JPH03277217A - 樹木掘り起こし工法と樹木掘り起こし装置 - Google Patents

樹木掘り起こし工法と樹木掘り起こし装置

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JPH03277217A
JPH03277217A JP7599990A JP7599990A JPH03277217A JP H03277217 A JPH03277217 A JP H03277217A JP 7599990 A JP7599990 A JP 7599990A JP 7599990 A JP7599990 A JP 7599990A JP H03277217 A JPH03277217 A JP H03277217A
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excavating
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は樹木の移植工法と、同工法を実施するのに適用
される樹木の移植装置に関する。
(従来の技術) 山林をゴルフ場や宅地等に造成する場合、樹木をすべて
伐採することは自然保護、緑地化保護上好ましくないこ
とから、潅木等は伐採排除するが、喬木等は隣接山地に
、またゴルフ場、宅地にあっては、庭園その他の必要な
場所に、これを移植して緑化をはかることが実施されて
いる。
従来、上述造成時や、造園時等における樹木の移植には
、樹木を掘り取り、これをトラック等搬送機にて積み込
み、そして積み卸し、さらにこれを植込むなどの各作業
が人海戦術を主体とし、部に機械が用いられているが、
当該機械化も、移植専用機によるものではなく、既存の
機械、例えば掘り取り時にはパワーショベル等、また搬
送機からの積み卸しにはチェーンブロック等を用いると
いったものであり、しかも、これ等の機械を用いる場合
にあっても、上記各作業には人為的な労力が不可欠とな
るものであり、また、成長した喬木の移植に際しては、
樹木の自重だけでなく、樹木の枯死防止と、活着を良く
する上で相当量の根と、根本の残土をも含めた高重量が
対象となる。
従って、上記従来手段によるときは、樹木に損傷を与え
ずに掘り取り、搬送、植込みを行なうのに多大な労(動
力と時間を費すこととなり、極めて非能率的であること
から、ゴルフ場造成等の場合、多数の樹木を移植するこ
とが技術的にも不可能となり、これを実施し得ても、そ
のため費用は莫大となるため、伐採してしまい別途購入
した樹木を希望箇所に植込むようにしているのが現況で
あり、当業者間にあっては適切な樹木移植工法及びその
装置の開発が望まれている。
そこで、こうした問題点を解消すべく樹木の掘り取りか
ら植込みまでを自走式車輌と、これに装@ごれた開閉式
のパケットタイプの掘削器とにより行うようにしたもの
が既に提案されているものの1 これらの場合には以下
の如く、その掘削手段に問題がある。
すなわち、掘削機を構成している一対のパケットを円弧
連動させながら、これを地中へ掘入閉動させるようにし
たものにあっては、樹木根木部の相切り幅に対して、ど
うしても過大な掘り込み状態を呈することとなり、この
結果5元来掘削抵抗が大きいこの種のパケットタイプに
あっては、当該抵抗がさらに大きなものとなるだけでな
く、樹木掘り増り後の残穴処理作業も面倒なものとなっ
ている。
また、一対のパケットを開動状態として地中へ掘入させ
た後1両パケットを地中で閉動させ、次に両パケットを
上昇させるようにしたものにあっては、多数の根の切断
抵抗力等により、地中でのパケット閉動に無理が生じ、
完全なパケット閉鎖が得られず、この結果、樹木の抜き
とり不能を招いたり、ざらにこれを回避するため幹の直
近からパケットを掘入させると、必要以上根を切り取っ
てしまうことになって、これでは樹木を枯死させてしま
うことにもなる。
(発明が解決しようとする課題) そこで本発明は、上述従来の技術の有するこのような問
題点に鑑みて検討の結果請求項(1)の樹木の移植工法
にあっては、左右のロータリーカッターによって樹木根
本部の左右方向における地盤から1下方向までの地盤を
切断するようにすることにより、樹木根木部の形態に対
応した掘削幅及び掘削深度をもって、最も望ましい状態
にしてかつ根を損傷することなしに簡易にして、しかも
