JPH0324116A - 半導体封止用エポキシ樹脂組成物 - Google Patents

半導体封止用エポキシ樹脂組成物

Info

Publication number
JPH0324116A
JPH0324116A JP16005789A JP16005789A JPH0324116A JP H0324116 A JPH0324116 A JP H0324116A JP 16005789 A JP16005789 A JP 16005789A JP 16005789 A JP16005789 A JP 16005789A JP H0324116 A JPH0324116 A JP H0324116A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
epoxy resin
resin composition
cure accelerator
curing
organic compound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16005789A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Takeda
直樹 武田
Yoshie Fujita
藤田 良枝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Chemical Corp
Original Assignee
Toshiba Chemical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Chemical Corp filed Critical Toshiba Chemical Corp
Priority to JP16005789A priority Critical patent/JPH0324116A/ja
Publication of JPH0324116A publication Critical patent/JPH0324116A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Epoxy Resins (AREA)
  • Structures Or Materials For Encapsulating Or Coating Semiconductor Devices Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、発光素子や受光素子等を封止する半導体封止
用組戒物で、特に密着性、透明性に1量れるとともに、
広範囲な硬化条件に対応できるエポキシ樹脂組戒物に関
する. (従来の技術) 種々の表示用に使用されている発光ダイオード等の発光
装置は、透明樹脂によって封止されており、その封止樹
脂として液状の透明エポキシ樹脂が使用されている. 
従来、これら封止樹脂の多くは、酸無水物系硬化剤を含
む液状エポキシ樹脂に、アミン系硬化促進剤等を加えて
、硬化樹脂の透明性を損なわない硬化スケジュール、例
えば二段階硬化又は低温長時間硬化の手法により、実用
に供する樹脂強度をもたせて或形されている,近年、発
光装置の高機能化や生産性を向上させるために、従来の
密着性と透明性の他に、封止樹脂を速硬化性にするばか
りでなく、広範囲な硬化温度、すなわち、選択幅の広い
硬化スゲジュール下で硬化することが要求されてきた. (発明が解決しようとする課題) 封止用エポキシ樹脂の変色を防止する公知技術として変
色防止剤のチオフォスファイト類を配合して透明性を改
良した特開昭59−62624号公報等が挙げられるが
、広範囲の硬化温度で成形した場合、透明性、密着性が
十分でない欠点がある. また、第4級ホスホニウム塩
およびそれらの応用についてJournal of A
pplied Polymer Science , 
Vo!23、0 1385−1396 ( 1979)
 、特公昭62−22820号公報、特開昭60−14
0884号公報、U S P 3477990号明細書
等が知られている. しかし、これらは金属リードに対
する樹脂の密着性が悪く、ホスホニウム塩単独系では広
範囲な硬化条件下でバランスのとれた樹脂組戒が得られ
ない問題点がある.また、実装品は、260℃で60秒
間の半田浴浸漬、室温で72時間インク浸漬するレッド
