JPH03262594A - 写真廃液の処理方法 - Google Patents

写真廃液の処理方法

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JPH03262594A
JPH03262594A JP2060295A JP6029590A JPH03262594A JP H03262594 A JPH03262594 A JP H03262594A JP 2060295 A JP2060295 A JP 2060295A JP 6029590 A JP6029590 A JP 6029590A JP H03262594 A JPH03262594 A JP H03262594A
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JP
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waste liquid
treatment
bod
added
cod
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JP2060295A
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Atsuko Takahashi
敦子 高橋
Hideo Miyazaki
英男 宮崎
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
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  • Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)
  • Activated Sludge Processes (AREA)
  • Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、写真処理廃液の処理方法に関するもので、詳
しくは高いCOD値を有する写真廃液を無害化する方法
に関するものである。
(従来の技術) 従来、写真廃液の処理方法としては、活性汚泥法(例え
ば、特公昭!/−7λり173号及び特公昭!l−7り
jコ号等)、蒸発法(特開昭グア1り34t7号及び特
公昭jA−43タタを号等)、電解酸化法(特開昭μタ
ー/ / 91431号、特公昭!3−φ3μ7を号等
)、イオン交換法(特公昭6/−J77θφ号、特公昭
よ3−3♂3号等)、逆浸透法(特開昭!O−ココグ6
3号等)、化学的処理法(特開昭z3−isizr号、
特公昭よ7−37Jtt号、特開昭J/−114/7!
A等)が知られているが、それぞれ以下の様な欠点を持
っている。
活性汚泥法については、BOD/COD値が/。
O以下とかナシ小さい写真廃液を処理しようとする場合
、相当な希釈を必要とし、しかも、そのCOD除去率は
30%以下にすぎなく満足のいく方法ではない。
電解酸化法は、設備費が高く、電極がすぐに汚染される
。イオン交換法及び逆浸透法は、濃厚な写真廃液に対し
ては樹脂及び膜の疲労が大きく、すぐに使用不可となる
。更に化学処理法は、過酸化水素、過硫酸塩、過ハロゲ
ン酸塩、亜ノ・ロゲン酸及び次亜ハロゲン酸添加による
処理法が知られているが、高いCOD濃度を有する写真
廃液に対してはどれも処理効率が極めて悪く、常に必要
以上に過剰の薬剤を使用することになる。
従って、写真廃液を上記方法単独で処理することは難し
いので、例えば特開昭!3−コヂψ亭号公報や、名古屋
工業試験場で行われているように、フェントン酸化を行
った後生物処理を行うという方法が提案されている。し
