JPH03278020A - 偏光素子 - Google Patents
偏光素子Info
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- JPH03278020A JPH03278020A JP2317583A JP31758390A JPH03278020A JP H03278020 A JPH03278020 A JP H03278020A JP 2317583 A JP2317583 A JP 2317583A JP 31758390 A JP31758390 A JP 31758390A JP H03278020 A JPH03278020 A JP H03278020A
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Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、ランダム偏光を一方向の偏光面を持つ直線偏
光に変換する偏光素子に関する。
光に変換する偏光素子に関する。
従来、ランダム偏光から一方向性偏光を得るためには、
偏光子や複屈折性結晶を用いて、特定の偏光面を有する
直線偏光のみを選択的に取り出す方法が一般的であった
。その代表例が偏光板である。これはお互いに直交する
偏光成分を持つランダム偏光である入射光のうち、片方
の直線偏光成分のみを選択的に吸収し、他方の直線偏光
成分のみを透過させることにより、一方向の偏光成分の
みを有する出射光に変換するものである。また、他には
複屈折性結晶を用いたものとしてローションプリズムや
ニコルプリズムが挙げられる。さらに、多層蒸着膜をガ
ラスで挟み込み、入射光を偏光面が互いに直交した2つ
の直線偏光として取り出す偏光ビームプリッタがある。
偏光子や複屈折性結晶を用いて、特定の偏光面を有する
直線偏光のみを選択的に取り出す方法が一般的であった
。その代表例が偏光板である。これはお互いに直交する
偏光成分を持つランダム偏光である入射光のうち、片方
の直線偏光成分のみを選択的に吸収し、他方の直線偏光
成分のみを透過させることにより、一方向の偏光成分の
みを有する出射光に変換するものである。また、他には
複屈折性結晶を用いたものとしてローションプリズムや
ニコルプリズムが挙げられる。さらに、多層蒸着膜をガ
ラスで挟み込み、入射光を偏光面が互いに直交した2つ
の直線偏光として取り出す偏光ビームプリッタがある。
しかし、従来の偏光板では光吸収の二色性を利用してい
るため一方向性偏光への変換効率が最大でも約45%と
低く、また、光吸収による発熱作用により偏光板自体が
熱破壊を生じる危険性を有していた。また、複屈折性結
晶等を用いたものでは偏光方向の異なる不必要な偏光成
分を反射等の手段により除去しているため、やはりこの
方式においても一方向性偏光への交換効率が最大50%
以下と低いことが問題となっている。
るため一方向性偏光への変換効率が最大でも約45%と
低く、また、光吸収による発熱作用により偏光板自体が
熱破壊を生じる危険性を有していた。また、複屈折性結
晶等を用いたものでは偏光方向の異なる不必要な偏光成
分を反射等の手段により除去しているため、やはりこの
方式においても一方向性偏光への交換効率が最大50%
以下と低いことが問題となっている。
そこで、本発明は以上のような問題点を解決するもので
、その目的とするとこをは、光吸収や反射によるロスを
ほとんど伴うことなく、ランダム偏光を一方向性偏光に
高効率で変換するコンノマクトな偏光素子を提供するこ
とにある。
、その目的とするとこをは、光吸収や反射によるロスを
ほとんど伴うことなく、ランダム偏光を一方向性偏光に
高効率で変換するコンノマクトな偏光素子を提供するこ
とにある。
〔課題を解決するための手段]
上記課題を解決するために本発明の偏光素子は、光源か
らのランダム偏光を偏光面が互いに直交する主に2つの
直線偏光成分(P偏光、S偏光)に空間的分離を行なう
ための手段と、該2つの直線偏光成分の偏光面を回転さ
せる手段であるところの2つのツイステッド・ネマティ
ック液晶素子と、該2つの直線偏光成分の内どちらか片
方の偏光面を対称反転させる手段であるところの反射ミ
ラーとから構成されることを特徴とする。また、前記2
