JPH0336923Y2 - - Google Patents

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JPH0336923Y2
JPH0336923Y2 JP14128482U JP14128482U JPH0336923Y2 JP H0336923 Y2 JPH0336923 Y2 JP H0336923Y2 JP 14128482 U JP14128482 U JP 14128482U JP 14128482 U JP14128482 U JP 14128482U JP H0336923 Y2 JPH0336923 Y2 JP H0336923Y2
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JP
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egg
light
polarizer
polarized light
egg white
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JP14128482U
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JPS5945555U (ja
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  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
この考案は割卵後の卵黄と卵白が部分的に混合
した状態(乱れ卵)を光学的に検出する光学式乱
れ卵検出装置に関する。 菓子類、マヨネーズ類等、食品工業では卵を原
料とする製品が多い。例えばマヨネーズは、その
主成分の1つである卵の使用形態によつて2種類
に大別される。その1つは卵の卵黄だけを使用す
るタイプのもの、もう1つは卵の卵黄と卵白の両
者とも使用するタイプのものである。前者に属す
るマヨネーズを製造する場合には、卵を卵黄と卵
白の2つに分離する必要がある。現在、上記分離
工程は機械化されており、まず、割卵機により、
卵が自動的に割卵されると同時に卵黄と卵白が自
動的に分離されるようになつている。このとき、
卵黄と卵白とが完全に分離されないで、一部分が
混合された状態になることがある。この状態を乱
れと称している。そしてこのような卵を「乱れ
卵」と称している。上記「乱れ卵」はマヨネーズ
の製造時には必らず除去する必要がある。しか
し、上記「乱れ卵」は、従来、検査員が割卵後の
状態を目視により監視してその都度除去する手段
を講じていたので、非能率的であり、作業能率の
低下を招いていた。 この考案は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、マヨネーズ製造時等における乱れ卵を自動的
に検出して作業能率の向上を図つた光学式乱れ卵
検出装置を提供することを目的とする。 以下図面を参照してこの考案の一実施例を説明
する。第1図において、1は光源部で、この光源
部で、この光源部1はタングステンランプ、ハロ
ゲンランプ、高圧水銀灯、高圧ナトリウム灯等か
らなる光源11と、この光源11からの光線を集
光するレンズ12と、このレンズ12で集光され
た光線を直線偏光光線とする偏光器13から構成
されている。偏光器13は偏光プリズムやブリユ
ースターの法則を利用した偏光器等が使用でき
る。前記光源部1からの直線偏光光線は割卵され
た測定対象となる卵白2に照射される。卵白2に
照射された偏光光線は散乱されて反射される。こ
の反射光線は詳細を後述する検出器3で検出され
て回路部4に供給される。第2図は上記検出器3
と回路部4の詳細を示すブロツク図で、第2図に
おいて、31は前記偏光器13に対して90度ずれ
た直線偏光光線だけを透過させる前記偏光器13
と同様に偏光プリズム等からなる検光器で、この
検光器31を透過した光線は集光レンズ32で集
光され、受光素子33にて電気信号に変換され
る。なお、受光素子33としては光電管、光導電
素子、フオトトランジスタ、フオトダイオード等
が用いられる。 前記受光素子33で電気信号に変換された信号
は増幅回路41で増幅され、判定回路42に入力
される。判定回路42には予め乱れのある卵白を
計測して設定したしきい値がしきい値設定回路4
3から供給されている。判定回路42は前記設定
回路43のしきい値より入力信号が高い場合は
「乱れ」有りと判定し、低い場合には「乱れ」無
しと判定し、前記「乱れ」有りの場合端子44に
判定出力を得る。 次に上記実施例の動作を述べる。いま、光源1
1の光線がレンズ12、偏光器13を通ると、前
記光線は直線偏光光線に偏光される。ここで説明
の都合上、入射面(紙面)に対して垂直な電場の
振動成分を持つ直線偏光だけを透過させるように
偏光器13を設定する。一方、検光器31は前述
のように偏光器13に対して90度ずれた偏光とな
るように設定する。すなわち、入射面に対して平
行な振動成分を持つ直線偏光だけを透過させるよ
うに設定してある。なお、偏光器13と検光器3
1は互いに90度ずれた振動成分の偏光を通すよう
に設定すればよいので、必らずしも入射偏光を入
