JPH03275426A - 容器の殺菌方法 - Google Patents
容器の殺菌方法Info
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- JPH03275426A JPH03275426A JP6085090A JP6085090A JPH03275426A JP H03275426 A JPH03275426 A JP H03275426A JP 6085090 A JP6085090 A JP 6085090A JP 6085090 A JP6085090 A JP 6085090A JP H03275426 A JPH03275426 A JP H03275426A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は容器の殺菌方法に係り、特に、プラスチックボ
トル、缶等の容器外面の殺菌方法に関する。
トル、缶等の容器外面の殺菌方法に関する。
近年、各種の飲食品を対象とした包装用の容器としてＰ
ＥＴボトル等のプラスチック容器や、缶等が広く用いら
れるようになってきた。一般に、このようなプラスチッ
ク容器等は製造工場において製造された後、パレット上
でセパレートシートと称される紙あるいはプラスチック
製のシートを介して数段に積み上げられ、外周をプラス
チックフィルムで包装されたバルク包装と呼ばれる形態
で梱包され、飲食品の充填工場に納入される。
ＥＴボトル等のプラスチック容器や、缶等が広く用いら
れるようになってきた。一般に、このようなプラスチッ
ク容器等は製造工場において製造された後、パレット上
でセパレートシートと称される紙あるいはプラスチック
製のシートを介して数段に積み上げられ、外周をプラス
チックフィルムで包装されたバルク包装と呼ばれる形態
で梱包され、飲食品の充填工場に納入される。
一方、これらのプラスチック容器等を用いて無菌状態で
飲食品を充填する場合、プラスチック容器は上述したバ
ルク包装を開封された後、充填システム内でプラスチッ
ク容器の内外面ともに殺菌される。この場合、飲食品の
無菌性を確保し、また、充填システムの微生物による汚
染を防止するためにも充填システムに搬入される容器の
菌汚染度はなるべく低い方が望ましい。
飲食品を充填する場合、プラスチック容器は上述したバ
ルク包装を開封された後、充填システム内でプラスチッ
ク容器の内外面ともに殺菌される。この場合、飲食品の
無菌性を確保し、また、充填システムの微生物による汚
染を防止するためにも充填システムに搬入される容器の
菌汚染度はなるべく低い方が望ましい。
製造工場で製造された容器の微生物汚染防止法としては
例えば、特開昭６３−８２９３０号公報記載の方法が既
に知られており、本件出願人も成形容器の殺菌方法とし
て特開平１−１６３７１号公報、特開平１−２５４５２
３号公報記載の方法を既に提案している。
例えば、特開昭６３−８２９３０号公報記載の方法が既
に知られており、本件出願人も成形容器の殺菌方法とし
て特開平１−１６３７１号公報、特開平１−２５４５２
３号公報記載の方法を既に提案している。
しかしながら、上述した方法においては、微生物汚染防
止あるいは殺菌の対象が容器内面のみに限定されており
、容器外面に付着する菌については何ら対応がとられて
いない。このため、容器を充填システムに搬入する際、
容器外面に付着した菌により、充填システムが汚染され
る場合があるといった問題があった。
止あるいは殺菌の対象が容器内面のみに限定されており
、容器外面に付着する菌については何ら対応がとられて
いない。このため、容器を充填システムに搬入する際、
容器外面に付着した菌により、充填システムが汚染され
る場合があるといった問題があった。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたも
のであり、充填システム内に導入される前に、予め、バ
ルク包装された容器の外面の殺菌を行うことができる容
器の殺菌方法を提供することを目的とする。
のであり、充填システム内に導入される前に、予め、バ
ルク包装された容器の外面の殺菌を行うことができる容
器の殺菌方法を提供することを目的とする。
この目的を達成するため本発明の包装容器外面の殺菌方
法を、容器を仮包材で包囲し、前記仮包材と容器外面と
によって形成された略密封空間内に過酸化水素水を存在
させるように構成した。
法を、容器を仮包材で包囲し、前記仮包材と容器外面と
によって形成された略密封空間内に過酸化水素水を存在
させるように構成した。
上記の構成を有する本発明によれば、仮包材により包囲
された略密封空間内に存在する過酸化水素水が蒸発して
容器の外面に作用し、容器の外面に付着している菌を死
滅させる。これによって、容器外面をほぼ無菌状態で充
填工場に納入することができる。
された略密封空間内に存在する過酸化水素水が蒸発して
容器の外面に作用し、容器の外面に付着している菌を死
滅させる。これによって、容器外面をほぼ無菌状態で充
填工場に納入することができる。
更には、過酸化水素水の蒸気は所定時間経過後には分解
するため、使用時には容器外面に残留するともない。
