JPH0334028B2 - - Google Patents

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JPH0334028B2
JPH0334028B2 JP56162508A JP16250881A JPH0334028B2 JP H0334028 B2 JPH0334028 B2 JP H0334028B2 JP 56162508 A JP56162508 A JP 56162508A JP 16250881 A JP16250881 A JP 16250881A JP H0334028 B2 JPH0334028 B2 JP H0334028B2
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capacitance
capacitor
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JP56162508A
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Masao Kawai
Taichi Komachi
Mototaka Konishi
Noriaki Saito
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Tokyo Keiki Inc
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Tokyo Keiki Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R27/00Arrangements for measuring resistance, reactance, impedance, or electric characteristics derived therefrom
    • G01R27/02Measuring real or complex resistance, reactance, impedance, or other two-pole characteristics derived therefrom, e.g. time constant
    • G01R27/26Measuring inductance or capacitance; Measuring quality factor, e.g. by using the resonance method; Measuring loss factor; Measuring dielectric constants ; Measuring impedance or related variables
    • G01R27/2605Measuring capacitance

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)
  • Measurement Of Resistance Or Impedance (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、被測定容量の変化に応じた信号出力
を生ずる静電容量測定装置に関し、特に測定信号
の出力と装置に対する電源供給とを同じ信号線を
用いて行なえるようにした2線式の静電容量測定
装置に関する。
従来、液面レベルの検出等に用いられる静電容
量測定装置としては、例えば第1図に示すような
ものがある。
第1図において、1は測定しようとする静電容
量を感知する電極であり、電極1で感知された静
電容量は変換部2において容量値に応じた電気信
号に変換され、出力部3により例えば4〜20mA
の測定出力とされて、信号出力端子8aより出力
される。尚、出力部3に設けている抵抗5は出力
電流を安定化するフイードバツク制御用の出力電
流値を検出している。
一方、変換部2、出力部3に対する電源供給
は、電源入力端子8bを介して与えられる直流電
圧を定電圧回路4で安定化し、抵抗6及びコンデ
ンサ7でなるフイルタ回路を介して行なうように
している。尚、8cは電源入力端子8bと信号出
力端子8aに対する共通端子である。
ところで、第1図の従来装置において、電源供
