JPH03281252A - 液滴吐出装置 - Google Patents

液滴吐出装置

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JPH03281252A
JPH03281252A JP23674490A JP23674490A JPH03281252A JP H03281252 A JPH03281252 A JP H03281252A JP 23674490 A JP23674490 A JP 23674490A JP 23674490 A JP23674490 A JP 23674490A JP H03281252 A JPH03281252 A JP H03281252A
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JP
Japan
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chamber
liquid
piezo plate
length
pressure chamber
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Application number
JP23674490A
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English (en)
Inventor
Seiji Yamamori
山森 清司
Shigesaku Yamaguchi
恵作 山口
Kunio Nakamura
中村 邦雄
Yoshimasa Ito
伊東 良将
Shiyuuko Kanematsu
兼松 修子
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、液体の小滴を電気信号に応じて吐出させ、吐
出液量を制御したり、記録媒体上に文字、図形等を記録
するインクジェッ上記録等に用いる液滴吐出装置に関す
る。
従来の技術 従来、短冊状のピエゾ振動子の長さ方向の伸縮を利用し
て液体の小滴を吐出させるようにした例としてインクジ
ェットヘッドがある。例えば、エクソン・プリンティン
グ・システムズ社所有の米国特許筒4. 646. 1
06号(1987,2,24登録)およびデータ・プロ
ダクツ社所有の米国特許筒4、768.266号(19
88,9,6登録)の明細書に開示された構成が知られ
ている。以下、図面を参照しながら上記従来のインクジ
ェットヘッドの概略について説明する。
第8図は従来のインクジェットヘッドの一例を示す断面
図である。第8資に示すように、ハウジング部材101
に圧力室102と、この圧力室102に連通するノズル
103が形成され、ハウジング部材101の背方には圧
力室102の一壁面を形成するダイヤフラム104が接
合されている。圧力室102にはインク供給流路105
の一端が連通され、インク供給流路105の他端はイン
ク溜め(図示省略)に連通されている。ダイヤフラム1
04には短冊状のピエゾ板106の一端が接合され、ピ
エゾ板106はピエゾ電極107および108を有して
いる。
以上の構成において、以下、その動作について説明する
ピエゾ電極107および108に信号電圧を印加すると
、ピエゾ板106が長手方向に伸縮する。これにより、
圧力室102の一壁面を形成しているダイヤフラム10
4に変位を与え、ダイヤフラム104の増幅作用により
、圧力室102内のインクを加圧、5 べ−7 または減圧してノズル103からインク小滴を吐出させ
、または圧力室102にインク供給流路105からイン
クを供給する。
第9図は従来のインクジェットヘッドの他の例を示す断
面図である。第9図に示すように、ヘッドボディ111
の前面にインク供給流路形成部材112を介してチャン
バ一部材113が固定されている。チャンバ一部材11
3には圧力室114が形成され、チャンバ一部材113
の前面にノズル板115が固定され、ノズル板115に
形成されたノズル116が圧力室114に連通されてい
る。ヘッドボディ111には圧力室114の後方で円筒
形の室117が形成され、この室117には円筒状部材
118が挿入され、室117の内壁と円筒状部材118
の外壁との隙間には弾性のあるポツティング材119が
充填されている。円筒状部材118には短冊状のピエゾ
板120の電極面121の一端が接合され、電極面12
1の他端はへラドボディ111の後側部に導電性エポキ
シ接着剤123で接合され、他方の電極面122からは