かし、Br  イオン濃度が0./z/1以上含む写真
廃液をフェントン酸化スると、BreイオンがOHラジ
カルの酸化反応を阻害し、充分な酸化分解が行えない。
この液はもともとB OD/COD比が小さいものであ
るがフェントン酸化分解で充分な酸化が行われないため
、BOD/COD比は依然として小さい壕lである。従
って、その後生物処理を行っても、COD、BOD除去
率は向上しない。
(本発明が解決しようとする課題) 本発明の目的は、Br  イオン濃度が0,1g71以
上、BOD/COD値が/、0以下の写真廃液を処理す
るに際し、Br  イオンの影響をうけることなく、廃
液成分を酸化分解し、極めて高度の処理水を得ることで
ある。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、種々の検討を行った結果、以下の手段を
用いることによう、本発明の目的が効果的に達成できる
ことを見い出した。
すなわち、写真廃液を生物処理するに際し、前処理とし
て、鉄粉と過酸化水素水を用いた酸化分解を行うことを
特徴とする写真廃液の処理方法である。
前処理として行う鉄粉と過酸化水素水を用いた酸化分解
法(以下、鉄粉法)Fi特開昭jtr−zi912号公
報に示されているように、フェントン酸化法よシ酸化効
率が良い。しかし写真廃液に応用した場合、フェントン
酸化法と同様に、Breイオンによう酸化反応が阻害さ
れ、単独では充分な処理は行えない。しかしこの酸化処
理を行うと、廃液中の生物的に不活性な有機物が分解し
BOD/COD値が大きくなることが判明した。また鉄
粉を用いることにより生物処理に用いられる微生物に有
害な重金属、例えば写真廃液中の銀をのぞくつtb、回
収を同時に行える。この点はフェントン法ではなく鉄粉
法を用いる際の大きなメリットである。従ってこの処理
液を生物処理するとCOD、BOD値の低減した極めて
高度な処理液を得ることができる。従って、鉄粉法は、
生物処理の前処理としては最適な酸化法であシ、両者を
組み合わせることにより今昔でにない高度な写真廃液処
理を実現することができる。
本発明にかいて用いる鉄粉としては公知のものはいずれ
も使用することができる。好1しくは銅の共存下で用い
ることであシ、例えば銅を被膜した鉄粉(銅被膜鉄粉)
は本発明の目的により好ましいものである。ここで被膜
する割合としては!〜20%程度のものが好ましい。こ
の上うな銅被膜鉄粉を用いる方法は写真処理廃液とシわ
けカラー写真用処理廃液(例えば、p−フェニレンジア
ミン系発色現像主薬、有機金属鉄錯塩などを含有した廃
液)に対して有効である。
本発明の対象とする写真廃液としては、前述の如くBr
e濃度0.1g773以上、BOD/COD比1.0以
下のものが有効であるが、Bre濃度としては特に0 
、1 g / 1以上、筐たBOD/COD比とし−r
−f′io、r以下、特にo、を以下の写真廃液が本発
明の方法に適している。
次に本発明の処理工程について説明する。
(1)  写真廃液のpHを好1しくば7以下になるよ
うに調整する。より好1しくは1〜3とする。
ここで用いる酸としては塩酸、硫酸、硝酸のいずれでも
よい。また写真廃液のCOD濃度は、好1しくは100
0〜ljO,000ppm。
より好オしくは1000〜/2.000ppmに希釈し
た液を用いるのがよい。
(2)次に鉄粉(例えば銅被膜鉄粉)を加えて攪拌する
。この際、必要あれば液温を300C以上に加温して消
泡剤を加える。ここでシリコーン系乳液等の消泡剤を用
いることによって発泡などを防止することができる点で
好ましい。
(3)次に過酸化水素を連続的に添加する。なお、添加
量は廃液のCOD濃度によう異なるが、廃液ll当りj
mJl−61程度用いることが好筐しい。
またこの酸化反応時間は通常30分〜/、20分である