つのツイステッド・ネマティック液晶素子による直線偏
光成分の偏光面回転角がP偏光に対してθ、S偏光に対
して90°−θであることを特徴とする。さらに、前記
光源からのランダム偏光を偏光面が互いに直交する主に
2つの直線偏光成分(P偏光、S偏光)に空間的分離を
行なうための手段が偏光ビームスプリッタであることを
特徴とする。
らのランダム偏光を偏光面が互いに直交する主に2つの
直線偏光成分(P偏光、S偏光)に空間的分離を行なう
ための手段と、該2つの直線偏光成分の偏光面を回転さ
せる手段であるところの2つのツイステッド・ネマティ
ック液晶素子と、該2つの直線偏光成分の内どちらか片
方の偏光面を対称反転させる手段であるところの反射ミ
ラーとから構成されることを特徴とする。また、前記2
つのツイステッド・ネマティック液晶素子による直線偏
光成分の偏光面回転角がP偏光に対してθ、S偏光に対
して90°−θであることを特徴とする。さらに、前記
光源からのランダム偏光を偏光面が互いに直交する主に
2つの直線偏光成分(P偏光、S偏光)に空間的分離を
行なうための手段が偏光ビームスプリッタであることを
特徴とする。
[作 用]
第2図及び第3図(a)〜第3図(c)を用いて本発明
の詳細な説明する。光源21からのランダム偏光15は
偏光ビームスプリッタ11により互いに強度の等しいP
偏光24とS偏光23に分離される(この時、S偏光は
偏光ビームスプリッタの複屈折層界面22で全反射され
る)。分離されたS偏光は第2のツイステッド・ネマテ
ィック液晶素子(以下TN液晶素子と略す)12を透過
する間に、出射光と対向する側からみて、時計回り(又
は反時計回り)に03の偏光面回転を受ける。ただし、
第2のTN液晶素子12は偏光ビームスプリッタのS偏
光側の出射面に対して平行に設置されている。この場合
の出射光の偏光方向を第3図(C)に示す。また、同様
にP偏光は第1のTN液晶素子13を透過する間にθl
の偏光面回転を受け、さらに、反射ミラー14により偏
光方向は対称反転(対称角θ2、θ2=90°−θ1)
される。ただし、第1のTN液晶素子13は偏光ビーム
スプリッタのP偏光側の出射面に対して平行に、また、
反射ミラー14はミラーの法線と第1のTN液晶素子が
45°の角度をなすように設置されている。この場合の
第1のTN液晶素子13及び反射ミラー14から出射光
の偏光方向を各々第3図(a)及び第3図(b)に示す
。
の詳細な説明する。光源21からのランダム偏光15は
偏光ビームスプリッタ11により互いに強度の等しいP
偏光24とS偏光23に分離される(この時、S偏光は
偏光ビームスプリッタの複屈折層界面22で全反射され
る)。分離されたS偏光は第2のツイステッド・ネマテ
ィック液晶素子(以下TN液晶素子と略す)12を透過
する間に、出射光と対向する側からみて、時計回り(又
は反時計回り)に03の偏光面回転を受ける。ただし、
第2のTN液晶素子12は偏光ビームスプリッタのS偏
光側の出射面に対して平行に設置されている。この場合
の出射光の偏光方向を第3図(C)に示す。また、同様
にP偏光は第1のTN液晶素子13を透過する間にθl
の偏光面回転を受け、さらに、反射ミラー14により偏
光方向は対称反転(対称角θ2、θ2=90°−θ1)
される。ただし、第1のTN液晶素子13は偏光ビーム
スプリッタのP偏光側の出射面に対して平行に、また、
反射ミラー14はミラーの法線と第1のTN液晶素子が
45°の角度をなすように設置されている。この場合の
第1のTN液晶素子13及び反射ミラー14から出射光
の偏光方向を各々第3図(a)及び第3図(b)に示す
。
ここで、上記2つのTN液晶素子はホモジニアス配向処
理され、光の入射側に位置する液晶分子のダイレクタ−
の方向が、TN液晶素子に入射する偏光の偏光方向と一
致するように構成されている。
理され、光の入射側に位置する液晶分子のダイレクタ−
の方向が、TN液晶素子に入射する偏光の偏光方向と一
致するように構成されている。
その結果、2つの出射光17.18は同じ偏光方向を有
する偏光となって合成される。
する偏光となって合成される。
ここで、上記第1及び第2のTN液晶素子による偏光面
の回転方向は必ずしも同じ方向である必要はないが、第
3図(a)及び第3図(C)においてθ1=90°−θ
