JPH03261505A - コンクリート板の製造方法 - Google Patents

コンクリート板の製造方法

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JPH03261505A
JPH03261505A JP40253590A JP40253590A JPH03261505A JP H03261505 A JPH03261505 A JP H03261505A JP 40253590 A JP40253590 A JP 40253590A JP 40253590 A JP40253590 A JP 40253590A JP H03261505 A JPH03261505 A JP H03261505A
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porous
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▲廣▼岡 利貞
Toshisada Hirooka
Taisuke Matsufuji
泰典 松藤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[0001]
【産業上の利用分野】
本発明は、コンクリート板の製造方法、より詳しくは遠
心力成形法を適用して傾斜機能を持たせたコンクリート
板の製造方法に関する。 [0002]
【従来の技術】
本出願人は先に、特願昭63−26353号においてコ
ンクリート製造方法を開示した。これは、開放性空隙を
有する多孔質骨材に水分を含ませ、これを砂。 セメントに混合して、型枠内に粉体として打設すること
を特徴とするものである(以下この施工方法で打設され
るコンクリートをFASCコンクリートという。 )。 [0003] このFASCコンクリートは、多孔質な人工軽量骨材が
高い吸水率を有することに着目したものであり、セメン
トの水和作用のための水を特に混入することなく、骨材
が一旦吸水した多量の自由水をセメントの水和作用に利
用したものである。 [0004]
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、FASCコンクリートは加圧成形が必要
であり、さらに、これを工業化するなめにはコンクリー
ト打設後早急に脱型を行い、型枠の使用回数を高める必
要があった。 [0005] そこで、本発明は、FASCコンクリートを効率的に製
造することができるコンクリート板の製造方法を提供す
ることを目的とする。 [0006]
【課題を解決するための手段】
この目的を達成する手段として、本発明のコンクリート
板の製造方法は、開放性空隙を有する多孔質骨材に水分
を含ませ、これを砂、セメントに混合したものを、遠心
力成形法により成形することを特徴とする。 [0007] ここで、遠心力成形方法とは、円筒形等の型枠にコンク
リート材料を投入し、型枠を敷設しておくことを特徴と
する請求項1記載のコンクリートを入れた別の小形型枠
を持つコンクリート製品に仕上げる方法である。この成
形方法によると、内型枠が不要となり、かつ密実な高強
度のコンクリート製品を製作することが可能である。 [0008]
【作用】
本発明では、FASCコンクリートを遠心力成形するも
のとしたため、材料が遠心力によりもらなく押しつけ締
め固められ、型枠内に効率よく粉体のままでも打設する
ことができる。 [0009] また、骨材、セメント等コンクリート材料の比重により
遠心力の大きさが異るため、比重の大きいものは型枠の
外側に、軽いものは内側に集まり、厚さ方向に物性が傾
斜的に変化するコンクリート板が製造される。 [0010] ここで、一般的にコンクリート板に他の機能を付与する
には、たとえば成形断熱板等に相当する機能の材料をコ
ンクリート板に張りつけなければならなかったが、この
張りつけた面が不連続面となり、この部分で内部結露、
剥離等の現象が生じていた。しかしながら、本発明によ
ると、コンクリートに軽量骨材等の機能性の材料を混入
するすることにより、不連続面のない厚さ方向に物性が
連続的に傾斜的に変化する製品の製作が可能となった。 [0011] さらに、開放性空隙を有する多孔質骨材に含まれた水分
が遠心力により、セメント中に排出されセメントの水和
反応がより効率良く行われる。 [0012]
【実施例】
以下に、本発明を実施例に基づいて具体的に説明する。 [0013] 本実施例では、コンクリートの使用材料として、セメン
トは普通ポルトランドセメント、細骨材は砂、粗骨材は
開放性空隙を有する人工軽量骨材を用いた。 [0014] 調合としては、粗骨材からの自己養生水によってセメン
トの全ての水和反応を起こさせる必要があり、多孔質骨
材の容積率をコンクリートに対して65〜90%とし、
水セメント比を15〜35%となるようにした。 [0015] 手順としてまず、人工軽量骨材に充分吸水させる。 [0016] 次にこれを細骨材及びセメントに混入攪拌した後、所定
の遠心力成形機に投入する。 [0017] ここで、図1は本実施例に使用する遠心力成形装置用型
枠1を示す。 [0018] 本実施例では、遠心力成形機用型枠1内に仕切り板2を
設けることで脱枠時に複数のFASCコンクリートパネ
ル3ができ上がるものとした。ここで、図2の拡大図に
示すように、できた製品を壁等に用いることができるよ
うに、成形後に平面となるものとするため、円形型枠の
内側にさらに半月状の型枠材4を設けた。なお、本実施
例では従来からある遠心力成形用の円筒形の型枠を8分
割したものとした。 [0019] また、予め補強鉄筋5を配置することにより、より高強
度のコンクリート板を製造することも可能である。 [00201 次いで、混入攪拌したFASCコンクリート材料を回転
する遠心力成形機用型枠1内に投入するが、材料の投入