(4)酸化反応終了後、アルカリ剤を加えて好甘しくは
pHJ、7以上、より好捷しくはr、z以上とする。ア
ルカリ剤としては苛性ソーダ又は消石灰或いはその混合
液、好1しくは消石灰をミルク状にして加えるのが処理
効率を良くし凝集を速める。
(5)一定時間(例えばio〜30分間)攪拌後、高分
子凝集剤を添加して凝集させ、攪拌を停止して沈降後r
過分離を行う。
これらの一連の操作は連続式あるいは回分式装置で自動
的に行なわれる。
(6)シかる後、生物処理(例えば活性汚泥処理)を行
うことで、COD、BODを低減させた清澄水を得るこ
とができる。
な釦、本発明における生物処理としては活性汚泥法、ラ
グーン法、散水r床法、回転円板法、その他の生物的接
触酸化法などがある。
これら生物処理のよう具体的方法については、「活性汚
泥法の維持管理技術」桜井敏部、須藤隆−監著(科学技
術開発センター刊)、「新しい活性汚泥法」橋本奨、須
藤隆−編著(産業用水調査会刊)などに記載されている
このように銅被膜鉄粉を用いた強力な酸化方法によれば
、従来の酸化方法よシ生物分解しやすい液が得られるた
め、COD、BODの生物による更なる低減が効率よく
進む。
なお、酸化処理の後にアルカリ性下で行う高分子凝集剤
による沈降は鉄成分の除去に効果をもつものであるが、
鉄除去法については特開昭!0−Iに!FAF、特開昭
32−12’/−7!r、特開昭3μm4j/91r、
特開昭!6−タ339/、特開F14zt−i J J
 r J’ A、特開昭to−xout2!、特開昭ぶ
/−/2コjft、特開昭lμ5r3yrに記載の第一
鉄を中和処理後、酸化し沈殿させる方法及びそれらをフ
ェライト化し、磁気的に分離する方法、第二鉄を高pH
下沈殿させ除去する方法並びに鉄キレートまたti鉄錯
体を高pH下処理沈殿させ除去する方法のいずれを採用
してもよい。
オ九本発明で使用する鉄粉は市販されておシ、例えば和
光紬薬■から入手できる。
オた本発明で用いられる高分子凝集剤としてはアニオン
、ノニオン、カチオンの電荷をもつものがある。これら
は反対イオンに帯電する水中の懸濁粒子の表面電荷を中
和し個々の粒子を不安定化させて凝結現象を促進する。
次いで活性官能基によシ粒子への吸着が起こυ粒子間の
架橋効果によって懸濁粒子の凝集へと進み、さらに巨大
なフロックの形成を促進する。高分子凝集剤の材質とし
てはアクリルアミドやアクリル酸を共重合したものが汎
用される。
本発明の方法に用いられる写真廃液としては。
ハロゲン化銀感光材料を現像処理したときに生じる処理
液である。ここで感光材料としてはカラー感光材料の他
黒白感光材料がある。例えばカラーヘ−/R−、カラー
反転ペーパー、撮影用カラーネガフィルム、カラー反転
フィルム、映画用ネガもしくはポジフィルム、直接ポジ
カラー感光材料などの他に、Xレイフィルム、印刷用感
光材料、マイクロフィルム、撮影用黒白フィルムなどを
挙げることができる。
また、現像処理に用いられる処理液としては以下のもの
を挙げることができる。
感光材料の現像処理に用いる発色現像液は、好筐しくは
芳香族第一級アミン系発色現像主薬を主成分とするアル
カリ性水溶液である。この発色現像主薬としては、アミ
ノフェノール系化合物も有用であるが、p−フ二二しン
ジアミン系化合物が好筐しく使用され、その代表例とし
ては3−メチル−ψ−7ミ/−N、N−ジエチルアニリ
ン、3−メチル−亭−アミノ−N−エチル−N−β−ヒ
ドロキシエチルアニリン、3−メチルーダ−アミノ−N
−エチル−N−β−メタンスルホンアミドエチルアニリ
ン、3−メチルーダ−アミノ−N −エチル−N−β−
メトキシエチルアニリン及びこれらの硫酸塩、塩酸塩も
しくII′1p−)ルエンスルホン酸塩が挙げられる。
