JPH03292469A - ピストンリングの表面処理方法 - Google Patents
ピストンリングの表面処理方法Info
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- JPH03292469A JPH03292469A JP9008590A JP9008590A JPH03292469A JP H03292469 A JPH03292469 A JP H03292469A JP 9008590 A JP9008590 A JP 9008590A JP 9008590 A JP9008590 A JP 9008590A JP H03292469 A JPH03292469 A JP H03292469A
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- ring
- oil control
- coating
- compression ring
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- Pending
Links
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Landscapes
- Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
- Physical Vapour Deposition (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、内燃機関のピストンリングの表面処理方法に
関する。
関する。
ピストンリングにPVD処理法で、TiN或いはCrN
などのイオンブレーティングを施行する場合、実際に耐
摩耗層を必要とする表面は、例えばオイルコントロール
リングでは外周の細い2本(7)l/−ル部分、1st
コンブレツジランリングでは外周及び両側面が主体とな
る。
などのイオンブレーティングを施行する場合、実際に耐
摩耗層を必要とする表面は、例えばオイルコントロール
リングでは外周の細い2本(7)l/−ル部分、1st
コンブレツジランリングでは外周及び両側面が主体とな
る。
しかし従来はオイルコントロールリング或いはコンプレ
ッションリングを各々単独で処理する関係で、必要とし
ない表面も同時にコーティングされ、蒸発材が無駄に費
やされ不経済であった。多数の、例えば数10本のオイ
ルリングをスタックしてイオンブレーティングするが、
コーティングを必要とするのは、第1図に示すように、
オイルリング1の摺動面であるレール1aの部分のみで
あるのに対し、摺動しない溝面1bや面取り部ICにも
コーティングしてしまう。この場合、コーティングする
必要のない大きな面積部分をコーティングすることにな
り、高価な蒸発材を無駄に使用してしまうことになる。
ッションリングを各々単独で処理する関係で、必要とし
ない表面も同時にコーティングされ、蒸発材が無駄に費
やされ不経済であった。多数の、例えば数10本のオイ
ルリングをスタックしてイオンブレーティングするが、
コーティングを必要とするのは、第1図に示すように、
オイルリング1の摺動面であるレール1aの部分のみで
あるのに対し、摺動しない溝面1bや面取り部ICにも
コーティングしてしまう。この場合、コーティングする
必要のない大きな面積部分をコーティングすることにな
り、高価な蒸発材を無駄に使用してしまうことになる。
本発明は、従来の上記の問題点を解消し、蒸発材を無駄
に飛散することなく、ピストンリングを表面処理する方
法を提供することを課題とする。
に飛散することなく、ピストンリングを表面処理する方
法を提供することを課題とする。
本発明は、上記の課題を、コンプレッションリング内周
面をオイルコントロールリングの外周溝面に接触嵌合さ
せた状態で保持して、イオンプレ−テングなどの蒸着被
膜法でリングの表面に被膜を生成させることを特徴とす
るピストンリングの表面処理方法により解決した。
面をオイルコントロールリングの外周溝面に接触嵌合さ
せた状態で保持して、イオンプレ−テングなどの蒸着被
膜法でリングの表面に被膜を生成させることを特徴とす
るピストンリングの表面処理方法により解決した。
本発明により、コンプレッションリングの内径とオイル
コントロールリングの外周溝の外径とが近似である場合
に、オイルコントロールリングの外周溝の溝面にコンプ
レッションリングの内周面を接触嵌合させた状態でイオ
ンブレーティング装置の容器の中の保持具に保持して蒸
発材によるコーティングを行う。このイオンブレーティ
ングにより、オイルコントロールリングのレール部分及
びコンプレッションリングの外周面の必要部分にコーテ
ィングが施され、不必要な部分に対するコーティングが
低減されれた。
コントロールリングの外周溝の外径とが近似である場合
に、オイルコントロールリングの外周溝の溝面にコンプ
レッションリングの内周面を接触嵌合させた状態でイオ
ンブレーティング装置の容器の中の保持具に保持して蒸
発材によるコーティングを行う。このイオンブレーティ
ングにより、オイルコントロールリングのレール部分及
びコンプレッションリングの外周面の必要部分にコーテ
ィングが施され、不必要な部分に対するコーティングが
低減されれた。
〔実施例〕
本発明の詳細を図に示す実施例に基づいて説明する。
第1図において、オイルリング1には摺動面としてのレ
ールlaと、非摺動面としての溝面1bと面取部ICと
が形成される。
ールlaと、非摺動面としての溝面1bと面取部ICと
が形成される。
オイルリング1のイオンブレーティングに際しては、オ
イルリング1の溝面1bにコンプレッションリング2の
内周面が接するように嵌合した状態に保持し、例えば第
2図に示すようなイオンブレーティング装置の容器3の
保持具4に取付け、回転する。オイルリング1及びコン
プレッションリング2は上方のヒーター5により約40
0°Cに加熱保温され、下方の水冷銅ルツボ6内に蒸発
物質7となる金属クローム等が収容される。容器3の側
壁に雰囲気ガスを導入する窒素ガス導入管9とHCD銃
10が設けられる。HCD銃10からのアルゴンガスと
プラズマビームを蒸発物質7に収束する収束コイル8が
設けられる。容器3は図示しない真空ポンプに連結され
減圧される。オイルリング1及びコンプレッションリン
グ2を約400°Cに昇温させ、ガス導入管9から窒素
ガスを導入して容器3内の圧力をlXl0−’torr
