JPH0325938Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0325938Y2
JPH0325938Y2 JP10326386U JP10326386U JPH0325938Y2 JP H0325938 Y2 JPH0325938 Y2 JP H0325938Y2 JP 10326386 U JP10326386 U JP 10326386U JP 10326386 U JP10326386 U JP 10326386U JP H0325938 Y2 JPH0325938 Y2 JP H0325938Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tiles
tile
tool
pressing
conveyance path
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP10326386U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6313707U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP10326386U priority Critical patent/JPH0325938Y2/ja
Publication of JPS6313707U publication Critical patent/JPS6313707U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0325938Y2 publication Critical patent/JPH0325938Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices For Post-Treatments, Processing, Supply, Discharge, And Other Processes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は2枚合せタイルの分離装置に関す
る。
(従来の技術) 通常、押出し法によつて成形されるタイルは、
その成形の際2枚合せの状態で成形され、またそ
の状態で焼成される。従つて、その後2枚合せの
タイルを1枚ずつに分離することが必要となる。
2枚合せタイルを分離する方法として、木槌、
金槌等の打圧具を用いて、人手によりタイルに衝
撃を与えて分離する方法と、実公昭58−36495号
公報に示されているような分離装置を用いて分離
する方法とがある。第7図はその装置の一例を示
したものである。図示のように、この装置はタイ
ル100とタイル100とを接合している足10
2(タイル接合用の部分であつて、製品としては
不要の部分)の付け根部を刃物104,104に
て打圧することにより、タイル100を分離する
ように構成されたものである。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、人手によつてタイルを分離する
場合にはその分離能力が低いことの他、分離技術
に熟練を要し、また木槌等によつて衝撃を与える
個所によつては、タイルが欠けたり、割れたり
し、或いは何度も衝撃を与えないとタイルが分離
しなかつたりする等の各種の問題がある。
一方第7図に示す装置は、同図に示すような形
態のタイル、すなわちタイルの押出成形方向に比
較的短く且つ足102によつて接合されているよ
うなL型の役物タイルの分離には適しているもの
の、第8図に示すようにタイルの長さと等しく且
つ背の低い接合部(捨部)106によつて接合さ
れている形態のタイル108の分離には不向きで
ある。第9図はこのようなタイル108の分離に
本装置を応用した場合の様子を示したものである
が、この装置によつて、タイル108を分離しよ
うとすると、刃物104の打圧力によつて捨部1
06が細かく割れてしまい、その破片がタイル搬
送用のベルト、タイルを案内する案内板等に引つ
掛かつて、搬送ベルトを止めてしまつたり、ベル
トを傷つけてしまつたりするのである。また第8
図中110で示すように、刃物104が直接当た
る部分だけ捨部106が欠けて、タイル108の
端部分の捨部はそのまま残つてしまい、このため
タイルを分離できなかつたりすることも多々あ
り、更に第10図に示すようにタイル112が幅
方向の3個所若しくはそれ以上の個所において捨
部114により接合されている場合には、刃物1
04をこれら全ての捨部114に突き当てること
が難しいために、タイル112の分離そのものが
困難となる。
(問題点を解決するための手段) 本考案のタイル分離装置はこのような問題点を
解決するために案出されたものであり、その要旨
は、(イ)タイルを搬送する搬送路と、(ロ)該搬送路を
挟んで、且つ上下に位置をずらせた状態で配置さ
れた第一打圧具及び第二打圧具と、(ハ)該第一打圧
具を前記搬送路上に突き出して、該搬送路上を上
下に重ね合され且つ接合された状態で運ばれてく
る2枚合せタイルの一方に直接打突させる第一突
出し装置と、(ニ)前記第二打圧具を該第一打圧具と
は反対方向から前記搬送路上に突き出して、前記
2枚合せタイルの他方に直接打突させる第二突出
し装置とを備え、それら第一打圧具及び第二打圧
具による打圧力に基づいて、前記2枚合せタイル
をその接合部位で分離させることにある。
