JPH0333100Y2 - - Google Patents
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- JPH0333100Y2 JPH0333100Y2 JP1986080043U JP8004386U JPH0333100Y2 JP H0333100 Y2 JPH0333100 Y2 JP H0333100Y2 JP 1986080043 U JP1986080043 U JP 1986080043U JP 8004386 U JP8004386 U JP 8004386U JP H0333100 Y2 JPH0333100 Y2 JP H0333100Y2
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- retardant
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Landscapes
- Casings For Electric Apparatus (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案はテレビジヨン受像機、ワードプロセツ
サー用デイスプレイ等、各種の家電機器、OA機
器の合成樹脂製キヤビネツトに関する。
サー用デイスプレイ等、各種の家電機器、OA機
器の合成樹脂製キヤビネツトに関する。
(従来の技術)
従来より前述のキヤビネツトはポリスチレン、
ABS樹脂、ポリプロピレンのような合成樹脂
(以下、家電、OA機器用キヤビネツトとして汎
用されている合成樹脂若しくは汎用樹脂とする)
で形成されている。そして、この汎用樹脂は安価
ではあるものの燃焼しやすい。
ABS樹脂、ポリプロピレンのような合成樹脂
(以下、家電、OA機器用キヤビネツトとして汎
用されている合成樹脂若しくは汎用樹脂とする)
で形成されている。そして、この汎用樹脂は安価
ではあるものの燃焼しやすい。
このため素材自身が難燃性であるPC(ポリカー
ボネート)や変成PPO(ノリル)のような合成樹
脂(以下、難燃樹脂とする)で代替することも考
えられるが、あまりに高価であり、実用化は極め
て困難である。
ボネート)や変成PPO(ノリル)のような合成樹
脂(以下、難燃樹脂とする)で代替することも考
えられるが、あまりに高価であり、実用化は極め
て困難である。
そこで前述の汎用樹脂へ難燃剤を添加したり、
無機物を充填するなどして難燃化した合成樹脂
(以下、難燃化樹脂とする)を用いてコストアツ
プを押さえるようにしている。
無機物を充填するなどして難燃化した合成樹脂
(以下、難燃化樹脂とする)を用いてコストアツ
プを押さえるようにしている。
(考案が解決しようとする問題点)
前述の難燃化樹脂の場合、変成PPOのような
難燃樹脂よりは安価であるものの、汎用樹脂に比
べ、難燃化剤を要する分、高価であり、また難燃
剤等の添加物が混合されているため、金型内へ射
出された場合、汎用樹脂に比べて流動性が極めて
悪く、生産能率が悪く、さらに汎用樹脂に比べて
比重が大きく、機器の重量が大きくなる不都合が
ある。
難燃樹脂よりは安価であるものの、汎用樹脂に比
べ、難燃化剤を要する分、高価であり、また難燃
剤等の添加物が混合されているため、金型内へ射
出された場合、汎用樹脂に比べて流動性が極めて
悪く、生産能率が悪く、さらに汎用樹脂に比べて
比重が大きく、機器の重量が大きくなる不都合が
ある。
(問題点を解決するための手段)
本考案はこれらの不都合を解消するもので、す
なわち枠板が芯材と前記芯材の全周を被着する表
面材とから成り、前記芯材がポリスチレン、
ABS樹脂或いはポリプロピレンのような家電、
OA機器用キヤビネツトとして汎用されている合
成樹脂で形成され、前記表面材が前記合成樹脂と
同質で、しかも難燃化した合成樹脂で形成された
ことを特徴とするものである。
なわち枠板が芯材と前記芯材の全周を被着する表
面材とから成り、前記芯材がポリスチレン、
ABS樹脂或いはポリプロピレンのような家電、
OA機器用キヤビネツトとして汎用されている合