給と信号出力とを別々の信号線で分けて行なつて
いるのは次の理由による。
まず、変換部2における容量値の電気信号への
変換は、パルス的な信号処理によつて行なわれる
もので、例えば、被測定容量の値に対応した時間
幅をもつたパルスを周期的に作り出し、このパル
スの時間幅に亘つてクロツクパルスを計数し、計
数したデジタル値をアナログ変換して出力するよ
うにしている。
このように変換部2においてパルス的な信号処
理が行なわれると、CMOS−ICなどの消費電流
の少ない素子を使用していたとしても、動作時に
かなり大きいパルス的な電流消費が行なわれ、瞬
間的に大きな電流を消費することから、ノイズ発
生の原因となる。このノイズ防止のためには、一
般に、大容量のコンデンサを設けて電圧変動を吸
収することで回路の安定化を図るが、コンデンサ
から消費された電力分については、当然のことな
がら電源供給ラインを通じてコンデンサへ充電さ
れることとなり、コンデンサに電源から流れ込む
電流によつてもノイズが発生するようになる。従
つて、パルス的な電流消費が行なれる変換部3を
有する従来装置では、信号出力ラインにノイズが
混入することによる誤差を確実に防止するために
は、信号出力ラインとは別に専用の電源供給ライ
ンを設ける所謂3線式とせざるを得ないものであ
る。
勿論、定電圧回路4の出力側に設けているフイ
ルタ用のコンデンサ7に大容量のものを使用する
ことで、2線式にした場合にも、パルス的な電流
消費で生ずるノイズはある程度防げるが、工業用
に使用されるこの種の装置では、防爆構造とする
ことが安全性の点から要求されており、一般に大
容量のコンデンサの使用は防爆構造の点から困難
であるので実用的でない。また、パルス的な電流
消費により発生したノイズは、出力電流のフイー
ドバツク制御により抑え込むことが可能である
が、このフイードバツク制御は、2線式4〜20m
A出力電流の場合には、瞬間的な電流値が信号に
よるところの出力電流値を下回るときのみ有効で
あつて、上回るような場合には瞬時的なノイズに
なつて現われる。それ故、2線化は困難であつ
た。
本発明は、このような従来の問題点に着目して
なされたもので、被測定容量の値を電気信号に変
換するための信号処理における消費電流のパルス
的な変化を最小限に抑える回路とすることによ
り、大容量の電源コンデンサを使用することな
く、電源供給と信号出力とを同一の信号線ライン
をもつて行なえる所謂2線式を実現し、ノイズの
影響を実質上無視できる程度に低減すると共に出
力電流のゼロ及びスパン調整についても容易に行
なえるようにした本質的に防爆構造をもつ2線式
の静電容量測定装置を提供することを目的とす
る。
以下、本発明を図面に基づいて説明する。
第2図は、本発明の一実施例を示した回路ブロ
ツク図である。
まず構成を説明すると、10は被測定容量の値
に応じた時間幅を有するパルス信号を作り出す変
換部であり、可変コンデンサーをもつて表わした
被測定容量11と直列に、被測定容量11を充電
するための可変抵抗12が設けられ、被測定容量
11と可変抵抗12との接続点を電圧コンパレー
タ13の一方に入力している。この電圧コンパレ
ータ13の他方には、所定の基準電圧Vrを発生
する基準電圧源14が接続されている。ここで、
被測定容量11の端子電圧をVc1とするとVc1Vr
の時電圧コンパレータ13はLレベル出力を生じ
ており、端子電圧Vc1が基準電圧Vr以下になると
Hレベル出力に切換わる。
20は、変換部10における被測定容量11に
含まれている固定容量分をうち消して変化分のみ
を取り出すための固定容量に応じた直流電圧を作
り出すための電圧設定回路であり、コンデンサを
もつて示した内蔵容量21と直列に充電用の可変
抵抗22を接続し、内蔵容量21と可変抵抗22
との接続点を電圧コンパレータ23の一方に入力
し、電圧コンパレータ23の他方には、変換部1
0における基準電圧源14よりの基準電圧Vr
入力している。この電圧設定回路20における電
圧コンパレータ23の作動も、変換部10の電圧
コンパレータ13と同様に内蔵容量21の端子電
圧Vc2が基準電圧Vrを上回つているときにコンパ
レータ23の出力はLレベルとなり、端子電圧
Vc2が基準電圧Vr以下になるとHレベル出力に切
換わる。
30はスイツチ部であり、所定周波数のパルス
