JPH03283902A

JPH03283902A - 平面アンテナ

Info

Publication number: JPH03283902A
Application number: JP8426990A
Authority: JP
Inventors: Satoru Shimizu; 哲清水
Original assignee: NEC Corp
Current assignee: NEC Corp
Priority date: 1990-03-30
Filing date: 1990-03-30
Publication date: 1991-12-13

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は受信用の平面アンテナに関し、特にマイクロ波
による衛星放送受信用の平面アンテナに関する。

〔従来の技術〕

従来、この種の平面アンテナとして第６図に示すものが
ある。これは導波管スロットを利用した平面アンテナの
例であり、中空円板状をした導波管１１の片面に、円偏
波を受信するための対をなす複数のスロット１２を所要
のパターン位置に形成したものである。この平面アンテ
ナでは、スロット１２て受信した電力を導波管１１で合
成し、所望の入力電力を得ていた。なお、スロットとし
ては、十字型をしたものも提案されている。

また、従来の他の平面アンテナとして、第７図にトリプ
レート構造を使用した平面アンテナの例を示す。このア
ンテナは、放射回路板２１．給電回路板２２．接地板２
３をそれぞれ誘電体板２４２５を介して配置したもので
あり、放射回路板２１に複数個形成された円偏波放射素
子２１ａで受信した電力を、給電回路板２２に形成され
た給電回路２２ａで合成し、所望の電力を得ている。

〔発明が解決しようとする課題〕

このような従来の平面アンテナにおいて、第６図に示し
た導波管スロットを使用した平面アンテナは、スロット
又は十字形スロットで受信を行っているために、これら
のスロットを円偏波を受信可能な形状に作り出すことが
困難であり、任意の受信特性を得ることが難しいという
問題がある。

また、第７図に示したトリプレート構造の平面アンテナ
は、複数個の円偏波の放射素子で受信した電力を給電回
路を使用して合成するために、給電線による損失が多い
という問題がある。

本発明はこれらの問題を解消し、任意の受信特性を得る
ことができるとともに、給電系における損失を少なくし
た平面アンテナを提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の平面アンテナは、導波管の片面に設けた複数個
のスロットと、これらスロ・ノド上に延在された誘電体
基板と、この誘電体基板の表面に所要パターンに形成さ
れ、かつそれぞれが前記スロットに対応配置される導電
膜からなる複数個の円偏波放射素子とで構成される。

ここで、誘電体基板の裏面に導電膜を設け、この導電膜
をパターン形成して複数個のスロットを形成し、かつこ
の裏面導電膜を導波管の片面として構成してもよい。

また、誘電体フィルムに円偏波放射素子を所要パターン
に形成し、この誘電体フィルムを誘電体基板に貼り付け
た構成としてもよい。

〔作用〕

本発明によれば、導波管とは別体に設けた誘電体基板に
円偏波放射素子を形成し、この円偏波放射素子を導波管
のスロットに対向配置することで、円偏波放射素子で受
信した電力をスロットにより導波管に取り込んで電力を
合成する。

〔実施例〕

次に、本発明を図面を参照して説明する。

第１図は本発明の平面アンテナの第１実施例の平面図、
第２図は第１図のＡ−Ａ線に沿う断面図である。図にお
いて、１は金属等の導電材料で中空円板状に形成した導
波管であり、その片面には複数個のスロット２をそれぞ
れ所要位置に形成している。また、前記導波管１の片面
には誘電体基板３を対向するように隣接配置し、前記ス
ロット２の上側に延在させている。この誘電体基板３は
前記導波管１と反対の側の表面にのみ導電膜を有してお
り、この導電膜を所要パターンにエツチング形成するこ
とで、前記スロット２に対応する位置に複数個の円偏波
放射素子４を形成している。

