JPH03268754A

JPH03268754A - 使い捨ておむつ

Info

Publication number: JPH03268754A
Application number: JP2070360A
Authority: JP
Inventors: Haruzo Toida; 治三樋田; Masamichi Senoo; 妹尾　正道; Keiji Abe; 啓二阿部
Original assignee: Kao Corp
Current assignee: Kao Corp
Priority date: 1990-03-20
Filing date: 1990-03-20
Publication date: 1991-11-29
Anticipated expiration: 2015-07-10
Also published as: JP3060476B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、使い捨ておむつ、更に詳しくは、使い捨てお
むつのウェスト部における体液の漏れ、おむつカブレを
防止すると共に、ウェスト部の強度を向上させ且つフィ
ツト性を高めた使い捨ておむつに関する。

〔従来の技術〕

従来の紙おむつ（使い捨ておむつ）は、−Ｃに布おむつ
より１収性、保水性が高く、打［地物の収容性番こ優ネ
ていることが知られている。このような従来の使い捨１
おむつとしては、例えば、特開昭５８−５４００２号公
報、特開昭５９−１４４６０１号公報、特開昭６０−１
７１０１号公報、特開昭６２−２２３３０３号公報及び
特開昭６１２７５４５０２号公報に記載のものがある。

特開昭５８−５４００２号公報に記載の使い捨ておむつ
は、ウェスト部に位置する吸収体の端部に、液透過性１
・／プソート、液不透過性バックント及びこれら両ン−
１・間に不遇水性プラスティックシー１・を介在させて
吸収体の端縁から尿等の体液が漏れるのを防止するよう
にしたものであるまた、特開昭５９−１４４６０１号公
報、特開昭５０−１．７１．０１号公報に記載の使い捨
ておむつは、腰周りに熱収縮性の弾性伸縮部材を設けて
腰周りのフィツト性を向上さセて腰周２りにおりる体液
の漏れによるＴ：着の濡れを防止するようにしまたもの
である。

また、特開昭６２−２２３３０３号公報に記載の使い捨
ておむつは、腰周りにポリウレタンフォムの弾性伸縮部
材を設！Ｊｌ腰周りのフィツト性を向上させ、特に前側
のウェス）フラップ部と赤ちゃんの体との間に衣類、特
に下着が挟まれて***物で下着が濡れることを防止する
ようにしたものである。

更に、特開昭６１−２７５４０２号公報に記載の使い捨
ておむつは、上述の使い捨ておむつの利点を合わせたも
ので、液透過性トップシートと液不透過性バンクシート
との間に単一のウエストンルド及び伸縮性のウェストハ
ンドを弾性的に設けて、液体がおむつの周辺に向けて移
行ｉ、て着用者の下着が濡れるのを防止するようにした
ものである。

〔発明が解決しようとする課題１しかしながら、特開昭５８−５４００２号公報に記載の
ものは、赤ちゃん−、の装着の仕方によ−。

て腰周りに隙間を生Ｕ２、隙間をなくすために腰部を締
め（・１りれば赤ちゃんに圧迫感を−りえ、また、隙間
のない状態でも動きの激しい赤ちゃんの場合にはその活
動により赤ちゃんの体型寸法が変化し、その変化に伴っ
ておむつの形態が崩れてずれ落ち、腰周りに隙間が生し
、腰部にフィツト性がないために体液が漏ね易いという
課題があ−った。

特に近年　蒸れ防止のために無機フィラーを添加したポ
リオレフィン樹脂を延伸して得られる蒸気透過性フィル
ノ、をハックソー［−として用いる傾向にあるが、おむ
つの幅方向の強度が低く、またトップシートとし、て一
般に用いられる不織布も同様ふ＝幅方向の強度が低い。

従っておむつの止着用テープの引張時あるいは活動によ
る腹部寸法の拡張変化により、バンクシート、トップシ
ートの両シートに張力が働きシートが縦に裂けるという
課題があった。この場合、バックシートと同様の素材よ
りなる蒸気透過性バリアーシー（を設け、強度向トを図
ったとしても、張力はトップシート、バ’Ｊ　７−シー
１、ハックシートの非接合部分に働き、中間に位置する
バリアーノートがこの張力に対抗する。従って、バリア
ーノートの幅方向の強度が低い場合には、バリアーノー
トまでも破れ、漏れにつながるという課題があった。

