JPH03282072A - ポンプ用軸封装置 - Google Patents

ポンプ用軸封装置

Info

Publication number
JPH03282072A
JPH03282072A JP2078839A JP7883990A JPH03282072A JP H03282072 A JPH03282072 A JP H03282072A JP 2078839 A JP2078839 A JP 2078839A JP 7883990 A JP7883990 A JP 7883990A JP H03282072 A JPH03282072 A JP H03282072A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
shaft
pump
shaft seal
shaft sealing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2078839A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2610356B2 (ja
Inventor
Sunao Narabayashi
直 奈良林
Hiroshi Miyano
宮野 廣
Kazuyuki Kobashi
一之 小橋
Tetsuzo Yamamoto
哲三 山本
Takenori Ishiyama
石山 武則
Nobuhiko Tanaka
信彦 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2078839A priority Critical patent/JP2610356B2/ja
Publication of JPH03282072A publication Critical patent/JPH03282072A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2610356B2 publication Critical patent/JP2610356B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sealing Of Bearings (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Mechanical Sealing (AREA)
  • Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明はたとえば軽水型原子炉の一次冷却水を効率良く
循環させる原子炉再循環ポンプのポンプ軸の熱応力を緩
和させるためのポンプ用軸封装置に関する。
(従来の技術) 軽水型原子炉に使用されている原子炉再循環ポンプは高
温高圧の純水を扱う大容量ポンプで、所要流量と水頭に
加え、配置上の要求から単段の竪形うず巻ポンプとなっ
ている。
以下、第10図を参照しながら従来のポンプ用軸封装置
を組込んだ原子炉再循環ポンプについて説明する。 第
10図中、符号1は上部ケーシングを示しており、この
上部ケーシング1内にはポンプ軸2を軸封する軸封カバ
ーで形成されたシール室3が設けられている。このシー
ル室3内にはポンプ軸2の側面を包囲してメカニカルシ
ール4が設けられている。シール室3の上部には軸封水
注入管5が設けられており、シール室3の外周囲には熱
交換器6が配設されている。ポンプ軸2の上端はたわみ
継手7を介してモータ軸8に接続されている。ポンプ軸
2の下方側面には環状溝が多数軸方向に積層するように
して構成したラビリンス部9が形成されており、さらに
その下方には羽根車10が取着されている。羽根車10
はポンプ室となる下部グーシンク11内に配置されてお
り、下部ケーシング11は上部ケーシング1の下端部に
接続されたベース12にボルト13で締め付けられて接
続されている。ベース12と下部ケーシング11との間
にはケーシングカバー14が介在されている。ケーシン
グカバー14の下端面には水中軸受15が取着されてお
り、水中軸受15は羽根車lOの細部を軸支する。
下部ケーシング11には原子炉−次冷却水つまりポンプ
水(熱水)を流入する吸込口16と、この吸込口16か
ら羽根車lOで吸込まれた一次冷却水を吐出する吐出口
17が下方に形成されている。また、ポンプ軸2には循
環羽根18が取着されており、この循環羽根18でシー
ル室3内の軸封水を循環させる。
図中19は上部ケーシング1のフランジである。このよ
うに従来のポンプ軸2の周囲はメカニカルシール4とケ
ーシングカバー14の内面に囲まれてポンプの役割をし
てポンプ水を吸込み、吐出する羽根車10と、この羽根