3なる関係にあることが必要である。
の回転方向は必ずしも同じ方向である必要はないが、第
3図(a)及び第3図(C)においてθ1=90°−θ
3なる関係にあることが必要である。
以上のように、本発明では、光源からのランダム偏光を
偏光方向が互いに直交する2つの直線偏光に空間的に分
離した後、2つのTN液晶素子及び少なくとも1つの反
射ミラーを用いて、2つの直線偏光の偏光方向が等しく
なる様に合成することにより、ランダム偏光から特定の
直線偏光への交換を高効率で行なうことが出来る。
偏光方向が互いに直交する2つの直線偏光に空間的に分
離した後、2つのTN液晶素子及び少なくとも1つの反
射ミラーを用いて、2つの直線偏光の偏光方向が等しく
なる様に合成することにより、ランダム偏光から特定の
直線偏光への交換を高効率で行なうことが出来る。
以下、実施例に基づき本発明の詳細な説明する。
但し、本発明は以下の実施例に限定されるものではない
。
。
[実施例1]
本発明の偏光素子の実施例の一形態を第1図(斜視図)
に示す。併せて第2図も参照されたい。
に示す。併せて第2図も参照されたい。
以下、主要な構成要素に付いて説明する。偏光ビームス
プリッタ11はMa(Nielle型の可視広帯域用の
もので、光の入射側には反射防止膜(入射時の平均反射
率は0.7%以下)をコート済みのものを用いた。この
偏光ビームスプリッタは2つの直角プリズムの斜辺に多
層膜を形成し斜辺どうしを接合したもので、偏光の分離
性に優れている。
プリッタ11はMa(Nielle型の可視広帯域用の
もので、光の入射側には反射防止膜(入射時の平均反射
率は0.7%以下)をコート済みのものを用いた。この
偏光ビームスプリッタは2つの直角プリズムの斜辺に多
層膜を形成し斜辺どうしを接合したもので、偏光の分離
性に優れている。
偏光ビームスプリッタとしては、他の例えばプレート状
のものも光の波長域によっては十分使用可能である。第
1及び第2の液晶素子13.12は同一のスペックもの
もとし、Δn=0.264(20″C)であるネマティ
ック系液晶を用い、ギャップ長=7.0μmトンイスト
角=45°とした。なお、液晶素子と偏光ビームスプリ
ッタは同一のガラス材料(BK7)を用いて作製し、オ
プティカルコンタクトさせた0反射ミラー14はガラス
板(BK7)にアルミニウムを蒸着したもの(可視域で
概ね90%以上の反射率を有する)を用いた0反射ミラ
ーとしては、他にも銀を蒸着したものや誘電体多層膜を
コートしたものを用いてもよく、あるいは反射ミラーの
代わりに偏光ビームスプリッタを用いてもよい、また、
光源には200Wのキセノンランプを用いた。
のものも光の波長域によっては十分使用可能である。第
1及び第2の液晶素子13.12は同一のスペックもの
もとし、Δn=0.264(20″C)であるネマティ
ック系液晶を用い、ギャップ長=7.0μmトンイスト
角=45°とした。なお、液晶素子と偏光ビームスプリ
ッタは同一のガラス材料(BK7)を用いて作製し、オ
プティカルコンタクトさせた0反射ミラー14はガラス
板(BK7)にアルミニウムを蒸着したもの(可視域で
概ね90%以上の反射率を有する)を用いた0反射ミラ
ーとしては、他にも銀を蒸着したものや誘電体多層膜を
コートしたものを用いてもよく、あるいは反射ミラーの
代わりに偏光ビームスプリッタを用いてもよい、また、
光源には200Wのキセノンランプを用いた。
以上のような構成要素を用いた偏光素子において、光源
からのランダム偏光15は偏光ビームスプリッタ11に
より互いに強度が等しく、偏光方向が直交する2つの直
線偏光(P偏光24、S偏光23)に分離される。分離
されたS偏光は第2のTN液晶素子12を透過する間に
、出射光と対向する側からみて、時計回りに45° (
θ3=45°)の偏光面回転を受ける。ただし、第2の
液晶素子12は偏光ビームスプリッタのS偏光側の出射
面に対して平行に設置されている。また、同様にP偏光
は第1のTN液晶素子13を透過する間に45° (θ
1−45°)の偏光面回転を受け、さらに、反射ミラー
14により偏光方向は対称反転(対称角45°、つまり
、時計回りに90°回転する)される(θ2=45°)
。ただし、第1の液晶素子13は偏光ビームスプリッタ
のP偏光側の出射面に対して平行に、また、反射ミラー