これらの化合物は目的に応じ1種以上併用することもで
きる。
発色現像液は、アルカリ金属の炭酸塩、ホウ酸塩もしく
はリン酸塩のようなpH緩衝剤、臭化物塩、沃化物塩、
ベンズイミダゾール類、ベンゾチアゾール類もしくはメ
ルカプト化合物のような現像抑制剤−!たはカブリ防止
剤などを含むのが一般的である。筐た必Hに応じて、ヒ
ドロキシルアミン、ジエチルヒドロキシルアミン、亜硫
酸塩ヒドラジン類、フェニルセミカルバジド類、トリエ
タノールアミン、カテコールスルホン2類、トIJエチ
レンジアミン(l、a−ジアザビシクロ〔2゜2.2〕
オクタン)類の如き各種保恒剤、エチレングリコール、
ジエチレングリコールのよウナ有機溶剤、ベンジルアル
コール、ポリエチレングリコール、四級アンモニウム塩
、アミン類のような現像促進剤、色素形成カプラー、競
争カプラーナトリウムボロンハイドライドのようなカブ
ラセ剤、/−フェニル−3−ピラゾリドンのような補助
現像主薬、粘性付与剤、アミノポリカルボン酸、アミノ
ポリホスホン酸、アルキルホスホン酸、ホスホノカルボ
ン酸に代表されるような各種キレート剤、創見ば、エチ
レンジアミン匹酢酸、ニトリロ三酢酸、ジエチレントリ
アミン五酢酸、シクロヘキサンジアミン四酢酸、ヒドロ
キシエチルイミノジ酢酸、/−ヒドロキシエチリデン−
/、/−ジホスホン酸、ニトリロ−N、N、N−)リメ
チレンホスホン酸、エチレンジアミン−N、N、N’。
N′−テトラメチレンホスホン酸、エチレングリコ−ル
(0−ヒドロキシフェニル酢酸) 及びそれらの塩を代
表例として挙げることができる。
筐た反転処理を実施する場合は通常黒白現像を行ってか
ら発色現像する。この黒白現像液には、ハイドロキノン
などのジヒドロキシベンゼン類、/−フェニル−3−ピ
ラゾリドンなどの3−ピラゾリドン類またFiN−メチ
ル−p−アミノフェノールなどのアミノフェノール類な
ど公知の黒白現像主薬を単独であるいは組み合わせて用
いることができる。
これらの発色現像液及び黒白現像液のpHば7〜/コで
あることが一般的である。またこれらの現像液の補充量
は、処理するカラー写真感光材料にもよるが、一般Kg
光材料l平方メートル当たりjl以下であり、補充液中
の臭化物イオン濃度を低減させてネ・〈ことにより30
0m1以下にすることもできる。補充量を低減する場合
には処理槽の空気との接触面積を小さくすることによっ
て液の蒸発、空気酸化を防止することが好渣しい。
オた現像液中の臭化物イオンの蓄積を抑える手段を用い
ることにより補充量を低減することもできる。
発色現像後の写真乳剤層は通常漂白処理される。
漂白処理は定着処理と同時に行なわれてもよいしく漂白
定着処理)、個別に行なわれてもよい。更に処理の迅速
化を図るため、漂白処理後漂白定着処理する処理方法で
もよい。さらに二種の連続した漂白定着浴で処理するこ
と、漂白定着処理の前に定着処理すること、又は漂白定
着処理後漂白処理することも目的に応じ任意に実施でき
る。漂白剤とし・では、例えば鉄(m)、コバルト(I
II)、クロム(Vl)、銅(If)などの多価金属の
化合物、過酸類、キノン類、ニトロ化合物等が用いられ
る。
代表的漂白剤としてはフェリシアン化物:重クロム酸塩
;鉄(III)もしくはコバルト(ilI)の有機錯塩
、例えばエチレンジアミン四酢酸、ジエチレントリアミ
ン五酢酸、シクロヘキサンジアミン匹酢酸、メチルイミ
ノニ酢酸、/、3−ジアミノプロパン四酢般、グリコー
ルエーテルジアミン四酢酸、などのアミノポリカルボン
酸類もしくはクエン酸、酒石酸、リンゴ酸などの錯塩;
過硫酸塩;臭素酸塩;過マンガン酸塩;ニトロベンゼン
類などを用いることができる。これらのうちエチレンジ
アミン四酢酸鉄(i[[)錯塩を始めとするアミノポリ
