JPH0336354A - 換気筒及び換気筒を用いた屋根葺き施行方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は住宅における家内部の自然換気を行う換気筒並
びに該換気筒を組込んで瓦葺き施行方法に関し、換気筒
は屋根の棟瓦、のし瓦、普通瓦と一体に組込めまたは壁
に設けることを可能な換気筒に係る。

従来の技術 一般の住宅においては家内部の換気は窓の開放によって
行われるのが普通であった。ＩＪ在新築の家屋において
も古風な日本式建築には自然換気の思想は取入れられて
いす、数寄屋風の建築においては妻小口の壁に屋根裏換
気５０を取り付けたものを散見する程度である。人工的
にはウィンドファンによる換気が行われている。

発明が解決しようとするｉｉａ 家内部の自然換気が行われていないと、夏期には屋根裏
に熱気が溜まって家内部が蒸し暑くなり、また梅雨時に
は湿気が溜まって快適な生活ができない。

妻小口の壁に換気口が設けられているものは改善されて
いるとはいえ、家の両妻小口に設けられる程度で充分満
足できる換気ではない、さらに換気口は開放であるため
冬期においても同しように換気が行われ暖房した家内部
の熱が奪われて暖房効率を低下させる問題がある。さら
に室内の換気、冷房等にクーラーを使用すると高価な投
資と電気代が必要となる。さらに夏期、熱帯夜にクーラ
ーを運転状態にしておくことは衛生上よくないことであ
り、窓を開は放しておくことは不用心である等の数々の
問題点を有していた。

本発明は従来の技術の有するこのような問題点に鑑みな
されたもので、その目的とするところは経費を必要とせ
ず効率的な自然の換気９防露が可能であり棟瓦、のし瓦
と組み込みまた壁等に取付けうる効率的な換気筒並びに
該換気筒を組込む瓦葺き施行方法を提供しようとするも
のである。

課題を解決するための手段 上述の目的を達成するために、本発明は瓦に組込める枠
に空気通路を設は通気路の途中に雨の侵入２強風の吹込
みを防止する止め仮を設け、また温度によって開閉する
機能を有する閉塞板を併設したものであって、温度で作
動させるように形状記憶合金を用いる。また室内換気型
のものである。

′さらに換気筒は屋根の樟或いは壁に抜きさし可能なカ
ートリッジ形となしたものである。

作用 棟瓦、のし瓦とともに葺き込み、家の大きさに対応して
適当数を棟または棟の両側若しくは片側に横に一段必要
により数段に配列する６強風のときは風止め板が閉して
吹き込みを阻止し雨のときは雨止め板と風止め仮により
流入が阻止される。

温度の低い時は形状記憶合金が変形して伸び閉塞板で空
気の流れを防止する。そして抜き差し可能な換気筒は壁
、のし瓦の穴に挿着させる。

実施例 先ず棟瓦と組合わせて葺かれる形について説明する。

第１図〜第３図においてこのものは両袖型で断面傘形の
棟瓦形換気筒ｌは柄部２の先端部がＮ根裏に望む長さを
有し、取付Ｆｉ２ａが両側に屋根勾配に合わせて柄部２
に設けられている。傘部、柄部は内部を大きな空気通路
とするため枠状に形成されている。そして柄部２の下端
及び櫟と平行な傘部の両端が開口している０両袖の空気
通路３の内下向には棟方向に長手いっばいに雨水切り仮
４が少なくとも１段本例では２段屋根取付時にほぼ垂直
か僅かに前傾となるように設立されている。

雨水切り［４は雨水の入る心配のないところには必ずし
も設ける必要はない、雨水切り板４には空気通路に結露
した水滴の水抜き穴４ａが設立基部に長手方向に数個所
、２段の場合を位置をずらして設けられている。　また
空気通路３の内上面には雨水切りｔｆｉ４より下がった
前側位置に蝶番で旋回可能に風止め［５が吊り下げられ
ている。この風止め板５は強風によって押し上げられた
とき先端が雨水切り板４に係合して傾斜状態となり、雨
、風の侵入を阻止するゆ雨水切り仮４のさらに奥には空
気通路３を完全に遮断するため通路内上面に蝶番によっ
て旋回可能に閉塞板６が吊り下げられている。この閉塞
板６は冬期気温が低いとき空気通路３を完全に塞ぐよう
に、例えば１２℃以上で折れ曲がった状態にあり、１２
℃を切ると伸びた形となる形状記憶合金７によって曲が
った状態で閉塞［６は引き上げられている。モして両袖
の開口先端には為２虫等が侵入しないよ・うに防虫Ｎ４
９が張られている。傘部は両側とも同じに構成されるが
防虫網９の位置などで多少の変形は自由に行われる。柄
部２の下端開口部より大きな結露受は樋８が開口部の下
側に取りつけられている。