14はミラーの法線と第1の液晶素子が45°の角度を
なすように設置されている。その結果、2つの出射光1
7.18は同じ偏光方向(θ2=03)を有し、なおか
つ進行方向が同しである偏光となる。したがって、これ
ら2つの光を合成することにより、はとんど光の損失を
伴うことなく、光源からのランダム偏光を高効率で特定
の直線偏光に変換することができた。
からのランダム偏光15は偏光ビームスプリッタ11に
より互いに強度が等しく、偏光方向が直交する2つの直
線偏光(P偏光24、S偏光23)に分離される。分離
されたS偏光は第2のTN液晶素子12を透過する間に
、出射光と対向する側からみて、時計回りに45° (
θ3=45°)の偏光面回転を受ける。ただし、第2の
液晶素子12は偏光ビームスプリッタのS偏光側の出射
面に対して平行に設置されている。また、同様にP偏光
は第1のTN液晶素子13を透過する間に45° (θ
1−45°)の偏光面回転を受け、さらに、反射ミラー
14により偏光方向は対称反転(対称角45°、つまり
、時計回りに90°回転する)される(θ2=45°)
。ただし、第1の液晶素子13は偏光ビームスプリッタ
のP偏光側の出射面に対して平行に、また、反射ミラー
14はミラーの法線と第1の液晶素子が45°の角度を
なすように設置されている。その結果、2つの出射光1
7.18は同じ偏光方向(θ2=03)を有し、なおか
つ進行方向が同しである偏光となる。したがって、これ
ら2つの光を合成することにより、はとんど光の損失を
伴うことなく、光源からのランダム偏光を高効率で特定
の直線偏光に変換することができた。
第4図に出射光の入射光に対する相対光強度分布を示す
。可視域において約80%以上の変換効率が得られてい
ること、また、変換効率の波長依存性が非常に少ないこ
とがわかる。なお、波長依存性に関しては液晶素子のパ
ラメータを変更することにより変化させることが可能で
ある。
。可視域において約80%以上の変換効率が得られてい
ること、また、変換効率の波長依存性が非常に少ないこ
とがわかる。なお、波長依存性に関しては液晶素子のパ
ラメータを変更することにより変化させることが可能で
ある。
また、本偏光素子では、入射光束に対して出射光束の幅
が広がるが、ミラーやレンズ等を用いて2つの光束の合
成を行なうことにより出射光束の幅を入射時のそれ以下
に出来ることは明らかであり、出射光束の幅の広がりは
何ら欠点とはならないことを付記しておく。さらに、反
射ミラー14の法線と第1の液晶素子のなす角度を45
°よりもやや大きくとることにより、上記のミラーやレ
ンズ等を用いなくても2つの光束を合成し、なおかつ合
成時の光束幅を拡げないようにすることは可能であるが
、その場合には合成距離が非常に長くなり、また、特定
偏光への変換効率が多少悪くなる。
が広がるが、ミラーやレンズ等を用いて2つの光束の合
成を行なうことにより出射光束の幅を入射時のそれ以下
に出来ることは明らかであり、出射光束の幅の広がりは
何ら欠点とはならないことを付記しておく。さらに、反
射ミラー14の法線と第1の液晶素子のなす角度を45
°よりもやや大きくとることにより、上記のミラーやレ
ンズ等を用いなくても2つの光束を合成し、なおかつ合
成時の光束幅を拡げないようにすることは可能であるが
、その場合には合成距離が非常に長くなり、また、特定
偏光への変換効率が多少悪くなる。
[実施例2]
実施例1と同様な偏光素子を作製した。ただし、第1の
液晶素子のツイスト角を出射光と対向する側からみて反
時計回りに30°とし、また、第2の液晶素子のツイス
ト角を出射光と対向する側からみて時計回りに30°と
した。この偏光素子においても可視域において、概ね8
0%以上の変換効率(特定の直線偏光のランダム偏光に
対する変換効率)が得られることが確認された。
液晶素子のツイスト角を出射光と対向する側からみて反
時計回りに30°とし、また、第2の液晶素子のツイス
ト角を出射光と対向する側からみて時計回りに30°と
した。この偏光素子においても可視域において、概ね8
0%以上の変換効率(特定の直線偏光のランダム偏光に
対する変換効率)が得られることが確認された。
以上説明したように本発明の偏光素子では、光源からの
ランダム偏光を偏光方向が互いに直交する2つの直線偏
