JPH0324192Y2 - - Google Patents

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JPH0324192Y2
JPH0324192Y2 JP14652183U JP14652183U JPH0324192Y2 JP H0324192 Y2 JPH0324192 Y2 JP H0324192Y2 JP 14652183 U JP14652183 U JP 14652183U JP 14652183 U JP14652183 U JP 14652183U JP H0324192 Y2 JPH0324192 Y2 JP H0324192Y2
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JP
Japan
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catheter
peritoneal dialysis
cuff member
tissue
hole
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JP14652183U
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JPS6052851U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はカテーテルを生体内組織中で固定する
ためのカフ部材を具備する腹膜透析用カテーテル
に関する。
一般に腎不全などの治療には腹膜透析が行われ
るが、治療期間が長期に亘ることが多いため、こ
れに使用する腹膜透析用カテーテルは手術により
体内に留置する。このカテーテルは皮下組織及び
筋層組織などに表皮から腹膜に至るトンネルを形
成する留置術によって固定されるが、皮下組織な
どへの固定を十分に行うため、カフ部材を介して
行われる。従来、腹膜透析用カテーテルとしては
ポリエステル繊維などからなるフエルト、織物、
不織布などのカフ部材を備えたものが用いられて
いる。
ところが、これら従来のカテーテルではカフ部
材の皮下組織との適合性が十分でなく、長機留置
の間に皮下組織に設けたいわゆる皮下トンネル内
で炎症を起こすおそれもあり、またカフ部材から
リントと呼ばれる繊維屑が遊離して体組織中を遊
走し、毛細血管に吸収されて血栓の原因となるこ
ともあって、腹膜透析用カテーテルとして十分満
足できるものではなかった。
本考案は上記従来の欠点を解消すべくなされた
ものであり、シリコン発泡体からなるカフ部材を
具備したことを特徴とする腹膜透析用カテーテル
である。
次に本考案を一実施例に基づき図面に沿って説
明する。第1図に示す様に本考案の腹膜透析用カ
テーテルは、カテーテル本体1の腹腔内に留置す
る部分に透析液を出入させるための小孔2を設
け、体組織と接触する部分にシリコン発泡体から
なるカフ部材3を外装したものである。上記カテ
ーテル本体1は本質的に体組織と反応しないプラ
スチツク・ゴムなどからなる可撓性の管状物であ
ることが望ましく、とくにシリコンチユーブが好
適である。シリコン発泡体からなるカフ部材3は
予めカテーテルの外周に沿うように筒状に成形し
たシリコン発泡体を接着剤により接着するか、ま
たは二液性シリコンフオーム用樹脂の二液を混合
しておいて、カテーテル本体1に塗布してから発
泡硬化させることなどにより形成することができ
る。このカフ部材3は第1図に示すように1つの
筒状体を外装したものの他、2以上の短い筒状体
を連続又は不連続に配設したものであってもよ
く、あるいは体組織内でのカテーテルの固定性を
高めるためにつばを表皮側に設けたものであって
もよい。
本考案の腹膜透析用カテーテルはシリコン発泡
体からなるカフ部材を備えているため、生体によ
る拒否反応も殆んどなく、生体適合性に優れてい
る。またカフ部材が発泡体であるためクツシヨン
性を有するので、体組織を圧迫することによる炎
症が生じにくく、しかもその炎症によって起こる
2次感染も殆んど起こることがない。その上、表
面が微細な凹凸形状で、カフ部材の表面に細胞浸
潤により肉芽が入りこみやすいため、体組織への
固定性が著しく向上する。更には、リントなどの
繊維屑が遊離することがないため、血栓の原因と
なることもない。
なお、上記シリコン発泡体からなるカフ部材3
にコラーゲン、ゼラチン、フイブリンなどのアミ
ノ酸系生体適合性物質を付着させると、生体適合
性が更に向上し、肉芽の細胞浸潤繊維化を助長し
て、留置術後の癒着と止血を早めることができ
る。これらアミノ酸系生体適合性物質をカフ部材
3に付着する方法としては、シリコン発泡体の表
面にコーテイングなどで被覆してもよいし、シリ
コン発泡体と化学的に結合させてもよい。
次に本考案の腹膜透析用カテーテルの留置方法
の一例について説明する。第2図は本考案の腹膜
透析用カテーテルの体組織内での留置状態を示す
断面図である。まず最切に表皮Aから皮下組織B
及び筋層組織Cを通って腹膜Dまで貫通する第1
孔を形成し、そこにカテーテルを先端部から挿入
