JPH03292578A - 指紋読取装置 - Google Patents

指紋読取装置

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JPH03292578A
JPH03292578A JP2096697A JP9669790A JPH03292578A JP H03292578 A JPH03292578 A JP H03292578A JP 2096697 A JP2096697 A JP 2096697A JP 9669790 A JP9669790 A JP 9669790A JP H03292578 A JPH03292578 A JP H03292578A
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JP
Japan
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fingerprint
fingerprint detection
lens
light
prism
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Pending
Application number
JP2096697A
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English (en)
Inventor
Koji Kawasaki
川崎 孝二
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は指紋読取装置に係り、詳しくはクレジットカ
ード等において登録者を識別するためにその指紋を指紋
画像として読み取る指紋読取装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の指紋読取装置としては実開昭63−99960号
公報に記載のものがある。第13図に示すように、この
指紋読取装置は三角柱状の指紋検出プリズム21の1平
面を指紋検出面22とし、その指紋検出面22の裏面に
図示しない光源から光を所定角度で入射させ、反射され
た光を、指紋検出面22に対し傾けて配置したレンズ2
3を介してCCD受光面24上に結像させるようになっ
ている。
そして、上記した指紋検出面22に指先を接触させると
、指紋の凸部のみが指紋検出面22に密着し、凹部と指
紋検出面22との間には空気が介在する。その結果、指
紋検出面22の裏面に入射した光は空気が介在している
箇所のみが全反射して、前記CCD受光面24上に指紋
画像として結像する。そして、このようにして得られた
指紋画像を予め記憶された指紋画像とパターンマツチン
グし、一致するか否か(本人か否か)を判定している。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記した指紋読取装置においては、指紋
検出面22に対してレンズ23を傾けて配置しているこ
とから、指紋検出面の反射箇所に応じてレンズ23まで
の光路長が変動し、それに伴って指紋画像の倍率が変動
してしまう。即ち、第13図において指紋検出面22の
A点からレンズ23の前側主点Kまでの距離をa、レン
ズ23の後側主点に′からCCD受光面24までの距離
をbとすると、このA点での倍率mは、m = b /
 a となる。
又、レンズ23の焦点距離をfとすると、レンズの一般
式より、 1/f−(1/a)+ (1/b) 、’、m= f / (a −f ) と表される。
又、上記したA点よりレンズ23と反対側(説明の便宜
上、負側とする)にΔSずれた点をB点とし、B点から
レンズ23の前側主点Kまでの距離をao  レンズ2
3の後側主点に′からCCD受光面24までの距離をb
′ とすると、このB点での倍率m°は、 m’ =b’ /a’ =f/ (a’ −f)となり
、ここで、 a’ =a+ΔS cosθであるので、m’=f/(
a+Δ5cosθ−f) となる。
よって、A点での倍率mに対しB点での倍率mは小さく
なる。そして、このような倍率差が生じると、指紋登録
時と指紋照合時の検出位置が異なる場合、例えば、A点