なお結露受は樋８は柄部２の下端開口縁に一体に設ける
ことも可能である。

第４図は柄部なしの両袖棟瓦型であり、第５図は柄部付
片袖のし瓦型、第６図はのし互角である。

それぞれ矢印のように空気は流れる。

第７図は第５図の型において雨水切り板４．風止め機５
及び閉塞板６を角筒１２内に組込み換気筒１３に抜き差
し可能となしたものであって、角筒１２の上面にノツチ
となる山形凸状１２ａを一段または等間隔に複数段棟方
向に形成し、換気筒１３側にノツチを受は止める山形凹
所１．３ａを棟方向に１段または等間隔に複数段形成さ
れていて、山形凸状１２ａと山形凹所１３ａが係合する
ためにどちらかは弾性変形するものである。そして家内
部側の開口部は柄部２の下端の他特別に側面にも設ける
場合もある。

また換気筒の袖部の断面形状は第３図のように長方形に
限られるものでなく、ハート形、六角形。

六角形、楕円形等自由に形成できる。この場合施行時に
のし瓦を切断して合わせることになる。

次に壁面に設ける型の換気筒の第８図、第９図において
、換気筒１５は断面円形、矩形、楕円形と各種のものが
要望に答えられるようにつくられ０るが、本例は円形と
し空気通路内に雨水切り板１６、風止め板１７、閉塞板
１８、形状記憶合金１９を設けることは同じである。換
気筒１５を水平に取付けるときのため、結露した水滴を
外方に流すように空気道路内下面は傾斜板２０となして
おり、そこに雨水切り板１６が設立されている。そして
内部、外部の開口部には網状または縞状の防虫様を形成
した内装用、外装用パネル２１が必要により嵌め込まれ
る。　一般に換気筒外部には結露防止材を吹きつけるか
張付けておくことが好ましい、この換気筒１５を取付け
る壁側には単に穴を開けておくか、支持筒を埋め込んで
おき換気筒１５を挿入して支持筒との隙間をコーキング
によって塞ぐものである。

さらにこの型の換気筒は家内の熱気を外部に放出するば
かりでなく、外気の冷気を温度差によっても流入するこ
ともできる。

第１０図のように流入に好適な型においては、閉塞板２
１を換気筒２２の後部上面の開口部に設は後端を閉止し
て外気の室内への流れを効率的になしたものである。そ
して外周には結露防止材を吹きつけ入口には防虫網を張
って壁の穴に嵌め込みコーキングで隙間を塞ぐものであ
る。このものでは後端が閉止されているので必ずしも雨
水切り仮を設ける必要はない。

家の棟部位には第１図２第１１図、第１２図のように長
手方向全長或いは長平方向に点在して数〜数拾個所棟瓦
形換気筒ｌの柄部２が嵌まり込む溝若しくは穴を設けて
おき、柄部２を挿入して取付板２ａにおいて屋根下［１
０に釘若しくは木ねじで固定する。そして屋根仕上材１
１が傘部と取付板２ａとの間に嵌め込まれ、換気筒ｌと
１の間はのし瓦若しくは第４図の形の瓦で埋め、その上
に煉瓦をのせる。さらにのし互換気筒をのし瓦とともに
葺き込む、また妻小口の両壁に屋根裏と通じる穴をあけ
第８図、第１０図の換気筒１５，２２を取付ける。

季節を初夏とすると気温は１２℃以上であるため形状記
憶合金７は折れ曲がった形を保ち閉塞板６が引き上げら
れており、風止め板５は垂れ下がった状態で空気通路３
が開放されている。従って天井裏の暖められた空気は柄
部２の下端開口部より空気通路３を通り外部に放出され
る。そして新鮮な空気は換気筒１５．２２より屋根裏内
へ流れ込み家内部の温度上昇が押さえられる。