車lOを回転するポンプ軸2と、このポンプ軸2に取着
された羽根車IOの一部を軸支する水中軸受15と、こ
の水中軸受15を取着し上部ケーシング1と下部ケーシ
ング11とを区劃するケーシングカバー14とからなっ
ている。また、メカニカルシール4を内蔵しているシー
ル室3内の軸封水つまり冷水部分と1羽根車IOおよび
水中軸受などのポンプ水が充満している熱水部分はポン
プ軸2に取着された循環羽根18およびラビリンス部9
で区分されている。熱交換器6は軸封水が注入を停止し
た場合に備えてメカニカルシール4の昇渥破損を防止す
るための軸封水を冷却するためのものである。軸封水は
メカニカルシール4にポンプ水が流れ込まないようにシ
ールするためのものである。
(発明が解決しようとする課題) 第10図に示した従来の原子炉再循環ポンプ用軸封装置
におけるポンプ軸2に形成したラビリンス部9とケーシ
ングカバー14の内面との間には円筒状の狭い流路を形
成している。たとえば沸騰水型原子炉の場合、原子炉再
@環水つまりポンプ水の温度はかなり高温度の熱水であ
り、シール室3内は軸封水が循環する冷水であるため、
シール室3とポンプ室内との間にはかなり大きな温度差
がある。シール室3の温度を冷水状態に保つため軸封水
(パージ水とも云う)を外部から軸封水流人管5を通し
て注入している。
しかしながら、このようなポンプ用軸封装置では下部の
ポンプ室内が熱水、上部のシール室3内が冷水で大きな
温度差、すなわち大きな密度差が生じるため、重力によ
って冷・熱界面は不安定であり、密度の小さいポンプ水
(熱水)が下部ケーシング11内のポンプ室からラビリ
ンス部9へ上昇し、上部のシール室3から注入している
軸封水(冷水)がラビリンス部9を下降する。このため
、冷・熱界面は波立ち、ポンプ軸2およびケーシングカ
バー14のラビリンス部の温度はこの熱水と冷水の温度
差を最大振幅とする大きな温度変動を生じてポンプ軸に
熱応力を発生し、熱疲労を引き起すl11題がある。
また、軸封水の流量が変化すると冷・熱界面は上下(軸
方向)にも移動する。このため、冷・熱境界部であるラ
ビリンス部9のポンプ軸2およびケーシングカバー14
の金属部分に大きな熱応力が発生しやすい。熱応力が多
数回、長年にわたり繰り返されると、ラビリンス部9に
熱疲労による亀裂を生じる可能性がある。
したがって、軸封水の流量およびポンプの回転数が多少
変化しても大きな温度変動を生じないポンプ軸の軸封装
置が要望される。
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、冷
・熱境界部の温度変動を緩和して熱疲労を防止し、構造
強度上の信頼性を大幅に向上させることができるポンプ
用軸封装置を提供することにある。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明は上部ケーシング内に配設されたポンプ軸と、こ
のポンプ軸を軸封するシール室内に設けられたメカニカ
ルシールと、前記シール室内に軸封水を循環する循環機
構と、前記上部ケーシングと下端に連接する下部ケーシ
ングとを区分する部位に位置した前記ポンプ軸に形成さ
れたラビリン入部と、前記上部ケーシングと下部ケーシ
ングとの間に設けられたケーシングカバーと、前記下部
ケーシング内の前記ポンプ軸に取着された羽根車とを有
するポンプ用軸封装置において、前記ケーシングカバー
の上部近傍に軸封水を冷却する軸封水冷却装置と、前記
ケーシングカバーの下部近傍に軸封水を加熱する軸封水
加熱装置とを設けてなることを特徴とする。
(作用) 軸封水冷却装置によって従来の熱交換器を除去して軸封
構造のコンパクト化をはかり、軸封水加熱装置でラビリ
ン入部に流入する冷・熱水の温度差を小さくすることに
よって温度変動の温度振幅を熱疲労発生限度以下にする
。軸封水加熱装置を多重円筒体に形成することによって
上方へ向うほど軸封水の温度が次第に高くなり、下方が
密度大、上方が密度小で重力に対して冷・熱水の流動を
安定にすることができる。また、軸封水上昇流部に縦溝
を設けることによって遠心力により冷・熱界面を安定化
させることができる。
(実施例) 第1図から第5図を参照しながら本発明に係るポンプ用
軸封装置の第1の実施例を説明する。
なお、図中、第10図と同一部分には同一符号を付して
説明する。
第1図において、上部ケーシング1内にはポンプ軸2を
軸封する軸封カバーで形成されたシール室3が設けられ
ている。このシール室3内にはポンプ軸2の側面を包囲
してメカニカルシール4が設けられている。シール室3
の上部にはメカニカルシール4を冷却する軸封水を流入
するための軸封水注入管5が設けられている。ポンプ軸
2は上端がたわみ継手7を介してモータ軸8に接続され
