JPH0333716A - 光学フィルターおよび光学フィルター搭載装置 - Google Patents
光学フィルターおよび光学フィルター搭載装置Info
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- JPH0333716A JPH0333716A JP1169304A JP16930489A JPH0333716A JP H0333716 A JPH0333716 A JP H0333716A JP 1169304 A JP1169304 A JP 1169304A JP 16930489 A JP16930489 A JP 16930489A JP H0333716 A JPH0333716 A JP H0333716A
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Landscapes
- Optical Filters (AREA)
- Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明はビデオカメラやＣＣＤカラーカメラ用の水晶光
学フィルターに関する。
学フィルターに関する。
従来の技術
水晶光学フィルターは複屈折効果を利用して擬似色信号
を除去するための光学的ローパスフィルターである。近
年、ＣＯＤやＭＯＳなどの固体撮像素子が主流になって
くると、水晶単体では光学フィルターとして性能的に不
十分である。そこで高性能化を目的として色補正ガラス
と水晶とを組合せて一体化した素子を作ったり、水晶板
上に赤外線カットのための多層膜を蒸着した素子を作っ
たりして対応しいる。
を除去するための光学的ローパスフィルターである。近
年、ＣＯＤやＭＯＳなどの固体撮像素子が主流になって
くると、水晶単体では光学フィルターとして性能的に不
十分である。そこで高性能化を目的として色補正ガラス
と水晶とを組合せて一体化した素子を作ったり、水晶板
上に赤外線カットのための多層膜を蒸着した素子を作っ
たりして対応しいる。
発明が解決しようとする課題
しかしながら、前記の色補正ガラスは耐湿特性が極端に
劣るため、初期特性は優れているものの性能の安定性が
不十分であり、特に高温高湿雰囲気では急速に特性劣化
が問題であった。また、部品点数が多くなり、光学接着
精度および工程が増加し、コストが高くなるという問題
があった。−方、水晶板上に赤外線カットのための多層
膜を蒸着する方法においては、−層ごとに膜厚を正確に
制御する必要があり、大掛りな装置を用いたり、欠陥の
発生も避けがたいなど、色補正ガラス以上に不良率が高
く、生産コストも大幅に上がるなどの問題があった。
劣るため、初期特性は優れているものの性能の安定性が
不十分であり、特に高温高湿雰囲気では急速に特性劣化
が問題であった。また、部品点数が多くなり、光学接着
精度および工程が増加し、コストが高くなるという問題
があった。−方、水晶板上に赤外線カットのための多層
膜を蒸着する方法においては、−層ごとに膜厚を正確に
制御する必要があり、大掛りな装置を用いたり、欠陥の
発生も避けがたいなど、色補正ガラス以上に不良率が高
く、生産コストも大幅に上がるなどの問題があった。
課題を解決するための手段
前記問題点を解決するために本発明は、複数枚の水晶板
を金属錯体系やアントラキノン系の近赤外線吸収剤を含
有した（メタ）アクリル系樹脂又は、エポキシ系樹脂の
接着剤で光学接着する構成としたものである。
を金属錯体系やアントラキノン系の近赤外線吸収剤を含
有した（メタ）アクリル系樹脂又は、エポキシ系樹脂の
接着剤で光学接着する構成としたものである。
作 用
前記の構成にすることにより、複数枚の水晶板を赤外線
を吸収する光学用接着剤で貼り合わせるだけでよく、従
来必要とされていた色補正ガラスや、赤外線カット多層
膜を必要とせず、部品点数の削減や、接着工程、多層膜
の蒸着工程が削減でき低コスト近赤外線吸収水晶光学フ
ィルターを容易に生産することができる。
を吸収する光学用接着剤で貼り合わせるだけでよく、従
来必要とされていた色補正ガラスや、赤外線カット多層
膜を必要とせず、部品点数の削減や、接着工程、多層膜
の蒸着工程が削減でき低コスト近赤外線吸収水晶光学フ
ィルターを容易に生産することができる。
実 施 例
以下に本発明の実施例を図面により説明する。
第１図ａ、ｂは、本発明の近赤外線吸収水晶光学フィル
ターの一実施例を示す斜視図および正面断面図で、水晶
板１．２を近赤外線吸収接着剤３で貼り合わせたもので
ある。
ターの一実施例を示す斜視図および正面断面図で、水晶
板１．２を近赤外線吸収接着剤３で貼り合わせたもので
