JPH0326970B2 - - Google Patents

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JPH0326970B2
JPH0326970B2 JP62076282A JP7628287A JPH0326970B2 JP H0326970 B2 JPH0326970 B2 JP H0326970B2 JP 62076282 A JP62076282 A JP 62076282A JP 7628287 A JP7628287 A JP 7628287A JP H0326970 B2 JPH0326970 B2 JP H0326970B2
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JP
Japan
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data
baseline
electrocardiographic signal
memory
electrocardiographic
Prior art date
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JP62076282A
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English (en)
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JPS63242227A (ja
Inventor
Yoshuki Fujiwara
Kenji Nakamura
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SENCHURII MEDEIKARU KK
Original Assignee
SENCHURII MEDEIKARU KK
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  • Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は心電計における心電信号安定化方法に
関する。 心電計において心電図を観察する場合、心電波
形の基線は常に一定の水平線を維持しなければな
らない。ここに基線とは、周期的に現れる心拍パ
ルス波形が重畳するベースラインのことである。 ところが心電図の測定対象者が僅かに身動きし
ただけでも、上記の基線は大きく波打ち、正確な
観察ができない。このため、心電図測定に際し、
測定オペレータより、安静を保つように命じられ
ることはしばしば経験する。この場合、測定対象
者が急患であつたりすると、とてもそのような安
静の維持は望めない。このため、心電波形が大き
く波打ち測定視野から飛び出してしまうことがあ
る。また、近年、心電計の小形化のため、その測
定視野が狭くなつており、僅かな基線の変動で
も、心拍パルスが視野外に飛び出してしまうこと
がある。本発明はこのような基線の変動に対処す
るための心電信号安定化方法について述べる。 〔従来の技術〕 第4図は安静時における心電波形の実測例を示
す心電波形図であり、基線Sに対し心拍パルスP
が重畳している。この場合、人体は安静にしてお
り、基線Sは殆ど変動がなく、水平を保つてい
る。したがつて心電波形の観察は正確に行える。 第5図は身動きしたときの心電波形の実測例を
示す心電波形図であり、僅かな身動きにより基線
は本来のSからS′へシフトしている。このような
基線の変動があると、心電波形の観察は正確さを
失う。 第6図は激しく身動きしたときの心電波形の実
測例を示す心電波形図であり、基線Sは急激に上
方へ向つて変化している。なお、本実測例では基
線Sの急激な上昇の後、心電波形はスケールの上
限一杯に水平にクリツプされる。また、基線Sは
再び本来の基線レベルへ戻るが、この本来の基線
レベルへ完全に戻るまでにかなりの時間を必要と
する。 上述した基線S′を安定な基線Sに戻すため、す
なわち基線の動揺を補正するために、本出願人は
ハードウエアによる安定化回路を試作した。 第7図はハードウエアによる心電信号安定化回
路の一例を示すブロツク図である。本図におい
て、心電信号安定化回路20は、基線変動検出部
21と、基線変動量検出部22と入力インピーダ
ンス制御部23とからなり、既存の増幅器24の
出力および入力間に付加される。既存の増幅器2
4は、心電図の測定対象者から吸盤付電極等によ
り検出した心電検出信号ECGioを受信して増幅
し、心電波形を表示するための心電計に印加すべ
き心電信号ECGputを出力する。 基線変動検出部21は心電信号ECGputを分岐
して入力とし、この分岐入力を低減ろ波すること
により、基線Sの変動のみを選択的に検出する。
この段において高周波成分をなす心泊パルスPは
かなり除去される。基線変動検出部21により検
出された基線変動の変動量の絶対値を基線変動量
検出部22で検出する。ここで絶対値をとること
としているのは、基線変動の変動量は正および負
側(心電図の中央横軸からみて上側および下側)
の双方に限れるからである。そして、変動量が正