信号を発生するパルス発生器31と、このパルス
発生器31のパルス出力により閉じるスイツチ3
2,33のそれぞれを、変換部10、電圧設定回
路20における被測定容量11および内蔵容量2
1のそれぞれと並列接続しており、パルス発生器
31よりのパルス信号によりスイツチ32,33
が閉じることにより、被測定容量11および内蔵
容量21のそれぞれが周期的に放電されるもので
ある。40はフイルタ部であり、変換部10、電
圧設定回路20の各電圧コンパレータ13,23
の出力にローパスフイルタ41,51を設け、変
換部10,20で作り出された被測定容量11お
よび内蔵容量21の各値に応じたパルス信号を直
流電圧に変換して出力する。60は差動増幅部で
あり、ローパスフイルタ41および51の出力す
る直流電圧を抵抗62,64のそれぞれを介して
入力した差動増幅器61を有し、帰還抵抗63,
65および入力抵抗62,64で定まる所定の増
幅率をもつて両入力電圧の差に応じた信号を増幅
出力するようになり、差動増幅器61の出力に
は、出力電流のスパン調整を行なうための可変抵
抗66が基準電圧源67によるバイアスを受けて
接続されている。
70は出力部であり、差動増幅部60よりのス
パン調整された出力信号に、基準電圧源67の分
圧電圧を作り出して出力電流のゼロ点調整を行な
うための可変抵抗76よりの直流電圧を加算して
増幅する増幅器71を有し、この増幅器71の出
力によりトランジスタ72を駆動して、電源兼用
信号端子90と共通端子91間に流す出力電流を
制御する。またトランジスタ72のエミツタ側に
は、電流検出用の抵抗73が接続され、抵抗78
で検出された出力電流に比例した検出電圧は抵抗
75を介して増幅器71の入力の一方に帰還接続
され、出力電流のフイードバツク制御を行なうよ
うにしている。更に80は電源部であり、電源兼
用信号端子90より供給される直流電圧を定電圧
回路81で所定の電源電圧に安定化して出力し、
定電圧回路81の出力側には、抵抗82およびコ
ンデンサ83でなるフイルタ回路が設けられ、こ
のフイルタ回路を介して変換部10,20、スイ
ツチ部30、フイルタ部40、差動増幅部60お
よび出力部70のそれぞれに電源電圧を供給して
いる。
次に、第2図に示す本発明の実施例の作用を説
明する。まず変換部10における被測定容量11
の値に応じた時間幅を有するパルス信号の出力作
用を第3図のタイムチヤートを参照して説明す
る。
スイツチ部30におけるパルス発生器31より
のパルス信号によりスイツチ32は一定周期毎に
オンしており、スイツチ32がオフしている状態
で被測定容量11に対しては可変抵抗12を介し
て定電圧回路81よりの電源供給が行なわれる。
今、定電圧回路81より供給される電源電圧をE
とし、基準電圧Vr=aE(a<1)とすると、スイ
ツチ32が開いた時から可変抵抗12を介して
Vc1=aEに充電されるまでの時間tAは、 (但し、R12は抵抗12の値、C11は被測定容量の
値)であることから、 tA=R12・C11・lo(1/1−a) ……(1) (但し、loは自然対数を示す) として与えられる。ここで被測定容量11の容量
C11は一定の固定した容量CFと測定したいところ
の変化する容量CVの和であり、 C11=CF+CV ……(2) となつている。この固定容量CFは測定対象によ
り測定容量CVの数分の一〜数倍の値をもつよう
になり、この固定容量CFを打ち消して、測定容
量CVのみを測定するための手段として電圧設定
回路20における内蔵容量21と可変抵抗22を
直列接続し、スイツチ32に同期して被測定容量
11と同様にスイツチ33のオフにより、内蔵容
量21を充電させる回路を設けている。この電圧
設定回路20における内蔵容量21の端子電圧
Vc2=aEとなるまでの充電時間tBは前記第(1)式と
同様に、 tB=R22・C21・lo(1/1−a) ……(3) として与えられる。
このような変換部10、電圧設定回路20にお
ける被測定容量11および内蔵容量21の充電時
間tA、tBのそれぞれの計測は、変換部10を例に
とると、第3図のタイムチヤートに示すようにス
イツチ32がオンからオフに切換わつた時に被測
定容量11に対する充電が可変抵抗12を介して
開始され、この充電時定数は、可変抵抗12の値
が一定であることから、被測定容量C11に依存し