樹木の掘り取りから搬送、植え込みまでを作業性良く能
率的に行ない得るようにしようとしており、請求項(2
)の移植装置にあっては、同上工法に適用することで、
これを効率的に実施し得るようにするのが、その目的で
ある。
(課題を解決するための手段) 本願の請求項(1)にあっては、上記目的を達成するた
め、ブルドーザ等の自走式主導機に上下可動なるよう連
結した掘削兼搬送機を用いて樹木の移植を実施する工法
において、その掘削兼搬送機を上記主導機上で操縦する
ことにより、該掘削兼搬送機の左右下部に対設してある
側枠板を地盤に対して所望の傾斜角度に保持するととも
に、該各側板の下部に対設した掘削兼担持用板に対設し
てあるロータリーカッターを駆動回転させながら内側へ
回転させて、当該両ロータリーカッターにより樹木根本
部の左右方向地盤を、その樹木根本部と対応した幅及び
深さにて傾斜状に切断し、その後、ロータリーカッター
を駆動回転させながら側枠板下部の掘削兼担持用板を各
々内側に向け水平状に摺動させて閉鎖状態とすることに
より、樹木根木部の下方向地盤及び下方向に延出する根
を切断し、当該樹木を根本部から掘り取って掘削兼搬送
機で担持し、これを植込み穴まで搬送して同穴に落し込
み、植込むことを特徴とする樹木の移植工法を提供しよ
うとしている。
次に本願請求項(2)では樹木を受容可能な二軸方向の
寸法を有して前端を開口し平面略コ字形状に形成したフ
レームと、該フレームの左右両側下部に、少なくとも各
々が外側に傾斜上昇させた位置から内側へ略垂直に下降
する位置の範囲で回転可能に枢着した左右の側枠板と、
該各側枠板の下部に、各々が外側へ摺動させた開口位置
から内側へ対向して略水平に閉鎖する位置の範囲で摺動
可能に支承され、かつ、各々の対向端に前後方向に長い
ロータリーカッターを水平に軸支した掘削兼担持用板と
、上記両側枠板及び両掘削兼担持用板並びにロータリー
カッターを駆動する油圧ジヤツキ、油圧モーター等の駆
動機構とにより樹木の掘削兼搬送機を構成し、上記掘削
兼搬送機をブルドーザ等による自走式主導機の端部にア
ーム及び油圧ジヤツキ等の昇降駆動機構により上下駆動
可能に、かつ同主導機上にて昇降及び側枠板、ロータリ
ーカッターの回転動作並びに掘削兼担持用板の開閉動作
を制御可能なるよう連結したことを特徴とする樹木の移
植装置をその内容としている。
(作   用) 上記のように構成された移植装置にあっては、当該移植
装置を主導機の運転により移植する樹木の近くまで移動
させるが、この時、掘削兼搬送機は上昇させておく。
目的の樹木に近接したならば、まず、左右の側枠板を外
側へ回転させ、該各側枠板に対設させである掘削兼担持
用板を内側に向け傾斜下降させ、正面略逆ハの字形状に
開口する。
このようにして主導機により掘削兼搬送機を前進させ、
そのコ字形フレームの開口部から樹木を機内の略中央部
に受容させる。
次いで、駆動機構により掘削兼搬送機を下降させながら
左右のロータリーカッターを駆動回転するとともに、左
右の側枠板を略垂直位置となるまで内側に向け回転させ
ると、樹木根本部の左右両側部の地盤と、根の外側へ長
く延出されている部分はロータリーカッターにより切断
される。
即ち、樹木根本部の左右両側部は根まわしされたことに
なる。
このようにして、樹木根本部の左右両側地盤を、同根木
部と対応した幅及び深さに切断し、その後、駆動機構に
より左右の両掘削兼担持用板を内側に向け水平に摺動さ
せると、樹木根本部の下方向の地盤と、根の下方向に長
く延出されている部分は上記両ロータリーカッターによ
り切断されると同時に、樹木根木部は左右の掘削兼担持
用板上に担持される。
即ち、根本は、その左右両側部と下方部が根まわしされ
ると同時に掘削兼担持用板上に担持されるので、この状
態で、もちろん当該樹木はコ字形フレーム内に挿入され
るから、倒れ防止のために樹木を機体に支持させる。
このようにした後、主導機により掘削兼搬送機を上昇さ
せ、また必要に応じて昇降動作を繰り返し行なうと、根
本部から前後方向へ延出している根は引き抜かれるか、
または切断されるので、さらに動機を上昇させれば、樹
木は、その根本部が略球根状となって掘り取られると同
時に両掘削兼担持用板上に起立状態に担持される。
このようにして樹木を掘り取り、担持した後は、主導機
を走行して掘削兼搬送機上の樹木を目的の移植場所まで