する。次に第1孔から約5cm離れた位置に表皮A
から皮下組織Bに至る第2孔(貫通孔ではない)
を形成する。そして第1孔と第2孔とを皮下組織
内でつなぐ皮下トンネルを形成し、カテーテルの
体外へ残されるべき部分を皮下トンネルを通して
第2孔から体外へ引き出し、最後に第1孔の表皮
側を縫合する。これにより、カテーテルは第2図
に示す様に体組織内では屈曲した状態で留置され
るため、長期間留置しても容易に抜けなくなり安
全性が高くなる。
なお、カテーテル本体1を形成するシリコンチ
ユーブなどの材質は可撓性を有するが、上述の留
置方法による屈曲部においてはもどりを生ずるこ
ともあるため、長期に亘る留置においては体組織
を圧迫して炎症を起こすおそれがある。そこで第
3図に示す様に体組織内での留置状態と同様な屈
曲部を予め設けたカテーテルにすれば、このよう
な炎症をおこすこともない。この予め屈曲部を設
けたカテーテルを体内に留置するには、カテーテ
ルを第1孔に挿入する際、ステンレスワイヤーな
どの芯を通して一度直線状にしたカテーテルを挿
入後、芯をはずせば元の屈曲形状に戻るので、容
易に安定した状態で留置することができる。
本考案の腹膜透析用カテーテルの留置方法の他
の例としては生体組織内でカテーテルが略直線状
となるように留置する方法がある。この方法で
は、皮下トンネルなどによる屈曲部を形成する必
要がなく、手術が簡便に行なえるが、カテーテル
の固定性を高めるためにつばのついたカフ部材を
具備したカテーテルを使用した方がより好まし
い。
以上のように本考案の腹膜透析用カテーテルは
極めて生体適合性がよく、また固定性にも優れて
いるので、長期に亘る腹膜透析の治療に安心して
使用することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の腹膜透析用カテーテルの一実
施例を示す斜視図であり、第2図は本考案の腹膜
透析用カテーテルの留置状態を示す断面図であ
り、第3図は本考案の腹膜透析用カテーテルの他
の実施例を示す斜視図である。 1…カテーテル本体、2…小孔、3…シリコン
発泡体からなるカフ部材、A…表皮、B…皮下組
織、C…筋層組織、D…腹膜。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シリコン発泡体からなるカフ部材を、生体組織
    に固定する部位に外装固定してなる腹膜透析用カ
    テーテル。
JP14652183U 1983-09-20 1983-09-20 腹膜透析用カテ−テル Granted JPS6052851U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14652183U JPS6052851U (ja) 1983-09-20 1983-09-20 腹膜透析用カテ−テル

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14652183U JPS6052851U (ja) 1983-09-20 1983-09-20 腹膜透析用カテ−テル

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Publication Number Publication Date
JPS6052851U JPS6052851U (ja) 1985-04-13
JPH0324192Y2 true JPH0324192Y2 (ja) 1991-05-27

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ID=30326114

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14652183U Granted JPS6052851U (ja) 1983-09-20 1983-09-20 腹膜透析用カテ−テル

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003082366A1 (fr) * 2002-03-28 2003-10-09 Japan As Represented By President Of National Cardiovascular Center Materiau support d'ingenierie tissulaire, vaisseau artificiel, element de manchette et revetement destine a des implants
JP4715504B2 (ja) * 2005-12-26 2011-07-06 住友ベークライト株式会社 医療用ドレーンチューブ
JP2016154606A (ja) * 2015-02-23 2016-09-01 株式会社メディテック カテーテル

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JPS6052851U (ja) 1985-04-13

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