て定まり、被測定容量11の端子電圧Vc1はこの
時定数に従つて上昇する。端子電圧Vc1が基準電
源14による基準電圧Vr以下の時には、電圧コ
ンパレータ13の出力はHレベルにあり、端子電
圧Vc1が基準電圧Vrを上回ると電圧コンパレータ
13の出力はLレベルに立ち下り、所定時間後に
スイツチ32が投じると、それまで充電されてい
た被測定容量11が放電リセツトされ、コンパレ
ータ13の出力は、再びHレベルにもどるように
なる。その結果第3図のタイムチヤートから明ら
かなようにAで示すように、被測定容量11の容
量C11が小になるとコンパレータ13のLレベル
に立ち下つている時間幅は長くなり、またBに示
すように被測定容量11の容量C11が大になると
コンパレータ13の出力のLレベルに立ち下つて
いる時間が短くなり、その結果被測定容量11の
容量C11に応じてHレベルとなる時間幅の変化す
るパルス信号がコンパレータ13から出力される
ようになる。
このような容量に応じた時間幅を有するパルス
信号を作り出す作用は電圧設定回路20について
も同様である。
変換部10、電圧設定回路20において、被測
定容量11および内蔵容量21のそれぞれの値に
応じた時間幅を有するパルス信号はフイルタ部4
0に設けているローパスフイルタ41,51のそ
れぞれで直流電圧に変換され、差動増幅部60に
与えられるようになる。差動増幅部60ではロー
パスフイルタ41,51よりの直流電圧の差に基
づいた信号を出力する。すなわち、ローパスフイ
ルタ41より出力される直流分電圧EAは、前記
第(1)、(2)式を用いて EA=k・tA=k・R12・(CF+CV
)・lo(1/1−a)……(4) (但し、kは比例定数)となり、又ローパスフイ
ルタ51より出力される直流分電圧EBは、前記
第(3)式を用いて EB=k・tB=k・R22・C21・lo(1/1−a) ……(5) となる。ここで抵抗62〜65のそれぞれの値を
R61〜R65とし、且つR62/R64=R62/R63とすると、差動 増幅器61の出力は EB−EA=(CR22・C21−R12・CF−R12・CV
・k・lo(1/1−a)……(6) となり、この(EB−EA)となる電圧が可変抵抗
66の両端に表われる。
ここで測定上、不必要な固定容量分CFを打ち
消すには、例えば被測定容量11として液面レベ
ルの検出を例にとると、液面レベルがゼロレベル
の状態において電圧設定回路20における可変抵
抗22の値を調整し、R22・C21=R12・CFとすれ
ば良い。このように変換部10、電圧設定回路2
0における時定数の関係を等しく設定すると前記
第(6)式は EB−EA=−R12・CV・k・lo(1/1−a) ……(7) となり、変化する容量CVにのみ対応した直流信
号が得られるようになる。
このようにして差動増幅部60においては、被
測定容量11における固定容量CFを除いた変化
する容量CVにのみ対応した直流電圧が出力され、
この出力電圧は出力部70における増幅器71に
入力してトランジスタ72を駆動し、電流検出抵
抗73、帰還抵抗75及び入力抵抗74によるフ
イードバツク制御のもとに差動増幅部60よりの
直流信号に比例した、例えば4〜20mmAの出力電
流を電源兼用信号端子90と共通端子91間に接
続された所定の負荷(指示器等)に対して流すよ
うになる。また、出力電流に対するスパン調整
は、差動増幅部60における可変抵抗66により
行なわれ、ゼロ点調整については出力部70に設
けている可変抵抗76により行なわれる。
尚、第2図の実施例におけるスイツチ32,3
3をオフしているパルス発生器30よりのパルス
信号のパルス間隔は、被測定容量11の最大容量
によつて端子電圧Vc1=aEに充電されるまでの時
間tA以上とるようにパルス幅を定める必要があ
る。次に、第2図の実施例におけるパルス的な電
流消費によるノイズについて説明すると、第2図
の実施例においてパルス的に動作する回路部はス
イツチ部30、変換部10、電圧設定回路20で
あるがスイツチ部30におけるスイツチ32,3
3として半導体スイツチを使用すれば、パルス発
生器31の出力は極めてわずかな電力でよく、ス
イツチ部30で瞬間的に消費される電流はごく小
さな値におさえることができる。又変換部10、
電圧設定回路20において被測定容量11、内蔵