また換気筒１５を室の窓上の壁に必要により窓の下壁に
換気筒２２に組込んでおくことにより室内の空気の流出
入が行われ熱帯夜における室内の温度も冷やされ寝苦し
さも解消される。

風止め板、雨水切り板によって雨及び強風の侵入が防止
され、また形状記憶合金の作用で来期閉塞板が空気通路
を遮断して熱の放出が防止される。

なお床下９軒裏１面戸板、建具等さらに住宅以外の車、
船舶にも換気用として応用することも勿論可能である。

さらに風止め板、閉塞板を温度センサ、風圧センサ、湿
度センサで開閉されることも勿論可能である。換気筒の
空気通路の途中に雨止まり板を設けず家内開口部手前に
防水用中蓋を設けることで可能である。

効果 上述のように構成したので、本発明は以下の効゛果を奏
する。

請求項１の瓦葺き施行方法は家内部の必要時に自然換気
が行われ年中快適な生活を行うことができる。

請求項２，６の換気筒は家内部の熱気を放出するととも
に新鮮な空気を流入させ空気の自然流によって家内部の
温度上昇が押さえられ快適な生活を行うことができる。

請求項３，４の換気筒は冬期の暖房熱の放出を止め冬期
は暖かく、夏涼しい住宅とすることができる。防火ダン
パにもなり且排埋時に作用させることもできる。

請求項５の換気筒は形状記憶合金を開閉センサとなした
ので確実且耐久性もある動作が得られる。

請求項７の換気筒は空気通路の清帰が簡単にでき空気通
路のつまりを起こさず保守管理が容易である。

【図面の簡単な説明】

第１図は柄部付両袖棟瓦型換気筒の取付及び構造を示す
断面図、第２図は外観図、第３図は第１図のＡ−Ａ線断
面図、第４図は柄部のない両袖棟瓦型換気筒の外観図、
第５図は柄部付片袖のし型換気筒の同外観図、第６図は
のし夏型換気筒の外観図、第７図は柄部付片袖のしＸ型
に取付けたカートリフジ式の換気筒の断面図、第８図は
壁用換気筒の断面図、第９図は第８図のＢ−Ｂ線断面図
、第１０図は壁用の空気流入用換気筒の断面図、第１１
図は柄部付片袖のしＸ型の換気筒の瓦葺状態図、第１２
図はのし夏型換気筒の瓦葺状態図である。 １．１ ３　・ ５．１ ６．１ ７、　　１ ２．１５．２２・・換気筒 空気通路　４，１６・・雨水切り仮 ７・・風止め板 ８．２１・・閉塞板 ９・・形状記憶合金

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. （１）棟瓦または及びのし瓦または及び普通瓦とともに
   家内部の換気可能な空気通路を有する換気筒を組込んで
   瓦葺きすることを特徴とする屋根葺き施行方法。
2. （２）家の内外に通じる空気通路を形成し棟瓦若しくは
   のし瓦または普通瓦等と組み込める形をした枠体と、該
   空気通路に雨または及び強風の侵入を防ぐ止め板部材を
   設けたことを特徴とする換気筒。
3. （３）空気通路を設定温度にもとづいて開閉する開閉部
   材を設けた請求項２記載の換気筒。
4. （４）家の内外に通じる空気通路を形成し棟瓦若しくは
   のし瓦と組み込める形または壁等に取付けうる形をした
   枠体と、該空気通路に設定温度にもとづいて開閉する開
   閉部材を設けたことを特徴とする換気筒。
5. （５）開閉部材は形状記憶合金の所定温度における変形
   で開閉するものである請求項３または４記載の換気筒。
6. （６）家の内外に通じる空気通路を形成し、該空気通路
   に雨または及び強風の侵入を防ぐ止め板部材と、設定温
   度にもとづいて開閉する開閉部材とを設けたことを特徴
   とする換気筒。
7. （７）取付位置に着脱可能なカートリッジ形式となした
   請求項２または３または４または６に記載の換気筒。