JPH03267107A - 天井埋込型空気清浄機の取付装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、天井埋込型空気清浄機の据え付は装置に関す
るものである。

従来の技術 従来、この種の天井埋込型空気清浄機や空気調和機など
の据え付けは、第３図に示すような構成であった。すな
わち、スラブ１から吊下げられた複数本のボルト２の先
端に空気清浄機の本体３の側板４に固定された吊金具５
に取付けられる。前記吊金具５は、Ｌ形状に形成され、
固定片６は側板４にねじ７によって固定され、吊片８は
中央に貫通穴があってボルト２が貫通し、上ナツト９と
下ナツト１０により吊下げられ、前記上ナツト９と下ナ
ツト１０とにより高さ調節をおこなう。この高さ調節は
天井材１１の開口部１２より化粧パネル１３を取り外し
た状態でおこなっていた。

発明が解決しようとする課題 このような従来の構成では、建築中は天井材１１の施工
前に本体３を据え付けるなら、さほど問題は無いが、天
井材１１が施工された後、あるいは既築の建物などは、
天井材１１が、はられているために、本体３の僅かに太
き（した程度の開口部１２から施工するのは、手先の調
節作業が非常に難しく、正確な位置と高さにすることが
困難となる課題があった。

本発明はこのような課題を解決するもので、本体の据え
付は作業を容易にすることを目的とするものである。

課題を解決するための手段 この課題を解決するために本発明は、本体の天面に膜付
グロメットを装着し、この膜付グロメットに吊ボルトを
貫通せしめ、前記吊ボルトと連結するための吊金具を備
え、前記吊金具は、固定穴と、Ｌ形状に突出した掛片と
を有する固定片と、吊ボルトが貫通する穴部を有する吊
片とより構成され、前記掛片は、側板に設けた支持穴と
係合するとともに、前記固定穴と合わせられる取付穴を
倒板に設けた構成とし、前記吊金具を外側からも、内側
からも取着を可能とする構成としたものである。

作　　　用 この構成により、建築中で天井材の張設していない場合
は、吊金具を本体の外側より支持穴に対して掛片を掛け
て、取付穴と固定穴を合わせてボルトとナツトにより吊
金具を固定し、吊ボルトは吊片の穴部と係合する。

一方、天井材が、既に張設されている場合は、吊ボルト
を膜付グロメットに貫通させ、吊金具は本体の内側より
支持穴に対して掛片を掛け、取付穴と固定穴とを合わせ
てボルトとナツトにより固定し、吊ボルトは吊片の穴部
を通してナツトで吊下げられ、調節することとなる。

実施例 以下本発明による一実施例を第１図および第２図にもと
づいて説明する。第２図においてスラブ１６から吊下げ
られた吊ボルト１７が吊下げられ、天井埋込型空気清浄
機の本体１８の天面１９の四隅に設けられ、据え付は条
件により、膜付グロメット２０を貫通する手段として本
体１８の内側を通されている。第２図に示す場合は、天
井材（図示せず）が、既に張設されている場合を示すも
のである。

前記吊ボルト１７の下方部には、Ｌ形状となった吊金具
２１と、上ナツト２２と下す・ソト２３と、ボルト３８
とナツト３９とにより係止され、本体１８を吊下げてい
る。前記本体１８内には、電気式集塵部２５と、室内循
環用の送風機２６とを備え、吸込口２７より吸込まれた
室内空気が、集塵部２５を通って清浄した空気が、送風
機２５により吹出口２８より吹出される。第１図におい
て、前記吊金具２１を詳しく説明する。

