JPH0334851A - 抗菌性ストレッチ包装用積層フィルム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の背景〕 く技術分野〉 本発明は、抗菌性を有するスト 層フィルムに関する。

レッチ包装用積 〈従来技術〉 青果物、鮮魚、精肉等の生鮮食品を直接にまたはプラス
チックトレー上に載置して、これらをポリ塩化ビニル系
フィルムやポリエチレン系フィルムでストレッチ包装す
る情調プリパッケージストレッチ包装は、スーパーマー
ケットの発展と共に戊長し、現在では必要不可欠の包装
方法として汎用化されている。

そして、最近では、このストレッチ包装は単に食品の見
栄えを向上させたり、難曲等のイ・１着あるいは食品の
乾燥を防止するために行なうものという観点より一歩進
んで、被包装食品の鮮度を保持させることも求められる
ようになり、そのような包装材の研究が活発に行なわれ
ている。例えば、包装フィルム、容器自体が滅菌されて
いることにより食品の鮮度保持ができるとの観点より、
抗菌剤、抗カビ剤等を包装フィルムや容器に混入させる
研究か極めて活発である。

一方、一般の食品包装において、抗菌剤は、従来から種
々提案されているが、包装フィルムあるいは容器から溶
出して食乱の質を低下させないという観点より、抗菌性
ゼオライトの様な非后出型の物質か好ましいとされてい
る。

ところか、抗菌性ゼオライトの様な無機物質を熱可型性
樹脂に泥練した組成物を成形打丁したフィルｔ１は、透
明性か人ｉＪに悪化し、又、ストレッチ包装用フィルム
として必要な自己粘着力が人中に低下する等の重大な問
題点かあるために大川上使用不可能であった。

〔発明の概要〕

く炊旨〉 本発明は、食品のストレッチ包装用フィルムに非溶出型
の抗菌性ゼオライトを使用した場合に起こる」二連のフ
ィルム外観の大１１１なｐ化と自己粕ル力の大巾な低ド
の問題に鑑みなされたものであって、そのｌ」的とする
ところは、ストレッチ自動包装適性上基本的に必要な適
度の滑り性、１］己）、１．層性を何し、充分な透明性
等の必要品質を何し、かつ優れた抗菌性能を有するスト
レッチ包装用フィルムを提供することにある。

したがって、本発明による抗菌性ストレンチ包装用積層
フィルムは、ストレッチ包装用フィルムにおいて、酢酸
ビニル含量か１０〜３「〕重量％であるエチレン−酢酸
ビニル共重合体樹脂を主成分とする樹１指組成物に抗菌
性ゼオライト粉体を０．０５〜２．０重量％含有させた
層を表面層として少なくとも一層含んでなり、かつ、そ
の抗菌性ゼオライト含有層の厚みか１〜１０μであるこ
と、を特徴とするものである。

く効　果〉 本発明によるストリッヂ包装用積層フィルムは、優れた
抗菌作用を有するもの−Ｃある。また、ストレッチ包装
用フィルムとしての乱本的性質、例ヌば優れたフィルム
外観、自己粘着力ならびに透明性を有し、かつストレッ
チ自動包装において必要とされる適度の滑り性ならびに
強度を白するものである。これらの特性は本来拮抗的な
関係にあるものか多く、たとえば自己粘着性はストレッ
チ包装用フィルムとして本質的に必要な属性であるか、
これは滑り性とは相客れないものである。本発明によっ
てこの両属性に列してｌ！ｌｄ足がり８えられたという
ことは、予想されなかったことといえよう。