成樹脂で形成され、前記表面材が前記合成樹脂と
同質で、しかも難燃化した合成樹脂で形成された
ことを特徴とするものである。
(実施例)
実施例は図示のようにテレビジヨン受像機にお
けるフロントキヤビネツトであり、芯材2の全周
へ表面材3を一体に被着して枠板1を形成したも
のである。なお、図面中、3aは表面材3の上面
部、3bは表面材3の下面部、3cは表面材3の
前端部、3dは表面材3の後端部である。そして
材質、肉厚については以下のとおりである。
けるフロントキヤビネツトであり、芯材2の全周
へ表面材3を一体に被着して枠板1を形成したも
のである。なお、図面中、3aは表面材3の上面
部、3bは表面材3の下面部、3cは表面材3の
前端部、3dは表面材3の後端部である。そして
材質、肉厚については以下のとおりである。
Γ 第1例…枠板1の肉厚は3mmであり、そのう
ち芯材2の肉厚が1mm、上面部3aおよび下面
部3bの肉厚が各1mmであり、また第3図の
c,dで示す前端部3cおよび後端部3dの肉
厚が各4mmである。そして芯材2を家電、OA
機器用キヤビネツトとして汎用されているPP
(ポリプロピレン)で形成し、表面材3をPP
(ポリプロピレン)に無機物充填剤(具体的に
は水酸化アルミニウムまたは炭酸カルシウム)
を配合した公知の難燃化樹脂で形成する。
ち芯材2の肉厚が1mm、上面部3aおよび下面
部3bの肉厚が各1mmであり、また第3図の
c,dで示す前端部3cおよび後端部3dの肉
厚が各4mmである。そして芯材2を家電、OA
機器用キヤビネツトとして汎用されているPP
(ポリプロピレン)で形成し、表面材3をPP
(ポリプロピレン)に無機物充填剤(具体的に
は水酸化アルミニウムまたは炭酸カルシウム)
を配合した公知の難燃化樹脂で形成する。
また後述の射出成形による冷却後、表面材3
は芯材2と一体化して被着する。この点、以下
の他例も同じである。
は芯材2と一体化して被着する。この点、以下
の他例も同じである。
Γ 第2例…枠板1の肉厚は4mmであり、そのう
ち芯材2の肉厚が2mm、上面部3aおよび下面
部3bの肉厚が各1mmであり、また第3図の
c,dで示す前端部3cおよび後端部3dの肉
厚が各3mmである。そして芯材2を家電、OA
機器用キヤビネツトとして汎用されているPS
(ポリスチレン)で形成し、表面材3をPS(ポ
リスチレン)に有機系難燃剤(具体的には3酸
化アンチモンまたは有機ハロゲン化合物)を配
合した公知の難燃化樹脂で形成する。
ち芯材2の肉厚が2mm、上面部3aおよび下面
部3bの肉厚が各1mmであり、また第3図の
c,dで示す前端部3cおよび後端部3dの肉
厚が各3mmである。そして芯材2を家電、OA
機器用キヤビネツトとして汎用されているPS
(ポリスチレン)で形成し、表面材3をPS(ポ
リスチレン)に有機系難燃剤(具体的には3酸
化アンチモンまたは有機ハロゲン化合物)を配
合した公知の難燃化樹脂で形成する。
Γ 第3例…枠板1の肉厚は5mmであり、そのう
ち芯材2の肉厚が2.5mm、上面部3aおよび下
面部3bの肉厚が各1.25mmであり、また第3図
のc,dで示す前端部3cおよび後端部3dの
肉厚が各3mmである。そして芯材2を家電、
OA機器用キヤビネツトとして汎用されている
ABS樹脂で形成し、表面材3をABS樹脂に有
機系難燃剤(具体的には3酸化アンチモンまた
は有機ハロゲン化合物)を配合した公知の難燃
化樹脂で形成する。
ち芯材2の肉厚が2.5mm、上面部3aおよび下
面部3bの肉厚が各1.25mmであり、また第3図
のc,dで示す前端部3cおよび後端部3dの
肉厚が各3mmである。そして芯材2を家電、
OA機器用キヤビネツトとして汎用されている
ABS樹脂で形成し、表面材3をABS樹脂に有
機系難燃剤(具体的には3酸化アンチモンまた
は有機ハロゲン化合物)を配合した公知の難燃
化樹脂で形成する。
Γ 第4例…枠板1の肉厚は6mmであり、そのう
ち芯材2の肉厚が3mm、上面部3aおよび下面
部3bの肉厚が各1.5mmであり、また第3図の
c,dで示す前端部3cおよび後端部3dの肉
厚が各3mmである。そして芯材2を家電、OA