移動すれば掘り取った樹木を所望場所まで起立した状態
で搬送することができる。
従って、移植場所に予め植込み穴を用穴しておけば、該
穴上に掘削兼搬送機を進めた後、上記掘削兼担持用板を
外側へ徐々に摺動させて開いて、さらに、左右の側枠板
を外側へ回転させて掘削兼担持用板を内側に向けて傾斜
させていくと、当該掘削兼担持用板上から滑落して植込
み穴内に落し込ませることができる。
また、樹木の植木込み向きは、主導機を走行して自在に
行なうことができるので、所望向きに上述のようにして
鮪込み穴に落し込んだ後、樹木の姿勢を正して、根本部
に盛土して移植完了することができる。
また、上述したようにして樹木根本部の左右方向地盤を
切断した後、主導機により掘削兼搬送機を−1−昇させ
、該機を例えば90度旋回させ、上述したようにして樹
木根本部の前後方向地盤を切断するとともに、根本部の
下方向地盤を切断し、樹木を機体に担持させるようにす
る。
このようにすれば、機体上昇時の抵抗が少なくなるとと
もに、樹木根木部から外側及び下方へ延出している根を
ロータリーカッターにより切断されることになるので、
特に大きい樹木を移植する場合に都合が良い。
(実 施 例) 以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する
まず、本願の請求項(1)である移植工法に先だって、
同工法に適用されるところの請求項(2)たる移植装置
について説明する。
第1図ないし第7図に示したように、ブルドーザ等の自
走式主導In、1に掘削兼搬送41!2が連結されるも
ので、その掘削兼搬送機2は、樹木3を起立したままの
状態にて受容可能に前端を開口部4とし7て平面略コ字
形状に形成したフレーム5にあって、その左右両側枠部
6,6の外側下部に、同側枠部6.6よりも前後方向に
長く形成されている側枠板7.7を、第5図のように外
側に正面略/\の字形状に回転上昇させた位置から、第
3図、及び第4図に示した鉛直状の位置となるまでの範
囲(約40〜60度)で回転可能に、かつ上記フレーム
5の前端から前方へ突出させた状態にて対向させて枢着
部8,8により枢支されている。
また、上記両側枠板7,7には、各々の後端から内側に
向けて作動板7a、7aが対向曲設され、その内端が、
前記フレーム5の後側枠部9における左右にあって枢着
部10.10により各々枢支された油圧ジヤツキ等の駆
動機構11.11における出力軸11a、lla と、
枢着部12.12により枢支され、この駆動機構11.
11によって上記枢着部8.8を中心として側枠板7.
7が駆動回転されるようになっている。
旧訳両側枠板7,7の下部には、内端にロータリーカッ
ター13.13を配設して形成した板状の掘削兼担持用
板14.14が、第4図に示した外側に摺動して開口し
た位置から、第1図及び第3図に示した内側に摺動して
閉じた位置となる範囲にて、水平方向へ開閉動可能なる
よう対向して配設されている。
また、上記両掘削兼担持用板14.14は、その前後両
端部が、上記両側枠板7,7の前後両側部にあって、枢
着部15.15により枢支された油圧ジヤツキ等の駆動
機構16 、16の出力軸lea、leaと枢着部17
 、17により枢支され、この駆動機構16.16によ
って左右方向への上記開閉動が可能となるよう当該両掘
削兼担持用板14.14が支持されている。
さらに、当該両掘削兼担持用板14.14は、上記両側
板枠7,7の下端から、前後方向に所定の間隔をおいて
垂設したブラケット18.18に回転自在なるよう軸支
した案内ローラ19.19に内面(上面)が案内されて
、上記駆動機構1fl、leによる左右方向への開閉動
が円滑に行なわれるようにしてある。
ここで、上記ロータリーカッター13.13は、上記両
側枠板7,7の対向端部にあって、前後方向に長く、か
つ水平に対設した帯状である支持板20.20の前後両
端部に垂直軸25.26により回転自在に軸支された前
部スプロケット21と後部スプロケット22に、複数個
の切断刃23a・・・・・・を所定間隔毎に付設してな
る駆動チェーン23を巻装して形成されており、後部ス
プロケット22の垂直軸26が、各支持板20.20の
後部上面に固定して配設されている油圧モータ等による
駆動機構27.27の図示しない駆動軸に連結され、こ
の駆動機構27.27によりロータリーカッター13.
