JPH032424Y2 - - Google Patents

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JPH032424Y2
JPH032424Y2 JP12983285U JP12983285U JPH032424Y2 JP H032424 Y2 JPH032424 Y2 JP H032424Y2 JP 12983285 U JP12983285 U JP 12983285U JP 12983285 U JP12983285 U JP 12983285U JP H032424 Y2 JPH032424 Y2 JP H032424Y2
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JP
Japan
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speaker
reinforcement
cowl
instrument panel
space
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JP12983285U
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JPS6237548U (ja
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は自動車の車室内へのスピーカーの取付
構造に関する。
[従来の技術] 自動車に取り付けられているラジオ等の音響装
置のスピーカーは、第6図に示される如く、イン
ストルメントパネル10に取り付けられ、特にイ
ンストルメントパネル10に取り付けられている
計器及びその配線等の都合によりインストルメン
トパネル10の上部に設置されている。
ところで、スピーカーの低音域での音響特性を
向上するには、スピーカーの背面側に大きな共鳴
スペースを設けることが好ましい。このため、従
来では、スピーカーの背面側には、スピーカーの
背面側を覆う箱体12が取り付けられているのが
一般的である。
ところが、インストルメントパネル10の上部
内方には、第6図に示される如く、カウル14に
固着されたリーンフオースメント16が配設され
ているので、箱体12がインストルメントパネル
10と干渉しないように箱体12の容積を小さく
する必要があり、充分な共鳴スペースを確保する
ことができなかつた。また、車種によつてはイン
ストルメントパネル10の上面とリーンフオース
メント16との間の取付スペースが狭く、スピー
カーをインストルメントパネル10の上面に設置
することができない等、スピーカーの配置場所が
限られていた。
これらの問題はリーンフオースメント16の形
状や大きさ又は配置を変えることで解決される
が、車体の剛性確保等の点からそれを実施するこ
とは難しい。
なお、スピーカーの音響効果を向上するための
技術としては、実開昭58−184336号、実開昭55−
39299号に示される技術がある。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案は上記事実を考慮し、スピーカーの背面
側の共鳴スペースを充分に確保することができる
自動車用スピーカーの取付構造を得ることが目的
である。
[問題点を解決するための手段] 本考案に係る自動車用スピーカーの取付構造で
は、スピーカーは、カウルに固着されてカウルと
で閉断面を形成するリーンフオースメントに取り
付けられている。
[作用] 上記構成の自動車用スピーカーの取付構造で
は、スピーカーの背面から出る音がカウルとリー
ンフオースメントとの間の空間内でのスピーカー
の前面から出る音と共鳴され、これによつて、ス
ピーカーの低音域での音響特性が向上される。
[実施例] 第1図及び第2図には、本考案に係る自動車用
スピーカーの取付構造の実施例が示されている。
この実施例では、スピーカー18は第1図及び
第2図に示される如く、インストルメントパネル
20の上部内方で、カウル22との間に配設され
ている。
インストルメントパネル20は運転席の前方に
配設されており、運転席側の前面部には、図示し
ない計器類、ラジオ等の音響装置が取り付けられ
ている。このインストルメントパネル20の上面
の左右両側には、それぞれスピーカーグリル21
が嵌着されている。
カウル22はフロントウインドシールドガラス
24の下方に配設されており、カウルインナパネ
ル26とカウルアウタパネル28とから形成され
て車室内への外気導入用とされている。このカウ
ル22には、下面にダツシユパネル30が固着さ
れ、運転席側の面にリーンフオースメント32が
固着されている。
リーンフオースメント32はコ字形断面形状と
されており、両端部がそれぞれカウルインナパネ
ル26の運転席側の面及び下面に固着されてカウ
ルインナパネル26とで閉断面を形成し、車体剛
性を向上している。
スピーカー18はリーンフオースメント32の
上面にボルト34を介して取り付けられている。
このスピーカー18はスピーカーグリル21の直
下にそれぞれ配置されており、スピーカー18の
前面から出る音がスピーカーグリル21を通つて
車室内へ流れるようになつている。
また、このスピーカー18は背面側がカウルイ
ンナパネル26とリーンフオースメント32との
間の空間内に配置されており、スピーカー18の
背面から出る音がスピーカー18の前面から出る
音と共鳴するようになつている。
なお、スピーカー18は図示しない音響装置の
出力部と接続されており、音響装置の作動により
音を発生するようになつている。
