JPH0323384A - 浮体式波動ポンプ - Google Patents

浮体式波動ポンプ

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JPH0323384A
JPH0323384A JP1156974A JP15697489A JPH0323384A JP H0323384 A JPH0323384 A JP H0323384A JP 1156974 A JP1156974 A JP 1156974A JP 15697489 A JP15697489 A JP 15697489A JP H0323384 A JPH0323384 A JP H0323384A
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JP
Japan
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chamber
piston
cylinder
cylinder chamber
guide
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JP1156974A
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English (en)
Inventor
Katsuyuki Kawaguchi
勝之 川口
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Original Assignee
Individual
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05BINDEXING SCHEME RELATING TO WIND, SPRING, WEIGHT, INERTIA OR LIKE MOTORS, TO MACHINES OR ENGINES FOR LIQUIDS COVERED BY SUBCLASSES F03B, F03D AND F03G
    • F05B2240/00Components
    • F05B2240/90Mounting on supporting structures or systems
    • F05B2240/93Mounting on supporting structures or systems on a structure floating on a liquid surface
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/30Energy from the sea, e.g. using wave energy or salinity gradient

Landscapes

  • Other Liquid Machine Or Engine Such As Wave Power Use (AREA)
  • Reciprocating Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分IF) この発明は、波動エネルギーを利用し、駆動動力源を不
要にして例えば海水や空気などの流体を供給することの
できる浮体式波動ポンプの改良に関するものである. 〔従来の技術〕 波動エネルギーを利用し、駆動動力源を不要にして海水
や空気などの流体を供給できる波動ポンプとして、例え
ば、第8図に示す波動ポンプが既に創案されている. 第8図に示す従来の波動ポンプは次のような機構からな
っている. 即ち、下部円筒101に往復摺動自在に内蔵されたフロ
ートピストン103と上部円筒102に往復摺動自在に
内蔵された圧力ピストン104は、両端が開口した中空
軸105で連結され、該中空軸105の圧力ピストン1
04側端面の開口部には吸込逆止弁106が設けられて
いる。下部円筒101の上面に設けられた上部円筒10
2は下部円筒101に比べて小径となっており、上面に
吐出逆止弁107が設けられている. 下部円筒101の外側周面にはシリンダフロート108
が環状に取付けられ、下部円筒101の下面には海中に
没水している円形の波浪安定#yi]09が設けられて
いる。また、シリンダフロート108と波浪安定板10
9の間の下部円mlOlの外側周面ば開口されており、
この開口された下部円筒101の外側周面には放射状に
複数の波浪集合板110が取付けられて波浪取入口11
1が形成されている. 波浪取入口111から下部円筒101内に流入した波は
、下部円筒101に内蔵されたフロートピストン103
に上下運動を与える.フロートピストン103が上昇す
るときは、中空輸105を介してフロートピストン10
3と連動連結されている圧力ピストン104も上部円筒
102内を上昇し、圧力ピストン104に設けられてい
る吸込逆止弁106は閉じ、上部円筒102の上面に設
けられている吐出逆止弁107は開き、上部円筒102
内の水は上昇する圧力ピストン104によって開いてい
る吐出逆止弁107を通じて吐出される.フロートピス
トン103が下降するときは、上部円筒102の圧力ピ
ストン104は膨脹行程となり、吐出逆止弁107は閉
じ、吸込逆止弁106は開き、上部円筒102内は負圧
の状態となる.このため、下部円筒101内に流入して
フロートピストン103に上下運動を与えている海水の
一部が中空軸105を通って上部円筒102内に吸い上
げられる. このように、従来の波動ポンプは海水などの流体の吸入
と吐出が交互に繰り返される所謂間欠供給方式となって
いる. 〔発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、前述の如く、従来の波動ポンプは所謂間
欠供給方式であるため、海水などの流体を連続的に供給
することができず、供給流量が少ない欠点がある. また、ピストンおよびシリンダ間において、圧送行程で
は、水が漏れ、吸込行程では空気がシリンダ内に漏れて
、ポンプ効率を低下させる欠点がある. この発明は、上記のような問題点に鑑み、その問題点を
解決すべく創案されたものであって、その共通の目的と
するところは、濁水や空気などの流体の供給を連続的に
行い、ポンプの効率を倍増させ、ピストンのシール構造