〔発明の詳細な説明〕

［１）エチレン−酢酸ビニルｊ（重合体樹脂を主成分と
する樹脂組成物 本発明で用いられるエチレン−酢酸ビニル」（重合体樹
脂は、酢酸ビニル含量か１０〜３０重量％のものであっ
て、１９０°ＣてのＭＦＲか０．３〜５ｇ／１０分、好
ましくは１〜３ｇ／１０分、のちのである。ここで、酢
酸ビニル含量か１０重量％未満ては充分な自己粘着性が
得られにくくなり、３０重量％を越えると強度不足とな
ると共に樹脂が柔かくなり過ぎて、ストレッチ包装時の
伸展性か問題となる。又、ＭＦＲが０．　７３．ｇ／　
１０分未満のものは伸びか小さく、一方、５ｇ／１０分
を越えるものは破断強度か小さくなる。したがって、酢
酸ビニル含量ならびにＭＦＲが上記範囲外のものはいず
れもストレッチ包装時の伸展性か問題となる。

」二記のエチレン−酢酸ビニル」ｌ−重合体樹脂に対し
ては、伸展性、柔軟性等を調整するために必要に応して
各種の樹脂および添加剤を含有させることかできる。し
たがって、本発明において、「エチレン−酢酸ビニル共
重合体樹脂を主成分とする樹脂組成物」とは、上記のよ
うな主成分とし７てのエチレン−酢酸ビニルｊ（重合体
樹脂に必要に応じてこのような各種の樹脂、添加剤、そ
の他、の補助成分を含有させてなるものをいうものであ
る。

必要に応じて用いられるこれらの樹脂、添加剤等は、場
合により重要な役割りを果たすちのであるか、本発明で
は必須成分ではないことから、ここでは便宜的に補助成
分として扱うものとする。

そのような成分しては、例えばエチレン−プロピレン共
重含体、エチレン−ブテン−１共重合体等からなるゴム
、ならびにストレッチ包装用フィルムとして基本的に必
要な品質である適度な滑り性、自己粘着性および防曇性
、・：ｉ：・電防正性を付すするための下記の添加剤を
挙げることかできる。

例えば、炭素数１〜１２、好ましくは１〜６、の脂肪族
アルコールと、炭素数１０〜２２、奸ましくは］２〜１
８、の脂肪酸との化会物である脂肪族アルコール系脂肪
酸エステル、具体的には、モノグリセリンオレエート、
ポリグリセリンオレエート、クリセリントリリンルート アセチルリシルート、メチルアセチルリンル１・、エチ
ルアセチルリシルレート、ブチルアセチルリンルート、
プロピレングリコールオレエト、プロピレングリコール
ラウレート、ペンタエリスリトールオレエート、ポリエ
チレングリコルオレエート、ポリプロピレングリコール
オレエート、ボリオギシエチレングリセリン、ポリオキ
ンプロピレングリセリン、ソルビタンオレエート、ソル
ビタンラウレート、ポリエチレングリコルソルビタンオ
レエート、ポリエチレングリコルソルビタンラウレート
等、ならびに、ポリアルキレンエーテルポリオール、具
体的には、ポリエチレングリコール、ポリプロピレング
リコール等。これらの添加剤は、一種あるいは二種以上
１１を含して用いることかできる。これらの添加量は、
０、５〜１０重瓜％、好ましくは１〜５重量％、である
。

〔■〕抗曲性ゼオライト粉体 本発明において抗菌性セオライト扮体とは、具体的には
、アルミノンリケーｉ・よりなる天然または合成ゼオラ
イトのイオン交換可能な部分に抗菌作用のある鍋、銅、
亜鉛および錫の全域イオンの一種又は二種以上を保持し
ているものである。

本発明で使用される特に好ま［７い抗菌性セオライト粉
体は、比表面積が１　５　０ｒｄ’／　ｇ　（無水セオ
ライトｕ準）以上のものであって、更に平均粒Ｉ゛径か
１０μ以Ｆ，々ｆましくは５　ｔｔ〜１μ、であるもの
である。

〔■〕抗菌性ゼオライト含有層 上述の抗菌性ゼオライト粉体は、前述のエチレン−酢酸
ビニルへ重合体樹ｊ指を主成分とする樹脂組成物に配合
されて、本発明にょる杭間性ストレッチ包装用積層フィ
ルムの抗菌性セオライト含有層を構成する。