カルボン酸鉄(III)錯塩及び過硫酸塩は迅速処理と
環境汚染防止の観点から好iしい。さらにアミツボ+7
カルボン酸鉄(III)錯塩は漂白液においても、漂白
定着液においても特に有用である。
これらのアミノポリカルボン酸鉄(III)錯塩を用い
た漂白液又は漂白定着液のpHは通常!、!〜rである
が、処理の迅速化のために、さらに低いpHで処理する
こともできる。
漂白液、漂白定着液及びそれらの前浴には、必要に応じ
て漂白促進剤を使用することができる。
有用な漂白促進剤の具体例は、次の明細書に記載されて
いる:米国特許第3.tりJ、1111号、***特許第
1.コタ0.r/コ号、特開昭!3−タj 、430号
、リサーチ・ディスクロージャーA/7./コヂ号(7
772年7月)などに記載のメルカプト基筐たはジスル
フィド結合を有する化合物:特開昭!θ−ノ≠o、iコ
ヂ号に記載のチアゾリジン誘導体;米国特許第3,70
6.Jrぶ7号に記載のチオ尿素誘導体;特開昭!j−
/A、23!号に記載の沃化物塩;***特許第2゜71
11.1730号に記載のポリオキシエチレン化合物類
;特公昭φj−1134号記載のポリアミン化合物;臭
化物イオン等が使用できる。なかでもメルカプト基また
はジスルフィド基を有する化合物が促進効果が大きい観
点で好壕しく、特に米国特許第z、rデJ、I!11号
、***特許第1゜−zyo、1ris号、特開昭!3−
タj 、tJO号に記載の化合物が好筐しい。更に、米
国特許第ダ。
jt32,1!ψ号に記載の化合物も好筐しい。これら
の漂白促進剤は感材中に添加してもよい。撮影用のカラ
ー感光材料を漂白定着するときにこれらの漂白促進剤は
特に有効である。
定着剤としてはチオ硫酸塩、チオシアン酸塩、チオエー
テル系化合物、チオ尿素類、多量の沃化物塩等をあげる
ことができるが、チオ硫酸塩の使用が一般的であり、特
にチオ硫酸アンモニウムが最も広範に使用できる。漂白
定着液の保恒剤としては、亜硫酸塩、重亜硫酸塩、スル
フィン酸類あるいはカルボニル重亜硫酸付加物が好まし
い。
本発明のハロゲン化銀カラー写真感光材料は、脱銀処理
後、水洗及び/又は安定工程を経るのが一般的である。
水洗工程での水洗水量は、感光材料の特性(例えばカプ
ラー等使用素材による)、用途、更には水洗水温、水洗
タンクの数(段数)、向流、順流等の補充方式、その他
種々の条件によって広範囲に設定し得る。このうち、多
段向流方式にかける水洗タンク数と水量の関係は、Jo
urnal of the 5ociety of M
otionPicture and Te1evisi
on Engineers  第1μ巻、P、コφr−
2z3(tり!!年!月号)に記載の方法で、求めるこ
とができる。
前記文献に記載の多段向流方式によれば、水洗水量を大
幅に減少し得るが、タンク内に釦ける水の滞留時間の増
加によシ、バクテリアが繁殖し、生成した浮遊物が感光
材料に付着する等の問題が生じる。本発明のカラー感光
材料の処理において、このような問題の解決策として、
特開昭j/−/3/、tJ2号に記載のカルシウムイオ
ン、マグネシウムイオンを低減させる方法を極めて有効
に用いることができる。また、特開昭j7−lr、jグ
2号に記載のインチアゾロン化合物やサイアベンダゾー
ル類、塩素化インシアヌール酸ナトリウム等の塩素系殺
菌剤、その他ベンゾトリアゾール等、堀口博著「防菌防
黴剤の化学」、衛生技術合線「微生物の減筒、殺菌、防
黴技術」、日本防曹防黴学合線「防菌防黴剤事典」に記
載の殺菌剤を用いることもできる。
感光材料の処理における水洗水のpHは、μ−7であり
、好ましくはj−tである。更に、感光材料は、上記水
洗に代り、直接安定液によって処理することもできる。
このような安定化処理にふ・いては、特開昭j7−1.
