JPH0329293A - 発光素子及びその製造方法 - Google Patents

発光素子及びその製造方法

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JPH0329293A
JPH0329293A JP1163407A JP16340789A JPH0329293A JP H0329293 A JPH0329293 A JP H0329293A JP 1163407 A JP1163407 A JP 1163407A JP 16340789 A JP16340789 A JP 16340789A JP H0329293 A JPH0329293 A JP H0329293A
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JP
Japan
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organic light
light
emitting
light emitting
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JP1163407A
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Hidekazu Kobayashi
英和 小林
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野〕 本発明は有機発光物質を用いた発光素子の発光層の構成
及び製造方法に関する. 【従来の技術】 従来,有機発光物質を用いた発光素子の発光層の形成法
としては塗布法、蒸着法などが知られている(応用物理
学会1989年春季年会予稿集3a−G−7など). 塗布法では,発光物質を溶媒に溶かし基板に塗布する.
この場合、素子としての機械的強度を向上させるため高
分子をバインダーとして用いることが多い. 蒸着法の場合、蒸着物質はモノマーを用いることが多い
.なぜなら蒸着物質として高分子を用いても、蒸着時に
加熱することにより低分子化してしまうからである. 〔発明が解決しようとする課題〕 しかしこのように形成した発光層は七ノマーあるいは低
分子量ポリマーとなっており機械的な強度に欠ける.ま
た上記のように発光層を形成した後に正孔注入層あるい
は電子注入層を塗布法や蒸着法で形成すると接着強度が
足りないばかりか電気的な接合が生じにくい. そこで本発明は、上述の問題点を解決するもので、その
目的とするところは機械的な強度を持った高効率発光層
の構成及びその製造方法を提供するものである。 [課題を解決するための手段】 本発明の発光素子及び製造方法は、 ■有機発光層とこれを挟持してなる1組の電極および基
板とからなる発光素子において、前記有機発光層が、有
機高分子とこれに吸着された有機発光物質とからなるこ
とを特徴とする. ■上記有機高分子がポリエチレン樹脂、ボリブロピレン
樹脂、シリコン樹脂、フェノール樹脂、フェノキシ樹脂
、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂
であることを特徴とする。 (3)上記有機発光物質がアントラセン、ピレン、ペン
ズアントラセン、ペリレン、テトラセン、ナフタセン、
コロネン、クマリン、シクロペンタジェン,キノリン、
及びこれら有機発光物質の誘導体l成分あるいは多成分
から成ることを特徴とする, ■上記電極と上記有機発光層の間に正孔注入層および電
子注入層の少なくともどちらか1方を有することを特徴
とする. ■上記有機高分子からなる有機高分子層を形成した後に
、上記有機発光物質を含浸させることにより有機発光層
を形成したことを特徴とする。 (6)上記有機発光層を形成した後に、少なくとも片面
に正孔注入物質あるいは電子注入物質を含浸させたこと
を特徴とする. 【作 用〕 本発明の上記の構成によれば,有機発光物質の担体とし
て高分子フィルムを用いることができるため発光層の機
械的強度を増すことができる.高分子層を塗布法で形成
する場合で6有機発光物質を後で含浸するため高分子の
溶解性だけで最良の溶媒を選定できる.有機発光物質を
含浸する場合の溶媒と正孔注入物質あるいは電子注入物
質を含浸する場合の溶媒を調整することにより有機発光
物質は発光層全体に分散し、正孔注入物質あるいは電子
注入物質は発光層表面にのみ分散させることができる.
これにより発光物質と電荷注入物質を良好に接合できる
. 以下、実施例により本発明の詳細を示す.{実施例1〕 第1図は本発明の実施例における基本構成を示す発光素
子の断面図である.ここでは,発光物質としてビニルア
ントラセンを用い、高分子層として厚さポリエチレンフ
ィルムを用いた実施例を示す. 厚さIumのポリエチレンフィルムをビニルアントラセ
ンの5%トルエン溶液に30分間浸積し乾燥した.次に
このフィルムの片面をトリフエニルアミンの5%メチル
エチルケトン溶液に1分間浸積し乾燥した.このフィル
ムの片面に金を蒸着しもう1方の面にITOをEB蒸着
により形成し電極とした.こうして得られたフィルムを
ガラス基板あるいはプラスチック基板で挟んで電極間に
30Vの電界を印加したところ発光が観測された.この
素子は外部から指で押す程度のストレスを加えても素子
の動作には何等問題はなかった.発光層の厚みは500
人〜Igmの間であればよい. 500人以下であると、電界を印加した際ショートする
可能性がある.1gm以上であると、印加電圧が高くな
り実用的でない.有機発光物質はビニルアントラセンの
他、アントラセン、ピレン,ベンズアントラセン、ペリ
レン、テトラセン、ナフタセン、コロネン、クマリン、
シクロペンタジェン、キノリン、及びこれら有機発光物
質の誘導体などが同様に利用できる.これらの物質を混
合して用いることにより様々な色調の発光を得ることが
できた.有機発光物質を発光させたいパターン部分だけ