インクチェック試験を行い、樹脂とリードとの界面にイ
ンクの侵入がなく、半田温度以上の熱ショック後もその
信頼性を維持する必要がある. 本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、金属リ
ードに対する密着性、透明性に優れ、広範囲な硬化温度
条件に対応でき、生産性、信頼性の高い半導体封止用エ
ポキシ樹脂組戒物を提供しようとするものである. [発明の楕或] (課題を解決するための手段) 本発明者らは、上記の目的を達戒しようと鋭意研究を重
オコた結果、硬化促進剤としてホスホニウム塩とアルミ
ニウム有機化合物とを併用することによって、上記目的
を達成できるエポキシ樹脂組成物が得られることを見い
だし、本発明を完成したものである. すなわち、本発明は、 (A)エポキシ樹脂、 (B)フタル酸系無水物、 (C)次の一般式で示されるホスホニウム塩、R4PΦ
・XO 〈但し、式中Rは炭素数1〜16個の1価の炭化水素基
を、Xはハロゲン原子、ジアルキルホスホロジチオエー
ト又はサルフェートを表す.〉<D)アルミニウム有機
化合物 を必須或分とし、前記(B)フタル酸系無水物100重
量部に対し、前記(C)ホスホニウム塩と(D)アルミ
ニウム有機化合物との合計量を0.3〜6.0重量部配
合し、(C)/(D)の重量比が5/1〜 1/5であ
ることを特徴とする半導体刺止用エポキシ樹脂組或物で
ある. 以下、本発明を詳細に説明する. 本発明に用いる(A)エポキシ樹脂としては、ビスフェ
ノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールAD型エポキ
シ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、脂環式エポ
キシ樹脂の透明性を有するもの等が挙げられ、これらは
単独又は2種以上混合して使用することができる. こ
れらの他にフェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレ
ゾールノボラック型エポキシ樹脂、含複素環エポキシ樹
脂、水添型ビスフェノールA型エポキシ樹脂、脂肪族エ
ポキシ樹脂、芳香族、脂肪族もしくは脂環式のカルボン
酸とエビクロルヒドリンとの反応によって得られるエポ
キシ樹脂、スビロ環含有エポキシ樹脂等を適宜併用する
ことができる. エポキシ樹脂の具体的なものとして、
エビコート807,827,828,843.1001
.1004<油化シエルエポキシ社製、商品名)、アラ
ルダイトCY−175.182,183 (チバガイギ
ー社製、商品名)、DEN431438、DER331
,332 <ダウケミカル社製、商品名)、セロキサイ
ド2021 (ダイセル化学社製、商品名)− EP4
080,4100(旭電化工業社製、商品名)等がある
.本発明に用いる(B)フタル酸系無水物は、前記エポ
キシ樹脂の硬化剤として使用されるもので、例えばヘキ
サヒドロ無水フタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、メ
チルへキサヒドロ無水フタル酸、メチルテトラヒドロ無
水フタル酸等の無色又は淡黄色の酸無水物が挙げられ、
これらは単独又は2種以上混合して使用することができ
る. フタル酸系無水物の配合割合はエポキシ樹脂のエ
ポキシ基1当量当り0.5〜1.8当量配合することが
望ましい. この範囲をはずれると好ましい反応が行わ
れず、硬化物に悪影響を及ぼして好ましくない.本発明
の半導体封止用エポキシ樹脂組戒物は、上記の7タル酸
系無水物の硬化剤と共に、硬化促進剤として、ホスホニ
ウム塩及びアルミニウム有機化合物が併用される. 本発明に用いる(C)ホスホニウム塩としては、次の一
般式を有するものが使用できる.R4P■・XO (但し、式中Rは炭素数1〜16個の1価の炭化水素基
を、Xはハロゲン原子、ジアルキルホスホロジチオエー
ト又はサルフエートを表す.)具体的な化合物として、
例えばトリエチルベンジルホスホニウムクロライド、テ
トラーn−プチルホスホニウムクロライド、テトラーn
−プチルホスホニウムブロマイド、テトラーn−プチル
ホスホニウムヨーダイト、トリ一〇一ブチルメチルホス
ホニウムヨーダイト、トリ一〇一プチルアリルホスホニ
ウムブロマイド、トリ一〇一プチルベンジルホスホニウ
ムクロライド、テトラーn−プチルホスホニウム−0.