にはベルトあるいはスクリューコンベヤを用いる。成形
後、コンクリート内側を刷毛等で平滑にする。 [0021] なお、この遠心力成形機の回転数としては、材料が適当
に締め固め成形され、かつ強度低下を伴う材料の分離が
生じない範囲が望ましく、直径3m程度の場合は300
〜1500rpm程度が適当である。 [0022] この範囲であれば、図3に示すように、厚さtを有し、
コンクリート板の一面は水密性、耐久性、遮音性、防水
性に優れた密実部分6、他の面は、吸放湿性、吸音性、
柔軟性、断熱性に優れたポーラスな多孔質な部分7とし
て成形される。 すなわち、遠心力により密実部分6は遠心力成形機型枠
1の外側に、多孔質部分6は内側に形成される。しかも
、この場合密実部分6から多孔質部分7へと連続的に変
化し不連続面が生じることがない。したがって従来問題
となっていた結露剥離等の問題が生じないこととなる。 [0023] なお本実施例では、遠心力成形は10〜30分程度行い
、2〜3日養生したのち脱型することができた。 [0024] また、本実施例では、遠心力成形機の型枠1内に仕切り
板2を設けることで脱型時に複数のFASCコンクリー
トパネル3を得ることができるようにしたが、図4に示
すように、一体として成形した円筒状のコンクリート筒
を縦きりに切断してパネル3を製作することも可能であ
る。 [0025] この場合、図5及び図6に示すように、型枠材4内に予
め仕上材(金属板、タイル、石材等)8を敷設しておけ
ば、打設したコンクリートと遠心力による圧着効果で一
体となり、仕上材8を持ったFASCコンクリートパネ
ルができる。 [0026] これらの方法によりFASCコンクリートを使用した軽
量でかつ吸放湿性能を持つ製品ができ上がる。 [0027] ここで、製品であるコンクリート板3は、円形を均等分
割した幅Wを持ち、長さしは適当に決めることができる
。 [0028] また、図7(a)又は(b)に示すように、成形機の型
枠1内に、予め生コンクリートを入れた別の小形型枠9
を取り付けて、コンクリート板ないしブロックを成形す
ることができる。この方法を用いる場合でも、仕上材8
を敷設しておくことにより、前述した仕上材8を持つF
ASCコンクリート製品を作ることが可能である。 [0029] なお、コンクリート板の工業的製作方法としては、振動
法、加圧法等があるが本実施例では、遠心力成形法が本
質的に持っている遠心力の差を利用して、強度の低下を
行わない範囲で適当に材料の分離を行い、FASCコン
クリート製造方法を組合せることにより、傾斜機能を持
つコンクリート板を製造するものである。 [0030] ■発明の効果】 本発明は、FASCコンクリートを遠心成形機を用いて
打設するものとしたため、FASCコンクリートを効率
良く製造することが可能となった。 [00313 また、厚さ方向に密度が傾斜的に変化するコンクリート
板を、効率よく且つ安定的に量産できる。 [0032] したがって、本発明により、たとえば、建物の外壁に求
められる防水機能と断熱、遮音機能を有し、且つ室内側
では吸放湿性能と吸音性能を持つ壁板が得られる。また
、床板であれば、強度と、遮音吸音性能が要求されるが
、本製造法で対応することができる。特に、壁の両面で
要求される機能が異なる場合に有効である。 [0033] また、仕上材を予め形枠材内に敷設しておくことにより
、仕上材をもったFASCコンクリートを得ることがで
きる。さらに、成形機の形枠内に別の小形型枠を取り付
けることにより、コンクリート板やブロックを得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例に用いる遠心力成形装置用型枠の正面図であ
る。
【図2】 第1実施例に用いる遠心力成形装置用型枠の拡大図であ
る。
【図3】 本実施例により製造されたコンクリート板の断面図であ
る。
【図4】 他の実施例に用いる遠心力成形装置用型枠を示す斜視図
である。
【図5】 第2実施例に用いる遠心力成形装置用型枠の拡大図であ
る。
【図6】 本実施例により製造されたコンクリート板の断面図であ
る。
【図7】 遠心力成形装置月形枠内に別の小形型枠を設置した例を
示す正面図である。
【符号の説明】
1 遠心力成形機用型枠 仕切り板 FASCコンクリートパネル 型枠材 補強鉄筋 密実部分 多孔質部分 仕上材(金属板。 タイル。 石材等) 小形型枠 =30− 特開平3−261505 (8)
【書類名】
図面
【図1】
【図2】 =34− 8

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】開放性空隙を有する多孔質骨材に水分を含
    ませ、これを砂、セメントに混合したものを、遠心力成
    形法により成形することを特徴とするコンクリート板の
    製造方法。
  2. 【請求項2】成形型枠内に予め仕上材を敷設しておくこ
    とを特徴とする請求項1記載のコンクリート板の製造方
    法。
  3. 【請求項3】成形型枠内に予め材料を入れた別の小形型
    枠を取り付けて成形を行うことを特徴とする請求項1ま
    たは2記載のコンクリート板の製造方法。
JP40253590A 1989-12-16 1990-12-15 コンクリート板の製造方法 Expired - Lifetime JP2912025B2 (ja)

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JP32680689 1989-12-16
JP1-326806 1989-12-16
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JP2912025B2 JP2912025B2 (ja) 1999-06-28

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