機器用キヤビネツトとして汎用されているPP
(ポリプロピレン)に発泡剤4を0.25〜0.4%混
合したもので形成し、表面材3をPP(ポリプロ
ピレン)に無機物充填剤(具体的には水酸化ア
ルミニウムまたは炭酸カルシウム)を配合した
公知の難燃化樹脂で形成する。
ち芯材2の肉厚が3mm、上面部3aおよび下面
部3bの肉厚が各1.5mmであり、また第3図の
c,dで示す前端部3cおよび後端部3dの肉
厚が各3mmである。そして芯材2を家電、OA
機器用キヤビネツトとして汎用されているPP
(ポリプロピレン)に発泡剤4を0.25〜0.4%混
合したもので形成し、表面材3をPP(ポリプロ
ピレン)に無機物充填剤(具体的には水酸化ア
ルミニウムまたは炭酸カルシウム)を配合した
公知の難燃化樹脂で形成する。
なお、前記の発泡剤4はADCA(アゾジカー
ボンアミド)或いは重炭酸ソーダのような無機
発泡剤であり、以下の第5,6例で使用する発
泡剤も同じである。
ボンアミド)或いは重炭酸ソーダのような無機
発泡剤であり、以下の第5,6例で使用する発
泡剤も同じである。
Γ 第5例…枠板1の肉厚は7mmであり、そのう
ち芯材2の肉厚が4mm、上面部3aおよび下面
部3bの肉厚が各1.5mmであり、また第3図の
c,dで示す前端部3cおよび後端部3dの肉
厚が各4mmである。そして芯材2を家電、OA
機器用キヤビネツトとして汎用されているPS
(ポリスチレン)に発泡剤4を0.25〜0.4%混合
したもので形成し、表面材3をPS(ポリスチレ
ン)に有機系難燃剤(具体的には3酸化アンチ
モンまたは有機ハロゲン化合物)を配合した公
知の難燃化樹脂で形成する。
ち芯材2の肉厚が4mm、上面部3aおよび下面
部3bの肉厚が各1.5mmであり、また第3図の
c,dで示す前端部3cおよび後端部3dの肉
厚が各4mmである。そして芯材2を家電、OA
機器用キヤビネツトとして汎用されているPS
(ポリスチレン)に発泡剤4を0.25〜0.4%混合
したもので形成し、表面材3をPS(ポリスチレ
ン)に有機系難燃剤(具体的には3酸化アンチ
モンまたは有機ハロゲン化合物)を配合した公
知の難燃化樹脂で形成する。
Γ 第6例…枠板1の肉厚は8mmであり、そのう
ち芯材2の肉厚が5mm、上面部3aおよび下面
部3bの肉厚が各1.5mmであり、また第3図の
c,dで示す前端部3cおよび後端部3dの肉
厚が各4mmである。そして芯材2を家電、OA
機器用キヤビネツトとして汎用されている
ABS樹脂に発泡剤4を0.25〜0.4%混合したも
ので形成し、表面材3をABS樹脂に有機系難
燃剤(具体的には3酸化アンチモンまたは有機
ハロゲン化合物)を配合した公知の難燃化樹脂
で形成する。
ち芯材2の肉厚が5mm、上面部3aおよび下面
部3bの肉厚が各1.5mmであり、また第3図の
c,dで示す前端部3cおよび後端部3dの肉
厚が各4mmである。そして芯材2を家電、OA
機器用キヤビネツトとして汎用されている
ABS樹脂に発泡剤4を0.25〜0.4%混合したも
ので形成し、表面材3をABS樹脂に有機系難
燃剤(具体的には3酸化アンチモンまたは有機
ハロゲン化合物)を配合した公知の難燃化樹脂
で形成する。
次に本考案の第1〜6例の製造法を説明する。
第1〜6例いずれも2本のシリンダを有する公知
の射出成形機(いわゆるサンドイツチモールド成
形機)の第1番目のシリンダへ粒状の難燃化樹脂
を、第2番目のシリンダへは、粒状の汎用樹脂
(第4〜6例の場合は発泡剤入りの汎用樹脂)を
入れ、まず第1番目のシリンダのノズルより、溶
融した難燃化樹脂(200〜220℃)を金型(固定
側、可動側ともに40〜50℃)内へ射出し、2〜3
秒後に、第2番目のシリンダより溶融した汎用樹
脂(200〜220℃)を前記金型へ射出し、冷却す
る。冷却時間は30〜120秒(具体的には第1例の
場合、30秒、第2例では30〜35秒、第3例では40
〜45秒、第4例では70〜80秒、第5例では90〜
100秒、第6例では110〜120秒)であり、ここに
第1番目のシリンダからの難燃化樹脂はスキン層
として固化して表面材3を形成し、また第2番目
のシリンダからの汎用樹脂はコアー層として固化