(作用) すなわち本考案は、製品として不要な接合部を
刃物によつて破壊することによりタイルを分離す
るという一般的な発想を転換して、製品たるタイ
ルそのものを打圧するようにし、そしてその道具
として上記刃物に代えて打圧具を用いるようにし
たのである。そしてその打圧具を2枚合せタイル
のそれぞれに対して打突させて、その打圧力を互
いに反対方向からタイルと接合部との境界部位、
或いはタイルとタイルとの境界部位(タイルとタ
イルとが捨部等の接合部を介することなく直接接
合されている場合)に及ぼして同部位を破壊し、
以つて2枚のタイルを分離するようにしたのであ
る。
尚、本考案において打圧具の先端面はタイルを
傷つけないように平坦面若しくはこれに近い形に
することが望ましく、またタイルに局部的な衝撃
力が作用しないように、打圧具がなるべく広い面
積に渡つてタイルに接触するようにすることが望
ましい。
本考案はタイルに直接打圧力を及ぼしてこれを
分離するものであるために、接合部が細かく壊れ
るということはない。従つて、捨部等接合部の破
片によつて搬送用のベルトが停止させられたり、
傷つけられたりする問題は解消される。また、タ
イルに加えられた打圧力は、タイルトと接合部、
或いはタイルとタイルとの境界部位に均一に及ぼ
されるため、打圧力を適正な力に設定しておくこ
とによつて、分離不良を発生させることなく、円
滑にタイル分離を行なうことができる。
その他、本装置によればタイル分離において作
業者の熟練は必要なく、しかも能率良くタイル分
離を行なうことができる。
(実施例) 次に本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図乃至第3図において、10は搬送装置で
コンベヤベルト12と、その幅方向両端部に配設
された案内板16とを有し、このコンベヤベルト
12が送られることによつて、その上に2枚合せ
の状態で載せられたタイル14が案内板16に案
内されつつ搬送されるようになつている。タイル
14は、第5図に示すように押出し法によつて成
形された長さ227mm、幅60mm、高さ13mmの平たい
タイルである。このタイル14の裏面側には3つ
の蟻足20が形成されており、そして蟻足20が
互いに向きあう状態で2枚のタイル14が上下に
重ね合され、且つ高さ10mmの捨部(接合部)17
によつて互いに接合されている。これらタイル1
4は、第3図に示すように長手方向(押出し方
向)を送り方向としてベルト12上に載せられ
る。
一方、ベルト12の両側には2枚のタイル14
を分離する道具としての2本の第一打圧具24と
1本の第二打圧具26とが、ベルト12を間にし
て互いに対向する位置に配置されている。2本の
第一打圧具24は、それぞれ幅25mm、厚さ6mmの
もので、前記2枚合せタイルの上側のタイル14
に対向する高さ位置において、水平方向に150mm
の間隔で並べて配置されている。他方、第二打圧
具26は幅40mm、厚さ5mmのもので、2枚合せタ
イルの下側のタイル14に対向する高さ位置にお
いて、上記2本の第一打圧具24の中間(水平方
向の)に配置されている。尚、これら第一打圧具
24及び第二打圧具26は何れも先端面が平坦面
とされており、タイル14に突き当つた時にタイ
ル14が欠けないようにされている。
これら第一打圧具24及び第二打圧具26は、
第1図に示すようにそれぞれ2枚プレート38に
よつて挟まれた状態で、保持具42により保持さ
れている。各保持具42には2本づつのガイドロ
ツド44が固設されるとともに、第一突出し装置
32及び第二突出し装置34の各エアシリンダ4
8,50が連結されており、これらエアシリンダ
48,50の作動により、第一打圧具24及び第
二打圧具26が、ガイドロツド44とガイド筒4
6とに案内されつつ、タイル14の搬送路上に突
き出され、或るいは引き込められるようになつて
いる。
前記一対の案内板16は、これら第一突出し装
置32及び第二突出し装置34に対向する部分が
一部上側に延び出た形態となつており、そしてそ
れら各内面側にウレタン製のクツシヨン材18が
配設されている。そしてこれら案内板16及びク
ツシヨン材18のそれぞれには、第1図に詳しく
示すように、第一打圧具24及び第二打圧具26
をそれぞれ通過させるための通過孔28,30が
形成されている。
尚、第3図において36はベルト12上のタイ
ル14が所定の位置に来たことを検知するための
光電官等の検知器であり、この検知信号に基づい
て突出し装置32,34が一定時間遅れて(例え
ばタイマー等により)駆動される。勿論、タイル
14が第一打圧具24及び第二打圧具26の前方
位置に来たとき、これを直接検知して第一突出し
装置32及び第二突出し装置34を駆動するよう
にすることも可能である。
次に本装置の作動を説明する。
ベルト12上の2枚合せタイル14が検知器3
6の前方に来ると、検知器36から検知信号が発
せられ、一定時間後に(タイル14が第一打圧具
24及び第二打圧具26の前方に来たとき)第一
突出し装置32及び第二突出し装置34の各エア
シリンダ48,50が駆動される。これにより、
第一打圧具24及び第二打圧具26がベルト12
上に、すなわちタイル14の搬送路上に突き出さ
れる。突き出された2本の第一打圧具24は、案
内板16及びクツシヨン材18の通過孔28を通
過して2枚合せタイル14の上側のタイル14に
直接打突させられる。また他方の第二打圧具26
は通過孔30を通過して下側のタイル14に直接