射面に垂直にする必要はない。上記のように偏光
器13と検光器31を設定し、外乱光線の影響が
ない条件のもとで、卵白2に偏光光線を照射す
る。卵白2は透明体であるので前記偏光光線を散
乱する性質が弱く、かつ偏光光線を解消する性質
を持つていない。このため、前記偏光光線が卵白
2に照射されても卵白2からは偏光光線はあまり
散乱されないで、かつ散乱された光線も偏光がほ
とんど解消されないため、検光器31を透過して
受光素子33で電気信号に変換される光線の強度
は弱い。この結果、検出部3の出力信号は小さ
く、判定回路42でしきい値と比較されても出力
には判定信号が送出されない。 一方、卵黄は偏光光線を散乱する性質が強く、
かつ偏光光線はほとんど解消される性質を持つて
いる。そこで、卵白2に卵黄が混入された場合に
は、卵白2に偏光光線を照射すると卵黄により偏
光光線をよく散乱し、かつ偏光光線を解消するの
で、検光器31を透過する光線は多量になる。透
過した多量の光線は受光素子33で電気信号に変
換され、回路部4の増幅回路41で増幅されて判
定回路42に入力される。判定回路42はしきい
値設定回路43のしきい値と入力信号とが比較さ
れ、しきい値より入力信号が大きい場合には判定
出力信号が端子44に現われる。すなわち、卵白
2に卵黄が混入したことが「乱れ卵」として検出
できる。なお、反射される光線の強さは卵黄の混
入量に応じて増加する。 次表は上記実施例による実験結果を示すもの
で、特に偏光光線式(A)と偏光光線を用いない散散
乱反射光線式(B)との比較結果である。この表から
明白のように偏光光線式のものが検出感度が良好
である。なお、この実験には偏光器および検光器
にはポラロイド製の偏光板を用い、光源としては
タングステンランプを用いた。
【表】 以上述べたように、この考案によれば、卵白に
偏光光線を照射し、卵白からの反射光線を検光器
付の検出部で電気信号に変換し、その信号を所定
のしきい値と比較して「乱れ卵」であるか否かを
判定するようにしたので、乱れ卵の検出が自動化
できるとともに検出感度の向上も図ることがで
き、しかも卵黄の色のばらつきの影響を受けない
利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの考案の一実施例を示
すもので、第1図は概略構成図、第2図は検出部
と回路部のブロツク図である。 1……光源部、11……光源、12……レン
ズ、13……偏光器、2……卵白、3……検出
部、31……検光器、32……集光レンズ、33
……受光素子、4……回路部、41……増幅回
路、42……判定回路、43……しきい値設定回
路、44……端子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 光源からの光線を直線偏光光線に偏光する偏光
    器と、前記直線偏光光線を割卵後の卵白に照射
    し、この照射により卵白から反射される散乱反射
    光線中前記偏光器に対して90度ずれた偏光光線だ
    けを透過させる検光器と、この検光器を透過した
    光線が受光され、その受光光線を電気信号に変換
    する受光素子と、この素子の出力信号が与えられ
    るとともに、その出力信号が予め設定されたしき
    い値と比較され、その比較結果から乱れ卵である
    か否の判定を行なう判定部とを備えた光学式乱れ
    卵検出装置。
JP14128482U 1982-09-18 1982-09-18 光学式乱れ卵検出装置 Granted JPS5945555U (ja)

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JP14128482U JPS5945555U (ja) 1982-09-18 1982-09-18 光学式乱れ卵検出装置

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JP14128482U JPS5945555U (ja) 1982-09-18 1982-09-18 光学式乱れ卵検出装置

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Publication Number Publication Date
JPS5945555U JPS5945555U (ja) 1984-03-26
JPH0336923Y2 true JPH0336923Y2 (ja) 1991-08-05

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ID=30316038

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JP14128482U Granted JPS5945555U (ja) 1982-09-18 1982-09-18 光学式乱れ卵検出装置

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JPS5945555U (ja) 1984-03-26

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