し、芯材2を形成し、表面材3は芯材2に一体的
に被着する。なお金型内に射出された難燃化樹脂
は難燃剤或いは充填剤を有するため、本来なら流
動性が良くないが、前記例の場合は、難燃化樹脂
を、流動性の良い汎用樹脂が金型の末端迄、押し
流していくため、全体として流動性が良好とな
る。
第1〜6例いずれも2本のシリンダを有する公知
の射出成形機(いわゆるサンドイツチモールド成
形機)の第1番目のシリンダへ粒状の難燃化樹脂
を、第2番目のシリンダへは、粒状の汎用樹脂
(第4〜6例の場合は発泡剤入りの汎用樹脂)を
入れ、まず第1番目のシリンダのノズルより、溶
融した難燃化樹脂(200〜220℃)を金型(固定
側、可動側ともに40〜50℃)内へ射出し、2〜3
秒後に、第2番目のシリンダより溶融した汎用樹
脂(200〜220℃)を前記金型へ射出し、冷却す
る。冷却時間は30〜120秒(具体的には第1例の
場合、30秒、第2例では30〜35秒、第3例では40
〜45秒、第4例では70〜80秒、第5例では90〜
100秒、第6例では110〜120秒)であり、ここに
第1番目のシリンダからの難燃化樹脂はスキン層
として固化して表面材3を形成し、また第2番目
のシリンダからの汎用樹脂はコアー層として固化
し、芯材2を形成し、表面材3は芯材2に一体的
に被着する。なお金型内に射出された難燃化樹脂
は難燃剤或いは充填剤を有するため、本来なら流
動性が良くないが、前記例の場合は、難燃化樹脂
を、流動性の良い汎用樹脂が金型の末端迄、押し
流していくため、全体として流動性が良好とな
る。
(考案の効果)
本考案は表面材が難燃化した合成樹脂であるた
め燃えにくく、全体が難燃樹脂或いは難燃化樹脂
としたものと同等の難燃効果をあげることがで
き、しかも芯材を汎用樹脂としたから、全体を難
燃樹脂若しくは難燃化樹脂で製したキヤビネツト
に比べ、芯材の分、安価となる。また芯材が例え
ばABS樹脂の場合には、表面材を難燃化した
ABS樹脂とするように芯材と表面材とは同質の
合成樹脂で形成するから、成型して製造すること
により、表面材は芯材に一体化して被着し、剥離
するおそれがなく、機械的強度が大となるととも
に永年使用に耐えることができる。さらに芯材が
汎用樹脂のため、成型時における流動性がよく、
生産性が向上する。しかも芯材が難燃剤や充填剤
等の添加物を含まない分だけ、比重が小さく、全
体を難燃化樹脂で形成したものより、軽量とな
る。
め燃えにくく、全体が難燃樹脂或いは難燃化樹脂
としたものと同等の難燃効果をあげることがで
き、しかも芯材を汎用樹脂としたから、全体を難
燃樹脂若しくは難燃化樹脂で製したキヤビネツト
に比べ、芯材の分、安価となる。また芯材が例え
ばABS樹脂の場合には、表面材を難燃化した
ABS樹脂とするように芯材と表面材とは同質の
合成樹脂で形成するから、成型して製造すること
により、表面材は芯材に一体化して被着し、剥離
するおそれがなく、機械的強度が大となるととも
に永年使用に耐えることができる。さらに芯材が
汎用樹脂のため、成型時における流動性がよく、
生産性が向上する。しかも芯材が難燃剤や充填剤
等の添加物を含まない分だけ、比重が小さく、全
体を難燃化樹脂で形成したものより、軽量とな
る。
なお、実施例の第4〜6例のように芯材の汎用
樹脂に発泡剤を混合すれば、機械的強度が増大
し、肉厚の大きい製品に効果的となる。
樹脂に発泡剤を混合すれば、機械的強度が増大
し、肉厚の大きい製品に効果的となる。
図は本考案の実施例を示すもので、第1図は斜
視図、第2図は一部を省略したA−A拡大断面
図、第3図は一部を拡大したB−B断面図であ
る。 1……枠板、2……芯材、3……表面材。
視図、第2図は一部を省略したA−A拡大断面
図、第3図は一部を拡大したB−B断面図であ
る。 1……枠板、2……芯材、3……表面材。
Claims (1)
- 枠板が芯材と前記芯材の全周を被着する表面材
とから成り、前記芯材がポリスチレン、ABS樹
脂或いはポリプロピレンのような家電、OA機器
用キヤビネツトとして汎用されている合成樹脂で
形成され、前記表面材が前記合成樹脂と同質で、
しかも難焼化した合成樹脂で形成されたことを特
