JPH03249080A - エレベータの表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明は、エレベータのかご室の壁面に設置されて、エ
レベータの運転情報を表示するエレベータの表示装置に
関し、特に、文字板の表面を覆う透明合成樹脂板を備え
たエレベータの表示装置に関するものである。

［従来の技術］ 従来のこの種のエレベータの表示装置として、実開昭６
０−７２４５８号公報及び実開昭６０７２４５９号公報
に掲載された技術を挙げることができる。

第３図は従来のエレベータの表示装置を示す断面図、第
４図は第３図の表示装置が設置されたエレベータのかご
室を示す概略図である。

第３図において、（１）はエレベータのかご室、（２）
は前記かご室（１）に設置された表示装置の全体を示す
。（３）はかご室（１）の壁面に埋設されたケース、（
４）はケース（３）内に収容されたランプ、（５）はソ
ケット、（６）はランプ（４）を包囲する反射板である
。（７）はケース（３）の前面開口部を覆うようにかご
室（１）の壁面に接合されたフェースプレートであり、
その中央部には開口（８）が透設されている。（９はフ
ェースプレート（７）とランプ（４）との旧に配設され
た透光性の文字板、（１ｏ）は文字板（９）とフェース
プレート（７）との間に介装されたアクリル板等の透明
合成樹脂板であり、前記フェースプレート（７）、文字
板（９）、及び透明合成樹脂板（１０）はそれぞれ重合
状態で鉛直線に沿って設けられている。

第４図において、（１１）はかご室（１）の天井に装着
された照明板、（１２）は前記照明板（１１）を介して
かご室（１）内を照明する蛍光灯、（１３）は蛍光灯（
１２）の照明光、（１４は乗客である。

上記のように構成された従来のエレベータの表示装置に
おいては、ランプ（４）により文字板（９）の文字等が
点灯するので、かご室（１）内の乗客（１４）は、フェ
ースプレート（７）の開口（８）及び透明合成樹脂板（
１ｏ）を介して文字板（９）に表示されたエレベータの
運転情報ヲ読取ることができる。

［発明が解決しようとする課題］ ところが、従来のエレベータの表示装置によると、上記
したように、透明合成樹脂板（１０）が鉛直線に沿って
設けられているため、第４図に示すように、蛍光灯（１
２）が点灯していると、その照明光（１３）が表示装置
（２）の透明合成樹脂板（１０）で反射して乗客（１４
）の目に入る。

したがって、透明合成樹脂板（１０）に蛍光灯（１３）
の反射像が写って見え、これが妨げとなって文字板（９
）の表示が見にくくなることがあった。

そこで、本発明の課題は、透明合成樹脂板に蛍光灯の反
射像が写らないようにして、文字板の表示を見やすくす
るとともに、かご室内へ突出する部分をなくして、意匠
性及び清掃時等の作業性を向上できるエレベータの表示
装置を提供することにある。

［課題を解決するための手段］ 上記の課題を解決するために、本発明のエレベータの表
示装置は、がご室の壁面に埋設されたケース、そのケー
スに収容されたランプ、ケースと対応する位置のかご室
の壁面に接合されたフェースプレート、そのフェースプ
レートとランプとの間に配設された文字板、及び、下部
がケースの内部に位置するように、鉛直線に対し１０度
〜４０度の傾斜角度で文字板とフェースプレートとの間
に介装された透明合成樹脂板から構成される。

［作用］ 本発明のエレベータの表示装置によれば、透明合成樹脂
板が鉛直線に対し１０度〜４０度の傾斜角度で設けられ
るため、蛍光灯の照明光が乗客の目の位置よりも下方に
反射する。したがって、透明合成樹脂板に蛍光灯の反射
像が写らず、文字板の表示が見やすくなる。

また、透明合成樹脂板はその下部がケースの内部に位置
するように傾斜するので、がご室内へ突出する部分がな
くなる。それ故、乗客に圧迫感を与えず、かつ、操作盤
等の他の機器と表示装置との調和も取れ、意匠性を向上
できるとともに、蛍光灯または照明板等の清掃交換作業
の妨げになるおそれもない。

［実施例コ 以下、本発明を具体化した実施例を図面に基づいて説明
する。

第１図は本発明にょる一実施例のエレベータの表示装置
を示す断面図、第２図は第１図の表示装置が設置された
エレベータのがご室を示す概略図である。

本実施例のエレベータの表示装置（２）は、従来と同様
、ケース（３）、ランプ（４）、ソケット（５）、反射
板（６）、開口（８）を有するフェースプレート（７）
、文字板（９）、及び、透明合成樹脂板（１０）から構
成されているが、文字盤（９）及び透明合成樹脂板（１
ｏ）の形状において従来例と相違している。

すなわち、本実施例の透明合成樹脂板（１０）はアクリ
ル樹脂等の透明性を有する板材により断面路く字状に成
形され、その屈曲点はケース（３）の内部に位置し、そ
れより上部は鉛直線に対し１０度〜４０度の傾斜角度（
θ）で形成されている。