リード線124が取り出されている。
以上の構成において、以下、その動作について説明する
。リード線124とへラドボデ4111間に信号電圧を
印加すると、ピエゾ板120が長手方向に伸縮する。こ
れに対応して円筒状部材118も前後に移動し、これに
より、ピエゾ板120の微小変位を増幅させ、圧力室1
14内のインクに圧力変化を生じさせ、ノズル117か
らインク小滴を吐出させ、または圧力室114にインク
を供給する。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記従来例のように、短冊状のピエゾ板
106、若しくは120の先端にダイヤフラム104、
若しくは円筒状部材118からなる増幅部材を接合して
用いると、製造工程が複雑になるため、コストが高くな
る。また、接合に接着剤を用いるため、ノズル103間
、若しくは116間における吐出電圧のバラツキ、10
0℃前後の高温で駆動するホットメルトインク使用時の
熱ストレスによる接合部の劣化等の原因になっていた。
また、接着面積を大きく取ることができないため、ヘッ
ドの信頼性や寿命に劣る。更に、ピエゾ板106、7 
 ・ 120や増幅部材104.118の水平方向の寸法に制
限があるだめ、ノズルの集積度を高めるのが難しいなど
の問題があった。
本発明は、−[−記のような従来技術の問題を解決する
ものであり、構成を簡素化すると共(で、高粘度の液体
の吐出に充分な圧力変化を生じさせることができ、した
がって、製造コストの低下、ノズル間特性のバラツキ解
消による駆動回路のコスト負荷防止、ノズルの高集積性
および熱に対する寿命−や信頼性の向上等を図ることが
できるようにしだ液滴吐出装置を提供することを目的と
するものである。
課題を解決するための手段 l−゛記目的を達成するための本発明の技術的解決手段
は、幅より深さ方向の寸法が大で、深さより長さ方向の
寸法が大となるよ5に形成された室と、少なくとも上記
室の前側部に形成された圧力室と、この圧力室に連通さ
れた液体供給流路と、上記圧力室の前側に形成された吐
出ノズルと、厚みおよび幅の手法が上記室の幅および深
さ寸法よりも小さく、長さ寸法が上記室の長さ寸法の1
〜2倍であり、かつ電極が上記室の深さ方向の面と平行
となる両側面に配され、上記室に挿入され、伸縮により
上記圧力室内の液体に圧力変化を生じさせるピエゾ板と
を備えたものである。
または、J配室室と上記エビゾ板と1で液体が満たされ
る隙間が形成されたものである。
そして、−4−記ビエゾ板は厚み0.1〜i、omm、
幅1.0〜4.0mm、長さ10〜50r++mの寸法
範囲に設定するのが好ましい。
また、上記ピエゾ板の一端に液体供給流路を形成するた
めの切り欠き部を設けることができる。
そして、この切り欠き部は縦0.1〜0.4 +nm、
横0.1〜1.0mm(ピエゾ板厚み)、長さ1−10
mmの寸法範囲に設定するのが好ましい。また、上記圧
力室へ液体を供給する液体供給口が、上記ビエソ板の切
り欠き部に対向してピエゾ板の先端から05〜9,5m
の位置に配するのが好ましい。また、−]二配室は幅−
ピエゾ板厚み+002〜0.2 mm、深さニビエゾ板
幅+002〜0.2 mm、長さ=ピエゾ板長さの1〜
・2倍の寸法範囲に設定するのが好ましい。また、吐出
液体として、油性インク、ホットメルトインク、液晶、
各種ニスデルで成る香料等を用い、ピエゾ電極がインク
に直接接触していても電気分解やショートが起こらない
ように液体の比抵抗が、液体状態(動作状態)において
、10゜Ω鉗以上であるのが好ましい。
作用 したがって、本発明によれば、厚みが薄く、幅の広いピ
エゾ板を用い、油性インクや液晶のように比抵抗の十分
高い不良導電性液体を用いることにより、ピエゾ板の長
さ方向の変位だけで増幅部材を用いることなく、出力室
に高粘度液体の吐出に十分な圧力変化を生じさせること
ができる。このように、構成を簡素化して微小液滴の吐
出を行うことができる。
実施例 以r、本発明の実施例について図面を参照しながら説明
する3、 まず、本発明の第1の実施例について説明する。
第1図ないI−第5図は本発明の第1の実施例における
液滴吐出装置を示し、第1図は斜視図、第2図は分解斜
視図、第3図(a)は縦断面図、第3図(b)は第3図
(a)のX部分の拡大図、第4図は第3図(alKおけ
る■−■線に沿う部分拡大断面図、第5図はピエゾ板の
斜視図である。
第1図ないし第4図に示すように、溝形成部材1は不良
導電性材料製で、溝2が複数条、平行に形成されている
。溝形成部材1の谷溝2の長手方向側の開放部は不良導