するため、使用時には容器外面に残留するともない。
以下、本発明を具体化した一実施例を図面を参照して説
明する。
明する。
第１図は本発明に係る容器の殺菌方法を実施するための
バルク包装の包装状態を示す斜視図である。第１図にお
いて、プラスチック容器１０はパレット１１上に通常、
隔離部材としての例えばセパレートシート１２を介して
複数個規則正しく載置され、第１段目の容器載置が完了
される。ついで、このように容器載置が完了された第１
段目の上部には、セパレートシート１２を介してさらに
複数のプラスチック容器１０が載置され、同様に第２段
目が形成される。以下同様に必要な段数だけプラスチッ
ク容器１０の載置が行われる。
バルク包装の包装状態を示す斜視図である。第１図にお
いて、プラスチック容器１０はパレット１１上に通常、
隔離部材としての例えばセパレートシート１２を介して
複数個規則正しく載置され、第１段目の容器載置が完了
される。ついで、このように容器載置が完了された第１
段目の上部には、セパレートシート１２を介してさらに
複数のプラスチック容器１０が載置され、同様に第２段
目が形成される。以下同様に必要な段数だけプラスチッ
ク容器１０の載置が行われる。
所定段数のプラスチック容器１０の載置が終了すると、
最上段のプラスチック容器１０の上面にはセパレートシ
ート１２及び上部フレーム１３が被せられた後、図示の
ごとくパレット結束用プラスチックバンド１５によりパ
レット１１、上部フレーム１３が結束され、結束体が形
成される。しかる後、この結束体はストレッチフィルム
１４、上部フィルム１６等の仮包材によって包囲、被覆
される。すなわち、結束体の側面はストレッチフィルム
１４で被覆され、結束体の上面は上部フィルム１６で被
覆される。このようなバルク包装（ストレッチフィルム
１４及び上部フィルム１６）によって包装内の気密性が
確保される。
最上段のプラスチック容器１０の上面にはセパレートシ
ート１２及び上部フレーム１３が被せられた後、図示の
ごとくパレット結束用プラスチックバンド１５によりパ
レット１１、上部フレーム１３が結束され、結束体が形
成される。しかる後、この結束体はストレッチフィルム
１４、上部フィルム１６等の仮包材によって包囲、被覆
される。すなわち、結束体の側面はストレッチフィルム
１４で被覆され、結束体の上面は上部フィルム１６で被
覆される。このようなバルク包装（ストレッチフィルム
１４及び上部フィルム１６）によって包装内の気密性が
確保される。
このバルク包装内の略密封空間、すなわち、仮包材と容
器外面とによって形成された略密封空間内には過酸化水
素水が存在させられる。本発明においては、通常、１乃
至３５％の過酸化水素水が用いられる。そして、過酸化
水素水の使用量は１ ｍ ９あたり０．１ｇ以上が好ま
しく、その上限は梱包開封時に完全に蒸散している限り
特に限定されるものではない。本発明において、包装さ
れた空間内に過酸化水素水を存在させる方法には任意の
方法を用いることができるが、過酸化水素水を両面に付
着させたセパレートシート１２を用いて上述したバルク
包装を行う方法が最も簡単かつ有効である。
器外面とによって形成された略密封空間内には過酸化水
素水が存在させられる。本発明においては、通常、１乃
至３５％の過酸化水素水が用いられる。そして、過酸化
水素水の使用量は１ ｍ ９あたり０．１ｇ以上が好ま
しく、その上限は梱包開封時に完全に蒸散している限り
特に限定されるものではない。本発明において、包装さ
れた空間内に過酸化水素水を存在させる方法には任意の
方法を用いることができるが、過酸化水素水を両面に付
着させたセパレートシート１２を用いて上述したバルク
包装を行う方法が最も簡単かつ有効である。
実験例
以下に実験例をあげて更に本発明を具体的に説明する。
１．５１用ＰＥＴボトルを１段につき１８８本載置し、
６段積みとして上述したバルク包装を行った。このバル
ク包装に際して、第２図に示されるように、容器２０の
首部２１、胴部２２、底部２３の外面に、それぞれ枯草
菌胞子１０３個スポット付着させたアルミニウム片２４
を張り付けた容器を各段に２又は３本ずつ任意の場所に
挿入した。
６段積みとして上述したバルク包装を行った。このバル
ク包装に際して、第２図に示されるように、容器２０の
首部２１、胴部２２、底部２３の外面に、それぞれ枯草
菌胞子１０３個スポット付着させたアルミニウム片２４
を張り付けた容器を各段に２又は３本ずつ任意の場所に
挿入した。
セパレートシートとしては、１０％過酸化水素水の付着
量が５ ｇ ／ ｍ ’となるように２流体スプレーノ
ズルでシート両面にそれぞれ付着させたものを使用した
。セパレートシート上の過酸化水素水の付着量の確認は
セパレートシート上に１０ｃｍ角のポリエステルフィル
ムを乗せた状態で過酸化水素水の噴霧を行い、このポリ
エステルフィルムを剥がして５００ｃｃの純水で洗浄し
、洗浄液中の過酸化水素濃度を定量することにより行っ
た。
量が５ ｇ ／ ｍ ’となるように２流体スプレーノ
ズルでシート両面にそれぞれ付着させたものを使用した
。セパレートシート上の過酸化水素水の付着量の確認は