!4Lj号、!I−/4’。
?3μ号、60−220,3413号に記載の公知の方
法はすべて用いることができる。
又、前記水洗処理に続いて、更に安定化処理する場合も
あり、その例として、撮影用カラー感光材料の最終浴と
して使用される、ホルマリンと界面活性剤を含有する安
定浴を挙げることができる。
この安定浴にも各種キレート剤や防黴剤を加えることも
できる。
使用済処理廃液は、通常銀回収を行なってから前述の如
き処理をほどこす。場合によっては銀回収することなく
前述の如き処理をほどこしてもよい。
また、前述の如き処理をほどこすに際しては現像液、漂
白液、定着液、漂白定着液、水洗水、安定液などの混合
液としてから行なってもよいし、現像液、漂白液、定着
液などと水洗水、安定液などと分離して前者に本発明の
方法の処理をほどこしてもよい。
(実施例) 次に実施例をもって、本発明を更に詳細に説明する。
実施例/ ■ 鉄粉法による処理 写真廃液(カラー写真処理用キットCN−/7、cp−
psの現像液、漂白液、定着液、水洗液及び白黒写真処
理用キラ)GRD、RD−[[の現像液、定着液の廃液
を混合したもの)をCOD値約1010000ppなる
ように希釈したものを原水として処理した。この時のB
r  イオン濃度はθ、 r g/13であった。
この原水300m1をビーカーにとシこれに硫酸を添加
してpHJとした後、充分な攪拌をしながら銅被膜鉄粉
を/g添加した。次に3!優過酸化水素水を初期COD
値に対し2当量になるように添加後、引続きto分間攪
拌した。その後消石灰を添加してpHりとし、70分間
攪拌後、高分子凝集剤を添加して凝集した後これをt過
したf液を分析した結果を表7−■に示す。な釦、Fe
とCuについて濃度測定したところFe#度3ppm以
下、Cu濃度は検出限界以下であった。
■ 活性汚泥処理 鉄粉法による処理水をCOD値約f00ppmになるよ
うに希釈した後、活性汚泥処理を行った。
結果を表1−■に示す。
(比較例1) ■ フェントン酸化法による処理 写真廃液をCOD値iooooppmになるように希釈
したものを原水として処理した。この原水200m1に
リン酸を添加してpHを3にした後、硫酸第一鉄を!g
添加した。次に充分攪拌を行いつつ、3!優過酸化水素
水を初期COD値に対し2当量になるように添加し、そ
の後アルカリを加えp H/ 0とし、鉄を沈殿させ、
これをr過したr液を分析した結果を表/−■に示す。
■ 活性汚泥処理 フェントン酸化法による処理水をCOD値約g00pp
mVCなるように希釈した後、活性汚泥処理を行った。
結果を表1−■に示す。
(比較例λ) ■ NaOα酸化法による処理 写真廃液をCOD値約110000ppになるように希
釈したものを原水として処理した。この原水10θm1
3をとりpHを/lにしてNa0Q!!溶液を初期CO
D値に対して2当量になるように添加した。その後塩化
カルシウムをlOg/lになるように添加し、凝集剤を
加え鉄を沈殿させ、f過した液を分析した。結果を表1
−■に示す。
■ 活性汚泥処理 NaOα酸化した処理水をCOD値約z o o pp
mになるように希釈した後、活性汚泥処理を行った。
結果を表1−■に示す。
本発明(表1−■)、比較例/(表/−■)および比較
例2(表1−■)の数値から、本発明はCOD、BOD
値の低減に非常に有効であることがわかる。
また、鉄粉法処理水におけるBOD/COD値はフェン
トン法、Na0Qi法よシも大きく、生物が分解しやす
いものが多量に生成していると考えられ、このことから
も、本発明における鉄粉法酸化と生物処理の組み合せが
有効であることが示される。
実施例コ 実施例1で用いた写真廃液のBr  イオンの濃度を変
えて処理した。化学酸化処理と生物酸化処理は実施例1
と同様の方法で行った。結果を表2に示す。
表2 (単位mg/l) 表2からあきらかなように本発明は比較例に比べ、Br
 イオン濃度が0 、0 / g / 73以上に釦い
てBreイオンの影響をうけることなく、CODとBO
Dを低減させることができる。
(本発明の効果) 本発明の写真廃液の処理方法を用いると、Brイオン濃
度が高(BOD/COD値の小さい写真廃液でもCOD
値及びBOD値を高度に低減した処理水にすることがで
きる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. Br^■イオン濃度が0.1g/l以上、BOD/CO
    D比1.0以下の写真廃液中の被酸化性物質を生物処理
    するに際し、前処理として、鉄粉と過酸化水素水を用い
    た酸化分解を行うことを特徴とする写真廃液の処理方法
JP2060295A 1990-03-12 1990-03-12 写真廃液の処理方法 Pending JPH03262594A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7238271B2 (en) 2002-08-21 2007-07-03 Fujifilm Corporation Method for treating organic wastewater containing aminopolycarboxylic acid
US7294270B2 (en) 2003-05-16 2007-11-13 Fujifilm Corporation Method of treating photographic waste liquid

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