JPH0323499B2 - - Google Patents

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JPH0323499B2
JPH0323499B2 JP57184671A JP18467182A JPH0323499B2 JP H0323499 B2 JPH0323499 B2 JP H0323499B2 JP 57184671 A JP57184671 A JP 57184671A JP 18467182 A JP18467182 A JP 18467182A JP H0323499 B2 JPH0323499 B2 JP H0323499B2
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JP
Japan
Prior art keywords
fiber
weight
whiskers
heat insulating
whisker
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP57184671A
Other languages
English (en)
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JPS5978984A (ja
Inventor
Toshio Arai
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tateho Chemical Industries Co Ltd
Original Assignee
Tateho Chemical Industries Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tateho Chemical Industries Co Ltd filed Critical Tateho Chemical Industries Co Ltd
Priority to JP18467182A priority Critical patent/JPS5978984A/ja
Publication of JPS5978984A publication Critical patent/JPS5978984A/ja
Publication of JPH0323499B2 publication Critical patent/JPH0323499B2/ja
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Porous Artificial Stone Or Porous Ceramic Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は耐熱タイル等をとして有用な繊維応用
耐火断熱材に関する。
〔従来の技術〕
従来、耐火断熱材としてセラミツク繊維を用い
たものが知られている。セラミツク繊維として
は、アルミナ−シリカ繊維が一般に使用されてお
り、その組成は通常アルミナ質分60重量%、シリ
カ質分40重量%の比率のものが多く、アルミナ質
分を増やせばより耐熱性を向上させることができ
るということは知られており、英国ICI(インペリ
アル ケミカル インダストリーズ リミテツ
ド)の商品名『サイフル』バルクは、アルミナ質
分95重量%、シリカ質分5%のセラミツク繊維
で、1600℃の耐熱性を有するといわれている。
セラミツク繊維を用いた耐火断熱材としてはセ
ラミツクボードが知られている。セラミツクボー
ドは、バルクフアイバーに耐熱性バインダーを加
え、金型に流し込み、真空成形または圧縮成形し
て3mm以上50mm程度までの厚さの硬いボード状に
作られた軽量な製品で、取り扱いや施工が非常に
容易であり、ガスやオイルたきの炉で往々にして
見られる高ガス流速に対して優れた抵抗性を示す
ものであることから、1000℃より1600℃までの温
度雰囲気の耐火断熱材として現在産業界で多量に
使用されている。しかしながら、セラミツク繊維
だけでは耐熱性が不十分であり、さらに耐熱性に
優れた耐火断熱材が要求されている。
また、セラミツク繊維に窒化珪素粉末を併用し
た耐火断熱材も知られているが、耐熱性において
満足すべきものは未だ得られていない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、従来のものでは得られなかつた強度
および耐熱性に優れた、新規な耐火断熱材を提供
しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、前記問題点を解決するために鋭
意研究を行なつた結果、セラミツク繊維に炭化珪
素ウイスカーおよび窒化珪素ウイスカーを配合す
ることにより、従来のものでは得られなかつた、
極めて耐熱性に優れた耐火断熱材が得られること
を見い出し本発明を完成するに至つた。
すなわち、本発明の一つはセラミツク繊維100