打突させられる。すなわち2枚のタイル14のそ
れぞれに、互いに反対方向から急激且つ強い打圧
力が及ぼされるのである。この打圧力はタイル1
4自体を介してタイル14と捨部17との接合部
位(境界部位)に及ぼされ、これによつてその接
合部位が破壊されて、2枚のタイル14がきれい
に分離される。分離された2枚のタイル14は、
それぞれ第一打圧具24及び第二打圧具26とも
に、それらの突出し方向に勢い良く移動させられ
た後、案内板16に突き当つて停止する。すなわ
ち、本例では案内板16の一部が、タイル14を
受け止める受板を兼ねているのである。尚タイル
14を案内板16に直接突き当てるようにする
と、その際にタイル14が衝撃力が作用して、タ
イル14が破損する恐れがあるが、本例において
はタイル14がクツシヨン材18を介して案内板
16に突き当たるようにされているため、このよ
うな不具合は生じない。
本例の装置においては、第二打圧具26が2本
の第一打圧具24の中間(水平方向の)に配置さ
れて、タイル14にバランス良く打圧力が及ぼさ
れるため、タイル14が水平面内でひねられた
り、こじられたりせず、第一打圧具24及び第二
打圧具26の打圧力がタイル分離圧力としてその
ままタイル14に作用する利点がある。
以上本考案の実施例を詳述したが、本考案はそ
の他の形態で構成可能である。
例えば本考案は、前記第10図に示すように、
3本の捨部114によつて接合されている2枚合
せタイル112に対しても容易に適用できるし、
第6図に示すように、2枚のタイル52が捨部に
よらずに直接接合されている2枚合せタイルに対
して本考案を適用することも可能である。
また、打圧具の配置位置、幅、厚み、先端面の
形状を適宜変更したり、打圧具の先端にパツドを
当てたり、エアシリンダ以外の駆動手段にて打圧
具を駆動するようにしたり、受板を別の形態で構
成したり、第一打圧具と第二打圧具との上下関係
を逆にしたりするなど、本考案はその主旨を逸脱
しない範囲において、当業者の知識に基づき様々
な変形・改良を加えることが可能である。
(考案の効果) 以上詳述したように、本考案によれば、押出し
法によつて成形された2枚合せタイルを円滑に分
離することができる。その際、接合部を細かく破
壊するようなことがなく、従つてその破片に基づ
いて搬送ベルト等を傷付けたり、停止させたりす
る不具合も発生させない。この他作業者の熟練も
不要となり、しかも能率良くタイルを分離するこ
とができるようになるなど各種効果が生ずる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の一実施例であるタ
イル分離装置の要部斜視図であり、第3図はその
分離装置の平面図である。第4図はその分離装置
の要部正面図(一部断面図)であり、第5図は本
考案の適用対象としての2枚合せタイルの一例を
示す図である。第6図はそのタイルの他の例を示
す図であり、第7図は従来のタイル分離装置の一
例を示す要部斜視図である。第8図は分離対象と
してのタイルの一例を示す斜視図であり、第9図
は第7図の分離装置を第8図のタイルの分離に応
用した場合の様子を示す図であり、第10図は分
離対象たるタイルの他の例を示す斜視図である。 12:コンベヤベルト、14,52,112:
タイル、16:案内板、17,114:捨部、2
4:第一打圧具、26:第二打圧具、28,3
0:通過孔、31:第一突出し装置、34:第二
突出し装置。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) タイルを搬送する搬送路と、 該搬送路を挟んで、且つ上下に位置をずらせ
    た状態で配置された第一打圧具及び第二打圧具
    と、 該第一打圧具を前記搬送路上に突き出して、
    該搬送路上を上下を重ね合され且つ接合された
    状態で運ばれてくる2枚合せタイルの一方に直
    接打突させる第一突出し装置と、 前記第二打圧具を該第一打圧具とは反対方向
    から前記搬送路上に突き出して、前記2枚合せ
    タイルの他方に直接打突させる第二突出し装置
    と、 を備え、それら第一打圧具及び第二打圧具によ
    る打圧力に基づいて、前記2枚合せタイルをそ
    の接合部位で分離させることを特徴とする2枚
    合せタイルの分離装置。 (2) 前記第一打圧具が、前記2枚合せタイルの上
    側又は下側のタイルに対向する高さにおいて水
    平方向に2本並べられる一方、前記第二打圧具
    が他方のタイルに対向する高さにおいて、それ
    ら2本の第一打圧具の中間に1本配置されてい
    る実用新案登録請求の範囲第1項に記載の分離
    装置。 (3) 前記第一及び第二打圧具による打圧位置にお
    いて、前記搬送路の両側に受板が配設されると
    ともに、該受板の内面側にクツシヨン材が配設
    され、且つそれら受板とクツシヨン材とに、前
    記搬送路上に突き出される打圧具を通過させる
    通過孔が形成されている実用新案登録請求の範
    囲第1項若しくは第2項に記載の分離装置。
JP10326386U 1986-07-04 1986-07-04 Expired JPH0325938Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10326386U JPH0325938Y2 (ja) 1986-07-04 1986-07-04