ある。
実施例１
（メタ）アクリル系接着剤として、ウレタン（メタ）ア
クリレート、エポキシ（メタ）アクリレート、粘度調整
用（メタ）アクリレートと、光重合開始剤と、赤外線吸
収剤を所定量配合した。
クリレート、エポキシ（メタ）アクリレート、粘度調整
用（メタ）アクリレートと、光重合開始剤と、赤外線吸
収剤を所定量配合した。
用いたウレタン（メタ）アクリレートとして、ＮＲ−３
０５０（三菱レイヨン■製）、エポキシアクリレートと
して、Ｍ−６００Ａ （共栄社油脂化学工業■製）、エ
ポキシメタクリレートとして、３００２Ｍ（共栄社油脂
化学工業側製）、粘度調整用アクリレートとしてＢＰ４
ＥＡ （共栄社油脂化学工業■製）とＴＭＰＴＡ （日
本化薬特製）を用いた。光重合開始剤としてＩｒｇａｃ
ｕｒｅ１８４（チバガイギー社製）を、近赤外線吸収剤
として、ＨＲ−１１，５ＩＲ−１２８（三井東圧化学■
製）を用いた。表１にその配合割合を示した。
０５０（三菱レイヨン■製）、エポキシアクリレートと
して、Ｍ−６００Ａ （共栄社油脂化学工業■製）、エ
ポキシメタクリレートとして、３００２Ｍ（共栄社油脂
化学工業側製）、粘度調整用アクリレートとしてＢＰ４
ＥＡ （共栄社油脂化学工業■製）とＴＭＰＴＡ （日
本化薬特製）を用いた。光重合開始剤としてＩｒｇａｃ
ｕｒｅ１８４（チバガイギー社製）を、近赤外線吸収剤
として、ＨＲ−１１，５ＩＲ−１２８（三井東圧化学■
製）を用いた。表１にその配合割合を示した。
表１
硬化は、紫外線を１０．ＯＯＯｍＪ／ａ／照射し、接着
剤を硬化させた。接着層としては、厚み１００μｍとな
るように水晶板１．２を固定した。
剤を硬化させた。接着層としては、厚み１００μｍとな
るように水晶板１．２を固定した。
硬化に用いた紫外線照射装置として、■オーク製作新製
のジェットライトＪＬ−３３００を、光学特性評価には
日本分光工業■製の分光光度計ＵＶＩＤＥＬ−５０５を
用い、４００ｎｍ〜９００ｎｍの光透過率を測定した。
のジェットライトＪＬ−３３００を、光学特性評価には
日本分光工業■製の分光光度計ＵＶＩＤＥＬ−５０５を
用い、４００ｎｍ〜９００ｎｍの光透過率を測定した。
測定結果を第２図に示した。
実施例２
（メタ）アクリル系接着剤、として、実施例１に示した
組成物に熱重合開始剤として過酸化物（ＢＰＯ（ナイバ
ーＢ）日本油脂■製）を１部配合したものを用い、硬化
は紫外線を３．ＯＯＯｍＪ／ａ／照射した後、１００℃
１時間熱硬化を行った。その後、実施例１と同様に光学
特性評価を行ったが、実施例１と全く同様の分光特性が
得られた。
組成物に熱重合開始剤として過酸化物（ＢＰＯ（ナイバ
ーＢ）日本油脂■製）を１部配合したものを用い、硬化
は紫外線を３．ＯＯＯｍＪ／ａ／照射した後、１００℃
１時間熱硬化を行った。その後、実施例１と同様に光学
特性評価を行ったが、実施例１と全く同様の分光特性が
得られた。
実施例３
光硬化性エポキシ樹脂の接着剤として、５Ｕ−３００７
（三菱レイヨン■製）を用い、実施例１と同一種、同一
量の赤外線吸収剤を配合し、５．０００ｍＪ／ｄの紫外
線を照射し硬化させた後、１００℃２時間放置し、完全
硬化させた。その後、実施例１と同様に光学特性を評価
したが、実施Ｍｌと全く同様の分光特性が得られた。
（三菱レイヨン■製）を用い、実施例１と同一種、同一
量の赤外線吸収剤を配合し、５．０００ｍＪ／ｄの紫外
線を照射し硬化させた後、１００℃２時間放置し、完全
硬化させた。その後、実施例１と同様に光学特性を評価
したが、実施Ｍｌと全く同様の分光特性が得られた。
実施例２．３とも接着膜厚、紫外線照射装置。
分光光度計は実施例１と同一のものを用いた。
尚、本文中の（メタ）アクリレートとは、メタクリレー
トとアクリレートの両方を意味している。
トとアクリレートの両方を意味している。
発明の効果
以上の説明で明らかのように、本発明の近赤外線吸収水
晶光学フィルターは、従来のものと比較し、色補正ガラ
スが不要となったり、また、赤外線カットのための多層
膜を真空成膜する必要がなく、部品点数の削減と、製造
工程や作業性が著しく改善され、低コスト、高品質な近
赤外線吸収水晶光学フィルターを容易に生産することが
できる工業的価値の大きなものである。
晶光学フィルターは、従来のものと比較し、色補正ガラ
スが不要となったり、また、赤外線カットのための多層
膜を真空成膜する必要がなく、部品点数の削減と、製造
工程や作業性が著しく改善され、低コスト、高品質な近
赤外線吸収水晶光学フィルターを容易に生産することが
できる工業的価値の大きなものである。
第１図（ａｌ、 Ｔｂｌは本発明の近赤外線吸収水晶光
学フィルターの一実施例を示す斜視図および正面断面図