、下部に羽根車10が取着され、図示しないモータを駆
動することによってポンプ軸2は回転し、羽根車10も
回転する。羽根車10は下部ケーシング11内つまりポ
ンプ室に配置されており、下部ケーシング11は上部ケ
ーシング1の下端部に接続されたベース12にボルト1
3で締め付けられて接続されている。ベース12と下部
ケーシング11との間にはケーシングカバー14が介在
されている。ケーシングカバー14の下端面には水中軸
受15が取着されており、この水中軸受15で羽根車1
0の軸部を軸支する。下部ケーシング11には原子炉−
次冷却水つまりポンプ水(熱水)を流入する吸込口16
と、この吸込口1−6から羽根車10で吸込まれた一次
冷却水を吐出する吐出口17が形成されている。また、
ポンプ軸2には循環羽根18が取着されており、この循
環羽根18でシール室3内の軸封水を循環させる。なお
、図中19は上部ケーシング1のフランジであり、図示
していないモータ室と接続する。ポンプ軸2にはメカニ
カルシール4とポンプ軸2に湿度変動が伝わらないよう
に上下に円筒状軸スリーブ20(20a。
20b)が設けられている。 この上部の軸スリーブ2
0aの側面にはシール室3内の軸封水を冷却するための
軸封水冷却装置21と、ケーシングカバー14の下面に
位置して軸封水を加熱するための軸封水加熱装置22が
設けられている。
軸封水冷却装置21は第2図に拡大して示したようにケ
ーシングカバー14にボルト23で固定されたシール室
3を形成する軸封カバー24の壁内に設けられた冷却水
の流入流路25と、この流入流路25に連通した流出流
路26とからなっている。これらの流路25.26は下
部がU字状に形成されている。そして、下部がU字状内
に挟み込まれ、上部がシール室3内に突出した回転円筒
27が設けられており、この回転円筒27は下部軸スリ
ーブ20bにボルト28で締付けられて固定している。
なお、図中符号29はシール室3の上部を構成する押え
フランジで、メカニカルシール4の保持部材30.31
を抱持し軸封カバー24にボルト32で固定される。な
お、ポンプ軸2を軸封するシール室3内に位置する上部
軸スリーブ20aはスリーブ取着用上部フランジ33に
ボルト34で固定されている。
軸封水加懸装w22は第3図および第4図に拡大して示
したように下部軸スリーブ20bの下方に位置し、水中
軸受15の近傍に設けられている。すなわち、軸封水加
熱装置22は水中軸受15に一次冷却水の熱水流入孔3
5を設け、この熱水流入孔35に連通し、下部軸スリー
ブ20bの側面を加熱するように熱水が流れる流路36
を有する加熱円筒37をケーシングカバー14の下面に
設けている。また、下部軸スリーブ20bの下方は薄肉
に切削されて回転円筒20cが形成され、この回転円筒
20cには多数の小孔38が設けられている。このよう
に軸封水加熱装置22のケーシングカバー14内に設け
た熱水流路36と、下部軸スリーブ20bに取着された
回転円筒20cとからなっている。
なお、第5図(a)に示したようにポンプ軸2の一部に
は複数の縦溝39が設けられている。この縦溝39の回
転に伴なう遠心力によるポンプ作用で、その縦溝39を
覆うようにして設けた回転円筒20cの複数の小孔38
から熱水を吹き出して軸封水に混合する。
上述したように本実施例では耐圧部を構成する下部ケー
シング11と、ポンプ部である羽根車10と、この羽根
車lOを回転させるポンプ軸2および水中軸受15を支
持し耐圧部を構成するケーシングカバー14と、ポンプ
軸2の耐圧部をシールするメカニカルシール4と、ポン
プ軸2に温度変動が伝わらないようにポンプ軸2にかぶ
せた円筒状の軸スリーブ20と、熱いポンプ水がメカニ
カルシール4に流入しないように外部から軸封水をシー
ル室3内に注入するとともに、軸封水の供給が万一停止
した場合に備えて設けた軸封水冷却装置21と、ケーシ
ングカバー14内の熱水流路36と加熱円筒37とから
なる軸封水加熱装置22とからなっている。
したがって、本実施例によれば第5図(a)に示したよ
うにポンプ軸2の一部に設けた複数個の縦溝39によっ
て遠心力によるポンプ作用を生じさせ、その縦溝39を
覆うようにして回転円筒20cに設けた小孔38から熱
いポンプ水を吹き出し第4図に示したようにポンプ水(
熱水)を軸封水(冷水)に混合することによって軸封水
の昇温効果詮生じる。
また、ケーシングカバー14の下部に設けた加熱円筒3
7内には水中軸受15からの吹き出し熱水を流通させる
第5図(b)はポンプ軸2の軸方向におけるラビリンス
部の高さ方向態度分布を示したもので、縦溝39の上端
から下方に向うほど温度が高くなることが認められる。
このことはラビリンス部の上方に対して温度が低くなる
