JPH03276546A - イオン源 - Google Patents

イオン源

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JPH03276546A
JPH03276546A JP2080414A JP8041490A JPH03276546A JP H03276546 A JPH03276546 A JP H03276546A JP 2080414 A JP2080414 A JP 2080414A JP 8041490 A JP8041490 A JP 8041490A JP H03276546 A JPH03276546 A JP H03276546A
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JP
Japan
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ion source
electron beam
source box
sample gas
gas
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Pending
Application number
JP2080414A
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English (en)
Inventor
Gohei Toyoda
豊田 剛平
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Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、ガスクロマトグラフィ質量分析計(以下、G
C/MS)などに装備されるイオン源に関する。
〈従来の技術〉 GC/MSにおいては、ガスクロマトグラフで成分分離
された試料ガスをイオン化した後、質量分析計に導入し
て質量分離を行い、試料の定性、定量分析などを行う。
このような試料ガスのイオン化には、電子衝撃イオン化
法(Er)によるイオン源や、化学イオン化法(CI)
によるイオン源などが用いられる。
たとえば、電子衝撃イオン化法によるイオン源としては
、従来、第2図に示すような構成が採られている。この
イオン源1゜は、イオン化室を構成するイオン源ボック
ス2を有し、このイオン源ボックス2の外方には、この
イオン源ボックス2を挟んでフィラメント4とトラップ
6とが、さらに、これらのフィラメント4とトラップ6
の外方にはコリメーションマグネット8a、8bがそれ
ぞれ対向配置されている。さらに、イオン源ボックス2
には、試料ガス導入口IOとイオン出射口12とがそれ
ぞれ形成されるとともに、フィラメント4とトラップ6
のそれぞれの対向位置に電子ビームの通過孔14a、1
4bが形成されている。なお、16はガス導入口10に
接続されたキャピラリカラム、18はイオン引出兼収束
用のレンズ電極である。
この構成において、試料ガス導入口10を通してイオン
源ボックス2の内部に試料ガスが導入されると、この試
料ガスは、フィラメント4から放出される熱電子により
衝撃されてイオン化され、出射口12からレンズ電極1
8により引き出されて図外の質量分析計に供給される。
一方、化学イオン化用のイオン源では、第2図に示す構
成に加えて、イオン源ボックス2に反応ガス導入口26
を設け、ここから反応ガスを導入して電子衝撃によって
反応ガスをイオン化し、このイオンと試料ガスとの間で
、いわゆるイオン分子反応を起こして試料ガスをイオン
化する。
上記のいずれのイオン化の場合においても、コリメーシ
ョンマグネット14a、14b間の磁場によってフィラ
メント4からの熱電子を螺旋運動させることにより、試
料ガスあるいは反応ガスへの熱電子の衝撃の確率を高め
るようにしている。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、コリメーションマグネットを設けた場合
でも、イオン源ボックス内に導入される試料ガスあるい
は反応ガスは、直ちにイオン化室内において空間的に広
く拡散するので、熱電子によって試料ガスや反応ガスが
衝撃される確率が相対的に低くなる。このため、イオン
化効率が未だ不十分で、大きな検出感度を得ることが困
難であった。
〈課題を解決するための手段〉 本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであっ
て、イオン化効率を従来よりも一層高め、大きな検出感
度が得られるようにするものである。
そのため、第1の発明では、イオン化室を構成するイオ
ン源ボックスを有し、このイオン源ボックスの外方には
、このイオン源ボックスを挟んでフィラメントとトラッ
プとが対向配置され、かつ、イオン源ボックスには、試
料ガス導入口とイオン出射口とが形成されるとともに、
前記フィラメントとトラップのそれぞれの対向位置に電
子ビームの通過孔が形成されている電子衝撃イオン化用
のイオン源において、イオン源ボックスの内壁に電子ビ
ームの通過方向を横切る方向に隔壁か突設されて前記試
料ガス導入口に連通ずるガス流路が形成され、かっ、前
記隔壁には前記通過孔と同軸に電子ビームの通過用の透
孔が形成されていることを特徴としている。
また、第2の発明では、イオン化室を構成するイオン源
ボックスを有し、このイオン源ボックスの外方には、こ
のイオン源ボックスを挟んでフィラメントとトラップと
が対向配置され、かっ、イオン源ボックスには、試料ガ
ス導入口、反応ガス導入口およびイオン出射口がそれぞ
れ形成されるとともに、前記フィラメントとトラップの
それぞれの対向位置に電子ビームの通過孔が形成されて
いる化学イオン化用のイオン源において、・イオン源ボ
ックスの内壁に電子ビームの通過方向を横切る方向に隔
壁が突設されて前記ガス導入口と反応ガス導入口とに連
通ずるガス流路が形成され、かつ、前記隔壁には訂記通
過孔と同軸に電子ビームの通過用の透孔が形成されてい
ることを特徴としている。
く作用〉 上記構成において、試料ガス導入口(あるいは反応ガス