、第２図は本発明の一実施例の分光透過率曲線図、第３
図（ａｌ、 ｌｂ）は従来の水晶光学フィルターの構成
を示す斜視図および正面断面図である。 １．２，４．６・・・・・・水晶板、３・・・・・・近
赤外線吸収接着剤、５・・・・・・色補正ガラス、７．
８・・・・・・接着剤。
学フィルターの一実施例を示す斜視図および正面断面図
、第２図は本発明の一実施例の分光透過率曲線図、第３
図（ａｌ、 ｌｂ）は従来の水晶光学フィルターの構成
を示す斜視図および正面断面図である。 １．２，４．６・・・・・・水晶板、３・・・・・・近
赤外線吸収接着剤、５・・・・・・色補正ガラス、７．
８・・・・・・接着剤。
Claims (4)
- （１）複数枚の水晶板を近赤外線を吸収する接着剤で光
学接着した近赤外線吸収水晶光学フィルター。 - （２）近赤外線を吸収する接着剤が、光硬化および又は
熱硬化可能な（メタ）アクリル系樹脂および又はエポキ
シ系樹脂である請求項１記載の近赤外線吸収水晶光学フ
ィルター。 - （３）光重合および又は熱重合可能な（メタ）アクリル
系樹脂が、成分中に（メタ）アクリロイルオキシ基を分
子内に持つ有機化合物と、光照射によりラジカルを発生
する光重合開始剤および又は、熱によりラジカルを発生
する熱重合開始剤と、近赤外線吸収剤とを含有してなる
組成物であることを特徴とする請求項１記載の近赤外線
吸収水晶光学フィルター。 - （４）光硬化性エポキシ樹脂が、成分中にエポキシ基を
分子内に持つ有機化合物と、光照射によりイオンを発生
する光重合開始剤と、近赤外線吸収剤とを含有してなる
組成物であることを特徴とする請求項１記載の近赤外線
吸収水晶光学フィルター。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1169304A JPH0333716A (ja) | 1989-06-29 | 1989-06-29 | 光学フィルターおよび光学フィルター搭載装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1169304A JPH0333716A (ja) | 1989-06-29 | 1989-06-29 | 光学フィルターおよび光学フィルター搭載装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0333716A true JPH0333716A (ja) | 1991-02-14 |
Family
ID=15884048
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1169304A Pending JPH0333716A (ja) | 1989-06-29 | 1989-06-29 | 光学フィルターおよび光学フィルター搭載装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0333716A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011062963A (ja) * | 2009-09-18 | 2011-03-31 | Canon Inc | 液体吐出ヘッドの製造方法 |
| WO2019021790A1 (ja) * | 2017-07-26 | 2019-01-31 | 富士フイルム株式会社 | 硬化性組成物、硬化膜、硬化膜の製造方法、近赤外線カットフィルタ、固体撮像素子、画像表示装置および赤外線センサ |
-
1989
- 1989-06-29 JP JP1169304A patent/JPH0333716A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011062963A (ja) * | 2009-09-18 | 2011-03-31 | Canon Inc | 液体吐出ヘッドの製造方法 |
| WO2019021790A1 (ja) * | 2017-07-26 | 2019-01-31 | 富士フイルム株式会社 | 硬化性組成物、硬化膜、硬化膜の製造方法、近赤外線カットフィルタ、固体撮像素子、画像表示装置および赤外線センサ |
| JPWO2019021790A1 (ja) * | 2017-07-26 | 2020-07-27 | 富士フイルム株式会社 | 硬化性組成物、硬化膜、硬化膜の製造方法、近赤外線カットフィルタ、固体撮像素子、画像表示装置および赤外線センサ |
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