JPH0323790Y2 - - Google Patents

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JPH0323790Y2
JPH0323790Y2 JP7296886U JP7296886U JPH0323790Y2 JP H0323790 Y2 JPH0323790 Y2 JP H0323790Y2 JP 7296886 U JP7296886 U JP 7296886U JP 7296886 U JP7296886 U JP 7296886U JP H0323790 Y2 JPH0323790 Y2 JP H0323790Y2
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JP
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end plate
cable
sealing
sealing material
casing
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、例えば圧力ガスの封入されたガス
入りケーブルの接続部に用いられるケーブル接続
用函体に関するものである。
[従来の技術] ガス保守を行なうケーブルにおいては、ケーブ
ル内に1Kg/cm2以下の空気または窒素ガスが封入
されるため、その接続部からガス漏れが発生しな
いようにすることが必要である。このため、従来
より、このようなケーブルの接続部にはこれらケ
ーブルの接続部を気密に封じるための各種のケー
ブル接続用函体が用いられている。
第2図および第3図は、上記従来のこの種のケ
ーブル接続用函体の一例として、先に本出願人等
が実願昭60−44763号として提案したものを示す
もので、図中符号1は、第2図右方において相手
方のケーブル(図示せず)と互いの導線同士が接
続された上、接続金具2により一体的に連結され
た一方の側のケーブルを示すものである。そし
て、このようにして接続された一対のケーブル1
の外周部には、それぞれ端面板3(相手方のケー
ブル外周部に配設されたものは図示せず)が対向
配置されている。
この端面板3は、ゴム等の変形量の大きい弾性
体からなる半円板状の半割体4,4が、ケーブル
1の外周を間に挾んで一体的に結合されてなる円
板状のものである。ここで、この端面板3を構成
する半割体4,4の両端面には、それぞれ軸線方
向に沿つてこれから外方へ延出する半割れ円筒状
の厚肉部5……が形成されている。そして、これ
ら厚肉部5……のケーブル1を間に挾んで互いに
対向する部分には、それぞれ半径方向を外方に向
けて膨出するボルト取付部6……が形成されてい
る。一方、これら半割体4,4からなる上記端面
板3の中心部には、軸線方向に沿つて上記ケーブ
ル1の外径より僅かに大きな内径のケーブル挿通
孔が穿設されている。そして、このケーブル挿通
孔の内周7には、互いに連通する複数本(図では
5本)の環状の溝部によつて形成されるシール材
封入部8が設けられている。また、この端面板3
の上記シール材封入部8内には、この端面板3と
ケーブル1との間を気密に封じるための半加硫ゴ
ム等の粘弾性を有するシール材10が封入されて
いる。そして、この端面板3の半割体4,4同士
は、互いのボルト取付部6……間に挿通されたボ
ルト12,12により一体的に締め付けられてい
る。
また、この端面板3のケーブル接続部側の端面
には、この端面から軸線方向に沿つて内方に深く
切れ込む円弧状の深溝部3a……が形成されてい
る。さらに、この端面板3の外周には、周方向に
沿つて還状の凹部14が形成されており、この凹
部14内には未加硫ゴムテープ等の粘着性を有す
るシール材15が巻回されている。そして、この
端面板3の外周には、上記シール材15を間に介
してケーシング16が気密的に設けられている。
このケーシング16は外観略円筒状のもので、
軸線方向に沿つて2等分された半割体17,17
がボルト18,18およびナツト19,19によ
り一体的に結合されてなるものである。ここで、
このケーシング16の端面部とこの両部端から軸
線方向に沿つて上記端面板3の厚さ寸法よりやや
長い間隔をおいた位置とには、それぞれ半径方向
を内方へ向けて突出する環状の段部20,20が
形成されている。そして、上記ケーシング16
は、上記段部20,20間に上記端面板3の外周
部分を収納するようにして、ケーブル1を間に挾
むこれら端面板3間に架け渡されている。
しかして、以上の構成からなる上記従来のケー
ブル接続用函体によれば、空気や窒素ガス等のガ
ス保守用の気体をケーブル1内に加圧封入する
と、外皮が剥がされて露出した接続箇所を通して
ケーシング16内もケーブル1内と同圧に加圧さ
れる。すると上記ケーシング16内の加圧気体
は、端面板3の深溝部3a……内からこれを押し
拡げるように作用し、よつて上記端面板3は外周
および内周方向に向けて膨張する。このため、上