電性材料製の蓋部材3により閉塞され、圧力室の一部を
形成する室4が形成されている。谷溝2、すなわち、各
室4は幅より深さ方向の寸法が大で、深さより長さ方向
の寸法が犬となるように設定されている。ピエゾ板5は
特に、第5図から明らかなように、長子縁側の一側先端
部に切り欠き部6を有し、長手方向で、室4の深さ方向
の面と平行となる両側面に電極7.8を有している。電
極7.8を有するピエゾ板5は厚みおよび幅の寸法が室
4の幅および深さ寸法よりも小さく、長さ寸法は室4の
長さ寸法の−ム〜11へ7 2倍(図示例では、室4より長い)を有している。
各ピエゾ板5は切り欠き部6の反対側の後端部でピエゾ
当接部材9に当接され、その端面はエポキシ系接着剤で
接着され、ピエゾ変位の際の後方への逃げが防止される
ようになっている。各ピエゾ板5の電極7と90後端部
から半田、金、アルミ線によるボンティング等により、
それぞれリード線f+110とリード線c)11が取り
出されている。各室4に電極7.8を有するピエゾ板5
が挿入され、室4とピエゾ板5とに隙間12が形成され
、ピエゾ当接部材9の下部が蓋部材3の上面に形成され
た溝13に嵌合されて固定されている。蓋部材3の下側
に貯液槽14が固定され、溝形成部材1と貯液槽14の
前側にノズル部材15が固定されている。貯液槽14の
液溜め16の前側には蓋部材3の前側に位置する液体供
給流路形成部材17が設けられ、貯液槽14には液体流
路形成部材17の反対側で通気孔18が形成されている
。液体供給流路形成部材17には隔壁19により縦方向
に複数条の液体供給流路20が形成され、この液体供給
流路20の一端はフィルタ23を介して液溜め16の底
部に連通され、他端はピエゾ板5の切り欠き部6の貯液
槽14の前側上面とで形成された液体供給流路22に液
体供給口21を介して連通されている。各室4とノズル
部材15に跨るように圧力室24が形成され、この圧力
室24に液体供給流路22が連通されている。ノズル部
材15には圧力室24の前側で吐出ノズル25が形成さ
れている。
上記リード線10と11の端部は上記と同様に信号入力
端子板26の電極27と28にボンディングされ、溝形
成部材1の後端部と、室4から露出したピエゾ板5の後
端部と、ピエゾ当接部材9と、リード線10.11と、
信号入力端子板26の前側部が粘弾性を有するシリコー
ン樹脂系のシール部材29で接着被覆されている。この
シール部材29はピエゾ板5と室4との隙間12からの
液漏れを防止し、リード線10.11の損傷を防止し、
ピエゾ板5を安定に固定する役目を果たしている。信号
入力端子板26の電極27.28はコネクタ(図示省略
)に接続されている。そして、液溜め16内の液30が
液体供給口21のフィルタ23、液体供給流路20.2
2を介して圧力室13 へ−7 24および圧力室24の一部を形成する室4とピエゾ板
5との隙間12に満たされている。上記各構成部品は接
着、機械的かしめ、熱融着等の工法によって簡単に組み
立てることができる。
以上の構成において、以下、その動作について説明する
まず、入力信号31が信号入力端子板26の電極27.
28、リード線10.11を介してピエゾ板5の電極7
.8に印加されると、ピエゾ板5は長さ方向に伸長する
。これに伴い、圧力室24内には印加した電界強度、ピ
エゾ先端部の断面積および材料の圧電定数(d、、)に
応じた圧力上昇を生じ、吐出ノズル25から微小液滴が
吐出する。次に、信号電圧の降下に応じてピエゾ板5は
元の長さに戻り、圧力室24は減圧されるが、吐出ノズ
ル25は液体のメニスカスの表面張力保持力により空気
の吸入が阻止されるので、液溜め16内の液30が液体
供給口21のフィルタ23、液体供給流路20.22を
経て圧力室24内に供給される。以上の動作を繰り返す
ことによって液滴吐出ヘッドとしての機能を発揮する。
すな14 ・ わち、ピエゾ板5自身の伸縮によりそのまま圧力室24
の圧力変化(体積変化)を生じさせるようにし、他の部
材による増幅作用を必要とせずに吐出ノズル25から微
小液滴を吐出させるものである。
なお、上記のように液体供給流路20は隔壁19により
区画しているので、相互干渉を防止することができる。
また、後部のシール部を除いた室4とピエゾ板5との隙
間12には液30が充填されているので、ピエゾ板5の
駆動に伴う発熱を液30により放熱冷却することができ
る。
具体例として、ピエゾ板5は住友特殊金属■製の圧電セ
ラミック(商品名: SUMIPIEZOSPEM)で
、両面にNi−Au電極7.8を付けたSPEM−5(
:。