13は駆動回転される。
上述掘削兼搬送機2は、そのフレーム5の基端、つまり
、後側枠部9を前記主導機lの前端にあって、該主導4
11における油圧シリンダ等の駆動機構28により、上
下方向へ回動自在なるよう枢着部29にて枢支のアーム
30と、該アーム30に油圧シリンダ等の駆動機構31
により上下方向へ回動自在なるよう枢着したアーム32
により枢支されて、上記各駆動機構28.31によって
、水平状態のまま、または前後方向にあって任意に傾斜
させた状態で昇降動可能なるよう設けられている。
そして、上記掘削兼搬送@2の昇降動作と、その左右の
側枠板7.7の回転動作と、その左右の掘削兼担持用板
14.14の左右方向への開閉動作及びロータリーカッ
ター13.13の回転動作は、主導機lの操縦室33に
て、すべて操縦できるように、上記各駆動機構11,1
1 、1B、if(・・・・・・、27,2728.2
8.31.31を主導機lの図示しない油圧ユニットと
接続してある。
なお、上記フレーム5には、その後側枠部9から前方へ
平行状に樹木の支持棒(図示せず)を突設させておくと
、樹木を掘り取り、担持する際、該支持棒に樹木を起立
状態に支持できて好都合である。
次いで本願の請求項(1)に係る移植工法につき、以下
説明する。
本工法は、上述の如き掘削兼搬送#I2をブルドーザ等
の自走式主導機1に連結し、当該主導機1上における操
縦により、当該掘削兼搬送@2の昇降及び前記側枠板7
.7の回転動作並びに掘削兼担持用板14.14の開閉
動作、そしてロータリーカッター13.13の回転動作
を制御しながら実施することとなる。
すなわち、上述掘削兼搬送機2を上昇状態とし、左右の
側枠板7.7を外側へ回転傾斜させ、左右の掘削兼担持
用板14.14は各々外側に摺動させて開いた状態にし
て正面略逆ハの字形状に保持し、この状態において、第
8図のように、上記掘削兼搬送II!12を移植しよう
とする樹木3の位置まで移動させ、平面略コ字形状とし
たフレーム5の開口部4から、当該フレーム5内に受容
できるよう前進させる。
この時、同機2を上昇状態のまま前進させ、フレーム5
の中央部まで樹木3を受容されることで、左右のロータ
リーカッター13.13を第8図(イ)の位置に保持す
る。
かかる位置で同機2の前進を停止させた後、主導機l上
にて、上記ロータリーカッター13.13を各々駆動回
転するとともに、左右の側枠板7.7を各々内側へ駆動
回転させながら同機2を下降すると、角ロータリーカッ
ター13 、13は第8図の(イ)の位置から(ロ)(
ハ)の位おに押し進められ、これにより樹木根本部3a
の左右方向の地盤Gと、左右方向に延出する根3bを同
ロータリーカッター13.13にて切断する。
このようにすることで、上記両側枠板7.7の回転によ
る両ロータリーカッター13.13の弧状移動軌跡に沿
って樹木根本部3aの左右方向地盤Gは、第9図のよう
に断面略弧状の溝形状に切断される。
左右の側枠板7,7は、垂直位置が回転下降限であるか
ら、その垂直位置に停止した後は、駆動機構16,11
3により左右の掘削兼担持用板14 、14を各々内側
に摺動させて、両ロータリーカッター13.13を第8
図(ハ)の位置から第9図(ニ)の位置に進め、さらに
(ホ)の位置まで前進させて掘削兼担持用板14.14
を閉じ、樹木根本部3dの下方向の地盤G゛と、同根本
部3aから下方に延出する根3cをロータリーカッター
13.13にて切断すると同時に、樹木根木部3aを両
掘削兼担持用板14.14上に担持する。
次いで、主導機lの操縦により、同機2を上昇すると、
予めロータリーカッター13.13により樹木根木部3
dの左右方向の地盤G及び根3bと、同根本部3aの下
方向の地盤G°及び根3cは切断されているので、@1
0図に示すように掘り取って同機2に担持でき、樹木3
は起立状態を保持する。
また、同機2の上昇時に、樹木根木部3aの前後方向に
延出する切断されない根は引き抜かれることになるから
1例えば移植する樹木が大きく、根本部の前後方向にも
