JPH0328229Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0328229Y2 JPH0328229Y2 JP8729787U JP8729787U JPH0328229Y2 JP H0328229 Y2 JPH0328229 Y2 JP H0328229Y2 JP 8729787 U JP8729787 U JP 8729787U JP 8729787 U JP8729787 U JP 8729787U JP H0328229 Y2 JPH0328229 Y2 JP H0328229Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat medium
- valve
- fluid
- port
- lid
- Prior art date
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- Expired
Links
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims 2
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 31
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 8
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 6
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 3
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 2
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000012856 packing Methods 0.000 description 2
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000008023 solidification Effects 0.000 description 1
- 238000007711 solidification Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Valve Housings (AREA)
- Details Of Valves (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案はジヤケツト付き弁に関するもので、温
度差によつて液体から固体に変化する流体あるい
は粘度変化が大きく、流動性の悪い流体を移動、
搬送する場合、迅速、安全に流体の移送を行なう
ことができるようにしたものである。
度差によつて液体から固体に変化する流体あるい
は粘度変化が大きく、流動性の悪い流体を移動、
搬送する場合、迅速、安全に流体の移送を行なう
ことができるようにしたものである。
従来の技術
従来、温度変化による粘度変化の大きい流体を
移送する場合に用いられる弁としては、実公昭49
−5289号公報に示すようなジヤケツト部を有する
構造のものがあり、その構成はバルブ本体21に
形成した弁室22に、ボールシート23を介して
回動自在にボール24を内装し、バルブ本体21
の外面にジヤケツト25を設け、流入側流体流通
孔26と弁室22とを連通する小孔27を形成し
たものである。
移送する場合に用いられる弁としては、実公昭49
−5289号公報に示すようなジヤケツト部を有する
構造のものがあり、その構成はバルブ本体21に
形成した弁室22に、ボールシート23を介して
回動自在にボール24を内装し、バルブ本体21
の外面にジヤケツト25を設け、流入側流体流通
孔26と弁室22とを連通する小孔27を形成し
たものである。
例えばタンクローリーで流体を移送する場合
は、まず、弁にポンプからの配管を接続し、ジヤ
ケツト25に蒸気を通して流体が冷却しないよう
にする。次にボール24を開としてポンプから高
温液体をタンク内に入れた後、ポート24を閉止
して配管を外して目的地まで運ぶ。目的地に到達
した時は時間の経過と共に温度が低下し流体は固
体となつている。したがつて、固体を解かすため
ジヤケツトに蒸気を入れ固体を液化した後搬出す
る。
は、まず、弁にポンプからの配管を接続し、ジヤ
ケツト25に蒸気を通して流体が冷却しないよう
にする。次にボール24を開としてポンプから高
温液体をタンク内に入れた後、ポート24を閉止
して配管を外して目的地まで運ぶ。目的地に到達
した時は時間の経過と共に温度が低下し流体は固
体となつている。したがつて、固体を解かすため
ジヤケツトに蒸気を入れ固体を液化した後搬出す
る。
考案が解決しようとする問題点
上記のように従来品はジヤケツトに蒸気を入
れ、流体を液化する構造であるが、液体となるま
での時間は弁装置の各ブロツクによつて異なる。
れ、流体を液化する構造であるが、液体となるま
での時間は弁装置の各ブロツクによつて異なる。
上記従来例の場合、弁室22内の流体が固体か
ら液体となつても流体流通孔26と小孔27はジ
ヤケツト25からの蒸気の熱伝導率が低いため固
体のままである。このため本来、弁室22の流体
を流通孔26に戻す通路となるべき小孔27がそ
の作用を果たすことができず、小孔27及び流通
孔26の流体が液体になる前に弁室22の液体が