また、特開昭５９−１４４６０１　’；；公報及び特開
昭６（１１７１０１号公報に記載のものは、いずれもト
ップシートとハックシー　１間の幅方向に伸縮弾性部材
を介在さセて通気を図り、蒸れを防止することができる
反面、通気部から体液が漏れ易く、腰周りからの漏れを
防止することができないという課題があった。

また、特開昭６２−２２３３０３号公報に記載のものは
、おむつと体との隙間・＼の下着の挿入による下着の濡
れを防止することができる反面、吸収体の端縁から体液
が漏れることを有効に防Ｉｌ−することができないとい
う課題があった。

更に、特開昭６１　２７５４０２号公報に記載のものは
、ウェストハンド部のウェストギャザが吸収体からの体
液の漏わを防止することができるほどの腰回り−、のフ
ィツト性が無く、ウユストギヤザ一部から体液が伝わっ
て体液漏れを生じ易く、所期の目的を充分に達成するこ
とができないという課題があった。

従って、本発明の目的は、***物が吸収体の前後端部を
介して腰部から漏れたり、下着が腰部の隙間に入り込ん
で下着が濡れたりすることを防止する共に、腰部におけ
る暴れ、おむつカブレを防止することができ、しかも緬
裂けに強く、テープファスナー等の止着具の機能を充分
に発揮することができる使い捨ておむつを提供すること
にある。

〔課題を解決するための手段］本発明は、液透過性のトップシート、液不透過性で且つ
蒸気透過性のバックソート、及びこれら両シート間に位
置する吸収体を有する使い捨ておむつにおいて、液不透
過性で且つ蒸気透過性のノーリアーシートを、上記トッ
プシートと上記バンクソートとの間に介在させ且つおむ
つの前後各端部から上記吸収体の前後各端部それぞれの
内方に亘ってそれぞれ延設して上記吸収体の前後各端部
を被覆するウエストバリアー部を形成すると共に、上記
各バリアーシートのおむつの幅方向の強度を上記バリア
ーシートの前後方向の強度よりも大きくしたことを特徴
とする使い捨ておむつを提供することにより上記目的を
達成したものである。

〔作用〕

本発明によれば、ウェスト部のバンクシート側あるいは
トップシート側に働く幅方向の張力に対してウェストバ
リアーシートが充分に対抗し、縦裂けを生しさせること
なく着用させることができ、着用している間にウェスト
部から体液が漏れず、ウェスト部における蒸れ、おむつ
カブレを防止することができる。

［実施例］以下、第１図〜第５図に示す実施例に基づいて本発明を
説明する。尚、各回申、第１図は本発明の使い捨ておむ
つの一実施例の展開表面を一部破断して示す平面図、第
２図は第１図に示す使い捨ておむつの着用時の形態を示
す斜視図、第３図は第１図の■−■線断面図、第４図は
第１図の■■線断面図、第５図は本発明の使い捨ておむ
つの他の実施例を示す第３図相当図である。

本実施例の使い捨ておむつ１は、第１図、第２図に示す
如く、液透過性のトップシート２と、液不透過性で且つ
蒸気透過性のバックシート３と、これら両シート２．３
間に位置する吸収体４とを有して構成されている。上記
トップシート２とバックシート３は、共に吸収体４の全
周囲から外方へそれぞれ延出し、吸収体４の長手方向の
両側縁からの延出部でサイドフラップ部５．５を形成し
、吸収体４の前後の各端縁からの延出部でウェストフラ
ップ部６．６を形成している。サイドフラップ部５．５
にはトップシート２とバックシート３との間に伸縮弾性
部材７．７がそれぞれ介装され、また、ウェストフラッ
プ部６．６には伸縮弾性部材８．８がそれぞれ介装され
、各伸縮弾性部材７．８は、第１図に示す状態ではそれ
ぞれ伸張した状態で接着剤等によって接着されている。

従って、本使い捨ておむつ１の使用時には、第２図に示
す如く、伸縮弾性部材７．８が縮みサイドフラップ部５
．５及びウェストフラップ部６．６それぞれにギヤザー
を形成するように構成されている。また、後側（背側）
のウェストフラップ部６の幅方向両端にはそれぞれテー
プファスナー等からなる土着具９．９が後述の如く取り
付けられ、また、前側（腹側）のウェストフラップ部６
のバックシート３にはその伸縮弾性部材８の吸収体４側
に位置させたランディングテープ等からなる平滑な被着
具１０が伸縮弾性部材８に沿って取り付けられ、本使い
捨ておむつ１を着用する際に、止着具９．９と被着具１
０とでウェスト部において止着するように構成されてい
る（第２図参照）。