で指紋を登録しB点で指紋を照合した場合等には、パタ
ーンマツチングの際に一致する画素数が減少して照合率
が低下してしまう。その結果、同一指紋であるにも拘ら
ず異なる指紋であると判定される虞がある。
本発明の目的は、倍率差の発生を防止して実際の指紋に
忠実な指紋画像を得ることができる指紋読取装置を提供
することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、透明なる指紋検出部材に指紋検出面を形成し
、同指紋検出面上に指先を接触させた状態で指紋検出面
の裏面に光源から光を照射し、同指紋検出面から反射さ
れた光をレンズを介して撮像素子上に指紋画像として結
像させてなる指紋読取装置において、前記指紋検出部材
とレンズとの間に、前記指紋検出面からレンズの主点ま
での全ての光路長の光軸に平行な成分を同光軸上の光路
長とほぼ等しくなるように補正する光学補正部材を配設
した指紋読取装置を要旨とするものである。
〔作用〕
指紋検出面上に指先を接触させてその指紋検出面の裏面
に光源から光を照射すると、その光は指紋検出面に反射
され光学補正部材にて屈折された後に、レンズを介して
撮像素子上に結像する。このとき指紋検出面の指紋が密
着していない箇所のみが光を全反射することから、撮像
素子上には指紋の凹凸に応じた指紋画像が結像する。
上記したように指紋検出面で反射された光は光学補正部
材にて屈折され、レンズの主点に到達するまでの光路長
の光軸に平行な成分は同光軸上の光路長にほぼ等しくな
るように補正される。従って、指紋検出面上の実際の指
紋は、その部位に関係なく全て等しい倍率で撮像素子上
に指紋画像として結像し、指紋画像中の倍率差の発生が
防止される。
〔実施例〕
以下、この発明を具体化した一実施例を第1〜12図に
従って説明する。
第1図は本実施例の指紋読取装置の概略的な構成を示す
図である。この図に示すように、本実施例の指紋読取装
置は三角柱状をなす指紋検出部材としての指紋検出プリ
ズム1の1平面を指紋検出面2としている。又、指紋検
出プリズム1の指紋検出面2以外の2平面を受光面3及
び投光面4とし、受光面3には半透明状の拡散板5が当
接するように配設されている。又、拡散板5には所定間
隔をおいて光源7が対向配置され、この光源7は縦方向
と横方向に整列した多数のLED6によって構成されて
いる。本実施例の指紋読取装置においては、前記拡散板
5の厚みが指紋検出面2に近い側はど厚く設定されてい
る。
又、指紋検出プリズム1の投光面4側には三角柱状をな
す光学補正部材としての補正プリズム8の1頂点が当接
している。補正プリズム8は、その当接した頂点の片側
の平面を受光面9とするとともに、頂点と相対向する平
面を投光面10としている。補正プリズム8の投光面I
Oには所定間隔をおいて相対向するようにレンズ11が
配設され、レンズ11の反対側には撮像素子としてのC
CD素子の受光面12が配設されている。
そして、光源7のLED6から照射される光は拡散板5
にて拡散された後に、指紋検出プリズム1内に採り入れ
られて指紋検出面2に入射する。
さらに、その光は指紋検出面2の裏面で反射されて指紋
検出プリズム1の外部に導かれ、補正プリズム8内に採
り入れられて屈折した後に、レンズ11を介してCCD
受光面12上に結像される。
上記した補正プリズム8は、指紋検出面2のいずれの箇
所で反射された光でも全て等しい距離(以下、光路長と
いう)を辿ってレンズ11の前側の主点Kに到達させる
ためのものである。但し、ここで言う光路長はレンズ1
1の中心を通過する光軸Xに平行な成分の総和を指す。
即ち、光軸X上を通過する光については指紋検出面2か
らレンズ11の前側主点Kまでの実際の光路長が適用さ
れ、光軸X以外を通過する光についてはその先軸Xに対
して平行な成分の総和が光路長として適用される。換言
すれば、指紋検出面2で反射された全ての光が等しい光
路長でレンズ11の主点Kに到達するように、補正プリ
ズム8の形状や姿勢等が設定されている。
次に、このように構成した指紋読取装置の作用を説明す
る。
光源7のLED6から光が照射されると、その光は拡散
板5にて拡散された後に指紋検出プリズムlの指紋検出
面2の裏面側に入射して同指紋検出面2で反射される。