この円偏波放射素子４は任意の形状に構成でき、この実
施例では円周一部が切欠けられた円形に形成している。

この構成によれば、複数個の円偏波放射素子４により受
信した電力を対となるスロット２により導波管１に取り
込み、導波管１でその電力を合成し、所望の電力を得る
ことができる。そして、この円偏波放射素子４の形状を
任意に設定し、かつスロット２と円偏波放射素子４の配
設数、配設箇所を任意に設定することで、所望の受信特
性を容易に得ることが可能となる。

第３図は本発明の第２実施例の断面図である。

この実施例では、導波管ＩＡは片面を除去した箱状に形
成する一方、導波管ＩＡに隣接配置する誘電体基板３の
導波管側の面、すなわち裏面に導電膜５を形成している
。そして、この裏面導電膜５を複数箇所、すなわち円偏
波放射素子４に対応する箇所でエツチング除去すること
でスロット２Ａを形成している。

この構成によれば、導波管ＩＡは導電膜５と脇動して導
波管として機能する。また、この実施例によっても、第
１実施例と同様に円偏波放射素子４により受信した電力
をスロット２Ａにより導波管ＩＡに取り込み、導波管Ｉ
Ａでその電力を合成し所望の電力を得ている。

第４図は本発明の第３実施例の断面図である。

この実施例は、円偏波放射素子４を形成した誘電体フィ
ルム６を、導波管１の片面に隣接配置した誘電体基板３
の表面に貼り付けることで、誘電体基板３の表面に円偏
波放射素子４を形成している。

この構成では、誘電体フィルム６に対して導電膜のエツ
チング処理を行うことで円偏波放射素子４が形成でき、
その後にこの誘電体フィルム６を誘電体基板３に貼り付
けるだけでよいため、誘電体基板３における円偏波放射
素子４の製造を容易に行うことができる。

なお、導波管１．誘電体基板３の平面形状は第５図に示
すように角型に構成してもよく、かつ円偏波放射素子４
とスロット３の対を導波管１に対して直線上に平面配置
してもよい。

〔発明の効果］以上説明したように本発明は、導波管とは別体に設けた
誘電体基板や誘電体フィルムに形成した円偏波放射素子
を使用し、この円偏波放射素子で受信した電力を対に設
置されたスロットで導波管に取り込んで合成しているの
で、受信素子となる円偏波放射素子をスロットとは独立
して様々な形状に製造することか可能となり、任意の受
信特性を得ることができるとともに、給電系による損失
が少なくできるという効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の平面アンテナの第１実施例の平面図、
第２図は第１図のＡ−Ａ線に沿う断面図、第３図は本発
明の第２実施例の断面図、第４図は本発明の第３実施例
の断面図、第５図は本発明の変形例の平面図、第６図は
従来の平面アンテナの一例の一部破断斜視図、第７図は
従来の他の平面アンテナの部分分解斜視図である。１、ＩＡ・・・導波管、２．２Ａ・・・スロット、３・
・・誘電体基板、４・・・円偏波放射素子、５・・・裏
面導電膜、６・・・誘電体フィルム、１１・・・導波管
、１２・・・スロット、２１・−・放射回路板、２１ａ
・・・円偏波放射素子、２２・・・給電回路板、２２ａ
・・・給電回路、２３・・・接地板、２４．２５・・・
誘電体板。第３図第６図第７図

Claims

【特許請求の範囲】１、導波管の片面に設けた複数個のスロットと、これら
スロット上に延在された誘電体基板と、この誘電体基板
の表面に所要パターンに形成され、かつそれぞれが前記
スロットに対応配置される導電膜からなる複数個の円偏
波放射素子とを備えることを特徴とする平面アンテナ。２、誘電体基板の裏面に導電膜を設け、この導電膜をパ
ターン形成して複数個のスロットを形成し、かつこの裏
面導電膜を導波管の片面として構成してなる特許請求の
範囲第１項記載の平面アンテナ。３、誘電体フィルムに所要パターンの円偏波放射素子を
形成し、この誘電体フィルムを誘電体基板に貼り付けて
なる特許請求の範囲第１項記載の平面アンテナ。