とし、オイルリング1及びコンプレッションリング2を
陰極として10分間スパッタクリーニングを行った後ル
ツボ6内の金属7をプラズマビームにより蒸発させ、ガ
ス導入管9より窒素ガスを容器3内に導入し、40分間
コーティングを行う。斯くしてCrN、TiN等よりな
る窒化層を形成する。
イルリング1の溝面1bにコンプレッションリング2の
内周面が接するように嵌合した状態に保持し、例えば第
2図に示すようなイオンブレーティング装置の容器3の
保持具4に取付け、回転する。オイルリング1及びコン
プレッションリング2は上方のヒーター5により約40
0°Cに加熱保温され、下方の水冷銅ルツボ6内に蒸発
物質7となる金属クローム等が収容される。容器3の側
壁に雰囲気ガスを導入する窒素ガス導入管9とHCD銃
10が設けられる。HCD銃10からのアルゴンガスと
プラズマビームを蒸発物質7に収束する収束コイル8が
設けられる。容器3は図示しない真空ポンプに連結され
減圧される。オイルリング1及びコンプレッションリン
グ2を約400°Cに昇温させ、ガス導入管9から窒素
ガスを導入して容器3内の圧力をlXl0−’torr
とし、オイルリング1及びコンプレッションリング2を
陰極として10分間スパッタクリーニングを行った後ル
ツボ6内の金属7をプラズマビームにより蒸発させ、ガ
ス導入管9より窒素ガスを容器3内に導入し、40分間
コーティングを行う。斯くしてCrN、TiN等よりな
る窒化層を形成する。
オイルリングに必要なPVD処理面は、片側当り巾0.
3〜0.4園として、外周面の0.6〜0.8鵬巾のみ
であり、これは8寸法の約115であるため、PVD蒸
発材は80%が飛散することになるが、第1図により処
理することにより蒸発材飛散は30%程度に減少可能と
なる。
3〜0.4園として、外周面の0.6〜0.8鵬巾のみ
であり、これは8寸法の約115であるため、PVD蒸
発材は80%が飛散することになるが、第1図により処
理することにより蒸発材飛散は30%程度に減少可能と
なる。
第1図により処理する場合、コンプレッションリング2
とオイルリング1とで蒸発材との距離差があり、例えば
直径92mのコンプレッションリング2の皮膜厚さが4
0〜50μであるのに対し、直径85InI11のオイ
ルリング1の皮膜厚さが20〜30μと蒸発材に近いだ
けコンプレッションリング2のコーティング被膜は厚く
なるが、−船釣にはコンプレッションリング2の方が外
周摩耗は多いため厚(コーティングされるのは不都合で
はない。
とオイルリング1とで蒸発材との距離差があり、例えば
直径92mのコンプレッションリング2の皮膜厚さが4
0〜50μであるのに対し、直径85InI11のオイ
ルリング1の皮膜厚さが20〜30μと蒸発材に近いだ
けコンプレッションリング2のコーティング被膜は厚く
なるが、−船釣にはコンプレッションリング2の方が外
周摩耗は多いため厚(コーティングされるのは不都合で
はない。
本発明により、コンプレッションリングとオイルリング
とが同時にコーティングされ、しかも不必要な部分を遮
蔽した状態でコーティングされるので、高価な蒸発材の
無駄な飛散が低減され、ピストンリングの表面処理のコ
スト低減を可能にした。
とが同時にコーティングされ、しかも不必要な部分を遮
蔽した状態でコーティングされるので、高価な蒸発材の
無駄な飛散が低減され、ピストンリングの表面処理のコ
スト低減を可能にした。
第1図は、オイルリングとコンプレッションリングとの
組合せた状態を示す断面図、第2図はイオンブレーティ
ング装置の一例の説明図、第3図°は従来のオイルリン
グのみによるコーティングの場合の説明図である。 1・・・オイルリング 2・・・コンプレッションリング
組合せた状態を示す断面図、第2図はイオンブレーティ
ング装置の一例の説明図、第3図°は従来のオイルリン
グのみによるコーティングの場合の説明図である。 1・・・オイルリング 2・・・コンプレッションリング
Claims (1)
- コンプレッションリング内周面をオイルコントロール
リングの外周溝面に接触嵌合させた状態で保持して、イ
オンプレーテングなどの蒸着被膜法でリングの表面に被
膜を生成させることを特徴とするピストンリングの表面
処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9008590A JPH03292469A (ja) | 1990-04-06 | 1990-04-06 | ピストンリングの表面処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9008590A JPH03292469A (ja) | 1990-04-06 | 1990-04-06 | ピストンリングの表面処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03292469A true JPH03292469A (ja) | 1991-12-24 |
Family
ID=13988688
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9008590A Pending JPH03292469A (ja) | 1990-04-06 | 1990-04-06 | ピストンリングの表面処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03292469A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10359802B3 (de) * | 2003-12-19 | 2005-03-31 | Federal-Mogul Burscheid Gmbh | Kolbenring sowie Verfahren zur Herstellung desselben |
-
1990
- 1990-04-06 JP JP9008590A patent/JPH03292469A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10359802B3 (de) * | 2003-12-19 | 2005-03-31 | Federal-Mogul Burscheid Gmbh | Kolbenring sowie Verfahren zur Herstellung desselben |
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