さらに、その光は補正プリズム8内を通過して屈折した
後に、レンズ11を介してCCD受光面12上に結像さ
れる。
従って、指紋検出面2に指先13を当接させると指紋の
凸部のみが指紋検出面2に密着し、凹部と指紋検出面2
との間には空気が介在する。その結果、指紋検出面2の
裏面に入射した光は空気が介在している箇所のみが全反
射し、その光はレンズ11を介してCCD受光面12に
指紋画像として結像する。そして、このCCD受光面1
2と接続された処理装置14により得られた指紋画像を
予め登録された指紋画像とパターンマツチングし、一致
するか否か(本人か否か)を判定することができる。
又、上記したように指紋検出面2で反射された全ての光
は、補正プリズム8を通過することで等しい光路長でレ
ンズ11の主点Kに到達する。従って、指紋検出面2上
の実際の指紋は、その部位に関係な(全て等しい倍率で
CCD受光面12上に指紋画像として結像し、指紋画像
中の倍率差の発生が防止される。
一方、上記したようにLED6からの光は指紋検出面2
の裏面側から斜めに入射することから、指紋検出面2の
光源7に近い箇所はど入射光量が多くなる。しかしなが
ら、本実施例の指紋検出装置においては拡散板5の厚み
が指紋検出面2に近い側はど厚く設定されているため、
指紋検出面2側はど拡散板5の透過率が低くなり指紋検
出面2に到達する光量が制限される。よって、指紋検出
面2に到達する光量は均一化され、その指紋検出面2に
反射されてCCD受光面12に結像する指紋画像の明る
さも均一化される。
第11図は本実施例の指紋読取装置によって得られた指
紋画像をパターンマツチングのためにNTSC方式等の
映像信号に変換した状態を示す。
又、第12図は平坦な拡散板を用いたり拡散板を用いな
かったりした場合の指紋読取装置による映像信号を示す
。尚、これらの図において横軸は指紋検出面上の位置変
位(例えば、第1図においては左右方向の位置変位)を
示す。
第12図においては指紋画像の明るさにむらが生じてい
るため、その指紋画像を変換した映像信号に傾きが生じ
る。従って、映像信号を2値化閾値により2値化したと
きに、本来指紋の凹凸を表しているはずの映像信号の一
部(第12図におけるT部分)が消失して忠実な信号を
得ることができない。これに対して本実施例の指紋読取
装置においては指紋画像の明るさが均一なため、その指
紋画像を変換した映像信号も平坦になり、映像信号を2
値化しても指紋の凹凸を表している映像信号の消失が防
止される。
次に、本実施例の指紋読取装置の具体的な仕様、例えば
、指紋検出プリズムlと補正プリズム8の形状や相対的
な位置等を決定するための手順を記載する。
まず、指紋検出面2の部位に応じたCOD受光面12上
の指紋画像の倍率を第2図に基づいて計算する。尚、第
2図において指紋検出プリズム1の頂点をA、B、Cと
し、補正プリズム8の頂点をり、E、Fとする。又、指
紋検出面2の中心をG点(0,O)として、このG点を
座標の原点位置(0,O)とする。さらに、G点で反射
される光を光軸Xとし、レンズ11とCCD受光面12
はこの光軸Xに対し垂直に配設されているものとする。
又、指紋検出面2上においてG点より光源側にΔSずれ
た点をQ点とし、G点よりレンズ11側にΔSずれた点
を8点とする。又、AC=BC=L、DE=DF=R,
CD=X、m=中心倍率、NU=CCD受光面12の検
出長/2、指紋検出プリズム1の屈折率=n1、補正プ
リズム8の屈折率=n2とする。さらに、G点での光線
の反射角度を67、Q点での光線の反射角度をθ14+
S点での光線の反射角度をθ1.′ とする。以上の条
件の時、第2図の各点は以下のように表わされる。
まず、指紋検出プリズム1のG点で反射された光が指紋
検出プリズム1外に出射される位置であるH点の座標を
求めると、 H(Hx、Hy) Hx=Lsinξo/ [tanξ。
+tan(π/2−θ、)) HV −−tan (π/ 2−θ、)Hxとなる。
又、補正プリズムの頂点り、E、Fの座標は次のように
なる。
D (Dx、Dy) D x =Xsin (π/ 2−ξ0)Dy=Xco