ことを示している。
したがって、軸封水(冷水)が下降するラビリンス部9
で軸封水を加熱または熱水混合により湿度上昇させ、下
部ケーシング11内、つまりポンプ室内のポンプ水(熱
水)と湿度差を小さくして、温度変動の温度振幅を熱疲
労発生限度以下に小さくすることができる。
第6図(a)は本発明の第2の実施例の要部のみ示して
あり、第4図と同一部分には同一符号で示し、他の部分
の説明は省略する。
すなわち、ポンプ軸2を包囲した下部軸スリーブ20b
には回転円筒20cが設けられ、この回転円筒20cに
は多数の小孔38が設けられている。この回転円筒20
cは底部が連結された大径の円筒体20dを有して円筒
容器状の二重円筒体を形成している。
この二重円筒体20e、 20d内にケーシングカバー
14の下部に吊着された軸封水加熱円筒40が挿入され
ている。この加熱円筒40内には仕切り筒41が流路4
2を有して挿入されて三重加熱円筒を形成している。し
たがって、二重円筒体と三重円筒体と合せて三重円筒体
がポンプ軸2とケーシングカバー14内に設けられたこ
とになっている。
この第2の実施例によれば軸スリーブ20bに接続され
た二重回転円筒内に三重加熱円筒を入り子状に挿入して
多重円筒構造とし、軸封水の上昇流部43を設けている
この第2の実施例によれば入熱qによって第6図(b)
に示したように上方へ向うほど軸封水の温度が次第に高
くなるため、下方が密度大、上方が密度小で重力に対し
て冷・熱水の流動を安定にすることができる。
第7図は本発明の第3の実施例を示したもので、第6図
と同様にその要部のみ示している。すなわち、この第3
の実施例ではポンプ軸2に設けた下部スリーブ20bに
直接大径の回転円筒体20eを底部で連接して設け、こ
の円筒体20e内にケーシングカバー14に吊着した仕
切り円筒44を流路45を設けたことにある。なお、回
転円筒体20eの内面には縦溝46が形成されている。
この第3の実施例によれば第7図(b)および(c)に
示したように軸封水上昇流部43の高さ方向の温度分布
は上方へ向うほど温度が高くなり、一方軸封水上昇流部
43の半径方向の温度分布は外方向に沿って温度が低く
なる。
よって、軸封水上昇流部43に縦溝46を設ければ、遠
心力により冷・熱水の界面を安定化させることができる
第8図は本発明の第4の実施例を示したもので、第7図
と同様にその要部のみ示し、第3図と同一部分には同一
符号を付して重複する部分の説明を省略する。
この第4の実施例では軸スリーブ20bを使用しないで
、ケーシングカバー14の下面に吊着した二重軸封水加
熱円筒37の内側円筒37aの内面に複数のリンク状ラ
ビリンス47を形成したことにある。
この第4の実施例によれば軸封水加熱円筒37のみで軸
封水の昇温を行い、ラビリンス47で冷・熱水界面方向
の回転を防止することができる。
第9図は本発明の第5の実施例を示したもので、第8図
と同様にその要部のみ示し1重複する部分を省略してい
る。
この第5の実施例では第4の実施例における内側円筒3
7aに下向きに傾斜した小孔47を多数設け、かつ加熱
円筒37の下端の熱水流路36を閉塞したことにある。
この第5の実施例によれば水中軸受15の熱水流入孔3
5から流入した熱水を熱水流路36を通して多数の傾斜
した小孔48から吹き出させて、ポンプ軸2とケーシン
グカバー14との間から流出する冷水と混合して熱水と
の温度差を小さくシ、冷・熱水界面の軸方向の回転を防
止することができる。
本発明に係るポンプ用軸封装置の実施態様を要約すれば
っぎのとおりである。
■ 軽水型原子炉の一次冷却水再循環ボンブのポンプ軸
の軸封装置に使用され、ポンプ軸はメカニカルシールで
軸封され、メカニカルシールはシール室内に保持され、
このシール室内に軸封水が循環し、この軸封水を冷却す
る軸封水冷却装置と軸封水を加熱する軸封水加熱装置が
ケーシングカバーを境として上下近傍に設けられている
こと。
■ 軸封水冷却装置はシール室内を形成する軸封カバー
の壁内に設けた冷却水の循環流路と、上部軸スリーブに
取着した回転円筒とからなること。
■ 軸封水加熱装置はケーシングカバー内に設けた熱水
流路と、下部軸スリーブに取着された回転円筒とからな
ること。
@)軸封水加熱装置はポンプ軸の一部に複数の縦溝が設
けられ、この縦溝を覆って回転円筒に複数の小孔が設け
られていること。
■ ケーシングカバーの下部には軸封水加熱円筒が取着
されていること。
0 軸封水加熱円筒には水中軸受吹き出し熱水を通流さ
せろ流路を有すること。
■ 軸封水加熱円筒は多重円筒構造で、軸封水の上昇流
部が設けられていること。
(8)軸封水の上昇流部には縦溝が設けられ、遠心力に
より冷・熱水の界面を安定させること。
〔発明の効果〕