重量部に対し、人工的に合成した炭化珪素ウイス
カーと窒化珪素ウイスカーとを10〜150重量部均
一に配合した繊維−ウイスカー配合物からなる耐
火断熱材を提供するものである。
本発明はセラミツク繊維と炭化珪素ウイスカー
および窒化珪素ウイスカーを配合したことを特徴
とするもので、炭化珪素ウイスカーおよび窒化珪
素ウイスカー単体の特性は表−1および表−2に
示すように耐熱材料として、軽量で熱衝撃抵抗
(サーマルシヨツク)に強く、熱膨張係数が小さ
いということが知られているが、価格が高いた
め、一般産業界の経済性の壁を破ることがネツク
になつていた。
表−1 炭化珪素ウイスカーの特性 結晶 β−SiC 耐熱温度 2690℃ 比重 3.21 形状 灰白色 直径 0.2〜0.5μ 長さ 50〜300μ 引張り強さ 2110Kg/mm2 弾性率 49000Kg/mm2 表−2 窒化珪素ウイスカーの特性 結晶 α−Si3N4 耐熱温度 1900℃ 比重 3.18 形状 白色 直径 0.2〜0.5μ 長さ 50〜300μ 引張り強さ 1410Kg/mm2 弾性率 38500Kg/mm2 また、炭化珪素ウイスカーや窒化珪素ウイスカ
ーを単体で使用する場合、ホツトプレス等の成形
法では、複雑形状品の成形が困難であり、また量
産には適していなかつた。
本発明によれば、セラミツク繊維と炭化珪素ウ
イスカーおよび窒化珪素ウイスカーを特定量配合
することにより、最低の量の炭化珪素ウイスカー
および窒化珪素ウイスカーを使用して最大の効果
が発揮できるようにするとともに、成形の容易な
耐火断熱材を得ることができる。
セラミツク繊維と炭化珪素ウイスカーおよび窒
化珪素ウイスカーの配合割合は、セラミツク繊維
100重量部に対し、炭化珪素ウイスカーおよび窒
化珪素ウイスカーをそれぞれ10〜150重量部とす
る。炭化珪素ウイスカーおよび窒化珪素ウイスカ
ーが10重量部未満だと、耐熱性が十分でなく、
150重量部を越えると成形性が低下する。また、
必要に応じたバインダー(例としてアルミナを主
成分としたもの)を配合してもよい。
本発明の耐火断熱材は前記繊維−ウイスカー配
合をよく撹拌して、金型等に流しこみ真空加圧成
形機等を用いて断熱板等のボード状やシート状に
成形加工し焼成することにより得られる。
焼成はバインダーを配合した場合は、好ましく
は1000〜1500℃の高温で2〜5時間行い、バイン
ダーを配合しない場合は高圧下1600℃以上の高温
で行う。
本発明の耐火断熱材を使用する場合、一つの使
用法として、流綿状、シート状またはボード状に
成形して使用する。本発明の耐火断熱材はセラミ
ツク繊維とセラミツクウイスカーが特定の割合で
配合されているので成形性に優れ、種々の性状に
容易に成形することができる。
また、本発明の耐火断熱材の他の使用方法とし
て、セラミツク繊維、炭化珪素ウイスカー、窒化
珪素ウイスカーの他にバインダーを配合してスラ
リー状、またはペースト状の耐火断熱材として使
用する方法がある。このようにすると公知と方法
で製造されたセラミツクボード等に容易に吹き付
け、ハケ塗りまたはコテ塗りすることができる。
本発明の二つ目の発明はセラミツクボードの表
面にセラミツク繊維100重量部に人工的に合成し
た炭化珪素ウイスカーと窒化珪素ウイスカーとを
それぞれ10〜150重量部均一に配合した繊維−ウ
イスカー配合物からなる層を設けた複合耐火断熱
材を提供するものである。
すなわち、耐熱タイトルとしては、例えば厚さ
20mmのセラミツクボード1の表面に、バルク状セ
ラミツク繊維100重量部に対し、炭化珪素ウイス
カー50重量部および窒化珪素ウイスカー50重量部
を配合した繊維−ウイスカー配合物からなる厚さ
2mmの流綿状のものを作り、これらを接着、積層
成形等により一体成形したものが用いられる。第
1図はこの耐熱タイルの断面図、第2図はその斜
視図で、1はセラミツク繊維と炭化珪素ウイスカ
ー、窒化珪素ウイスカーとの複合材、2はセラミ
ツクスボードである。この他にシート状またはボ
ード状のものも一体成形して用いられる。また、
繊維−ウイスカー配合物にバインダーが配合され
ているものも同様に用いられる。また、異型耐火
断熱材としては、ボードまたはブロツクから寸法
をけずり出し、型をととのえた後、その表面をス
ラリー状またはペースト状の上記耐火断熱材を塗
布し焼成したものがある。第3図にはこのものの
斜視図で3はスラリー状またはペースト状のセラ
ミツクス繊維と炭化珪素ウイスカーおよび窒化珪
素ウイスカーとの複合材である。
このようにして得られた複合耐火断熱材は経済
的にも十分対応でき、また極めて優れた強度、耐
熱性を有している。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明す
るが、本発明はこれに限定されるものではない。
実施例 1 アルミナ−シリカ系のセラミツクフアイバー
(アルミナ質分60重量%、シリカ質分40重量%)
100重量部に対し、炭化珪素ウイスカー50重量部、
窒化珪素ウイスカー50重量部、アルミナ系バイン