高温液体となつて体積が膨張し、圧力の異常上昇
によつて弁箱、弁座等が破損することがあつた。
ら液体となつても流体流通孔26と小孔27はジ
ヤケツト25からの蒸気の熱伝導率が低いため固
体のままである。このため本来、弁室22の流体
を流通孔26に戻す通路となるべき小孔27がそ
の作用を果たすことができず、小孔27及び流通
孔26の流体が液体になる前に弁室22の液体が
高温液体となつて体積が膨張し、圧力の異常上昇
によつて弁箱、弁座等が破損することがあつた。
本考案は上記のような欠点を解消し、安全に流
体を液化し安定した流体の移送をすることのでき
る装置を得ようとするものである。
体を液化し安定した流体の移送をすることのでき
る装置を得ようとするものである。
問題点を解決するための手段
上記目的達成のための本考案によるジヤケツト
付き弁は、ジヤケツト部を設けた弁本体に弁体及
び蓋体を内装嵌合し、この蓋体に外部熱媒配管と
連通する熱媒溜り及び弁室とポートとを連通する
小孔を形成し、タンク取付フランジに設けた熱媒
溜り及びポートをそれぞれ蓋体の熱媒溜り及びポ
ートと対応し、蓋体とタンク取付フランジとを気
密装着して形成したものである。
付き弁は、ジヤケツト部を設けた弁本体に弁体及
び蓋体を内装嵌合し、この蓋体に外部熱媒配管と
連通する熱媒溜り及び弁室とポートとを連通する
小孔を形成し、タンク取付フランジに設けた熱媒
溜り及びポートをそれぞれ蓋体の熱媒溜り及びポ
ートと対応し、蓋体とタンク取付フランジとを気
密装着して形成したものである。
作 用
熱媒溜りからの良好な熱伝導により弁室とポー
トとを連通する小孔及びポートを所望温度に調整
することができ、弁室内の流体のみ液化し、ポー
ト及び小孔内の流体が固化することがなく、円滑
に流体の移送をすることができる。
トとを連通する小孔及びポートを所望温度に調整
することができ、弁室内の流体のみ液化し、ポー
ト及び小孔内の流体が固化することがなく、円滑
に流体の移送をすることができる。
実施例
本考案の一実施例を示した第1図に従つて説明
する。
する。
1は弁本体、2は蓋体で、弁本体1に内挿嵌合
されている。3は弁体で、弁座4を介して回動自
在に装着されている。5はジヤケツト部、6はタ
ンク、7はタンク取付フランジで、蓋体2のポー
ト8とタンク6とを連通するよう、蓋体2及び本
体1にパツキン9及びビスを介して固定されてい
る。10は弁室、11は小孔で、ポート8と弁室
10とを連通し、弁室10内の流体がポート8に
戻れるように蓋体2に形成されている。12,1
3は熱媒溜りで、熱媒溜り12はタンク取付フラ
ンジに形成されており、熱媒溜り13は蓋体2に
設けられ熱媒溜り12と連通している。
されている。3は弁体で、弁座4を介して回動自
在に装着されている。5はジヤケツト部、6はタ
ンク、7はタンク取付フランジで、蓋体2のポー
ト8とタンク6とを連通するよう、蓋体2及び本
体1にパツキン9及びビスを介して固定されてい
る。10は弁室、11は小孔で、ポート8と弁室
10とを連通し、弁室10内の流体がポート8に
戻れるように蓋体2に形成されている。12,1
3は熱媒溜りで、熱媒溜り12はタンク取付フラ
ンジに形成されており、熱媒溜り13は蓋体2に
設けられ熱媒溜り12と連通している。
14は熱媒流通孔で、一端を熱媒溜り13に連
通し他端を外部に開口するよう弁本体フランジ部
に形成されている。15は熱媒流通孔に接続した
熱媒配管で他端は上記供給源に接続されている。
16はタンク取付フランジ7のポートで、ポート
8と連通している。17,18はパツキングで、
パツキング9と共に熱媒と流体とが混合したり外
部へ漏れるのを防止している。19は熱媒流通孔
で、ジヤケツト部5に熱媒を送り込む。
通し他端を外部に開口するよう弁本体フランジ部
に形成されている。15は熱媒流通孔に接続した
熱媒配管で他端は上記供給源に接続されている。
16はタンク取付フランジ7のポートで、ポート
8と連通している。17,18はパツキングで、
パツキング9と共に熱媒と流体とが混合したり外
部へ漏れるのを防止している。19は熱媒流通孔
で、ジヤケツト部5に熱媒を送り込む。
第2図は他実施例を示したもので、蓋体2に取
付フランジ20を一体形成し、この取付フランジ
20に熱媒流通孔14を設け、弁本体フランジ部
とタンク取付フランジ7との間に蓋体取付フラン
ジ20を介在し、パツキング9,17,18を介
して気密装着したものである。
付フランジ20を一体形成し、この取付フランジ
20に熱媒流通孔14を設け、弁本体フランジ部
とタンク取付フランジ7との間に蓋体取付フラン
ジ20を介在し、パツキング9,17,18を介
して気密装着したものである。
第1図及び第2図に示すように蓋体及びタンク
取付フランジに熱媒溜りを設けたので、タンクロ
ーリーに積載し搬送された液体が時間の経過によ
り目的地では固化したり、あるいは粘度が上昇し
流動性が悪化している場合であつても、弁室10
とポート8を連通する小孔11及びポート8の流
体を熱媒溜り12,13からの熱伝導によつて溶
融又は粘度を下げることができ、一方弁室10内
の流体はジヤケツト部5の熱媒によつて昇温され
るため液化し、小孔11が流体流通孔として十分
その機能を発揮することができる。
取付フランジに熱媒溜りを設けたので、タンクロ
ーリーに積載し搬送された液体が時間の経過によ
り目的地では固化したり、あるいは粘度が上昇し
流動性が悪化している場合であつても、弁室10
とポート8を連通する小孔11及びポート8の流