0′−ジエチルホスホロジチオエート、トリ一〇一ブヂ
ルヘキサデシルホスホニウムブロマイド、l・リーn−
オクチルエチルホスホニウムブロマイド、トリスー2−
シアノエチルアリルホスホニウムクロライド、エチレン
ビストリス(2−シアノエチル)ホスホニウムブロマイ
ド、テトラキス(ヒドロキシメチル)ホスホニウムサル
フェート、トリフェニルベンジルホスホニウムブロマイ
ド等が挙げられ、これらは単独又は2種以上混合して使
用することができる. 本発明に用いる(D)アルミニウム有機化合物としては
、例えば、エチルアセトアセテートアルミニウムジイソ
プロビレート、アルミニウムトリス(エチルアセテート
)、アルミニウムトリス(アセチルアセトネート)、ア
ルミニウムモノアセチルアセトネートビス(エチルアセ
トアセテート)等のアルミニウムキレート類が挙げられ
、これらは単独又は2種以上混合して使用することがで
きる. これら<C>ホスホニウム塩と(D)アルミニ
ウム有機化合物からなる硬化促進剤の配合割合は、前記
の硬化剤であるフタル酸系無丞物100量部に対し、ホ
スホニウム塩とアルミニウム有機化合物との合計量を0
.3〜6.0重i部配合することが望ましい. 配合量
が0.3重量部末満では樹脂の初期硬化速度が遅く実用
に適さず、また6.0重量部を超えると硬化樹脂が変色
しやすく好ましくない. また(C)ホスホニウム塩と
(D)アルミニウム有機化合物の配合割合は、(C〉/
(D)の重量比で5/1〜1/5であることが望ましい
. 配合割合が571を超えると金属リードに対する樹
脂の十分な密着性が得られず、また1/5未満であると
樹脂の初期硬化速度が遅くなるので好ましくない. 本発明の半導体封止用エポキシ樹脂組成物は、上述した
各成分すなわち、エポキシ樹脂、フタル酸系無水物、ホ
スホニウム塩およびアルミニウム有機化合物を均一に混
合して容易に製造することができる. また、本発明の
組戒物は上述の各戒分を必須或分とするが、本発明の目
的に反しない限度において他の成分を添加配合すること
ができる. (作用) 本発明の半導体封止用エポキシ樹脂組成物は、エポキシ
樹脂およびフタル酸系無水物に、硬化促進剤としてホス
ホニウム塩とアルミニウム有機化合物を所定の割合で併
用することによって、金属リードに対する優れた密着性
、透明性、広範囲の硬化温度が得られるものである. 
すなわち、ボスホニウム塩による速硬化性と透明性にお
よび広範囲の硬化温度を保持させ、アルミニウム有機化
合物により樹脂と金属リードとのW着性を向上させたも
のである. (実施例) 次に、本発明を実施例によって説明するが、本発明はこ
れらの実膝例よって限定されるものではない. 実施例
及び比較例において「部」とは「重量部」を意味する. 実施例 1 ビスフlノールA型エボキジ樹脂ヱtCコー1・828
(油化シエルエポキシ社製、商品名)100部に、メチ
ルへキサヒドロフタル酸100部を加え、テトラ−0−
プチルホスホニウムブ口マイド5部およびアルミニウム
1・リス(ア七チルア七トネー1= )1部を配合l−
、均一に混合して半導体封止用ヱ、ボキシ樹脂組成物を
製造した。
実施例 2−9 実施例1において、第1表に示したように硬化促進剤の
割合を変えた以外は、実施例1と同様にして半導体封止
川エポキシ樹脂組或物を製造l〜た。
比較例 1〜4 実施例1において、第1表に示したように硬化促進剤の
割合を変えた以外は実施例1と同様にして半導体封止用
エポキシ樹脂組成物を製造した。
実施例1〜9および比較例1へ−4で得られた半尋体封
止用エポキシ樹脂組成物を用いて、5φ半導体素子を封
止した成形品を得た。 これを用いて変色性およびレッ
ド・インク・チェックの試験を行ったのでその結果を第
1表に示し,た. 本発明の半導体封止用ヱボキシ樹脂
組或物は無色透明で密着性に優れており、本発明の効果
を確認することができた. なお、レッド・インク・チ玉ツクは、実装品における樹
脂のリードに対する密着性を試験するもので成形品を2
60℃の半田浴に60秒間浸漬し、次いで室温において
レッドインクに72時間ffl!してインクの侵入程度
を評価するものである.[発明の効果] 以上の説明および第1表から明らかなように、本発明の
半導体封止用エポキシ樹脂組成物は、金属リードに対す
る密着性及び透明性に優れるとともに、広範囲な硬化温
度条件に対応でき、生産性、信頼性の高いものである.