すなわち、吊金具２１は、固定穴３０と、切欠きによっ
て形成された掛片３１とよりなる固定片３２と、吊ボル
ト１７が貫通する長穴形状の穴部３３を有した吊片３４
とよりなり、Ｌ形状に形成されている。一方、前記掛片
３１を掛けるために、本体１８の側板３５には、支持穴
３６と、この支持穴３６を掛けて上側に押し上げた位置
に固定穴３０と合致する取付穴３７とを設け、この固定
穴３０と取付穴３７に貫通するボルト３８と、ナツト３
９を設けている。なお、膜付グロメット２０は、通常は
密封状態であるが、吊金具２１ａを本体１８の内側より
吊下げるときは、膜付グロメット２０は、中央の薄膜部
分を破断して吊ボルト１７を通すようにしている。

上記構成において、建物の工事進行状況によっては、天
井材が張設されている場合と、張設されていない場合と
がある。仮に天井材の張設が進行していない場合は、側
板３５の外債より十分に余裕をもって施工できる。すな
わち、スラブ１６より吊ボルト１７が吊下げられた状態
から、吊金具２１を外側より側板３５の支持穴３６と掛
片３１を掛け、押上げた状態でボルト３８を固定穴３０
と取付穴３７とを貫通させ、ナツト３９で締付けて、吊
金具２１を固定する。そして吊ボルト１７を穴部３３に
挿入して上ナツト２２と下ナツト２３とで、本体１８の
高さ調節をする。

逆に、天井材が、既に張設されている場合は、天面１９
の膜付グロメット２０を吊ボルト１７で破断し、本体１
８内を通すとともに、吊金具２１ａを内側より支持穴３
６に対して掛片３１を掛け、押し上げた状態で、固定穴
３０と取付穴３７とを合わせてボルト３８を挿入し、ナ
ツト３９で固定する。そして吊ボルト１７を穴部３３に
挿入して上ナツト２２と下ナツト２３とで本体１８の高
さを調整する。こうして天井材が張設された後は、吸込
口２７と吹出口２８を構成する開口部より施工工事をす
ることになるから、本体内側で吊下作業をすることにな
り、この吊下作業は、いたって簡単となるのである。

発明の効果 前記実施例の説明より明らかなように本発明は、天面に
膜付グロメットを設け、吊ボルトと連結する吊金具には
、固定片に固定片と掛片を設け、吊片には穴部を設ける
とともに、前記掛片と固定穴とに対応する支持穴と、取
付穴を本体の側板に設ける構成としたから、吊金具は本
体の外側からでも内側からでも吊ボルトと連結すること
が可能となり、建築工事の進行度合に関係なく、据え付
は施工が容易となる。すなわち既築の建物においても容
易に据え付けが可能となるのである。

また吊金具の掛片により、万−取付用ボルト。

ナツトが締んでも、最低限の吊下げ保持力を残留せしめ
、安全かつ確実に本体の据え付けが可能となるなどの効
果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例による天井埋込型空気清浄機
の取付装置の一コーナーの詳細斜視図、第２図は同天井
埋込型空気清浄機の取付装置の断面構成図、第３図は従
来の天井埋込型空気清浄機の取付装置の構成図である。 １６・・・・・・スラブ、１７・・・・・・吊ボルト、
１８・・・・・・本体、１９・・・・・・天面、２０・
・・・・・膜付グロメット、２１・・・・・・吊金具、
３０・・・・・・固定穴、３１・・・・・・掛片、３２
・・・・・・固定片、３３・・・・・・穴部、３４・・
・・・・吊片、３５・・・・・・側板、３６・・・・・
・支持穴、３７・旧・・取付穴、３８・・・・・・ボル
ト、３９・・・・・・ナツト。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　本体の天面に膜付グロメットを装着し、この膜付グロ
   メットに吊ボルトを貫通する手段と、前記吊ボルトを連
   結するための吊金具を備え、前記吊金具は固定穴と、Ｌ
   形状に突出した掛片とを有する固定片と、吊ボルトが貫
   通する穴部を有する吊片とより構成され、前記掛片は、
   側板に設けた支持穴と係合するとともに、前記固定穴と
   合わせられる取付穴を側板に設けた構成とし、前記吊金
   具を外側からも内側からも取着可能とする構成とした天
   井埋込型空気清浄機の取付装置。