは格段と少なくなる。
このようなカテーテル接続具1を使用するに
は、以下のようにすればよい。
まず、カテーテルを、ケース2のカテーテル挿
入口21からカテーテル先端が、パツキング3の
端をこえ、押し棒4のカテーテル係止部46に達
するように挿入する。
次いで、押し棒4を押し入れ、そのノブ47
1,472を、ケース2の切欠き部281,28
2に嵌めこみロツクさせる。
そして、シリンジ等でハブ部41から薬液、輸
液等を注入する。
なお、注入時以外は、ハブ部41にはキヤツプ
を被嵌することが好ましい。
このように、第2図、第3図に示される実施例
の場合には、押し棒4の押し込みと、わずかなス
トロークの回転だけでロツクが行われるので、操
作が容易である。また、ロツク位置が固定してい
るので、締めつけを感覚にたよることがなくな
る。
また、押し棒4の内部にパツキング係止部45
が設けられるので、シール性が良好となる。
なお、押し棒4としては、必要に応じ、第7図
〜第9図に示されるように、押し棒4の先端面に
てパツキングを押圧、係止して、カテーテル8を
固定するようにしてもよい。
この場合、ケース2側の係止部24は、カテー
テル8挿入口側端の内壁面となり、押し棒4側の
係止部45は、該押し棒の先端面となる。
また、必要に応じ、押し棒4とケース2との固
定を第1図に示されるように、ネジによつて行つ
てもよい。
なお、実用新案登録請求の範囲の記載には、理
解を容易とするために、図中の符号を付記した
が、これにより本考案が図示する例に限定される
ものではない。
考案の具体的効果 本考案によれば、ブラント針をなくしたため、
カテーテルの接続が容易になるものであるが、特
に、パツキングに溝を入れたため、軸方向の押し
つけ力を確実に周方向の締めつけ力に変換できる
ことになり、シール性が良好となり、カテーテル
の抜けが容易に防止できる。
この場合、パツキング3の外径を2.85mm、内径
を1.10mmとし、(これによりa=0.875mm)そし
て、b=0.52mmの溝を2つ設けたときの、第2
図、第3図の接続具でのカテーテル(外径0.77)
の抜ける力は、押圧力1Kgのとき1.38Kgであり、
押圧力1.5Kgのとき1.55Kgであつた。
これに対し、上記と同様のパツキングにおいて
溝を設けない場合のカテーテルの抜ける力は、押
圧力1Kgのとき0.92Kgであり、押圧力1.5Kgのと
き1.15Kgであつた。
また、押圧力を下げ、パツキングの溝がない場
合に250gの力で抜けるように調整した。
そして、同様のパツキングを用い、外表面に1
本の溝を設け、この溝の深さを調整したときの抜
ける力は下記のとおりであつた。
b/a=0.3のとき380g、b/a=38のとき
440g、b/a=0.5のとき490g、b/a=0.6の
とき520gであつた。
さらに、本考案によれば、ロツクによつて各構
成部品が固定されるので、シリンジ脱着、注入等
の手元操作が安定して行える。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のカテーテル接続具を示す断面図
である。第2図および第3図は、本考案の実施例
を示す図であり、このうち第2図が断面図、第3
図が部分平面図である。第4図、第5図および第
6図は、それぞれ本考案のパツキングの異なる例
を示す断面図である。第7図、第8図および第9
図は、本考案の異なる実施例を示す図であり、こ
のうち第7図がケースとパツキングの一部を切欠
いて示す正面図、第8図が押し棒およびキヤツプ
の一部を切欠いて示す正面図、第9図が使用状態
図である。 1……カテーテル接続具、2……ケース、21
……カテーテル挿入口、22……ケース本体、2
4……係止部、281,282……切欠き部、3
……パツキング、31……溝、4……押し棒、4
1……ハブ部、43……本体、45……係止部、
471,472……ノブ、5……キヤツプ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 カテーテル挿入口21を有する内部中空のケ
    ース2と前記カテーテル挿入口21の反対側開
    口端から該ケース2内に挿入されて収納され、
    該ケース2に連結固定できる中空状押し棒4
    と、該ケース2内に収納され、前記内部中空と
    連通し、カテーテルが挿通できる中空内部を有
    し、上記ケース2内に設けられた係止部24と
    前記押し棒4に設けられた係止部45とにより
    軸方向に押圧されカテーテルを把持するパツキ
    ング3とからなるカテーテル接続具1におい
    て、 前記パツキング3は表面周方向に、少なくと
    も1つの溝31が形成されていることを特徴と
    するカテーテル接続具。 2 前記押し棒4の前記ケース2への固定は、前
    記押し棒4に形成したノブ471,472を、
    前記ケース2に形成した切欠き部281,28
    2に嵌入することによつて行なうように構成し
    た実用新案登録請求の範囲第1項に記載のカテ
    ーテル接続具。 3 前記パツキング3は、外表面周方向に少なく
    とも1つの溝31が形成されている実用新案登
    録請求の範囲第1項または2項に記載のカテー
    テル接続具。
JP1192984U 1984-01-31 1984-01-31 カテ−テル接続具 Granted JPS60124941U (ja)

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JPS60124941U JPS60124941U (ja) 1985-08-23
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JP2014516601A (ja) * 2011-12-13 2014-07-17 オリディオン メディカル 1987 リミテッド ルアーコネクタ

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