太い根が多数延出している場合には、予め上述と同様に
して、樹木根本部3aの前後方向の地盤及び根を切断し
、然る後、上述のように樹木根木部3aの左右方向地盤
、根及び下方向地盤、根を切断するようにすれば、樹木
根本部3aの前後方向に延出する根を無理に引き抜く必
要はなくなるので、大きい樹木でも、根本部3aから球
体状にて、かつ容易に掘り取れると同時に、掘り取った
樹木を同機に担持することができる。
樹木3を掘り取って同機2に担持した状態で機体を目的
の移植地まで移動することで、掘り取った樹木3を移植
地まで搬送し、予め用穴してある植込み穴(図示せず)
上に機体を移動して停止させた後、主導機l上で掘削兼
担持用板14.14を開口動作すると、樹木3は同掘削
兼担持用板14.14上から植込み穴に落し、樹木3の
姿勢を正した後、根本部3aの盛土して植込みを完了す
る。
また、掘削兼担持用板14.14の開き動作と、左右の
側枠板7.7の外側への回転動作を同時に行なうように
すると、樹木3は上記掘削兼担持用板14.14を滑落
することとなって植込み穴への落し込みをさらに容易に
することができる。
さらに、小さい樹木の場合は、同機2を前方へ傾斜する
ことで、樹木3を再掘削兼担持用板14.14に沿って
植込み穴に滑落させることも可能である。
第11図は傾lI4地にある樹木3を掘り取る場合を例
示したもので、この場合は、樹木根木部3aの左右方向
地盤Gの、傾斜上昇側地盤G”と、傾斜下降側地盤G”
′に対応して左右の側枠板7.7及び再掘削兼担持用板
14.14を別々に動作して両ロータリーカッター13
.13のうち、一方のロータリーカフター13を図示の
(ロ)(ハ)(ニ)(ホ)の位置に進め、他方のロータ
リーカッター13は(ロ)゛(ハ)′の位置に進めて樹
木根本部3aの左右方向及び下方向の地盤G”、G”及
び根3b、3cを切断すると同時に、同機2に担持する
以上は、樹木3を掘り取って担持し、所望場所まで搬送
した後、移植する場合であるが、本発明下Uによると、
同一場所にて樹木3を他方向に向きを変えて移植する場
合にも適用されること勿論である。
(発明の効果) 以上説明したように、請求項(1)による樹木の移植工
法によれば、樹木の根まわし、掘り取り、担持、搬送、
植込みの一連の移植作業を、すべて機械的に行なうこと
ができることは勿論のこと、ロータリーカッターを対設
してある左右の掘削兼担持用板を、左右の側枠板によっ
て傾斜状態に上昇保持させておき、これを内側に向け回
転下降させながら、両ロータリーカッターにより樹木根
本部の左右方向地盤を切断し、その後、両掘削兼担持用
板を各々内側に向けて水平に摺動し、水平状の閉鎖状態
とすることにより樹木根本部の下方向の地盤及び根まで
を切断し、樹木根本部の左右方向地盤及び下方向地盤を
、同根本部と対設した幅及び深さに切断して当該樹木を
根本部から掘り取るようにしたので、上記において、ロ
ータリーカッターによって切断しながら掘削兼担持用板
を地中へ掘入させることから、フォーク状の爪やパケッ
トに比へて地盤切り込み時の抵抗が小さくなり、掘削幅
や根切り幅を、樹木根本部に対して常に対応させること
ができるとともに、特に、樹木根本部の下方向地盤と、
下方向に延出した根までもを切断してしまうので、掘削
深度も、両ロータリーカッターの切断深さにより、簡易
に適切な状態とすることができるだけでなく、掘り取り
の際、下方に延出した根を引き抜くのではないから、過
大な抵抗力を受けず、傷めない状態で地上へ容易に掘り
取ることができ、しかも根本部に十分量の残土を保持し
得ることとなって、樹木を根本部から球根性に掘り取る
ことができることにより、移植後の活着を良くすること
ができる。
また、請求項(2)の樹木の移植装置によれば、上述工
法に適用できる諸機能は勿論備えており、特に掘削兼搬
送機は、そのフレームの左右下部に、回転可能に対設し
た左右の側枠板を介在して、左右の掘削担持用板を水平
方向へ摺動により開閉可能に対設され、該掘削担持用板