導入口)からイオン源ボックス内に入った試料ガス(あ
るいは反応ガス)は、拡散が制限されて隔壁により形成
されたガス流路に沿って流れる。このガス流路は、電子
ビームの通過方向を横切る方向に折り返して形成されて
いるため、ガス流路を流れる試料ガス(あるいは反応ガ
ス)は、通過孔と透孔を通って入射される電子ビームを
横切るたびに電子衝撃されてイオン化される。すなわち
、電子衝撃される頻度が相対的に多くなるので、イオン
化効率が一層高められる。
〈実施例〉 第1図は本発明の実施例に係る電子衝撃イオン化用のイ
オン源の断面図であり、第2図に示した従来例に対応す
る部分には同一の符号を付す。
同図において、符号Iはイオン源の全体を示し、2はイ
オン源ボックス、4はフィラメント、6はトラップ、8
a、8bはコリメーションマグネット、10は試料ガス
導入口、12はイオン出射口、14a、14bは電子ビ
ームの通過孔、16はキャピラリカラム、!8はレンズ
電極であり、これらの構成は第2図に示した従来例の場
合と同様であるから、ここでは説明を省略する。
この実施例の特徴は、イオン源ボックス2の内壁に電子
ビームの通過方向を横切る方向に複数の隔壁20.22
.24が交互に突設されており、これにより、順次折り
返されながら末端にて試料ガス導入口10に連通ずるガ
ス流路が形成されている。そして、各々の隔壁20.2
2.24には前述の通過孔14aS 14bと同軸に電
子ビームの通過用の透孔20a、22a、24aが形成
されており、さらに、イオン出射口12に対向する隔壁
24の部分にはりベラ電極26が設けられている。
上記構成において、試料ガス導入口lOからイオン源ボ
ックス2内に入った試料ガスは、各隔壁20.22.2
4により形成されたガス流路に沿って流れる。このガス
流路は、電子ビームの通過方向を横切る方向に折り返し
て形成されているため、ガス流路を流れる試料ガスは、
通過孔+4a、14bと透孔20a、22a、24aを
通って入射される電子ビームを横切るたびに電子衝撃さ
れてイオン化されろ。すなわち、試料ガスが電子ビーム
を複数回横切って流れることになるので、電子衝撃され
る頻度が従来に比べて相対的に多くなり、イオン化効率
が一層高められる。
こうして、イオン化された試料は、リペラ電極26てイ
オン出射口12側に導かれてレンズ電極18により引き
出されて図外の質量分析計に供給される。
一方、化学イオン化用のイオン源では、第1図に示す構
成に加えて、試料ガス導入口10の近接位置に反応ガス
導入口26を設け、ここから反応ガスを導入する。この
反応ガスは、電子衝撃によってイオン化され、このイオ
ンと試料ガス導入口IOから導入される試料ガスとの間
で、いわゆるイオン分子反応を起こして試料ガスがイオ
ン化される。
この場合も、ガス流路を流れる反応ガスは、電子ビーム
を横切るたびに電子衝撃されてイオン化されるので、電
子衝撃される頻度が従来に比べて相対的に多くなり、イ
オン化効率が一層高められる。
なお、上記の実施例では、ガスクロマトグラフのキャピ
ラリカラム16を使用して試料ガスを導入する場合につ
いて説明したが、これに限定されるものではなく、たと
えば、液体クロマトグラフで成分分離された液体試料を
加熱、気化するベーパライザを使用する場合にも、本発
明のイオン源を適用することができる。この場合、イオ
ン源ボックス2には、真空ポンプが直結されて余分なガ
スが排気される。
〈発明の効果〉 本発明によれば、イオン源ボックスに導入された試料ガ
スあるいは反応ガスは、隔壁により形成されたガス流路
を通過することにより電子ビームを複数回横切るので、
電子衝撃される頻度が従来よりも多くなり、イオン化効
率が一層高められて検出感度が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係るイオン源の断面図、第2
図は従来のイオン源の断面図である。 1・・・イオン源、4・・・フィラメント、6・・・ト
ラップ、lO・・・ガス導入口、12・・・イオン出射
口、20.22.24・・・隔壁、20a、 22a、
 24a・・・透孔、26・・・反応ガス導入口。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)イオン化室を構成するイオン源ボックスを有し、
    このイオン源ボックスの外方には、このイオン源ボック
    スを挟んでフィラメントとトラップとが対向配置され、
    かつ、イオン源ボックスには、試料ガス導入口とイオン
    出射口とが形成されるとともに、前記フィラメントとト
    ラップのそれぞれの対向位置に電子ビームの通過孔が形
    成されている電子衝撃イオン化用のイオン源において、
    前記イオン源ボックスの内壁に電子ビームの通過方向を
    横切る方向に隔壁が突設されて前記試料ガス導入口に連
    通するガス流路が形成され、かつ、前記隔壁には前記通
    過孔と同軸に電子ビームの通過用の透孔が形成されてい
    ることを特徴とする電子衝撃イオン化用のイオン源。
  2. (2)イオン化室を構成するイオン源ボックスを有し、
    このイオン源ボックスの外方には、このイオン源ボック
    スを挟んでフィラメントとトラップとが対向配置され、
    かつ、イオン源ボックスには、試料ガス導入口、反応ガ
    ス導入口およびイオン出射口がそれぞれ形成されるとと
    もに、前記フィラメントとトラップのそれぞれの対向位
    置に電子ビームの通過孔が形成されている化学イオン化
    用のイオン源において、 前記イオン源ボックスの内壁に電子ビームの通過方向を
    横切る方向に隔壁が突設されて前記ガス導入口と反応ガ
    ス導入口とに連通するガス流路が形成され、かつ、前記
    隔壁には前記通過孔と同軸に電子ビームの通過用の透孔
    が形成されていることを特徴とする化学イオン化用のイ
    オン源。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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