s(π/2−ξo)Dx −Lcos(π/2−ξO) E (Ex、Ey) y軸に対するDEの傾き:α α=jan(ξ0−01) DEのy軸との交点:β β=Dy−jan(ξ。−θ、)Dx 求める点E (Ex、Ey)は、 (Ex−Dx)”+ (EV−Dy) 2=R”より、
Ex= [−ν+r丁「−T7丁石 /2 (l+α2) シフ2αβ−2Dx−2αDy δ=Dx2″+β”−2D Vβ+Dy2−R2EV=
αEx+β ここで、補正プリズム8での光線の入射位置である点I
及び出射位置である点Jは次のようになる。
I  (Ix、Iy) θ1−θ、−ξ0 θ2=sin−’ (n 1 sinθ1)1点はDE
とHIの交点であるので、 Iy=jan(ξ0−θ、)Ix+Dy−jan(ξ、
−〇、)Dx 及び、 I V =−jan (π/ 2−θ、−θ2)IX+
Hy+tan(π/2−θ、−θ2)HX の2つの式が成り立つ。よって、 I x = (Hy +tan (π/ 2−θ、−θ
2)HX+Ey+tan(ξ0−θ、) Ex) / 
[tan(ξ0−θ、) +tan (π/2−θ、−
62))I y =−tan (π/ 2−θ、−θ2
)IX+HV+tan(π/2−θ、−θt)Hx J (Jx、Jy) θ3=01+θ2 θ、=3i1−’ (sinθa/n2)μm=π/2
−θ、−θ2+θ3−θ4J点はIJとEJの交点であ
るので、 J V=−jan (μ+) J x+ I y+ja
n (μm) I x 及び1 、Jy=jan(ψ1+ξ。−θ、)Jx+Eytan
 (ψ1+ξ0−θ、)Ex の2式が成り立つ。よって、 J x= [1y+tan (μt) I x−Ey+
tan(ξ。−θ、+ψ+)Ex) / (tan (ξ0−θ、+ψl) +jan(μm)) J y=−tan (μ+) J x+ I y+ j
an (μ+) I X 又、使用レンズ11と中心倍率mから指紋検出面2とレ
ンズ11の前側主点にとの距離(lf)は、1 t= 
f (1+m) / mである。又、両プリズム1,8
内での距離は、空気中の距離のI / n(nはプリズ
ムの屈折率)となるので、JK=Ilで主点には、 K (Kx、Ky) θ5=π−ψ1−ψ2−θ4 θe=sin 1 (n 2 sinθ5)μ2=μm
+θ6−θ。
ε=−jan(μ2) ζ=JV+jan(μz)Jx η=2εζ−2Jx−2Jyε t =J x2+J y”−J K”十ζ2−2 J 
yζKx= [−η+ η”−4(1+ε2)t)/ 
(2/ (1+ε2)) Ky=−jan (μt) Kx+J y+’jan 
(μりJX となる。以上のようにして指紋検出面2のG点からの光
線の軌跡(光軸X)をシュミレートすることができる。
次に、この条件で最も低倍率側(Q点に到達する光線)
の軌跡をシュミレートする。
レンズ11の後側主点に′からCCD受光面12までの
距離をl、とし、光軸Xに対する低倍率側光線の相対角
度をθ7とすると、CCD受光面12の大きさと倍率m
よりθ7は、 θ7= jan (N U/ (! b)l b= f
 (1+ m) と表される。
この光線をCCD受光面12上のUから逆追跡して指紋
検出プリズム1の指紋検出面2のどの位置に到達するか
を求める。まず、補正プリズム8への入射位置である点
Mの座標を求めると、M (Mx、My) μ3;μ2−θ7 M点はMEとMKの2直線の交点であるので、My=j
an(ξ。−θ、+ψl)MX+EV−jan(ξ。−
θ、+ψ+)Ex 及び、 My=−jan (μ3) Mx+Ky+tan(μ3
)KX の2式が成り立つ。よって、 Mx= fKy十jan (μ3) Kx−Ey+ta
n(ξ0−θ、+ψ+)Exl/ [tan (ξ。−θ1+ψ、)  +tan (μ3
))My=jan(ξ0−θ、+ψ+)Mx+Eyta
n (ξ0−θ、+ψ、)Ex となる。
次に、補正プリズム8からの出射位置である点0を求め
ると、 0 (Ox、Oy) θ8=06−θ7 θ5−sin  ’ ((sinθg)/n2]μ4=
μ3−θ9+θB 0点はOEとOMの交点であるので、 0y=jan(ξ。−θ、)Ox+Ey−jan(ξ0
−θ、)Ex Oy=−jan (μ4) Ox+My+tan(μ4
)MX となり、よって、 Ox= (My+jan (μ4) Mx−Ex+ja
n(ξ。−θ、)Exl/ (tan (ξ。−θ、) +tan (μ4))Oy