抗菌性ゼオライト粉体の、エチレン−酢酸ビニル共重合
体樹脂を主成分とする樹脂組成物中の含有量は、０．０
５〜２．　　０重量％、なｒましくは０、１〜１，５重
量％、であることか重要である。

３８ｍが０．０５重置部未満ては抗開性が得られず、一
方、２．０重量％を越えてもそれ以上の殺菌効果は得ら
れず、フィルムの透明性、粘着性か人中に悪化する。

抗菌性セオライト含有層、すなイ）ち酢酸ビニル含量か
１０〜３０重量％であるエチレン−酢酸ビニル共屯合体
樹脂を主成分とする樹脂組成物に上述の抗菌性ゼオライ
］・粉体を０．０５〜２．　　０重量％含イ」−さぜた
層、のＹ中９みは、１〜１０μであることか重便である
。

すなわち、この層の厚みが１μ未満であると、坑菌性セ
オライトの粒子がフィルム表面に露出し過ぎてフィルム
の表面か粗れて透明性、粘着性が人１１１に悪化し、一
方、１０μを越えるとストレッチ包装用フィルムとして
必要な透明性か悪化して、ストレッチ包装した中味の食
品か見えにくくなる為である。

〔■〕抗菌性ストレソチ包装用積層フィルムおよびその
製造 本発明による抗菌性ストレッチ包装用積層フィルムは、
前述の抗菌性セオライト含有層を＆　ｉｔｉ層として少
なくとも一層含んでなるものである。ここで、「表面層
として少なくとも一層含んでなる」とは、抗菌性ゼオラ
イト含有層の表向をストレッチ包装用積層フィルムの表
面として少なくとも一雇持っていることを意味するもの
である。したかって、本発明による抗菌性ストレッチ包
装用積ｊ□□□フィルムは、前記抗菌性セオライト含白
°層を表面層として少なくとも一層含んでいるという条
件か満足される限りにおいて、合１］的的な他の雇か積
層されたものであって、抗菌性ゼオライト３モ雇かスト
レッチ包装用積層フィルムの一方の表向のみを構成する
ように積層されてなるしの、および抗菌性ゼオライト含
有層がストレッチ包装用積層フィルムの両表面を構成す
るように積層されてなるものをも包含するものである。

さらなる抗菌性ゼオライト含有層か積層体の内部に存在
していてもよい。

積ｊ□□□される他の層の代表例は、ストレノチ包装用
フィルムとして求められる各種の性質、例えば引裂強度
または熱融着性、を付与あるいは向上させるための層で
ある。例えば、本発明ではそのようなものの具体例とし
て、（イ）エチレン−ブテン−１共重合体、エチレン−
プロピレン共重合体、エチレン−ヘキセン−１共重合体
、エチレン−４メチルペンテン−］共重合体、エチレン
−オクテン−１共重合体等のエチレン−α−オレフィン
共重合体樹脂、（ロ）プロピレン−エチレン共重合体、
プロピレン−ブテン−ＩＪＬ、重合体、プロピレン−エ
チレン−ブテン−１」（重合体、プロピレン−ブテン−
１」（重合体等のプロピレン−α−オレフィン共重合体
樹脂、又は（ハ）エチレン−酢酸ビニル具重合体樹脂、
立体規則性の高分子量物であるポリブテン−１、ブテン
−１−エチレン」（重合体樹脂等のブテン−１系樹脂、
等のオレフィン系重合体樹脂の一種又は二種以上の混合
物からムる樹ｊ指及びこれらの樹脂に前赴の添加剤を混
合した樹脂組成物からなるものを卒げることかてきこれ
らの他の層は、単層描込のものであっても、あるいはこ
れらを二種以上組合わせた塩層描込のものであってもよ
い。

これらの各層の積層により抗凶性セオライｌ、　Ｊ有局
と、前述した他のオレフィン系重合体樹脂Ｉ（４との二
層、又は三層以」二の積層フィルムかｒｉられる。

特に、前述した他のオレフィン系重合体樹脂層を中間層
とし、その片側表面にエチレン−酢酸ビニル共重合体樹
脂を主成分とする樹脂組成物の層を、もう一方の表向に
抗菌性セオライト含（４１Ｗを積層してなる三層フィル
ムは、フィルムの透明仕および自己粘着性の悪化が少な
いことから特に灯ましい。