本発明によればポンプ軸の軸封部における冷・熱混合部
の温度変動を緩和することができ、熱疲労を防止するこ
とができる。よって、軸封部の亀裂の発生がなく、構造
強度上の信頼性を大幅に向上させることができる。
このことは原子力発電所の信頼性、安全性の一層の向上
につながり、産業上きわめて有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るポンプ用軸封装置を組込んだ原子
炉再循環ポンプを示す縦断面図、第2図は第1図のシー
ル室と軸封水冷却器近傍を拡大して示す縦断面図、第3
図は第1図における軸封水加熱装置近傍を拡大して示す
縦断面図、第4図は第3図における要部を拡大して示す
縦断面図。 第5図(a)は第1図の作用を説明するための斜視図、
第5図(b)は第5図(a)に対応したラビリンス部の
高さ方向温度分布を示す特性図、第6図(a)は本発明
の第2の実施例における軸封水加熱部の近傍を拡大して
示す縦断面図、第6図(b)は第6図(、)に対応した
パージ水上昇部の温度分布を示す特性図、第7図(a)
は本発明の第3の実施例における要部の縦断面図、第7
図(b)は第7図(a)におけるパージ水上昇部の高さ
方向温度分布を示す特性図、第7図(C)は第7図(a
)におけるパージ水上昇部の半径方向温度分布を示す特
性図。 第8図および第9図はそれぞれ本発明の他の実施例の要
部を示す縦断面図、第1O図は従来のポンプ用軸封装置
の組込んだ原子炉再循環ポンプを示す縦断面図である。 1・・・上部ケーシング、 3・・・シール室、 5・・・軸封水注入管、 7・・・たわみ継手、 9・・・ラビリンス部、 2・・・ポンプ軸、 4・・・メカニカルシール、 6・・・熱交換器、 8・・・モータ軸。 IO・・・羽根車、 11・・・下部ケーシング、 12・・・ベース、13
・・・ボルト、     14・・・ケーシングカバー
15・・・水中軸受、    16・・・吸込口、17
・・・吐出口、     18・・・循環羽根。 19・・・上部フランジ、  20・・・軸スリーブ、
21・・・軸封水冷却装置、 22・・・軸封水加熱装
置、23・・・ボルト、     24・・・軸封カバ
ー25・・・流入流路、    26・・・流出流路、
27・・・回転円筒、    28・・・ボルト、29
・・・押えフランジ、  3o・31・・・保持部材、
32・・・ボルト、     33・・・上部フランジ
、34・・・ボルト、     35・・・熱水流入孔
、36・・・熱水流路、    37・・・加熱円筒、
38・・・小孔、      39・・・縦溝、40・
・・加熱円筒、     41・44・・・仕切り筒、
42・45・・・流路、    43・・・上昇流部、
44・・・仕切り筒、46・・・縦溝、47・・・リン
グ状ラビリンス、48・・・傾斜した小孔。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 上部ケーシング内に配設されたポンプ軸と、このポンプ
    軸を軸封するシール室内に設けられたメカニカルシール
    と、前記シール室内に軸封水を循環する循環機構と、前
    記上部ケーシングの下端に連接する下部ケーシング内と
    を区分する部位に位置した前記ポンプ軸に形成されたラ
    ビリンス部と、前記上部ケーシングと下部ケーシングと
    の間に設けられたケーシングカバーと、前記下部ケーシ
    ング内の前記ポンプ軸に取着された羽根車とを有するポ
    ンプ用軸封装置において、前記ケーシングカバーの上部
    近傍に軸封水を冷却する軸封水冷却装置と、前記ケーシ
    ングカバーの下部近傍に軸封水を加熱する軸封水加熱装
    置とを設けてなることを特徴とするポンプ用軸封装置。
JP2078839A 1990-03-29 1990-03-29 ポンプ用軸封装置 Expired - Lifetime JP2610356B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2078839A JP2610356B2 (ja) 1990-03-29 1990-03-29 ポンプ用軸封装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2078839A JP2610356B2 (ja) 1990-03-29 1990-03-29 ポンプ用軸封装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03282072A true JPH03282072A (ja) 1991-12-12
JP2610356B2 JP2610356B2 (ja) 1997-05-14