文字板（９）は、透明合成樹脂板（１０）の裏面に接合
し得るように、透明合成樹脂板（１０）と同一の傾斜角
度（θ）で屈曲成形されている。なお、前記傾斜角度（
θ）が１０度以下では、照明光（１３）の反射による影
響で文字板（９）の表示が見にくく、また、傾斜角度（
θ）が４０度以上では、照明光（１３）の影響がなくな
る反面、透明合成樹脂板（１０）が傾きすぎて文字板（
９）の表示そのものが見にくくなる。

そして、文字板（９）の下縁及び反射板（６）の下縁は
、透明合成樹脂板（１０）の屈曲部に一体的に突設した
係止片（１６）に係止されている。

また、透明合成樹脂板（１０）の上縁、文字板（９）の
上縁、及び反射板（６）の上縁は、フェースプレート（
７）の上部裏面に突設した係止片（１７）に係止されて
いる。更に、透明合成樹脂板（１０）の下縁は、フェー
スプレート（７）の下部裏面に突設した係止片（１８）
に係止されている。

上記のように構成された本実施例のエレベータの表示装
置（２）においては、従来と同様、ランプ（４）により
文字板（９）の文字等が点灯するので、かご室（１）内
の乗客（１４）は、フェースプレート（７）の開口（８
）及び透明合成樹脂板（１０）を介して文字板（９）に
表示されたエレベータの運転情報を読取ることができる
。この場合、透明合成樹脂板（１０）が鉛直線に対し１
０度〜４０度の傾斜角度（θ）で傾いているので、第２
図に示すように、蛍光灯（１２）の照明光（１３）は表
示装置（２）の透明合成樹脂板（１０）で乗客（１４）
の目の位置よりも下方に反射する。したがって、透明合
成樹脂板（１０）に蛍光灯（１３）の反射像が写らず、
乗客（１４）は文字板（９）の表示を容易に視認するこ
とができる。

このように、本実施例のエレベータの表示装置（２）は
、かご室（１）の壁面に埋設されたケース（３）、その
ケース（３）に収容されたランプ（４）、ケース（３）
と対応する位置のかご室（１）の壁面に接合されたフェ
ースプレート（７）、そのフェースプレート（７）とラ
ンプ（４）との間に配設された文字板（９）、及び、下
部の屈曲部がケース（３）の内部に位置するように、鉛
直線に対し１０度〜４０度の傾斜角度（θ）で文字板（
９）とフェースプレート（７）との間に介装された略く
字状の透明合成樹脂板（１０）から構成したものである
。

したがって、上記実施例のエレベータの表示装置によれ
ば、透明合成樹脂板（１０）により蛍光灯（１２）の照
明光（１３）が乗客（１４）の目の位置よりも下方に反
射するから、透明合成樹脂板（１０）に蛍光灯（１２）
の反射像が写らず、文字板（９）の表示を見やすく改善
できる。しかも、透明合成樹脂板（１０）はその屈曲部
がケース（３）の内部に位置するように傾斜するので、
かご室（１）内へ突出する部分がなくなる。それ故、乗
客（１４）に圧迫感を与えず、かつ、操作盤（図示路）
等の他の機器と表示装置（２）との調和も取れ、意匠性
を向上できるとともに、蛍光灯（１２）または照明板（
１１）等の清掃交換作業の妨げになるおそれもない。

なお、上記実施例では、透明合成樹脂板（１０）が略く
字状に成形されているが、本発明はこの形状に限定され
るものではなく、透明合成樹脂板を平面状に成形して、
これをケースの内部に鉛直線に対し１０度〜４０度の傾
斜角度で配設してもよい。

［発明の効果コ 以上のように、本発明のエレベータの表示装置は、かご
室の壁面に埋設されたケース、そのケースに収容された
ランプ、ケースと対応する位置のかご室の壁面に接合さ
れたフェースプレート、そのフェースプレートとランプ
との間に配設された文字板、及び、下部がケースの内部
に位置するように、鉛直線に対し１０度〜４０度の傾斜
角度で文字板とフェースプレートとの間に介装された透
明合成樹脂板から構成したものであるから、透明合成樹
脂板に蛍光灯の反射像が写らないようにして、文字板の
表示を見やすくできるとともに、かご室内へ突出する部
分をなくして、意匠性及び清掃時等の作業性を向上でき
るという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による一実施例のエレベータの表示装置
を示す断面図、第２図は第１図の表示装置が設置された
エレベータのかご室を示す概略図、第３図は従来のエレ
ベータの表示装置を示す断面図、第４図は第３図の表示
装置が設置されたエレベータのかご室を示す概略図であ
る。 図において、 １：かご室　　　　　　２：表示装置 ３：ケース　　　　　　４：ランプ ７：フェースプレート　９：文字板 １０：透明合成樹脂板　　θ：傾斜角度である。 なお、図中、同−符号及び同一記号は同一または相当部
分を示すものである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）かご室の壁面に埋設されたケースと、前記ケース
   に収容されたランプと、 前記ケースと対応する位置のかご室の壁面に接合された
   フェースプレートと、 前記フェースプレートとランプとの間に配設された文字
   板と、 下部がケースの内部に位置するように、鉛直線に対し１
   ０度から４０度の傾斜角度で前記文字板とフェースプレ
   ートとの間に介装された透明合成樹脂板と を具備することを特徴とするエレベータの表示装置。