而して、本使い捨ておむつ１は、液不透過性で且つ蒸気
透過性のバリアーソート１１がトップシート２とバンク
ソート３との間に介在し且つウェストフラップ部６．６
の前後各端部から吸収体４の前後各端部の稍々内方に亘
って延設され、吸収体４の前後各端部を第３図に示す如
く被覆して、吸収体４に吸収された尿等の***物が吸収
体４の前後の各端縁からウェストフラップ部６．６への
漏れを防止するウエストバリアー部を形成してい上記バ
リアーシート１１は、矩形状のン−トとＬ７て形成ざわ
、前後方向の長さが、上述の如くウエストフラ・７ブ部
６から吸収体４の後端部の内方−・亘る弧さを呈し、幅
方向の長さがウェストフラップ部６の幅りこ略等しい長
さを呈しく第１図〜第４図参照）、ウェストフラップ部
６のハックシート３に重なると共に吸収体４の後端部の
表面側で重合するように配置されでいる。更に、バリア
ーシート１１のウェストフラップ部６には伸縮弾性部材
８が吸収体４の後端部から離隔して重合配置されて吸収
体４と伸縮弾性部材８との間に跡間を形成し、この隙間
の距離は、ウェストギヤザーを形成する関係上、少なく
とも５ＩｌｌＩ１１以上あることが好ましく、】０〜２
０ｍｍがより好ましい。５ｍｍ未満では伸縮弾性部材８
によって形成されるウェストギヤザーの皺が止着具９．
９による止着位置に及び好ましくない。

また、」二記止着具９．９は、上記隙間の両端乙こ位置
し、また、被着具１０は、前側のウエストギャザー部か
ら離隔して位置し、これら止着具９．９及び被着具１０
は、それぞれウェストギャザ部から独立してその皺がル
ばず１、止着具９．９を常に平滑な状態の被着具１０４
ｍ確実に１に１着することができる一方、ウエストギャ
ザー部で着用者の腰部を確実に締め付けてるように構成
されている（第２し参照）。

而して、本実施例の使い捨ておむつ１に用いられるバリ
アーシート１１は、前述の如く、液体を透過させないが
茶気を透過させるシー１＝　４こよっで形成され、着用
時における液体の漏れを前述の如く防止すると共に衆気
を透過させて蒸れ、おむつカブレを有効に防止すること
ができる。このようなシートとしては従来公知のものを
用いるごとができる。例えば、無機フィラーを添加した
ポリオレフィン樹脂を延伸して得られる透湿フィルムが
挙げられる。これは使い捨ておむつ１のハックシートと
し７ても用いられているが、この透湿フィルムは延伸方
向に強度が高い反面、幅方向の強度が低く裂は易い。従
って、バリアーシートにこのようなフィルムを用いても
本発明の目的を達（７得ないが、この場合、幅方向に延
伸されたシートを用いること、即ち、おむつ製造工程乙
こおいてバリアシートを搬送方向から９０°反転させて
挿入することにより、おむつの幅方向における強度の向
」二を達成することができる。また、二軸延伸法により
製造された蒸気透過性フィルムも用いることができる。

これによれば、前述にような特殊なおむつ製造工程を導
入することなく、おむつの幅方向における強度の大きい
バリアーシートが得られる。

また、本実施例の使い捨ておむつ１に用いられる伸縮弾
性部材７．８としては、伸縮性を有する弾性部材であ才
１ば特定の４４料に制限されるものでなく、例えば、ポ
リウレタン弾性繊維及び天然ゴｌ、よりなる糸状弾性体
、フィルム状の弾性体またはポリウレタンフィルムを用
いることができる。

伸縮弾性部材７としては１、特にフィルム状弾性体ある
いは糸状弾性体を用いることが好ましく、その大きさと
しては、フィルム状弾性体では５〜２０ｍ′ｌｌＩ幅の
ものを単数あるいは複数配設し、糸状弾性体としては幅
５〜２５胴の間に複数本配設することが好ましい。