含浸させれば、そのパターンを発光させることができる
.高分子層としてはポリエチレン樹脂の他に、ボリブロ
ピレン樹脂、シリコン樹脂、フェノール樹脂、フェノキ
シ樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタ
ン樹脂等も利用できる. 【実施例21 ここでは、高分子層前駆体七ノマーとしてエチレングリ
コールおよびテレフタル酸を用いた例を示す.ITO透
明電極付き基板にプロピレングリコールおよび無水マレ
イン酸のl:lメチルエチルケトン10%溶液をスピン
コートし100℃にて焼成し1 000人の膜厚とした
.これをビニルペリレンの5%トルエン溶液に10分間
浸積した.その後100℃にて乾燥した.次にこの表面
に金電極を蒸着した.この素子に35Vの電界を印加し
たところ発光が認められた.ここでは発光層の厚みを1
500人としたが500人〜lumであればよい.50
0人以下であると、電界を印加した際ショートする可能
性がある.lum以上であると,印加電圧が高くなり実
用的でない.有機発光物質はビニルペリレンの他、アン
トラセン、ピレン,ペンズアントラセン、ペリレン、テ
トラセン、ナフタセン、コロネン、クマリン、シクロベ
ンタジエン,キノリン、及びこれら有機発光物質の誘導
体などが同様に利用できる.これらの物質を混合して用
いることにより様々な色調の発光を得ることができた.
有機発光物質を発光させたいパターン部分だけ含浸させ
れば、そのバタ−ンを発光させることができる.高分子
層としてはポリエチレン樹脂の他に、ボリプロピレン樹
脂、シリコン樹脂、フェノール樹脂、フェノキシ樹脂、
ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂等
ち利用できる. 〔実施例3〕 本実施例では、高分子層としてシリコン高分子を用いこ
れを形成する原料としてシラン系のカップリング剤を用
い発光層としてビニルコロネン、正孔注入層としてN 
, N ’ diphenyl − N , N″3−
+sethylphenyl) − 1 ,  1 ′
一biphenyl − 4 .4 ’ − diam
ine(P P A )を用いた例を示す.金電極を形
成した基板に3 − Aminopropyl tri
ethoxysi1anを塗布し200℃にて焼成し2
000人の膜厚とした.この基板をビニルコロネンの5
%トルエン溶液の30分間浸積し、その後30分間乾燥
した.この基板をPPAの5%メチルエチルケトン溶液
に浸積して基板表面にPPAの薄層を形成した.この表
面に金電極を蒸着して対向電極とした.ここでは発光層
の厚みを200OAとしたが500人〜lLLmであれ
ばよい.500人以下であると、電界を印加した際ショ
ートする可能性がある.1um以上であると、印加電圧
が高くなり実用的でない.有機発光物質はビニルコロネ
ンの他、アントラセン、ピレン、ベンズアントラセン、
ペリレン、テトラセン、ナフタセン、コロネン、クマリ
ン、シクロペンタジェン、キノリンなどの誘導体が同様
に利用できる.またこれらの発光物質を混合して用いる
ことができる.正孔注入層はここに示したものでなくと
ち例えば他のアニリン誘導体あるいはフタロシアニンの
誘導体などでもよい.本実施例においては電子注入層を
設けてもよくフタロシアニン誘導体等が利用できる.シ
リコン高分子層を形成する原料として3−Aminop
ropyl triethoxysilanの他に,焼
成してSi−0−Si結合が焼成するようなシラン系の
化合物であればよい. 【実 施 例 4] ここでは、発光物質としてアントラセンを用い、高分子
層として厚さポリエチレンフィルムを用い,含浸法とし
て発光体の蒸気を用いた実施例を示す。 厚さILLmのポリエチレンフィルムをアントラセンを
1グラム封入したガラス容器の中に固定し脱気した後、
封止し加熱して200Torr.に2時間保持した.そ
の後開管し、上記と同様の方法により片面をトリフエニ
ルアミンの蒸気に30分間曝した.このフィルムの片面
に金を蒸着しもう一方の面にITOをEB蒸着により形
成し電極とした.こうして得られたフィルムをガラス基
板あるいはプラスチック基板で挟んで電極間に30Vの
電界を印加したところ発光が観測された.この素子は外
部から指で押す程度のストレスを加えても素子の動作に
は何等問題はなかった.発光層の厚みは500人〜lμ
mの間であればよい.500人以下であると,電界を印
加した際ショートする可能性がある.lμm以上である
と、印加電圧が高くなり実用的でない.有機発光物質は
アントラセンの他、アントラセン、ピレン、ベンズアン
トラセン、ペリレン、テトラセン、ナフタセン、コロネ
ン、クマリン、シクロペンクジエン,キノリン、及びこ
れら有機発光物質の誘導体などが同様に利用できる.こ
れらの物質を混合して用いることにより様々な色調の発
光を得ることができた. 有機発光物質を発光させたいパターン部分だけ含浸させ
れば、そのパターンを発光させることができる.高分子
層としてポリエチレン樹脂の他に、ボリブロピレン樹脂
、シリコン樹脂、フェノール樹脂、フェノキシ樹脂、ポ
リエステル樹脂,エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂等も
利用できる. 以上、実施例を述べたが発光物質、発光体担持用高分子
、電荷注入層はここに述べた物質に限らない. 〔発明の効果] 以上述べたように本発明によれば、高分子層を形成した
後に有機発光物質を含浸させることにより、発光素子の
製造方法が簡便になり、また機械的強度を向上させるこ
とができる。また電荷注入層も含浸する事により電荷の
移動効率、引いては発光効率を向上することができる.
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の基本構成を表す発光素子の断面図で
ある. ・基板 ・電極 ・電子注入層 ・発光層 ・正孔注入層 ・電極 ・基板 以 上