側あるいは負側のいずれに現れようとも、その変
動量の絶対値が大(激しい変動)であれば増幅器
24の入力インピーダンスを小さくし、その変動
量の絶対値が小(ゆるやかな変動)であればその
入力インピーダンスを大きくするようにする。こ
れは、入力インピーダンス制御部23で行われ
る。入力インピーダンスを大きく(Sの変動小)
または小さく(Sの変動大)することにより、基
線Sの立上りおよび立下りの時定数をそれぞれ大
きくまたは小さくする。ここに、基線Sの変動が
大きければ大きい程、基線の変化は急峻になり、
一旦測定視野外に飛び出した基線Sは、急速に本
来の基線レベルまで引き戻され、次の心泊パルス
Pを測定視野内に表示できる。 〔発明が解決しようとする問題点〕 上記のハードウエによる心電信号安定化回路に
よれば、測定視野外に飛び出した心電信号波形を
急速に測定視野内に戻すことができ、極めて追従
性が良い。 しかしながらその追従性の度合いをさらに高め
ようとすると、心電信号波形に歪みが生じてくる
という問題がある。 本発明は上記問題点に鑑みなされたもので、心
電信号波形に殆ど歪みを生じさせることのない心
電信号安定化方法を提供することを目的とするも
のである。なお、本発明は上記のハードウエアに
よる安定化と共に併用されても良く、あるいは本
発明の方法単独で実施されても良い。 〔問題点を解決するための手段〕 第1図は本発明の方法を実施するための機能ブ
ロツク図である。本図において、Ek′は第5図に
示す如き基線の動揺を含む心電信号をサンプリン
グして得た心電信号データ(デイジタル)であ
り、′は基線の動揺を含むことを表す。そして最
終的には基線の動揺のない心電信号データEk
なる。なお、サンプリングはアナログ/デイジタ
ル(A/D)変換のために必要であり、例えば5
ms周期で逐次時系列的(k=1、2……)に行
われる。 まず第1データメモリ11にて、サンプリング
された心電信号Ek′をストアする。なお、Ek′は
E1′、E2′……のごとく時系列的に、サンプリング
周期でストアされる。第1データメモリ11内の
所定数Nの心電信号データE1′、E2′……EN′を、
第1移加算平均部12にて加算し、さらにその平
均値
【式】を求める。ここに心電信号の 包絡線である平均値データAVkを得る。この
AVkもサンプリング周期で時系列的に現れる
AV1、AV2……。 平均値データAVkは第2データメモリ13に
逐次ストアされる。 第2データメモリ13内の所定数のNの平均値
データAV1、AV2……AVNを、第2移動加算平
均部14にて加算し、さらにその平均値
〔作用〕
第2図は本発明の方法の説明に用いる波形図で
ある。なお、本発明の方法はデイジタルデータの
形で実行されるが、理解し易いようにアナログ波
形で表す。まず第2図の1に示すような心電信号
データEk′が与えられたとすると、これの移動加
算平均を同図2の如くとり、平均値データAVk
を得る。この場合、AVkは例えば0.64秒ずつ遅れ
て現れる。移動加算平均をとるからである。しか
し実用上はこの程度の遅れは何ら支障とならな
い。なお、心電信号データの初めの部分は移動加
算平均すべきデータがないので、初期値として、
基準となる基線を表すデータSDを第1データメ
モリ11にプリセツトしておく。 ところで第1移動加算平均部12からの平均値
データAVkには第2図3に示すごとく、心拍パ
ルスPの成分が僅かに残る。これを同図3におい
てpで示す。そこで、さらにこの残余の成分pを
除去すべく、再びAVkについての移動加算平均
を、第2移動加算平均部14でとる。この移動加
算平均の様子は第2図4で示す。初めに初期値
SDをプリセツトしておくのは前述の移動加算平
均の場合と同様である。ここに得られた補助デー
タCDkは、第2図5に示すごとく、殆ど心拍パル
ス分を含まず、純枠に基線の動揺を表す。 そこで差分演算部15にて、基準となる基線デ
ータSDと差分をとり、差分データ△dkを得る。
この△dkが純枠に基線の動揺分を表すから、補助
演算部16にて、Ek′−△dkなる演算を行い、基
線動揺分を相殺した心電信号データEkを得る。
なお、上記一連の操作はソフトウエア処理が可能
である。 〔実施例〕 第3図は本発明の方法の一実施例を示す動作フ
ローチヤートである。 ステツプ1:心電信号データEk′を第1デー
タメモリ11にストアする。このときの取り込
みデータ数は128個である。 ステツプ2:128個分のデータ(Ek′)の加
算結果をストアするための第1合計メモリに、
データEk′を逐次書込む。なお、この第1合計
メモリは既存のメインメモリを流用しても良
い。 ステツプ3:第1合計メモリからE′(k+1)を減
算する。このE′(k+1)はEk′の隣りのデータであ
つて128個前のデータ、すなわちEk′を取り込
んだ時点で、該第1合計メモリのうち最も古い
データである。かくしてステツプ2およびステ
ツプ3により、Ek′を入れてE′(k+1)を追い出す
ことから、第1合計メモリの加算結果は逐次、
サンプリング周期で更新されることになる。こ
こに第1移動加算平均部12の加算演算が行わ
れる。 ステツプ4:第1合計メモリの内容を7回シ
フトする。7ビツトシフトは128(=27)で128K=1