=jan(ξ0−θ、)Ox+Ey−tan(ξ。−θ
、)Ex のようになり、さらに指紋検出プリズムlへの入射位置
である点Pは、 P (Px、Py) θ10”π−ψ1−ψ2−θ9 θ+x=sin −’ (n 2 sinθto)P点
はBPとPOとの交点であるので、p y ” tan
ξoPx−Lsinξ。
及び、 py=−tan(μ<−θ1□+θ1o)Px+Q y
 +tan (μ4−θ1□+θto)Pxの2式が成
り立つ。よって、 Px= (Oy+jan(μ*−θ11+θto)Ox
+Lsin(ξo) ) /(tanξ。+tan (μ4−θ11+θ1゜))
P y = tanξoPx−Lsinξ0となる。そ
して、指紋検出面lに到達する位置である点Qは、 Q (Qx、O) θ12=θ1、−θ。
θ+3=Sjn−’  [Sjn (θ12) / n
 11μ5=μ4−θ11+θlO+θ12−θ13Q
x=  (Py+jan (μs)  Px) /ja
n (μs)θ14=π/2−μ5 (このθ14は臨界角条件を満たさねばならない)以上
よりQ点からレンズの中心に到達する光線の距離は、 となる。
このとき、求める倍率はQ点からに点までの光軸Xに平
行な光線の距離であるので、まず、線分QPで光軸Xに
平行な成分はQPcos(θ1.−θ、)/nlとなる
。次に、線分POで光軸Xに平行な成分はPOcos(
θ1□−θりとなる。又、線分OMで光軸Xに平行な成
分はOMcos(θ10−θ*)/n2となり、線分M
Kで光軸Xに平行な成分はJK=MJsinθ、となる
。倍率m′はこれらすべてを加算した値でlbを割った
ものとなる。
、’、m’  = 1 b/ IQ Pcos (θ1
4−θ、)/nl+POcos(θ1□−θ2) →−OMcos(θ1o−04) / n 2+ (J
K−MJsinθ6)) 一方、指紋検出面2上においてG点を中心としてQ点と
反対側に位置するS点はμ3を、μ3:μ2+67 と代えることで同様の手順で求めることができる。
これにより求めたS点での倍率m”は、m  =fb/
 (QP’  cos(θ目′ −θ、)/nl+PO
’cos(θ1□−θ2) +OM’ cos (θ1o−θ4)/n2+ (JK
十MJ’  +sinθ6))となる。
以上のようにして求めたmr m’ t m”を等しく
なるようにすれば倍率差の発生を防ぐことができる。そ
して、このQ点、S点での倍率m’ 、 mは以下に示
す要因で変化する。
■、指紋検出プリズム1の角ξ0 2、指紋検出プリズム1と補正プリズム8とがなす角θ
3、補正プリズム8の角ψ1 4、指紋検出プリズムl及び補正プリズム8の材質 5、レンズ11の焦点距離f 6、反射光線の反射の角度θ、と反射光λの波長7、画
像の中心倍率m 8、CCD受光面12の長さ 従って、これらの要因を適宜設定することで、各点G、
Q、Sでの倍率m、 m’ 、 m“を等しくして倍率
差の発生を防止することができる。
次に、本実施例の指紋読取装置の具体的な仕様をシュミ
レーションプログラムに基づいて選定する。
上記した各項の変化要因を考慮してG、 Q、  S点
での倍率を求めるが、変化要因が1項から8項まで多数
あるため以下の条件を予め設定しておく。
まず、1項目の角ξ。については、指紋検出プリズムl
を直角をなす辺の長さが25mmの直角プリズムとする
ことがらξ。=45°とする。又、4項目の指紋検出プ
リズムlと補正プリズム8の材質についてはBK7とし
、6項目の反射光λの波長としては660nm、7項目
の中心倍率をm=0゜5.8項目のCOD受光面12の
長さを6.4mmに選定する。
又、指紋検出プリズムlと補正プリズム8とが当接する
D点は指紋検出プリズムlのQ点からの光を妨げない位
置に選定する必要があることからCD=5印とする。さ
らに、補正プリズム8は直角プリズムとし、その辺DE
は指紋検出プリズムlO8点からの光を入射可能な長さ
が必要なことからDE=25mmとする。
以上の条件により2項目の両プリズムl、8がなす角θ
1.3項目の補正プリズム8の角ψ1.5項目のレンズ
11の焦点距離f、6項目の反射光線の反射角度θ、を
求める。
まず、補正プリズム8の角ψlは反射光線の反射角度θ