Family

ID=13672999

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2078839A Expired - Lifetime JP2610356B2 (ja) 1990-03-29 1990-03-29 ポンプ用軸封装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2610356B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103307019A (zh) * 2012-03-07 2013-09-18 汉宁电气工厂有限责任两合公司
CN103994080A (zh) * 2014-06-13 2014-08-20 沈小明 超耐磨机械密封离心泵
CN104197017A (zh) * 2014-08-01 2014-12-10 珠海仕高玛机械设备有限公司 一种用于卧式混凝土搅拌机的水冷式无油轴头密封结构
CN110608850A (zh) * 2019-10-29 2019-12-24 哈尔滨电气动力装备有限公司 轴封核主泵动压机械密封试验回路装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01211692A (ja) * 1988-02-19 1989-08-24 Toshiba Corp ポンプ軸封部のパージ冷却方法およびその冷却装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01211692A (ja) * 1988-02-19 1989-08-24 Toshiba Corp ポンプ軸封部のパージ冷却方法およびその冷却装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103307019A (zh) * 2012-03-07 2013-09-18 汉宁电气工厂有限责任两合公司
CN103994080A (zh) * 2014-06-13 2014-08-20 沈小明 超耐磨机械密封离心泵
CN104197017A (zh) * 2014-08-01 2014-12-10 珠海仕高玛机械设备有限公司 一种用于卧式混凝土搅拌机的水冷式无油轴头密封结构
CN110608850A (zh) * 2019-10-29 2019-12-24 哈尔滨电气动力装备有限公司 轴封核主泵动压机械密封试验回路装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2610356B2 (ja) 1997-05-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20160153453A1 (en) Fluid Transfer Using Devices with Rotatable Housings
US3652179A (en) Controlled leakage centrifugal pump
JP4859162B2 (ja) 原子炉冷却材ポンプの熱障壁
JPH03282072A (ja) ポンプ用軸封装置
CN210273696U (zh) 一种具有水道结构的电机机壳
US4021136A (en) Centrifugal pump
CN109038957B (zh) 电机壳体内定子用半程外冷室的屏蔽电机及其屏蔽电泵
KR102063718B1 (ko) 냉각 기능을 갖는 방폭형 모터
JPH03282074A (ja) ポンプ用軸封装置
US4341093A (en) Device for leading cooling liquid out of rotary electric machine with liquid cooled rotor
US5009838A (en) Internal pump for nuclear reactor
EP0111295B1 (en) Construction for securing sealing structure in boiling water reactor
CN205638948U (zh) 核电站余热排出泵
KR100232326B1 (ko) 밀봉조립체
US3918689A (en) Cooling means for radial bearings in nuclear reactor pumps or the like
JPH0481599A (ja) ポンプ用軸封装置
US3960467A (en) Cooling device for a pump motor
CN109779918B (zh) 一种小型铅基反应堆用泵
JPS644160B2 (ja)
JPH03282073A (ja) ポンプ用軸封装置
EP0111024B1 (en) Internal pump
KR101765143B1 (ko) 수중펌프
JPH03282071A (ja) ポンプ用軸封装置
JPH11280687A (ja) 高温用ポンプ
JPH07189981A (ja) 乾式水中モータポンプ

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080213

Year of fee payment: 11

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080213

Year of fee payment: 11

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080213

Year of fee payment: 11

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080213

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090213

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100213

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100213

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110213

Year of fee payment: 14

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110213

Year of fee payment: 14