以」二のような本発明によるト“Ｌ閑性ストレソチ包装
用積層フィルムのフィルム厚みは、好ましくは８〜３０
μであり、内、上記抗菌性セオライト含有層厚みは１〜
１０４である。

以上の構成による本発明の抗菌性ストレッチ包装用積層
フィルムは、一般の積層フィルム、特にストレッチ包装
用積層フィルム、の製造において採用される従来公知の
種々の方法により製造することができる。例えば、それ
ぞれの雇を構成ずべき樹脂成分を、複数の押出機を用い
ててインフレジョン成形またはＴダイ成形による共押出
法又は伸出ラミネート法等の公知の方法により積層し、
成形して製造することがてきる。

以下の実験例は、本発明をさらに長体的に説明するため
のものである。

〔■〕実験例 実施例１ （］）　　中間層材料としてポリブテン−１（密度０、
　９１．５　ｇ／ｃｎｌ、　１９０℃でのＭＦＲ］、、
８ｇ／１０分、シェルケミカル社製Ｍ　　０２００）７
０重量％、プロピレン−エチレン−ブテン−１ランダム
共重合体樹脂（エチレン含有量２．０１量％、ブテン−
１含有量１３，０重量％、密度０、　８９６　ｇ／ｃｕ
ｔ、　２３０℃でのＭＦＲ５，０ｇ　／　１０分）１５
重量％およびエチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂（酢酸
ビニル含有量１５０重量％、１９０℃でのＭＦＲ２，０
ｇ／１０分）１５重量％よりなる樹脂組成物を、口径６
５ｍｍ。

Ｌ／Ｄ２５の押出機を用いて１８５°Ｃで８１練した。

（２）　片側の抗菌性ゼオライト含６−表面層月料とし
て、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂（酢酸ビニル含
有量１５重量％、１９０℃でのＭ　ＦＲ２，０ｇ／ｌ、
０分）９７重量％、モノグリセリンオレエート（理研ビ
タミン社製、リケマールＯＩ−１］、、　ＯＯ）　２．
　０重量％と、Ａ型セオライト（平均粒径２μ）に無水
県準で銀を５重量％になるようにイオン状態で保持させ
てから約２００℃で加熱乾燥して得た抗菌性ゼオライト
粉体１．０重量％よりなる樹脂組成物を、口径５０ｍｍ
、　Ｌ／　Ｄ　２５の押出機を用いて１６０　’Ｃで混
練した。

（３）　もう一方の片側表面層伺料として、上記エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体樹脂９８重量％およびモノグリ
セリンオレエート２゜０重量％よりなる樹脂組成物を、
口径５０ｍｍ、　Ｌ／　Ｄ　２５の押出機を用いて１６
０℃で混練した。

（４）　これら三者を一台の環状三層ダイスに供給して
、中間層の厚み４μの両表面に、各々の表面層が厚み５
μになるように積層して、ダイス温度１８５°Ｃ、ブロ
ー比５．　０でインフレーション成形することにより、
全厚み１４μのストレッチ包装用積層フィルムを製造し
た。

第１表は、このフィルムの評価結果を示すものである。

実施例２ 抗菌性ゼオライト金白”表面層材料を、実施例１で用い
たのと同しエチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂９７，５
重量％、モノグリセリンオレエート２．０重量％および
抗菌性セオライト０．５重量％からなる樹脂組成物とし
た以外は、実施例］と同様に（〜でストレッチ包装用積
層フィルムを製造した。本フィルムの評価結果は、第１
表に示される通りである。