体を熱媒溜り12,13からの熱伝導によつて溶
融又は粘度を下げることができ、一方弁室10内
の流体はジヤケツト部5の熱媒によつて昇温され
るため液化し、小孔11が流体流通孔として十分
その機能を発揮することができる。
上記のような弁の操作装置はタンクローリーに
限らず、定置式タンク、配管等にも設置すること
ができる。
限らず、定置式タンク、配管等にも設置すること
ができる。
尚、上記実施例では流体を加熱する場合につい
て説明したが流体の種類によつては冷却する場合
もある。
て説明したが流体の種類によつては冷却する場合
もある。
考案の効果
上記のように、弁室内の流体が温度調整される
と共に熱媒溜りからの熱伝導により、ポート及び
小孔の流体も温度調整されるので、弁装置内の流
体を所望温度に調整でき、弁室内の流体が円滑に
ポートへ戻ることができ、弁室内で異常な圧力上
昇を生じて、弁箱、弁座等を破損するおそれもな
く、安全に流体を移送することができる。
と共に熱媒溜りからの熱伝導により、ポート及び
小孔の流体も温度調整されるので、弁装置内の流
体を所望温度に調整でき、弁室内の流体が円滑に
ポートへ戻ることができ、弁室内で異常な圧力上
昇を生じて、弁箱、弁座等を破損するおそれもな
く、安全に流体を移送することができる。
第1図は本考案によるジヤケツト付き弁の一実
施例を示した断面図、第2図は同他実施例を示し
た断面図、第3図は従来例を示した断面図であ
る。 1……弁本体、2……蓋体、3……弁体、5…
…ジヤケツト部、7……タンク取付フランジ、8
……ポート、10……弁室、11……小孔、1
2,13……熱媒溜り、14……熱媒流通孔。
施例を示した断面図、第2図は同他実施例を示し
た断面図、第3図は従来例を示した断面図であ
る。 1……弁本体、2……蓋体、3……弁体、5…
…ジヤケツト部、7……タンク取付フランジ、8
……ポート、10……弁室、11……小孔、1
2,13……熱媒溜り、14……熱媒流通孔。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ジヤケツト部を設けた弁本体に弁体及び蓋体
を内装嵌合し、この蓋体に外部熱媒配管と連通
する熱媒溜り及び弁室とポートとを連通する小
孔を形成し、タンク取付フランジに設けた熱媒
溜り及びポートをそれぞれ蓋体の熱媒溜り及び
ポートと対応し、蓋体とタンク取付フランジと
を気密装着したことを特徴とするジヤケツト付
き弁。 (2) 弁本体フランジ部に設けた熱媒流通孔により
外部熱媒配管と熱媒溜りとを連通した実用新案
登録請求の範囲第1項記載のジヤケツト付き
弁。 (3) 蓋体取付フランジに設けた熱媒流通孔により
外部熱媒配管と熱媒溜りとを連通した実用新案
登録請求の範囲第1項記載のジヤケツト付き
弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8729787U JPH0328229Y2 (ja) | 1987-06-04 | 1987-06-04 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8729787U JPH0328229Y2 (ja) | 1987-06-04 | 1987-06-04 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63195174U JPS63195174U (ja) | 1988-12-15 |
JPH0328229Y2 true JPH0328229Y2 (ja) | 1991-06-18 |
Family
ID=30944372
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8729787U Expired JPH0328229Y2 (ja) | 1987-06-04 | 1987-06-04 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0328229Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010151290A (ja) * | 2008-12-26 | 2010-07-08 | Kobelco Eco-Solutions Co Ltd | バルブおよびこのバルブを備えた撹拌装置 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4928959B2 (ja) | 2007-01-25 | 2012-05-09 | 株式会社ケーヒン | ガス用減圧弁 |
JP5205213B2 (ja) * | 2008-10-24 | 2013-06-05 | 株式会社フジキン | 流体制御器 |
-
1987
- 1987-06-04 JP JP8729787U patent/JPH0328229Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010151290A (ja) * | 2008-12-26 | 2010-07-08 | Kobelco Eco-Solutions Co Ltd | バルブおよびこのバルブを備えた撹拌装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63195174U (ja) | 1988-12-15 |
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