ダー30重量部を撹拌し成形型に入れ厚さ20mmのボ
ードを成形した。そして、乾燥後、1300℃で、3
時間空気中で焼成を行つた。
このものの成形は非常に容易で、得られた耐火
断熱材は表面硬度が硬く、曲げ強度が17Kg/cm2
で、耐熱性においても優れていた。
実施例1において炭化珪素ウイスカーおよび窒
化珪素ウイスカーをセラミツク繊維に置き換えた
以外は実施例1と同様にしてボードを成形した
が、耐熱性、成形性は実施例1と比較して劣り、
また曲げ強度も3Kg/cm2と劣つていた。
実施例 2 アルミナ−シリカ系のセラミツクフアイバー
(アルミナ質分60重量%、シリカ質分40重量%)
100重量部に対し、炭化珪素ウイスカーおよび窒
化珪素ウイスカーをそれぞれ50重量部の割合で配
合し、厚さ2mmの流綿状のものを作り、その上に
厚さ20mmの公知の方法で製造されたセラミツクボ
ードを一体成形し、乾燥後、1300℃で、3時間焼
成を行つた。
このものの成形は非常に容易で、得られた耐火
断熱材は表面硬度が硬く、強度が強い上、耐熱性
においても優れていた。
〔発明の効果〕
以上、本発明により得られた種々の耐火断熱材
はいずれも、成形性、強度、耐熱性、に優れてお
り、次に示すように従来のセラミツクボードにみ
られない利点を有する。
すなわち、(1)耐熱タイルとした場合の表面硬度
が硬く、強度が強い。(2)サーマルシヨツク(熱衝
撃抵抗)が非常に強い。(3)耐熱タイル表面より輻
射熱が発散し、1500℃による実験の結果によれば
厚さ方向、裏面に向かつての熱伝導率が非常に小
さい。(4)蓄熱量の減少により、省エネルギーに極
めて効果的である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の断熱タイルの断面図、第2図
は第1図の斜視図、第3図は異形断熱タイルの斜
視図である。 符号の説明、1……繊維−ウイスカー配合物
層、2……セラミツクボード、3……スラリーま
たはペースト状繊維−ウイスカー配合物層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 セラミツク繊維100重量部に対し、人工的に
    合成した炭化珪素ウイスカーと窒化珪素ウイスカ
    ーとをそれぞれ10〜150重量部均一に配合した繊
    維−ウイスカー配合物からなる耐火断熱材。 2 繊維−ウイスカー配合物が流綿状、シート状
    またはボード状に成形されている特許請求の範囲
    第1項記載の耐火断熱材。 3 繊維−ウイスカー配合物にバインダーが配合
    されている特許請求の範囲第1項または第2項記
    載の耐火断熱材。 4 セラミツクボードの表面に、セラミツク繊維
    100重量部に対し、人工的に合成した炭化珪素ウ
    イスカーと窒化珪素ウイスカーとをそれぞれ10〜
    150重量部均一に配合した繊維−ウイスカー配合
    物からなる層を設けた耐火断熱材。 5 繊維−ウイスカー配合物からなる層が流綿
    状、シート状またはボード状である特許請求の範
    囲第4項記載の耐火断熱材。 6 繊維−ウイスカー配合物からなる層にバイン
    ダーが配合されている特許請求の範囲第4項また
    は第5項記載の耐火断熱材。
JP18467182A 1982-10-22 1982-10-22 超高温複合耐熱タイル Granted JPS5978984A (ja)

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JPS5978984A JPS5978984A (ja) 1984-05-08
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US4713275A (en) * 1986-05-14 1987-12-15 The United States Of America As Represented By The Administrator Of The National Aeronautics And Space Administration Ceramic/ceramic shell tile thermal protection system and method thereof
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JPS5433244A (en) * 1977-08-20 1979-03-10 Hitachi Zosen Corp Underwater welding method
JPS5434154A (en) * 1977-08-20 1979-03-13 Shinobu Akima Antiifreeze apparatus for cold water and hot water supply pipe

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