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1(A)エポキシ樹脂、 (B)フタル酸系無水物、 (C)次の一般式で示されるホスホニウム 塩、 R_4P^■・X^■ (但し、式中Rは炭素数1〜16個の1 価の炭化水素基を、Xはハロゲン原子、 ジアルキルホスホロジチオエート又は サルフェートを表す。) (D)アルミニウム有機化合物 を必須成分とし、前記(B)フタル酸系無水物100重
    量部に対し、前記(C)ホスホニウム塩と(D)アルミ
    ニウム有機化合物との合計量を0.3〜6.0重量部配
    合し、(C)/(D)の重量比が5/1〜1/5である
    ことを特徴とする半導体封止用エポキシ樹脂組成物。
JP16005789A 1989-06-22 1989-06-22 半導体封止用エポキシ樹脂組成物 Pending JPH0324116A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16005789A JPH0324116A (ja) 1989-06-22 1989-06-22 半導体封止用エポキシ樹脂組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16005789A JPH0324116A (ja) 1989-06-22 1989-06-22 半導体封止用エポキシ樹脂組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0324116A true JPH0324116A (ja) 1991-02-01

Family

ID=15706975

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16005789A Pending JPH0324116A (ja) 1989-06-22 1989-06-22 半導体封止用エポキシ樹脂組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0324116A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5811497A (en) * 1994-09-16 1998-09-22 Kabushiki Kaisha Toshiba Aromatic curing catalyst for epoxy resins
JP2003012896A (ja) * 2001-06-29 2003-01-15 Stanley Electric Co Ltd 耐紫外線エポキシ樹脂および該エポキシ樹脂を用いて封止が行われた発光ダイオードもしくは発光ダイオード用波長変換素子

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5811497A (en) * 1994-09-16 1998-09-22 Kabushiki Kaisha Toshiba Aromatic curing catalyst for epoxy resins
US6096836A (en) * 1994-09-16 2000-08-01 Kabushiki Kaisha Toshiba (Hetero)aromatic ether, (thio)ester or (thio)carbonate epoxy catalyst
JP2003012896A (ja) * 2001-06-29 2003-01-15 Stanley Electric Co Ltd 耐紫外線エポキシ樹脂および該エポキシ樹脂を用いて封止が行われた発光ダイオードもしくは発光ダイオード用波長変換素子

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2011105192A1 (ja) 光半導体封止用樹脂組成物とこれを使用した光半導体装置
US4637197A (en) Method and compositions for removal of moisture
JPH08503004A (ja) 一成分系の反応樹脂系
JP3283606B2 (ja) オルガノポリシロキサン及びこれを含有するエポキシ樹脂組成物
JP2008045014A (ja) エポキシ樹脂組成物およびその用途
JP2007314740A (ja) エポキシ樹脂組成物、その硬化物及び光半導体装置
JPH0324116A (ja) 半導体封止用エポキシ樹脂組成物
JPH06100762A (ja) エポキシ樹脂組成物
JPH04209648A (ja) 光半導体封止用エポキシ樹脂組成物
JPS60124617A (ja) 樹脂封止型発光装置
JP4515009B2 (ja) 発光ダイオード封止用樹脂組成物
JPH0234627A (ja) 半導体封止用エポキシ樹脂組成物
JPH04370113A (ja) エポキシ樹脂組成物
JPS6218565B2 (ja)
JP4475771B2 (ja) 光半導体封止用エポキシ樹脂組成物
JPH0284425A (ja) 液状エポキシ樹脂組成物
JPH04209624A (ja) 光半導体封止用エポキシ樹脂組成物
US5034493A (en) Curing agent compositions for epoxy resins and epoxy resin compositions
JP2933243B2 (ja) 液状エポキシ樹脂組成物
JPH0258530A (ja) エポキシ樹脂組成物
JPS6056733B2 (ja) 速硬性エポキシ樹脂コンパウンドおよびその使用方法
JPS6225686B2 (ja)
JP2005325178A (ja) 光半導体封止用エポキシ樹脂組成物
JPS59223717A (ja) 低粘度エポキシ含浸樹脂の製法
JPH0315821B2 (ja)