光に空間的に分離した後、2つのTN液晶素子及び少な
くとも1つの反射ミラーを用いて、2つの直線偏光の偏
光方向が等しくなる様に合成することにより、ランダム
偏光から特定の直線偏光への変換を高効率で行なうこと
が出来る(つまり、光の利用効率に優れる)。このこと
は、従来に比べ一定の光源からより多くの特定直線偏光
を得られることを示し、また、言い替えれば、同じ強度
の特定偏光を得るに際して従来よりも小型の光源ですむ
ことを意味している。また、偏光面の回転を起こさせる
2つのTN液晶素子においてツイスト角、ツイスト方向
及び使用する液晶材料を適当に選択することにより、出
射光強度の波長依存性を制御できることから、2つの出
射光の合成時における光特性(スペクトル、光束の分布
等)を自由に制御することが可能であり、特に、出射光
束の断面積を大きく取る必要がある場合には有効である
。それ故、本発明の偏光素子は特定の直線偏光を必要と
する液晶表示素子の光源部、液晶プリンターの光源部な
どへの応用が最も効果的である。
ランダム偏光を偏光方向が互いに直交する2つの直線偏
光に空間的に分離した後、2つのTN液晶素子及び少な
くとも1つの反射ミラーを用いて、2つの直線偏光の偏
光方向が等しくなる様に合成することにより、ランダム
偏光から特定の直線偏光への変換を高効率で行なうこと
が出来る(つまり、光の利用効率に優れる)。このこと
は、従来に比べ一定の光源からより多くの特定直線偏光
を得られることを示し、また、言い替えれば、同じ強度
の特定偏光を得るに際して従来よりも小型の光源ですむ
ことを意味している。また、偏光面の回転を起こさせる
2つのTN液晶素子においてツイスト角、ツイスト方向
及び使用する液晶材料を適当に選択することにより、出
射光強度の波長依存性を制御できることから、2つの出
射光の合成時における光特性(スペクトル、光束の分布
等)を自由に制御することが可能であり、特に、出射光
束の断面積を大きく取る必要がある場合には有効である
。それ故、本発明の偏光素子は特定の直線偏光を必要と
する液晶表示素子の光源部、液晶プリンターの光源部な
どへの応用が最も効果的である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の偏光素子の一構成を示す斜視図。
第2図は本発明の偏光素子の機能を説明するための図。
第3図(a)は第1のTN液晶素子から出射される偏光
の偏光方向を示す図。 第3図(b)は反射ミラーから出射される偏光の偏光方
向を示す図。 第3図(C)は第2のTN液晶素子から出射される偏光
の偏光方向を示す図。 第4図は実施例で示した本発明の偏光素子により得られ
る出射光の強度スペクトルを表わす図。 11・・・偏光ビームスプリッタ 12・・・第2のTN液晶素子 13・・・第1のTN液晶素子 14・・・反射ミラー 15・・・ランダム偏光 16・・・第1のTN液晶素子から出射される偏光の偏
光方向 ・・・反射ミラーから出射される偏光の偏光方向 ・・・第2のTN液晶素子から出射される偏光の偏光方
向 21・・・光源 22・・・複屈折層界面 23・・・S偏光成分 24・・・P偏光成分 以上
の偏光方向を示す図。 第3図(b)は反射ミラーから出射される偏光の偏光方
向を示す図。 第3図(C)は第2のTN液晶素子から出射される偏光
の偏光方向を示す図。 第4図は実施例で示した本発明の偏光素子により得られ
る出射光の強度スペクトルを表わす図。 11・・・偏光ビームスプリッタ 12・・・第2のTN液晶素子 13・・・第1のTN液晶素子 14・・・反射ミラー 15・・・ランダム偏光 16・・・第1のTN液晶素子から出射される偏光の偏
光方向 ・・・反射ミラーから出射される偏光の偏光方向 ・・・第2のTN液晶素子から出射される偏光の偏光方
向 21・・・光源 22・・・複屈折層界面 23・・・S偏光成分 24・・・P偏光成分 以上
Claims (3)
- (1)光源からのランダム偏光を偏光面が互いに直交す
る主に2つの直線偏光成分(P偏光、S偏光)に空間的
分離を行なうための手段と、該2つの直線偏光成分の偏
光面を回転させる手段であるところの2つのツイステッ
ド・ネマティック液晶素子と、該2つの直線偏光成分の
内どちらか片方の偏光面を対象反転させる手段であると
ころの反射ミラーとから構成されることを特徴とする偏