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)有機発光層とこれを挟持してなる1組の電極及び
    基板とからなる発光素子において、前記有機発光層が、
    有機高分子とこれに吸着された有機発光物質とからなる
    ことを特徴とする発光素子。
  2. (2)上記有機高分子がポリエチレン樹脂、ポリプロピ
    レン樹脂、シリコン樹脂、フェノール樹脂、フェノキシ
    樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン
    樹脂であることを特徴とする請求項1記載の発光素子。
  3. (3)上記有機発光物質がアントラセン、ピレン、ベン
    ズアントラセン、ペリレン、テトラセン、ナフタセン、
    コロネン、クマリン、シクロペンタジェン、キノリン、
    及びこれら有機発光物質の誘導体を用いたことを特徴と
    する請求項1記載の発光素子。
  4. (4)上記電極と上記有機発光層の間に正孔注入層およ
    び電子注入層の少なくともどちらか1方を有し、上記高
    分子及び上記有機発光物質を用いたことを特徴とする請
    求項1記載の発光素子。
  5. (5)上記有機高分子からなる有機高分子層を形成した
    後に、上記有機発光物質を含浸させることにより有機発
    光層を形成したことを特徴とする請求項1記載の発光素
    子の製造方法。
  6. (6)上記有機発光層を形成した後に、少なくとも片面
    に正孔注入物質あるいは電子注入物質を含浸させたこと
    を特徴とする請求項1記載の発光素子の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6534329B2 (en) 1991-02-27 2003-03-18 The Regents Of The University Of California Visible light emitting diodes fabricated from soluble semiconducting polymers

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6534329B2 (en) 1991-02-27 2003-03-18 The Regents Of The University Of California Visible light emitting diodes fabricated from soluble semiconducting polymers
US6878974B2 (en) 1991-02-27 2005-04-12 The Regents Of The University Of California Visible light emitting diodes fabricated from soluble semiconducting polymers

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