徴とする家電、OA機器用キヤビネツト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986080043U JPH0333100Y2 (ja) | 1986-05-27 | 1986-05-27 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986080043U JPH0333100Y2 (ja) | 1986-05-27 | 1986-05-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62192679U JPS62192679U (ja) | 1987-12-08 |
JPH0333100Y2 true JPH0333100Y2 (ja) | 1991-07-12 |
Family
ID=30930485
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986080043U Expired JPH0333100Y2 (ja) | 1986-05-27 | 1986-05-27 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0333100Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4603230B2 (ja) * | 2002-06-28 | 2010-12-22 | 株式会社リコー | フルカラー電子写真装置 |
CN101448894B (zh) * | 2006-05-19 | 2011-10-19 | Umgabs株式会社 | 热塑性树脂组合物和复合成型品 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5518086A (en) * | 1978-07-26 | 1980-02-07 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Device cabinet and method of manufacturing same |
JPS56137786A (en) * | 1980-03-31 | 1981-10-27 | Pioneer Electronic Corp | Enclosure for acoustic equipment |
JPS57159853A (en) * | 1981-03-28 | 1982-10-02 | Dainippon Printing Co Ltd | Molding resin composition for cabinet |
-
1986
- 1986-05-27 JP JP1986080043U patent/JPH0333100Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5518086A (en) * | 1978-07-26 | 1980-02-07 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Device cabinet and method of manufacturing same |
JPS56137786A (en) * | 1980-03-31 | 1981-10-27 | Pioneer Electronic Corp | Enclosure for acoustic equipment |
JPS57159853A (en) * | 1981-03-28 | 1982-10-02 | Dainippon Printing Co Ltd | Molding resin composition for cabinet |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62192679U (ja) | 1987-12-08 |
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