容量21を充電するために流す電流の最大値は、
電源電圧Eを可変抵抗12,22の最小値で割つ
た大きさとなり、可変抵抗12,22の最小値を
大きな抵抗値として定めておけば、被測定容量1
1、内蔵容量21を充電するために瞬時的に流れ
る充電電流の値をごく小さな値に制限することが
できる。また、変換部10、電圧設定回路20及
びスイツチ部30以外の回路部は全て直流的に電
流を消費する回路部であるので、これらの回路部
による消費電流のパルス的な変化は生じない。そ
の為変換部10、電圧設定回路20およびスイツ
チ部30におけるごくわずかなパルス的な電流消
費による変動を吸収するだけでよいので、電源部
80に設けているコンデンサ83の容量を小さい
値にしたとしても電源電圧の変動は、殆ど起きず
パルス的な電流消費によるコンデンサ83の電圧
変化に対して定電圧回路81より抵抗82を介し
てコンデンサ83に流れ込む電流変化は小さく、
電源供給ラインを兼ねた信号ラインに対するノイ
ズの影響はほぼ無視できる程度に抑え込むことが
できる。更にパルス的に動作する回路部を変換部
10、電圧設定回路20及びスイツチ部30とい
うようにごくわずかな回路部に抑えているため
に、このパルス的に動作する回路部で消費する直
流電流もごくわずかなものであり、そのため電源
部80における抵抗82の値を相対的に大きくす
ることができ、抵抗82を流れる電流の変化を一
層小さくできる。その結果電源兼用信号端子90
を介して定電圧回路81に流れ込む電源供給用の
電流に生ずる変化は、ごく小さなものとなる。
更に、第2図の実施例における出力電流のスパ
ン調整とゼロ調整は、スパン調整については差動
増幅器61の出力側に設けた可変抵抗66の両端
に表われる測定すべき容量の変化に対応した直流
信号の分圧によつて調整し、一方、ゼロ点調整に
ついては可変抵抗66に直列接続した基準電圧源
67の基準電圧を可変抵抗76による分圧で設定
し、このように独立して設定されるスパン調整及
びゼロ調整の各直流電圧を増幅器71で加算して
出力電流を制御するようにしているので、スパン
調整とゼロ点調整について相互に干渉することが
なく、スパン及びゼロ点調整は極めて容易に行な
うことができる。
更に又、変換部10における被測定容量11に
含まれる固定容量CFの影響を打ち消すために変
換部10と同一回路構成を有する電圧設定回路2
0を設けて固定容量CFに対応した直流電圧をロ
ーパスフイルタ51を介して作り出すようにして
いるため、変換部10における抵抗や増幅器の温
度特性による電圧コンパレータ13の出力波形の
パルス幅に変化が起きたとしても、同一構成を有
する電圧設定回路20における電圧コンパレータ
23の出力波形についても同様な変化を生ずるの
で、このような温度特性に依存した出力波形の変
動は次段の差動増幅部60において打ち消され、
温度変化に対して安定した出力が得られるという
利点を有する。尚、温度安定度がさほど重要でな
い場合には、電圧設定回路20及びフイルタ部5
0としては定電圧源とポテンシヨメータをもつて
構成し、被測定容量11における固定容量CF
対応した直流電圧を設定出力するようにしても良
い。
以上説明してきたように、本発明によればその
構成を被測定容量を充電する充電回路とこの充電
回路により充電される被測定容量を周期的に放電
させるスイツチ手段と、被測定容量の端子電圧と
基準電圧とを比較し、被測定容量の充電時定数に
応じた時間幅のパルス信号を出力するコンパレー
タと、このコンパレータの出力パルスを直流電圧
に変換するローパスフイルタと、上記被測定容量
に含まれる固定容量分に応じた直流電圧を設定出
力する電圧設定回路と、上記ローパスフイルタと
電圧設定回路の各出力電圧の差を取り出す差動増
幅回路と、この差動増幅回路の出力に測定出力の
ゼロ点及びスパンの各々を設定する直流電圧を加
算した測定信号を電源供給線を兼ねた2本の出力
信号線を介して出力する出力回路とを設けるよう
にしたため、パルス的に作動する回路部分を最小
限に抑えてパルス的な電源消費によるノイズの発
生を実用上無視できる程度に抑え、このため電源
供給線を兼ねた信号線を用いる2線式を実現する
ことができ、しかもパルス的な消費電流の変化が
小さいことから、電源部に使用するコンデンサの
容量を小さくすることが出来て、本質的に防爆構