実施例３ 中間層樹脂組成物を、実施例１て用いたポリブテン−１
５０重量％、ブテン−］−エチレンノ（重合体樹脂（エ
チレン含百量１０重工％、１９０℃でのＭＦＲ０，２ｇ
／１０分）３５重量％および実施例１て用いたプロピレ
ン−エチレン−ブテン−１ランダム共重合体樹脂１５重
毒％からなるものに変更し、厚み８１１の中間層とし、
この中間層の両表面に実施例２で用いたのと同し各々の
表面層樹脂組成物を各層の厚みが２７７でそれぞれ表面
層として積層されるようにした以外は、実施例１と同様
にしてストレッチ包装用積層フィルムを製造した。この
フィルムのｒｌ＋佃１桔呆は、第１表に示される通りで
ある。

実施例４ 実施例３で用いたのと同じ中間層樹脂組成物を、１６］
様の押出機を用いて２４０　℃で混練した。−／、、実
施例２て用いたのと同じ各々両表面樹脂組成物を、同様
の押出機を用いて２００℃で混練した。

この両者を一台の三層Ｔダイスに供給して、中間層の厚
み８μの両表面に、各々の表面層を２Ｉｌ積層されるよ
うにしてストレッチ包装用積層フィルムを製造した。

本フィルムの評価結果は、第１表に示される辿りである
。

実施例５ 抗閑性ゼオライト含有表面層利料を、実施例１で用いた
のと同じエチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂９６重量％
、モノグリセリンオレエート２、　０重量％および抗菌
性セオライＩ−２，０重量％からなる樹脂組成物とした
以外は、実施例４と全く同様にしてストレッチ包装用積
層フィルムを製造した。

本フィルムの評価結果は、第１表に示される通りである
。

比較例１ 実施例１て用いたのと同じ抗函性セオライト含有樹脂組
成物を用いて一層で厚み１４μとなるようにして、ダイ
ス温度１８５℃、ブロー比５．０でインフレーション成
形して、ストレッチ包装用フィルムを製造した。

本フィルムの評価結果は、第１表に示される通りである
。

比較例２ 実施例１の画表面層樹脂組成物を、エチレン酢酸ビニル
共重合体樹脂９８重足％およびモノグリセリンオレエー
ｈ２．Ｏｍｆｕ％とからなるものにした以外は、実施例
］と同様にしてストレッチ包装用フィルムを製造した。

本フィルムの評価結果は、第１表に示される通りである
。

８ （試験法） １．霞み度 ＪＩＳ−に６７１４に準拠して測定した。

２、自己粘着力 フィルムを１０＋ｏｎ＋Ｘ２０ｍｍの山積で重ね合せ、
その部分に重さ２０ｋｇの荷重を２分間かけた後、ショ
ツパー型引張試験機で、引張速度５００ｍｍ／分での判
断接着強度を測定する。

３、ストレッチ包装適性 フジバックシステム社製ストレッチロ動包装機Ａ　−１
，８ｘを用いて、包装速度２９ケ／分で、発泡ポリスチ
レン製トレー上に魚を載せて包装を行った。

４、抗菌性 供試品片（５Ｘ５ｃｍ）に１　ｍｌ当りの大腸菌数が約
１０５個となるように調製した画成を１ｍ１滴下し、こ
れらを３５℃で保存し、滴下直後および２４時間後に５
ＣＤＬＰ寒天培地で１１（試品Ｊ′Ｉ−上の試験菌を洗
い出した。この洗い出し液を平板培養法により菌数をＡ
１り定した。

９ 抗菌性’＋ｉ：２４旧間後の菌数か〕０以−トてＡ１１
ｌ定限界外のもの 抗菌性無 ２４時間後の菌数か直後と殆んと女 わらないもの。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ストレッチ包装用フィルムにおいて、酢酸ビニル含量が
   １０〜３０重量％であるエチレン−酢酸ビニル共重合体
   樹脂を主成分とする樹脂組成物に抗菌性ゼオライト粉体
   を０．０５〜２．０重量％含有させた層を表面層として
   少なくとも一層含んでなり、かつその抗菌性ゼオライト
   含有層の厚みが１〜１０μであることを特徴とする、抗
   菌性ストレッチ包装用積層フィルム。