およびSPEM−H5Cを用い、長さ10〜50IrI
ITl、幅1.0〜4.0 mm、厚さ0.1〜1.0
mの短冊状に形成し、その先端部に長さ1〜10ITI
IT11縦0.1〜0.4価の切欠き部6を形成した。
溝形成部材1は石原薬品■製のマシナブルセラミック(
商品名:マコール)にダイザ−で溝2を加工し、同マコ
ール製の蓋部材3と液体供給流路形成部材17と貯液槽
14とを用い、溝2、すなわち、室4の長さが10〜5
01TIm、幅が」−記ビエゾ板5の厚み一ト0.02
〜0.2 mm、高さ(深さ)が上記ピエゾ板5の幅+
0.02〜0.2mmの角形に形成し、その先端に開口
面積が0.0007〜0.003a nd、実効長さが
0.01〜0.1 mmの吐出ノズル25を有する5U
S304製のノズル部材15を接合した。1−かる後、
上記ピエゾ板5を切り欠き部6がF向きになるように、
かつ切り欠き部6の先端から045〜9.5画の位置1
で0.01〜0.6 @FIの開口面積を有し、その長
さが003〜0.5 mmである液体供給口21の出「
]が対向するように配した。これらのヘッドにおいて、
吐出時の粘度8〜15センチポイズ、比抵抗10°〜1
0゛Ωcmの液体を用いた場合、第6図に示す駆動波形
(1,は2〜5μs、t2は2〜1511s  L3は
25〜200/7S)で、印加電圧30〜150Vにお
いて、最高応答周波数18kH2以上の吐出性能を得る
ことができた。
なお、溝形成部材1や蓋部材3等の部材はマシナブルセ
ラミックスに限らず、加工性の良いガラス−やプラスチ
ックス等の不良導電性材料を使用することもできる。
次に一本発明の第2の実施例について説明する。
第7図は本発明の第2の実施例における液滴吐出装置を
示す縦断面図である。
本実施例においては、液30の液面の位置が吐出ノズル
25より高い位置となるように設定したものである。す
なわち、溝形成部1とピエゾ板5とノズル部材]5が上
下逆向きに配置され、溝形成部材1上に貯液槽14が配
置されて溝形成部材1と貯液槽14の底面とで室4が形
成され、ピエゾ当接部材9が溝形成部材1に固定され、
貯液槽14の後端部と、室4から露出したピエゾ板5の
後端部と、ピエゾ当接部材9と、リード線10.11と
、信号入力端子板26の前側部がシール部材29で接着
被覆されたものであり、その他の構成や動作原理等につ
いては上記第1の実施例と同様であるので、同一部分に
は同一符号を付してその説明を省略する。
次に、本発明の第3の実施例について説明する。
第8図は本発明の第3の実施例における液滴吐出装置を
示す縦断面図である。
本実施例においては、例えば、液30に液晶を用い、ガ
ラス基板である被塗布媒体32に一定量の液量の小滴を
スポット装置きするために、吐出ノズル25を下向きに
配置〜だものである。
この場合、液滴吐出装置は固定されており、被塗布媒体
32であるガラス基板がX−Y方向に移動し、所定の位
置に小滴が吐出されるようになっている。。
液晶をガラス基板に塗布する場合、塗布量のバラツキを
最小限におさえることが最も重要な要素の一つである。
通常、液晶の場合、常温での粘度は数IQc、Pもある
。このだめ、常温での駆動ではフィルり23、液体供給
口21や吐出ノズル25部等の流動抵抗のためほとんど
吐出することはできない。このため、粘度を吐出可能な
範囲まで下げるのと吐出量を一定に制御するため、溝形
成部材1に隣接してヒータホルダ33が設けられている
。このホルダ33にはヒータ差込み穴34と温度制御用
センサ差込穴35が設けられ、各々ヒータ36と温度制
御センサ37が差込まれており、図示していない制御回
路にて所定の温度にコントロールされる。動作温度は4
0〜70℃で、温度制御は設定温度に対して±1℃以内
にコントロールする。
まだ、貯液槽14内の液30の液面位置を一定に保ち、
液面の変化による吐出量のバラツキをなくずため、貯液
槽14に液循環口31及び31′を設け、図示していな
い液循環装置により液30の液面位置を常時一定に保っ
ている。さらに、液30を循環することにより液30が
撹拌されるため、液30の温度が均一化される。
さらに、貯液槽14に設けた通気孔18にファンやエア
ポンプのような調圧手段40を接続することにより吐出
ノズル25部にかかる液圧を自在に制御することができ
、例えば液溜16部を負圧にすることによって動作中や
非動作中の液だれを防止することができ、より吐出量の
バラツキをおさえることができる。なお、この調圧手段
40を前記第1及び第2の発明の実施例に適用できるこ
とはもちろんである。