伸縮弾性部材８としてはポリウレタンフォームが好まし
く用いられ、その大きさは、厚さが１〜３ｍ、幅が少な
く七も５凱、好ましくは１０〜２０何である。ポリウレ
タンフォームを用いる場合には、ポリウレタンフォーム
は、２０〜７０ｋｇ／ボの密度となるように気泡を調整
し７たちのが好ましく、気泡が連続気泡によるものが好
ましい。

また、本実施例の使い捨ておむつＩに用いられるｆｊ、
透過性のトップシー１−２及び液不透過性で且つ蒸気透
過性ハックソート３とと２では、それぞれ従来公知のも
のを用いることができる。

本実施例の使い捨ておむつｌは、上記構成を有するため
、ウェストフラップ部６．６における液体の漏れをバリ
アーシート１１．１１によって防止することができると
共に、蒸れ、おむつカブレを有効に防止することができ
る。また、止着具９．９による締め付は位置とウエスト
ギャザー部とがそれぞれ独立して作用するため、ウエス
トギャザー部６．６が腰部に確実に密着して、捲れたり
ウエストギャザー部６．６と腰部との間に衣類が入り込
む隙間が生じたりすることがなく、従って衣類を濡らす
虞れがない。また、ウェストギャザ部の皺が被着具１０
に及ばず、常に平滑な被着具１０に止着具９．９を止着
することができ、動きの激しい赤ちゃんに対しても確実
に使い捨ておむつ１を着用させることができ、外れる虞
れがなく、更に、着用の際、ウェストフラップ部６．６
に強い引張力が作用しても破れる虞れがない。

また、第５図は本発明の使い捨ておむつの他の実施例を
示す図で、本実施例の使い捨ておむつ１は、同図に示す
如く、ウェストフラップ部６．６には伸縮弾性部材８が
それぞれ２本ずつ取り付けである以外は全て同様に構成
されている。本実施例においても上記実施例と同様の作
用、効果を期することができる。

尚、本発明の使い捨ておむつは、上記実施例に制限され
るものでなく、本発明の要旨を逸脱しない限り全て本発
明に包含される。

〔発明の効果〕

本発明の使い捨ておむつは、***物が吸収体の前後端部
を介して腰部から漏れたり、下着が腰部の隙間に入り込
んで下着が濡れたりすることを防止する共に、腰部にお
ける蒸れ、おむつカブレを防止することができ、しかも
縦裂けに強く、テープファスナー等の止着具の機能を充
分に発揮することができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の使い捨ておむつの一実施例の表面を示
す平面図、第２図は第１図に示す使い捨ておむつの着用
時の形態を示す斜視図、第３図は第１図の■−■線断面
図、第４図は第１図の■■線断面図、第５図は本発明の
使い捨ておむつの他の実施例を示す第３図相当図である
。１；使い捨ておむつ２；トフブシート３；バックシート４；吸収体５；サイドフラップ部６；ウェストフラップ部７．８；伸縮弾性部材１１；ハリアーシート第１図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）液透過性のトップシート、液不透過性で且つ蒸気
透過性のバックシート、及びこれら両シート間に位置す
る吸収体を有する使い捨ておむつにおいて、液不透過性
で且つ蒸気透過性のバリアーシートを、上記トップシー
トと上記バックシートとの間に介在させ且つおむつの前
後各端部から上記吸収体の前後各端部それぞれの内方に
亘ってそれぞれ延設して上記吸収体の前後各端部を被覆
するウエストバリアー部を形成すると共に、上記各バリ
アーシートのおむつの幅方向の強度を上記バリアーシー
トの前後方向の強度よりも大きくしたことを特徴とする
使い捨ておむつ。
（２）上記バリアーシートのおむつの幅方向の強度を上
記バックシートの幅方向の強度よりも大きくしたことを
特徴とする請求項（１）記載の使い捨ておむつ。
（３）上記バリアーシートが、上記幅方向に延伸された
シートであることを特徴とする請求項（１）または（２
）記載の使い捨ておむつ。
（４）上記バリアーシートと上記トップシートとの間に
、伸縮弾性部材を上記幅方向に介装することにより伸縮
自在なウエストギャザー部を形成したことを特徴とする
請求項（１）ないし（３）のいずれか一に記載の使い捨
ておむつ。
（５）上記伸縮弾性部材が、上記吸収体の前後各端部か
ら離隔して配置されていることを特徴とする請求項（４
）記載の使い捨ておむつ。
（６）上記伸縮弾性部材がポリウレタンフォームである
ことを特徴とする請求項第（４）または（５）記載の使
い捨ておむつ。