記端面板3の内外周はそれぞれシール材10,1
5を間に介してケーブル1とケーシング16とに
強く密着し、これにより上記ケーシング16内が
気密に保持される。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、上記従来のケーブル接続用函体
にあつては、上記端面板3の両端部の内周7とケ
ーブル1外周との間に大きな隙間が生じると、シ
ール材封入部8内に封入されたシール材10がこ
のシール材封入部8から外部に流出してケーシン
グ16内部の気密性が損なわれてしまうという欠
点があつた。このため、この端面板3両端部の内
周7の内径を大きくすることが出来ず、よつて、
ケーブル1外径が多少とも大径あるいは小径にな
つた場合には、その都度各々のケーブル1の外径
に適した内径の端面板3に交換する必要があり、
不経済であるとともに構成部品の部品点数の増加
を招くという問題があつた。
[考案の目的] この考案は上記事情に鑑みてなされたもので、
特にケーブル外周との間の気密性に優れるととも
に、異径のケーブルに対する構成部品の共通化を
図ることができるケーブル接続用函体を提供する
ことを目的とするものである。
[問題点を解決するための手段] この考案のケーブル接続用函体は、接続された
一対のケーブルの外周に対向配置される端面板
と、これら端面板の外周部間に渡されて上記ケー
ブルの接続部を覆う筒状のケーシングと、このケ
ーシングと上記端面板の外周との間および上記端
面板と上記ケーブルとの間にそれぞれ介装されて
上記ケーシング内を気密に封じる封止部材とを具
備してなるケーブル接続用函体の上記端面板と上
記ケーブルとの間に介装される上記封止部材を、
上記端面板の軸線方向中央部に介装される粘弾性
を有するシール材と、このシール材の両部端に介
装されて上記シール材の流出を阻止する弾性を有
する環状のシーリングワツシヤとから構成し、か
つ上記シーリングワツシヤの外径を上記シール材
が介装される端面板の内径より大径に形成すると
ともに、上記シーリングワツシヤの外周と上記端
面板の内周との間に隙間を形成したものである。
[作用] この考案のケーブル接続用函体にあつては、シ
ール材の両端部に組み込まれた弾性を有するシー
リングワツシヤが上記シール材の流出を防止す
る。また、上記シーリングワツシヤと端面板との
間に形成された隙間でケーブルの外径の大小の変
化による上記シーリングワツシヤの膨張、収縮を
吸収することにより、異なる外径のケーブルに対
して共通の端面板を使用することが可能になる。
[実施例] 第1図は、この考案のケーブル接続用函体の一
例を示すもので、第2図および第3図に示したも
のと共通する部分には同一符号を付してその説明
を省略する。
第1図において、このケーブル接続用函体にあ
つては、ケーブル挿通孔の内周7の軸線方向中央
部に、互いに連通する複数本(図では3本)の環
状の溝部によつて形成されるシール材封入部30
が設けられている。また、このケーブル挿通孔の
上記シール材封入部30の両部端には、それぞれ
このシール材封入部30より深さが深い断面コ字
状をなす環状の溝部31,31が形成されてい
る。そして、この端面板3の上記シール材封入部
30内には、この端面板3とケーブル1との間を
気密に封じるための半加硫ゴム等の粘弾性を有す
るシール材32が封入されている。そして、さら
に上記溝部31,31内には、それぞれ上記シー
ル材32の流出を防ぐためのゴムやプラスチツク
等からなる環状のシーリングワツシヤ33,33
が隙間無く組み込まれている。ここで、上記シー
リングワツシヤ33,33の内径は上記ケーブル
1の外径と略等しくされ、またその外径は上記シ
ール材32が封入されるシール材封入部30の内
径より大径に形成されている。一方、上記溝部3
1,31の内径は、シーリングワツシヤ33,3
3の外周よりやや大径に形成されており、これに
より、上記シーリングワツシヤ33,33と上記
端面板3の溝部31,31との間には、隙間3
4,34が形成されている。
しかして、このようなケーブル接続用函体にあ
つては、端面板3の内周7のシール材封入部30
の軸線方向両端部に溝部31,31を形成し、こ
の溝部31,31内に弾性を有するシーリングワ
ツシヤ33,33を組み込んでいるので、上記シ
ール材封入部30内に封入されたシール材32の
流出を確実に防止することができる。また、上記
シーリングワツシヤ33,33と溝部31,31
の内周との間に隙間34,34を形成してあるの
で、ケーブル1の外径が多少変化しても、溝部3
1,31内におけるシーリングワツシヤ33,3
3の膨張または収縮によりこれを吸収すことがで
きるため、異なる外径のケーブル1に対して気密
性を損なうことなく共通の端面板3を使用するこ
とができる。これにより、上記ケーブル1の外径
が変化した場合等における作業が簡便になるとと
もに、構成部品の部品点数の減少をも図ることが
できる。
[考案の効果] 以上説明したようにこの考案のケーブル接続用
函体は、接続された一対のケーブルの外周に対向