このように本実施例では、スピーカー18の背
面側がカウルインナパネル26とリーンフオース
メント32との間の空間内に配置されているの
で、スピーカー18の背面側の共鳴スペースが充
分に確保されて、スピーカー18の低音域での音
響特性が向上される。これによつて、従来のよう
に、共鳴スペースを確保するための箱体を設ける
必要がないので、部品点数が減少されて、コスト
及び重量が低減される。また、箱体を設ける必要
がなく、且つスピーカー18の背面側がカウルイ
ンナパネル26とリーンフオースメント32との
間の空間内に配置されることからスピーカー18
の取付に要するスペースが縮小されて、スピーカ
ー18の設置位置の自由度が向上されるとともに
スピーカー18の設置位置に伴なつてスピーカー
グリル21の配置位置を変えることで意匠の自由
度が向上される。
また、本実施例は、スピーカー18がカウルイ
ンナパネル26に固着されたリーンフオースメン
ト32に取り付けられているので、車体剛性が低
下することはない。
なお、本実施例では、スピーカー18は、前面
から流れる音がスピーカーグリル21を通つてイ
ンストルメントパネル10の上面から車室内へ流
れるようになつているが、スピーカー18のリー
ンフオースメント32への取付位置を変えて、ス
ピーカー18の前面から流れる音がインストルメ
ントパネル20の運転席側の前面から車室内へ流
れるようにする等の他の構造であつてもよい。
また、本実施例では、スピーカー18はボルト
34でリーンフオースメント32へ直接取り付け
られているが、第3図に示される如く、ブラケツ
ト36を介してリーンフオースメント32へ間接
的に取り付けられるようにしてもよい。
さらに、第4図に示される如く、カウルインナ
パネル26の運転席側の端部を延長し、この延長
部26Aにスピーカー18を取り付けるようにし
てもよい。
また、第5図に示される如く、リーンフオース
メント32のスピーカー18の背面と対向する面
に開口部38を設け、この開口部38をコーン紙
40で塞ぐようにしてもよい。この場合、スピー
カー18の背面から出る音は、リーンフオースメ
ント32とカウルインナパネル26との間の空間
内でスピーカー18の前面から出る音と共鳴する
だけでなく、コーン紙40が振動されることでイ
ンストルメントパネル20とダツシユパネル30
との間の空間内でも共鳴されるので、スピーカー
18の低音域での音響特性がさらに向上される。
[考案の効果] 以上説明した如く、本考案に係る自動車用スピ
ーカーの取付構造では、スピーカーは、カウルに
固着されてカウルとで閉断面を形成するリーンフ
オースメントに取り付けられているので、スピー
カーの背面側の共鳴スペースを充分に確保するこ
とができる優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る自動車用スピーカーの取
付構造の実施例を示すスピーカー廻りの断面図、
第2図は第1図の分解斜視図、第3図から第5図
はそれぞれ他の実施例を示し第1図に対応して示
した断面図、第6図は従来のスピーカーの取付構
造を示す断面図である。 18……スピーカー、22……カウル、32…
…リーンフオースメント。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 自動車の車室内へのスピーカーの取付構造であ
    つて、スピーカーは、カウルに固着されてカウル
    とで閉断面を形成するリーンフオースメントに取
    り付けられていることを特徴とする自動車用スピ
    ーカーの取付構造。
JP12983285U 1985-08-26 1985-08-26 Expired JPH032424Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12983285U JPH032424Y2 (ja) 1985-08-26 1985-08-26

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12983285U JPH032424Y2 (ja) 1985-08-26 1985-08-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6237548U JPS6237548U (ja) 1987-03-05
JPH032424Y2 true JPH032424Y2 (ja) 1991-01-23

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ID=31026762

Family Applications (1)

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JP12983285U Expired JPH032424Y2 (ja) 1985-08-26 1985-08-26

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5839480B2 (ja) * 2012-04-17 2016-01-06 アルパイン株式会社 スピーカ
JP7099291B2 (ja) * 2018-12-11 2022-07-12 トヨタ自動車株式会社 車両前部構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6237548U (ja) 1987-03-05

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