19  ・\−・ 発明の効果 以上述べたように、本発明によれば、板厚が薄く、幅の
広いピエゾ板を用い、油性インク、ホットメルトインク
、液晶やエステル類等のような比抵抗の大きな油性液体
を用いることにより、ピエゾ板の長さ方向の変位だけで
増幅用の部材を用いることのなく、圧力室に液体の吐出
に十分な圧力変化を生じさせることができる。このよう
に、構成を簡素化して微小液滴の吐出を行うことができ
る。したがって、製造コストの低下を図ることができ、
また、高集積性を図ることができる。また従来のような
増幅部材の接着のバラツキに起因するピエゾアクチーエ
ータのバラツキが極めて小さいので、各吐出ノズル間お
よび各ヘッド間の駆動電圧のバラツキを調整する調整回
路が不必要になり、駆動回路のコストの低下を図ること
ができる。
また、ピエゾ板の伸縮方向にストレスが作用するような
接合構造がないので、常温と100℃前後の温度変化(
熱衝撃)を頻繁に繰り返すホットメルト型インクジェッ
トヘッド等においては、ヘッドの劣化を大幅に抑えるこ
とができ、寿命や信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本発明の第1の実施例における液
滴吐出装置を示し、第1図は斜視図、第2図は分解斜視
図、第3図(atは縦断面図、第3図(blは要部拡大
図、第4図は第3図におけるL−IV線に沿う断面図、
第5図はピエゾ板の斜視図、第6図は上記実施例におけ
る駆動波形図、第7図は本発明の第2の実施例における
液滴吐出装置を示す縦断面図、第8図は本発明の第3の
実施例における液滴吐出装置を示す縦断面図、第9図お
よび第10図はそれぞれ従来の液滴吐出ヘッドを示す断
面図である。 1・・・溝形成部材、2・・・溝、3・・・蓋部材、4
・・・室、訃・・ピエゾ板、6・・・切り欠き部、12
・・・隙間、14・・貯液槽、15・・・ノズル部材、
20.22・・・液体供給流路、24・・・圧力室、2
5・・・吐出ノズノペ29・・・シール部材、31.3
1′・・・液循環口、36・・・ヒータ、37・・・温
度センサ、40・・・調圧手段。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)幅より深さ方向の寸法が大で、深さより長さ方向
    の寸法が大となるように形成された室と、少なくとも上
    記室の前側部に形成された圧力室と、この圧力室に連通
    された液体供給流路と、上記圧力室の前側に形成された
    吐出ノズルと、厚みおよび幅の寸法が上記室の幅および
    深さ寸法よりも小さく、長さ寸法が上記室の長さ寸法の
    1/2〜2倍であり、かつ電極が上記室の深さ方向の面
    と平行となる両側面に配され、上記室に挿入され、伸縮
    により上記圧力室内の液体に圧力変化を生じさせるピエ
    ゾ板とを備えた液滴吐出装置。
  2. (2)室とピエゾ板とに液体が満たされる隙間が形成さ
    れた請求項1記載の液滴吐出装置。
  3. (3)ピエゾ板が以下の寸法範囲である請求項1または
    2記載の液滴吐出装置。 厚さ0.1〜1.0mm 幅1.0〜4.0mm 長さ10〜50mm
  4. (4)ピエゾ板が一端に液体供給流路を形成するための
    切り欠き部を有する請求項1ないし3のいずれかに記載
    の液滴吐出装置。
  5. (5)ピエゾ板の切り欠き部が以下の寸法範囲である請
    求項4記載の液滴吐出装置。 縦0.1〜0.4mm 横0.1〜1.0mm(ピエゾ板厚み) 長さ1〜10mm
  6. (6)圧力室へ液体を供給する液体供給口が、ピエゾ板
    の切り欠き部に対向してピエゾ板の先端から0.5〜9
    .5mmの位置に配され、かつ前記液体供給口の開口面
    積が0.01〜0.6mm^2で、その長さが0.03
    〜0.5mmである請求項4または5記載の液滴吐出装
    置。
  7. (7)室が以下の寸法範囲である請求項1ないし6のい
    ずれかに記載の液滴吐出装置。 幅=ピエゾ板厚み+0.02〜0.2mm 深さ=ピエゾ板幅+0.02〜0.2mm 長さ=ピエゾ板長さ×(0.5〜2)mm
  8. (8)液体の比抵抗が、液体状態において、10^5Ω
    cm以上である請求項1ないし7のいずれかに記載の液
    滴吐出装置。
JP23674490A 1990-03-29 1990-09-05 液滴吐出装置 Pending JPH03281252A (ja)

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