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10326386U JPH0325938Y2 (ja) 1986-07-04 1986-07-04

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6313707U JPS6313707U (ja) 1988-01-29
JPH0325938Y2 true JPH0325938Y2 (ja) 1991-06-05

Family

ID=30975658

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10326386U Expired JPH0325938Y2 (ja) 1986-07-04 1986-07-04

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0325938Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH078244B2 (ja) * 1988-11-16 1995-02-01 小松ウオール工業株式会社 筺体等の内側補強部材

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6313707U (ja) 1988-01-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6357122B2 (en) Plunge drywall saw
JPH0325938Y2 (ja)
US5762061A (en) Splitting apparatus
US20040187856A1 (en) Thin stone cutting machine, method, and product
JP2003062711A (ja) Uリブ自動孔明け装置
DE69909093D1 (de) Verfahren zum zerspannen von holz und zerspannungsscheibe
US3888068A (en) Hole cutting apparatus
CA2161614C (en) Log-cutter splitter
JP4017051B2 (ja) 木片製造装置
US5259282A (en) Method and device for clearing cutoff debris from a saw
JPH09207093A (ja) 緩衝性ボードの切断装置
EP1317632B1 (en) Adjustable anti-splitting device
JPH0639927Y2 (ja) 木製パレットの改造装置
US5244328A (en) Anti-splitting device
US5946994A (en) Void fill material and process for manufacturing same
JPH09309097A (ja) 緩衝性ボードの切落し切断機における切落し補助装置
JP3522214B2 (ja) パチンコ台のリサイクル処理装置及び該処理方法
SU1556902A1 (ru) Устройство дл импульсного резани пиломатериалов на короткомерные заготовки
JP4283723B2 (ja) 木質積層マットの搬送装置、木質積層マットの搬送方法及び木質系複合材の製造方法
JPS608918Y2 (ja) 面取加工装置
JPS644481Y2 (ja)
KR20050031172A (ko) 판석재의 모따기 장치
EP0522749A1 (en) Improvements in or relating to brick cleaning machines
JPH05309606A (ja) ボール紙v溝切削装置における切削屑処理装置
EP0822887B1 (en) Machine for producing a board- or panel-shaped wooden element