Ek′を割つたのと等価であり、ここに第1移動
加算平均部12の平均演算が行われる。本実施
例における移動加算平均の所定数を128とした
のは、8ビツトマイクロプロセツサによる演算
(平均演算)をビツトシフト命令だけで実行で
きるようにするためであり、これにより処理速
度を向上させることができる。 ステツプ5:ステツプ4による移動加算平均
結果(AVk)を第2データメモリ13にスト
アする。 ステツプ6:128個分のデータ(AVk)の加
算結果をストアするための第2合計メモリに、
データAVkを逐次書込む。この第2合計メモ
リも既存のメインメモリを流用できる。 ステツプ7:第2合計メモリからAV(k+1)
減算する。このAV(k+1)はAVkの隣りのデータ
であつて128個前のデータ、すなわちAVkを取
り込んだ時点で、該第2合計メモリのうち最も
古いデータである。かくしてステツプ6および
ステツプ7により、AVkを入れてAV(k+1)を追
い出すことから、第2合計メモリの加算結果は
逐次、サンプリング周期で更新されることにな
る。ここに第2移動加算平均部14の加算演算
が行われる。 ステツプ8:第2合計メモリの内容を7回シ
フトする。7ビツトシフトは128で128K=1 AVkを割
つたのと等価であり、ここに補正データCDk
得る。 ステツプ9:ステツプ8で求めたCDkと、基
準となる基線を表すデータSDとの差分を、差
分演算部15において求め、差分データ△dk
(=CDk−SD)を得る。 ステツプ10:ステツプ9で求めた差分データ
△dkにより、生の心電信号データEk′を補正す
る。このときのEk′は第1データメモリにおけ
る128個前のEk′である。 以下、ステツプ1〜ステツプ10と同様のステツ
プを繰り返す。 〔発明の効果〕 以上説明したように本発明によれば、生の心電
信号に殆ど歪を与えることなく(生の心電信号デ
ータをそのまま保存しておくので)、純枠に基線
動揺分のみを抽出し、心電信号の安定化を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法を実施するための機能ブ
ロツク図、第2図は本発明の方法の説明に用いる
波形図、第3図は本発明の方法の一実施例を示す
動作フローチヤート、第4図は安静時における心
電波形の実測例を示す心電波形図、第5図は身動
きしたときの心電波形の実測例を示す心電波形
図、第6図は激しく身動きしたときの心電波形の
実測例を示す心電波形図、第7図はハードウエア
による心電信号安定化回路の一例を示すブロツク
図である。 11……第1データメモリ、12……第1移動
加算平均部、13……第2データメモリ、14…
…第2移動加算平均部、15……差分演算部、1
6……補正演算部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 サンプリングされた各心電信号データを逐次
    取り込み第1データメモリにストアする第1ステ
    ツプと、 該第1データメモリ内の所定数の心電信号デー
    タを、前記サンプリングの周期で第1移動加算平
    均部にて加算しさらにその平均をとることにより
    平均値データを得る第2ステツプと、 前記平均値データを逐次取り込み第2データメ
    モリにストアする第3ステツプと、 該第2データメモリ内の所定数の平均値データ
    を、前記サンプリングの周期で、第2移動加算平
    均部にて加算しさらにその平均をとることにより
    補正データを得る第4ステツプと、 前記心電信号の基準となるべき基線を表す基準
    基線データと、前記補正データとの差分を、前記
    サンプリングの周期で、差分演算部にて演算する
    第5ステツプと、 前記差分を用い、前記サンプリングの周期で、
    補正演算部にて前記心電信号データの基線動揺分
    を相殺する第6のステツプとからなり、前記第1
    ステツプ〜第6ステツプを繰り返し実行すること
    を特徴とする心電信号安定化方法。 2 前記第1および第2移動加算平均部において
    平均をとるに際し、加算データをビツトシフトす
    る特許請求の範囲第1項記載の心電信号安定化方
    法。
JP62076282A 1987-03-31 1987-03-31 心電信号安定化方法 Granted JPS63242227A (ja)

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JPS63242227A JPS63242227A (ja) 1988-10-07
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2786878B2 (ja) * 1989-03-30 1998-08-13 株式会社トーメー フリッカergにおける波形処理方法及び装置
JP3738392B2 (ja) * 2003-07-08 2006-01-25 株式会社中日電子 生体信号の推定方法
JP6608320B2 (ja) * 2016-03-30 2019-11-20 住友理工株式会社 生体情報計測装置

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