光素子。 - (2)前記2つのツイステッド・ネマティック液晶素子
による直線偏光成分の偏光面回転角がP偏光に対してθ
、S偏光に対して90゜−θであることを特徴とする請
求項1記載の偏光素子。 - (3)前記光源からのランダム偏光を偏光面が互いに直
交する主に2つの直線偏光成分(P偏光、S偏光)に空
間的分離を行なうための手段が偏光ビームスプリッタで
あることを特徴とする請求項1記載の偏光素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2317583A JPH03278020A (ja) | 1990-03-13 | 1990-11-21 | 偏光素子 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2-61670 | 1990-03-13 | ||
JP6167090 | 1990-03-13 | ||
JP2317583A JPH03278020A (ja) | 1990-03-13 | 1990-11-21 | 偏光素子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03278020A true JPH03278020A (ja) | 1991-12-09 |
Family
ID=26402737
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2317583A Pending JPH03278020A (ja) | 1990-03-13 | 1990-11-21 | 偏光素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03278020A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05297337A (ja) * | 1992-04-17 | 1993-11-12 | Kodo Eizo Gijutsu Kenkyusho:Kk | 偏光変換素子および投写型液晶表示装置 |
US6038054A (en) * | 1997-03-25 | 2000-03-14 | Sharp Kabushiki Kaisha | Polarized-light converting elemental device having cholesteric crystal layer |
JP2006301519A (ja) * | 2005-04-25 | 2006-11-02 | Nikon Corp | 投射型表示装置 |
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1990
- 1990-11-21 JP JP2317583A patent/JPH03278020A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH05297337A (ja) * | 1992-04-17 | 1993-11-12 | Kodo Eizo Gijutsu Kenkyusho:Kk | 偏光変換素子および投写型液晶表示装置 |
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US6290358B1 (en) | 1997-03-25 | 2001-09-18 | Sharp Kabushiki Kaisha | Polarized-light converting optical system, a polarized-light converting elemental device, a polarized-light converting elemental device array and a projection-type display device using any one of those components |
JP2006301519A (ja) * | 2005-04-25 | 2006-11-02 | Nikon Corp | 投射型表示装置 |
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