、の臨界角条件より決定する。このときレンズ11の焦
点距離fは25mm、  θ、は40゜とする。第3図
は補正プリズム8の角ψ1、G点での反射角θr、Q点
及び8点での反射角θ14゜θ目°を変えた場合を示し
た図である。ψlは一般的な角度である30° 45°
、60°とした。
この第3図よりψ1が30°の場合ではθ、を46°以
上としなければ014′ が臨界角条件を満たさないこ
とがわかる。同様にψlが45°ではθ、は45°以上
、ψ1が60°ではθ、は44゜以上でなければならな
いことがわかる。このようにψ1の角度によりθ7は制
約を受ける。
又、第4図はG点での反射角θ、と補正プリズム8の角
ψ1を変化させたときに画像全体の倍率差がどのように
変化するかを表した図であり、ψlが30°、45°、
600の内では45°が最も倍率差が少なく、ψ1=4
5°においてθ、が小さいほど倍率差が少ないことがわ
かる。又、ψlが60°の場合では過補正となり(倍率
差が負となり)レンズ11に近い側での倍率がプリズム
中心での倍率より低くなっていることから45゜から6
0°の間に最適値が存在することが予測できる。
従って、ψ1を45°より1°ずつ増加させた場合にお
いてθ、を45°、46°、47°とした時の倍率差を
計算し、倍率差の最も少ない設定値を求める。第5図は
その倍率差の変化を示す図であり、この図よりθ、が4
5°の時にはψ1を47°とすれば倍率差を無くすこと
ができ、θ。
が46°の時にはψlを49°、θ、が47°ならばψ
lを51°とすれば倍率差を無くすことができることが
わかる。一般的な45°三角プリズムではθ、が臨界角
条件を満たすことができないため完全には倍率差を補正
することはできないが、倍率差を0.01以下に抑える
ことが可能となる。
よって、補正プリズム8の角ψ1を45°、レンズ11
の焦点距離fは光学系の大きさを考慮して25mmとす
る。又、反射光線の反射角度θ、は第3,5図より45
°以上であれば臨界角条件を満足するが、製作・組付誤
差を考慮してθ7=47°とする。
一方、第6図は角θ、を30°に設定したときの倍率差
を示す図であり、第7図は角θ、を500に設定したと
きの倍率差を示す図である。これらの図に示すように、
角θ1が倍率差を補正する上ではほとんど影響しないこ
とがわかる。
しかしながら、この角θ、は指紋検出範囲に影響を与え
る。第8図と第9図は角θ1を変化させたときの指紋検
出範囲の増減を示す図であるが、θ、が大きいほど検出
範囲が狭くなることがわかる。現在の光学系レイアウト
では指紋に対して斜めから画像を入力するため倍率差と
は別に指紋の縦方向と横方向で画像が歪んでいる。この
ため縦方向の検出範囲はできるだけ短いほうが歪みを無
くすることができる。但し、指紋検出長は17mm程度
必要であるので今回のθ、は40°とする。
尚、第1O図は補正プリズム8の辺DEの長さ(プリズ
ム8の大きさ)を増減させたときの倍率差の変化を示す
図であり、この図に示すように、辺DEの長さが変化し
ても倍率差はほとんど変わらないことがわかる。
以上の最適値をまとめると以下のようになる。
1、指紋検出プリズム1の角ξ0は、45°直角プリズ
ム(直角をなす辺の長さ25−)を使用し、ξ。=45
°とする。
2、指紋検出プリズム1と補正プリズム8とがなす角θ
、は、θ、=40°とする。
3、補正プリズム8の角ψ1は、ψ1=45°とする。
4、指紋検出プリズム1及び補正プリズム8の材質は、
光学部品として一般的なりK7を使用する。
5、反射光線の反射角度θ、は、θ、=47°とし、反
射光λの波長は赤色LEDの660nmにする。
6、レンズ11の焦点距離fは、f=25nmとする。
(この場合、全体の倍率差が0.008となる) 7、画像の中心倍率mは、m=0.5とする。
8、CCD受光面12の長さは、2/3インチCCD素
子を使用するため6.4mmとする。
その他AC=BD=DE=DF=25mm、CD=5闘
、ψ2=90°上記のような設定値を決定した。
本発明者は、以上のように設定した本実施例の指紋読取
装置と補正プリズム8を備えない従来の指紋読取装置と
を比較し、実際に得られた画像におけるQ点と8点との
倍率差が従来の指紋読取装置では0.064倍であった