配置される端面板と、これら端面板の外周部間に
渡されて上記ケーブルの接続部を覆う筒状のケー
シングと、このケーシングと上記端面板の外周と
の間および上記端面板と上記ケーブルとの間にそ
れぞれ介装されて上記ケーシング内を気密に封じ
る封止部材とを具備してなるケーブル接続用函体
の上記端面板と上記ケーブルとの間に介装される
上記封止部材を、上記端面板の軸線方向中央部に
介装される粘弾性を有するシール材と、このシー
ル材の両端部に介装されて上記シール材の流出を
阻止する弾性を有する環状のシーリングワツシヤ
とから構成し、かつ上記シーリングワツシヤの外
径を上記シール材が介装される端面板の内径より
大径に形成するとともに上記シーリングワツシヤ
の外周と上記端面板の内周との間に隙間を形成し
たものである。よつて、このケーブル接続用函体
によれば、弾性を有するシーリングワツシヤによ
りシール材の流出を確実に防止することができる
ため、特にケーブル外周との間の気密性に優れ
る。また、ケーブルの外径の多少の変化を上記溝
部内でのシーリングワツシヤの膨張または収縮に
より吸収することができるため、異なる外径のケ
ーブルに対して気密性を損なうことなく共通の端
面板を使用することができ、よつて、このケーブ
ル接続用函体の構成部品の部品点数の減少をも図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案のケーブル接続用函体の一実
施例を示す要部の側断面図、第2図および第3図
は従来のケーブル接続用函体を示すもので、第2
図は要部の側断面図、第3図は第2図の−線
視図である。 1……ケーブル、3……端面板、3a……深溝
部、7……内周、10,15……シール材、16
……ケーシング、8,30……シール材封入部、
31……溝部、32……シール材、33……シー
リングワツシヤ、34……隙間。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 接続された一対のケーブルの外周に対向配置さ
    れる端面板と、これら端面板の外周部間に渡され
    て上記ケーブルの接続部を覆う筒状のケーシング
    と、このケーシングと上記端面板の外周との間お
    よび上記端面板と上記ケーブルとの間にそれぞれ
    介装されて上記ケーシング内を気密に封じる封止
    部材とを具備してなるケーシング接続用函体にお
    いて、 上記端面板と上記ケーブルとの間に介装される
    上記封止部材を、上記端面板の軸線方向中央部に
    介装される粘弾性を有するシール材と、このシー
    ル材の両端部に介装されて上記シール材の流出を
    阻止する弾性を有する環状のシーリングワツシヤ
    とから構成し、かつ上記シーリングワツシヤの外
    径を上記シール材が介装される端面板の内径より
    大径に形成するとともに、上記シーリングワツシ
    ヤの外周と上記端面板の内周との間に隙間を形成
    したことを特徴とするケーブル接続用函体。
JP7296886U 1986-05-15 1986-05-15 Expired JPH0323790Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7296886U JPH0323790Y2 (ja) 1986-05-15 1986-05-15

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7296886U JPH0323790Y2 (ja) 1986-05-15 1986-05-15

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Publication Number Publication Date
JPS62185418U JPS62185418U (ja) 1987-11-25
JPH0323790Y2 true JPH0323790Y2 (ja) 1991-05-23

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JP7296886U Expired JPH0323790Y2 (ja) 1986-05-15 1986-05-15

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DE102005022713A1 (de) * 2005-05-18 2006-11-23 Zf Friedrichshafen Ag Werkzeugmaschinengetriebe, insbesondere Spindelgetriebe

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JPS62185418U (ja) 1987-11-25

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