にロータリーカッターを対設した構成であるから、左右
のロータリーカッターにより、樹木根木部の左右方向地
盤はもとより、下方向の地盤及び根をも完全に切断する
ことができ、この結果地中への掘入抵抗が少なくなり、
もって掘削幅及び掘削深さを容易、かつ適切に行なうこ
とができるだけでなく。
樹木掘り上げを簡易に、しかも根本部に残土を十分保持
した状態で行なうことができ、さらに。
連の移植作業時、各部に無理な力が作用しないので耐久
性にも優れたものを提供し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は請求項(1)に係る樹木の移植工法に用いられ
る請求項(2)に係る移植装置の全体平面図、第2図は
同装置の側面図、第3図は同装置の正面図、第4図、第
5図は同装置において左右の掘削兼担持用板を水平状に
開いた状態と左右へ傾斜状に上昇した状態の各正面図、
第6図はそのフレーム側枠板、掘削兼担持用板、ロータ
リーカッターの関連を示した部分斜視図、第7図は同上
フレームと掘削兼担持用板との関係を示す斜視図、第8
図ないし第11図は同上工法の移植工程順を示した各工
程説明図である。 1・・・・・・主導機 2・・・・・・掘削兼搬送機 3・・・・・・樹木 3a・・・・・・根本部 5・・・・・・フレーム 7.7・・・・・・側枠板 13.13・・・・・・ロータリーカッター14.14
・・・・・・掘削兼担持用板11.18.27,28.
31・・・・・・駆動機構30.32 ・・・・・・アーム G、G’・・・・・・地盤

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ブルドーザ等の自走式主導機に上下可動なるよう
    連結した掘削兼搬送機を用いて樹木の移植を実施する工
    法において、その掘削兼搬送機を上記主導機上で操縦す
    ることにより、該掘削兼搬送機の左右下部に対設してあ
    る側枠板を地盤に対して所望の傾斜角度に保持するとと
    もに、該各側板の下部に対設した掘削兼担持用板に対設
    してあるロータリーカッターを駆動回転させながら内側
    へ回転させて、当該両ロータリーカッターにより樹木根
    本部の左右方向地盤を、その樹木根本部と対応した幅及
    び深さにて傾斜状に切断し、その後、ロータリーカッタ
    ーを駆動回転させながら側枠板下部の掘削兼担持用板を
    各々内側に向け水平状に摺動させて閉鎖状態とすること
    により、樹木根本部の下方向地盤及び下方向に延出する
    根を切断し、当該樹木を根本部から掘り取って掘削兼搬
    送機で担持し、これを植込み穴まで搬送して同穴に落し
    込み、植込むことを特徴とする樹木の移植工法。
  2. (2)樹木を受容可能な二軸方向の寸法を有して前端を
    開口し平面略コ字形状に形成したフレームと、該フレー
    ムの左右両側下部に、少なくとも各々が外側に傾斜上昇
    させた位置から内側へ略垂直に下降する位置の範囲で回
    転可能に枢着した左右の側枠板と、該各側枠板の下部に
    、各々が外側へ摺動させた開口位置から内側へ対向して
    略水平に閉鎖する位置の範囲で摺動可能に支承され、か
    つ、各々の対向端に前後方向に長いロータリーカッター
    を水平に軸支した掘削兼担持用板と、上記両側枠板及び
    両掘削兼担持用板並びにロータリーカッターを駆動する
    油圧 ジャッキ、油圧モーター等の駆動機構とにより樹木の掘
    削兼搬送機を構成し、上記掘削兼搬送機をブルドーザ等
    による自走式主導機の端部にアーム及び油圧ジャッキ等
    の昇降駆動機構により上下駆動可能に、かつ同主導機上
    にて昇降及び側枠板、ロータリーカッターの回転動作並
    びに掘削兼担持用板の開閉動作を制御可能なるよう連結
    したことを特徴とする樹木の移植装 置。
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