セパレートシート上に１０ｃｍ角のポリエステルフィル
ムを乗せた状態で過酸化水素水の噴霧を行い、このポリ
エステルフィルムを剥がして５００ｃｃの純水で洗浄し
、洗浄液中の過酸化水素濃度を定量することにより行っ
た。
また、比較サンプルとして、過酸化水素水を付着させて
いないセパレートシートを使用したバルク包装も作成し
た。この比較サンプルの作成に関し、セパレートシート
以外は上述した前記本発明のバルク包装と同一の条件で
ある。
いないセパレートシートを使用したバルク包装も作成し
た。この比較サンプルの作成に関し、セパレートシート
以外は上述した前記本発明のバルク包装と同一の条件で
ある。
これらのバルク包装体を２５℃で２日間放置した後、梱
包をほどき、ＰＥＴボトル外面に予め付着しておいたア
ルミニウム片を無菌的に回収し、このものをトリプトソ
イブイヨン培地中に入れ、３７℃で７日間培養し、生菌
の有無を判定した。
包をほどき、ＰＥＴボトル外面に予め付着しておいたア
ルミニウム片を無菌的に回収し、このものをトリプトソ
イブイヨン培地中に入れ、３７℃で７日間培養し、生菌
の有無を判定した。
結果を下記表１に示す。
表１ 培養結果
＊ただし０／１５とはサンプル１５本中菌の生残してい
たサンプルが０本であったことを示す 表１の結果より、本発明によればＰＥＴボトルの首部、
胴部、底部の全てにおいて、完全な殺菌を行うことがで
きたことが判り、容器外両全てを完全に殺菌できること
が明らかになった。
たサンプルが０本であったことを示す 表１の結果より、本発明によればＰＥＴボトルの首部、
胴部、底部の全てにおいて、完全な殺菌を行うことがで
きたことが判り、容器外両全てを完全に殺菌できること
が明らかになった。
以上詳述したことから明らかなように、本発明によれば
、バルク包装中の容器は充填工場に納入された時点で既
に外面が殺菌された状態にある。
、バルク包装中の容器は充填工場に納入された時点で既
に外面が殺菌された状態にある。
従って、次工程である充填システムの微生物汚染を最小
限に抑え、また、充填システム内での容器外面殺菌の簡
略化が可能になるという効果が奏される。
限に抑え、また、充填システム内での容器外面殺菌の簡
略化が可能になるという効果が奏される。
２０・・・ＰＥＴボトル。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １、容器を仮包材で包囲し、前記仮包材と容器外面とに
よって形成された略密封空間内に過酸化水素水を存在さ
せることを特徴とする容器の殺菌方法。 ２、隔離部材を介して数段に積み上げられた容器を仮包
材で包囲し、前記仮包材により包囲された略密封空間内
に過酸化水素水を存在させることを特徴とする容器の殺
菌方法。 ３、過酸化水素水が予め噴霧された隔離部材を使用する
ことを特徴とする請求項２記載の容器の殺菌方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6085090A JPH03275426A (ja) | 1990-03-12 | 1990-03-12 | 容器の殺菌方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6085090A JPH03275426A (ja) | 1990-03-12 | 1990-03-12 | 容器の殺菌方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03275426A true JPH03275426A (ja) | 1991-12-06 |
Family
ID=13154266
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6085090A Pending JPH03275426A (ja) | 1990-03-12 | 1990-03-12 | 容器の殺菌方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH03275426A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009161253A (ja) * | 2009-03-11 | 2009-07-23 | Dainippon Printing Co Ltd | プリフォ−ムの殺菌方法 |
-
1990
- 1990-03-12 JP JP6085090A patent/JPH03275426A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009161253A (ja) * | 2009-03-11 | 2009-07-23 | Dainippon Printing Co Ltd | プリフォ−ムの殺菌方法 |
| JP4713649B2 (ja) * | 2009-03-11 | 2011-06-29 | 大日本印刷株式会社 | プリフォ−ムの殺菌方法 |
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