JPH0336180A - エレベーターの荷重検出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ この発明は、エレベータ−のかご内荷重を検出する装置
に関するものである。

［従来の技術］ 第４図〜第６図は、例えば特開昭５３−４０９４３号公
報に示されたものに類似した従来のエレベータ−の荷重
検出装置を示す図で、第４図ばかご枠部分の正面図、第
５図は同じく側面図、第６図は第５図の■〜■線断面図
である。

図中、（１）は昇降路内に立設されたガイドレール、（
２）はガイドレール（１）（１）間に配置されたかご枠
で、下枠（２ａ）、立柱（２ｂ）及び上枠（２ｃ）で構
成されている。（３）ばかご枠（２）の上下に設置され
ガイドレール（１）を転勤するローラによりかご枠（２
）の昇降を案内するガイドローラ、（４）は下枠（２ａ
）の上に固定された支持枠、（５）は支持枠（４）の上
に設置された防振ゴムからなる弾性体、（６）は弾性体
（５）の上に載置されたかご床、（７）はかご床（６）
の上に構築されたかご室、（８）は下枠（２ａ）に固定
された取付台、（９）は取付台（８）に複数個装着され
たスイッチで、かご床（６）の下面中央部と対向して配
置され、かつ順次低くなるように装着されている。

従来のエレベータ−の荷重検出装置は上記のように構成
され、かご室（７）内の荷重が増加すると、この荷重に
応じた量だけ弾性体（５）は圧縮変位する。この弾性体
（５）の変位、すなわちかご床（６）の沈下量に応じて
スイッチ（９）は順次作動し、かご室（７）内の荷重に
応した出力を発する。

このスイッチ（９）の出力は、エレベータ−の速度制御
、過負荷警報等に使用される。速度制御に高精度が要求
されれば、当然スイッチ（９）の数も多くなる。検出素
子としてスイッチを用いたのは他の検出素子に比して安
価なためであり、この種の荷重検出装置として広く使用
されている。また、スイッチ（９）をかご床（６）の下
面中央部に配置したのは、かご室（６）内の荷重によっ
て傾くかご床（６）の変位を、可能な限り近似して検出
するためである。

［発明が解決しようとする課題］ 上記のような従来のエレベータ−の荷重検出装置では、
複数のスイッチ（９）を配置し、これらを弾性体（５）
の変位に応じて作動させるようにしているため、スイッ
チ（９）の数が多くなると、外側に配置されたスイッチ
は中央部のスイッチに比して荷重検出の誤差が増大し、
速度制御、過負荷検出等の信頼性が低下し、安定した乗
心地が得られないという問題点がある。

この発明は上記問題点を解決するためになされたもので
、スイッチの位置に伴う検出誤差が少なく、常に精度高
く荷重検出ができるようにしたエレベータ−の荷重検出
装置を提供することを目的とする。

また、この発明の別の発明は、上記目的に加えて荷重検
出の仕様が変更されたときも、容易にスイッチの設定変
更ができるようにしたエレベータ−の荷重検出装置を提
供することを目的とする。

［課題を解決するための手段］ この発明に係るエレベータ−の荷重検出装置は、一端が
かご枠に枢持され中間部がかご床下面中央部と接して弾
性体の変位に応じて回動する第１レバーと、この第ニレ
バーの他端に設けられかご床下面に対して傾斜しスイッ
チを順次動作させる第２レバーを設けたものである。

また、この発明の別の発明に係るエレベータ−の荷重検
出装置は、上記のものにおいて、かご枠に固着された取
付台に長穴を設け、これにスイッチを取り付けると共に
、この長穴に沿ってかご内荷重に相当するスイッチの位
置を示す標識を設けたものである。

［作　用］ この発明においては、かご床下面中央部と接する第１レ
バーと、この第ニレバーに設けられて傾斜してスイッチ
と対応する第２レバーを設けたため、かご床中央部の動
きが各スイッチに均等に伝達される。

また、この発明の別の発明においては、取付台の長穴に
スイッチを取り付け、かつ長穴に沿ってかご内猜重に相
当する標識を設けたため、スイソ４ チは長穴に沿って移動し、標識を目安として設定される
。

［実施例］ 第工図〜第３図はこの発明の一実施例を示す図で、第１
図は第５図の■−ｖｒ線拡大断面相当図、第２図は第上
図の左側面図、第３図は取付台の平面図であり、従来装
置と同様の部分は同一符号で示す。なお、第４図はこの
実施例にも共用される。