造とすることが出来、更に出力電流のゼロ点及び
スパン調整を相互に独立して行なわせるようにし
ていることから、ゼロ点及びスパン調整が干渉を
起すことなく容易に出来るという効果が得られ
る。又、被測定容量に含まれる固定容量分を打ち
消すための直流電圧を作り出す回路として、被測
定容量の値に応じた直流電圧を作り出す回路と同
じ回路構成を有する回路をもつて固定容量分の打
ち消し直流電圧を作り出しているために、温度変
化による被測定容量の検出電圧の変動を相互に打
ち消すことが可能となつて、温度に対する安定度
を向上することが出来るという効果も得られる。
尚、本発明の静電容量測定装置は上記の実施例
に例示された液面レベル計に限定されず、距離等
の所定の物理量を容量に変換できるものについて
はそのまま適用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来装置の一例を示めしたブロツク
図、第2図は本発明の一実施例を示した回路ブロ
ツク図、第3図は第2図の変換部10における容
量の値に対応した時間幅を有するパルス信号の作
り出しを示したタイムチヤート図である。 10……変換部、11……被測定容量、12,
22,66,76……可変抵抗、13,23……
電圧コンパレータ、14,67……基準電圧源、
20……電圧設定回路、30……スイツチ部、3
1……パルス発生器、32,33……スイツチ、
40,50……フイルタ部、41,51……ロー
パスフイルタ、60……差動増幅部、61……差
動増幅器、70……出力部、71……増幅器、7
2……トランジスタ、80……電源部、81……
定電圧回路、83……コンデンサ、90……電源
兼用信号端子、91……共通端子、62,63,
65,74,73,75,82……抵抗。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 被測定容量を充電する充電回路と、 該充電回路により充電される被測定容量を周期
    的に放電させるスイツチ手段と、 上記被測定容量の端子電圧と基準電圧を比較
    し、被測定容量の充電時定数に応じた時間幅のパ
    ルス信号を出力するコンパレータと、 該コンパレータの出力パルスを直流電圧に変換
    するローパスフイルタと、 上記被測定容量に含まれる固定容量分に応じて
    設定した直流電圧を出力する電圧設定回路と、 上記ローパスフイルタと電圧設定回路の各出力
    電圧の差を取り出す差動増幅回路と、 該差動増幅回路の出力電圧をスパン調整用可変
    抵抗及びゼロ点調整用可変抵抗によりスパン及び
    ゼロ点調整した後にそのまま又は電流変換して電
    源供給線を兼ねた2本の出力線を介して出力する
    出力回路と、 を備えたことを特徴とする静電容量測定装置。 2 前記電圧設定回路は、固定容量に対応した容
    量を有するコンデンサを充電する充電回路と、前
    記スイツチ手段に同期して該コンデンサを放電さ
    せる他のスイツチ手段と、前記コンデンサの端子
    電圧と前記基準電圧とを比較し該コンデンサの充
    電時定数に応じた時間幅のパルス信号を出力する
    コンパレータと、該コンパレータの出力パルスを
    直流電圧に変換するローパスフイルタとでなる特
    許請求の範囲第1項記載の静電容量測定装置。
JP56162508A 1981-10-12 1981-10-12 静電容量測定装置 Granted JPS5863867A (ja)

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JPS5863867A JPS5863867A (ja) 1983-04-15
JPH0334028B2 true JPH0334028B2 (ja) 1991-05-21

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JPS6146816A (ja) * 1984-08-10 1986-03-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 石油燃焼器の油量表示装置
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