のに対し、本実施例の指紋読取装置では0.007倍ま
で低減されたことを確認した。
このように本実施例の指紋読取装置においては、指紋検
出プリズムlとレンズ11との間に、指紋検出面2から
レンズ11の前側主点Kまでの全ての光路長の光軸Xに
平行な成分を同光軸X上の光路長とほぼ等しくなるよう
に補正する補正プリズム8を配設した。
従って、指紋検出面2上の実際の指紋は、その部位に関
係なく全て等しい倍率でCOD受光面12上に指紋画像
として結像し、指紋画像中の倍率差の発生が防止される
。その結果、指紋登録時と指紋照合時とで指先の位置が
ずれても所定数の画素を一致させて、照合率の低下を未
然に防止することができる。
又、本実施例の指紋読取装置においては、拡散板5の厚
みを指紋検出面2に近い側はど厚く設定したため、指紋
検出面2に到達する光量が均一化されるとともにCCD
受光面12に結像する指紋画像の明るさも均一化される
。従って、パターンマツチングのために映像信号を2値
化しても指紋の凹凸を表している映像信号の消失が防止
され、実際の指紋に忠実な信号を得ることができる。
尚、本実施例の指紋読取装置は以上のようにして具体的
な仕様を決定したが、上記した1項から8項までの項目
を適宜変更することで異なる仕様、例えば、倍率差をさ
らに低減させたりレンズ11の焦点距離fを短くして読
取装置の小型化を図ったりすること°もできる。
又、上記実施例では拡散板5の厚みを変更することで指
紋検出面2に到達する光量を均一化したが、上記したよ
うに縦方向と横方向に整列したしED6の配置密度を指
紋検出面2側はど疎となるように設定してもよい。
〔発明の効果〕
以上詳述したように本発明の指紋読取装置によれば、倍
率差の発生を防止して実際の指紋に忠実な指紋画像を得
ることができるという優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の指紋読取装置の概略的な構成を示す図
、第2図は指紋検出面上の各点を通過する光の経路を示
す図、第3図は反射角θ、と反射角θ14,014′ 
 との関係を示した図、第4図は反射角θ、と倍率差と
の関係を示す図、第5図は同じく反射角θ、と倍率差と
の関係を示す図、第6図は角θ1を30°に設定したと
きの倍率差を示す図、第7図は角θ、を50°に設定し
たときの倍率差を示す図、第8図と第9図は角θ、と指
紋検出範囲との関係を示す図、第1O図は補正プリズム
の辺DEの長さを増減させたときの倍率差の変化を示す
図、第11図は実施例の指紋読取装置によって得られた
指紋画像を映像信号に変換した状態を示す図、第12図
は平坦な拡散板を用いたり拡散板を用いなかったりした
読取装置による映像信号を示す図、第13図は従来の指
紋読取装置の概略的な構成を示す図である。 1は指紋検出部材としての指紋検出プリズム、2は指紋
検出面、7は光源、8は光学補正部材としての補正プリ
ズム、11はレンズ、12は撮像素子としてのCCD受
光面、13は指先、Xは光軸、Kは主点。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、透明なる指紋検出部材に指紋検出面を形成し、同指
    紋検出面上に指先を接触させた状態で指紋検出面の裏面
    に光源から光を照射し、同指紋検出面から反射された光
    をレンズを介して撮像素子上に指紋画像として結像させ
    てなる指紋読取装置において、 前記指紋検出部材とレンズとの間に、前記指紋検出面か
    らレンズの主点までの全ての光路長の光軸に平行な成分
    を同光軸上の光路長とほぼ等しくなるように補正する光
    学補正部材を配設したことを特徴とする指紋読取装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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KR20020090371A (ko) * 2001-05-23 2002-12-05 주식회사 티에스바이오메트릭스 이중 프리즘 구조를 이용한 지문입력장치

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