図中、（１１）ばかご床（６）の下に配置され一端が下
枠（２ａ）に枢持され下枠（２ａ）を横断する第１レバ
ーで、その中間部上面に先端がかご床（６）の下面に接
触する作動体（１］、ａ）が突設されている。（１２）
は第」−レバー（１１）と下枠（２ａ）の間に挿入され
第ニレバー（１１）を上方へ付勢する押ばね、（１３）
は第１レバー（１１）の他端に固定されて第］−レバー
（１１）と直交し、かつかご床（６）の下面に対して傾
斜する第２レバー、（１４）は横断面り字状に形成され
その一面が下枠（２ａ）に締結された取付台で、その他
面（上面）には長穴（１４ａ）が般けられ、これにスイ
ッチ（９）が一定高さに設置されている。（＋４ｂ）は
スイッチ（９）の位置決め用基準位置、例えばかご室（
６）内荷重の２０％、３０％等を示す標識となる丸穴で
ある。

上記のように構成されたエレベータ−の荷重検出装置に
おいては、かご室（７）内の荷重が増加すると、精度の
高いかご床（６）の中央部の動きが作動体（ｌｌａ）に
伝えられ、第ニレバー（１１）は回動し、第２レバー（
１３）は下方へ変位する。これで、スイッチ（９）は順
次押圧され、かご室（７）内の荷重に相当するスイッチ
（９）が順次作動して出力を発生する。すなわちかご室
（７）内荷重が検出される。かご室（７）内の荷重が減
少すると、上記とは逆の動作となり、第ニレバー（■１
）は押ばね（１２）の力で回動し、第２レバー（１３）
は上方へ変位する。これでかご室（７）内荷重に相当す
るスイッチが作動することになる。

スイッチ（９）の据付時は、第２レバー（１３）とのす
き間が最小のスイッチ（９）について、かご床（６）に
荷重を乗せて動作確認をすればよく、残りのスイッチ（
９）は最初のスイッチ（９）の高さに合わせて設定すれ
ば荷重試験を省略することができる。

また、速度制御等で任意の荷重で動作できるように変更
の要求が生した場合には、標識（１４ｂ）によって容易
にスイッチ（９）を設定することができる。

［発明の効果コ 以上説明したとおりこの発明では、一端がかご枠に枢持
され中間部がかご床下面中央部と接して弾性体の変位に
応して回動する第１レバーと、この第１レバーの他端に
設けられかご床下面に対して傾斜しスイッチを順次動作
させる第２レバーを設けたので、かご床中央部の動きが
各スイッチに均等に伝達され、スイッチの位置に伴う検
出誤差は少なくなり、常に精度高く荷重検出ができる効
果がある９ また、この発明の別の発明では、かご粋に固着された取
付台に長穴を設け、これにスイッチを取付けると共に、
この長穴に沿ってかご内荷重に相当するスイッチの位置
を示す標識を設けたので、スイッチは長穴に沿って移動
し、標識を目安にして設定され、荷重検出の仕様が変更
されたときも、７〜 容易にスイッチの設定変更ができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第上図はこの発明によるエレベータ−の荷重検出装置の
一実施例を示す図で、第５図のＶＩ−ＶＩ線拡大断面相
当図、第２図は第上図の左側面図、第３図は第１図の取
付台の平面図、第４図は従来のエレベータ−の荷重検出
装置を示すかご枠部分の正面図、第５図は第４図の側面
図、第６図は第５図のＶＩ−ＶＩ線断面図である。 図中、（２）はかと枠、（２ａ）は下枠、（５）は弾性
体、（６）ばかご床、（９）はスイッチ、（１１）は第
１レバー（Ｉｌａ）は作動体、（１３）は第２レバー、
（１４）は取付台、（１４ａ）は長穴、（１４ｂ）は標
識である。 なお、図中同一符号は同一部分を示す。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）かご枠に弾性体を介してかご床を支持し、上記か
   ご枠と上記かご床の間に複数個のスイッチを配設し、上
   記弾性体の変位により上記スイッチを順次動作させる装
   置において、上記かご床の下に配置され一端が上記かご
   枠に枢持され中間部が上記かご床の下面中央部と接して
   上記弾性体の変位に応じて回動する第１レバーと、この
   第１レバーの他端に固定され上記かご床下面に対して傾
   斜し上記第１レバーの回動により上記傾斜面が上記スイ
   ッチを順次動作させる第２レバーとを備えたことを特徴
   とするエレベーターの荷重検出装置。
2. （２）かご枠に固着された取付台に長穴を設け、この長
   穴にスイッチを取り付けると共に、上記長穴に沿ってか
   ご内荷重に相当する上記スイッチの位置を示す標識を設
   けた特許請求の範囲第１項記載のエレベーターの荷重検
   出装置。