を簡単にできる浮体式波動ポンプを提供することにある
. また、請求項1又は6記載の発明の他の目的はフロート
ピストンが内装される案内ガイドの製作を簡単にするこ
とのできる浮体式波動ポンプを提供することにある. 更に、請求項2又は3及び9記載の発明の他の目的は波
浪に対して安定性を高めると共に、ポンプの保守、点検
、耐風処置などの改善された浮体式波動ポンプを提供す
ることにある. 〔課題を解決するための手段〕 以上の目的を達成するために、請求項l記載の発明は、
波動に追従する水面上のフロートピストンを波浪取入口
を有する案内ガイド内に往復動自在に配置し、案内ガイ
ドの側部を複数の脚柱で形成し、案内ガイドの上方にシ
リンダ室を設け、波動に追従するフロートピストンをシ
リンダピストンに連動連結し、フロートピストンの変動
に連動するシリンダピストンを密封状のシリンダ室内に
摺動自在に配置し、摺動するシリンダピストンによって
シリンダ室内を一室側と他室側に分け、二つに分けられ
るシリンダ室内の一室側に、外部の流体を一室内に流入
する第1吸入通路の一端と一室内の流体を外部に排出す
るバイパス通路の一端を各々接続し、シリンダ室内の他
室側に、外部の流体を他室内に流入する第2吸入通路の
一端と他室内の流体を外部に排出する吐出通路の一端を
各々接続し、下流側に開く逆止弁を、第1吸入通路、バ
イパス通路、第2吸入通路及び吐出通路に各々設けた構
成よりなる. ここで、請求項1記載の発明は、バイパス通路の他端を
吐出通路に接続すると共に、バイパス通路と吐出通路に
設けられる逆止弁を同一とするのが好ましい.また、第
2吸入通路はフロートピストンとシリンダピストンを連
結する部材内に形成されているのが好ましい.更に、案
内ガイドの下方には上下動防止体と横揺れ防止体が設け
られているのが好ましい.更にまた、案内ガイドの側部
を形成する脚柱及び没水構造物は中空からなり、中空の
脚柱及び没水構造物内への海水の出入調整で波動ポンプ
の浮力の調整が可能であるのが好ましい. また、請求項2記載の発明は、波動に追従する水面上の
フロートピストンを波浪取入口を有する筒状の案内ガイ
ド内に往復摺動自在に配置し、案内ガイドの個周部にフ
ロートを設け、案内ガイドの上方にシリンダ室を設け、
波動に追従するフロートピストンをシリンダピストンに
連動連結し、フロートピストンの変動に連動するシリン
ダピストンを密封状のシリンダ室内に摺動自在に配置し
、摺動するシリンダピストンによってシリンダ室内を一
室側と他室側に分け、二つに分けられるシリンダ室内の
一室側に、外部の流体を一室内に流入する第1吸入通路
の一端と一室内の流体を外部に排出するバイパス通路の
一端を各々接続し、シリンダ室内の他室側に、外部の流
体を他室内に流入する第2吸入通路の一端と他室内の流
体を外部に排出する吐出通路の一端を各々接続し、下流
側に関く逆止弁を、第1吸入通路、バイパス通路、第2
吸入通路及び吐出通路に各々設けた構戒よりなる. ここで、請求項2記載の発明は、バイパス通路の他端を
吐出通路に接続すると共に、バイパス通路と吐出通路に
設けられる逆止弁を同一とするのが好ましい.また、第
2吸入通路はフロートピストンとシリンダピストンを連
結する部材内に形成されているのが好ましい。更に、案
内ガイドの下方には上下動防止体と横揺れ防止体が設け
られているのが好ましい. さらに、請求項3記載の発明は、波動に追従する水面上
のフロートピストンを波浪取入口を有する筒状の案内ガ
イド内に往復摺動自在に配置し、案内ガイドの上方にシ
リンダ室を設け、波動に追従するフロートピストンをシ
リンダピストンに連動連結し、フロートピストンの変動
に連動するシリンダピストンを密封状のシリンダ室内に
摺動自在に配置し、摺動するシリンダピストンによって
シリンダ室内を一室側と他室側に分け、二つに分けられ
るシリンダ室内の一室側に、外部の流体を一室内に流入
する第1吸入通路の一端と一室内の流体を外部に排出す
るバイパス通路の一端を各々接続し、シリンダ室内の他
室側に、外部の流体を他室内に流入する第2吸入通路の
一端と他室内の流体を外部に排出する吐出通路の一端を
各々接続し、下流側に開く逆止弁を、第1吸入通路、バ
イパス通路、第2吸入通路及び吐出通路に各々設けると
共に、波動ポンプ本体を水面の干満速度程度の非常に緩
やかな速度で昇降可能に保持した構成よりなる. ここで、請求項3記載の発明は、バイパスi!!路の他
端を吐出通路に接続すると共に、バイパス通路と吐出通
路に設けられる逆止弁を同一とするのが好ましい.また
、第2吸入ia!路はフロートピストンとシリンダピス
トンを連結する部材内に形成されているのが好ましい.
更に、案内ガイドの下方には上下動防止体と横揺れ防止
体が設けられているのが好ましい. さらにまた、請求項6記戦の発明は、波動に追従する水
面上のフロートピストンを波浪取入口を有する案内ガイ
ド内に往復動自在に配置し、案内ガイドの側部を複数の
脚柱で形成し、フロートピストンの下方にシリンダ室を
設け、波動に追従するフロートピストンとシリンダピス
トンを中空軸で連結し、中空軸の内部に排出通路を設け
、フロートピストンの変動に連動するシリンダピストン
を密封状のシリンダ室内に摺動自在に配置し、摺動する
シリンダピストンによってシリンダ室内を一室側と他室
側に分け、二つに分けられる各シリンダ室内に、外部の
流体を各室内に流入する各流入口と、各室内の流体を排
出通路に流出する各流出口とを各々設け、下流側に開く
逆止弁を、各流入口及び流出口に各々設けた構成よりな
る,ここで、請求項7記載の発明は、各流出口に設けら
れる逆止弁を同一とするのが好ましい.また、案内ガイ
ドの下方には上下動防止体と横揺れ防止体が設けられて
いるのが好ましい.更に、案内ガイドの側部を形成する
脚柱及び没水構造物は中空からなり、中空の脚柱及び没
水構造物内への海水の出入調整で波動ポンプの浮力の調
整が可能であるのが好ましい. C作用) 以上のような構或を有するこの発明は次のように作用す
る. すなわち、往復運動するシリンダピストンの両側で流体
の導入と圧送を同時に並行しておこなうことができるよ
うに作用し、また、シリンダピストンの両側に流体が充
満されているので、シリンダピストンとシリンダとの隙
間からの漏れが少なく、シリンダピストンのシールを簡
単にできるように作用する. また、請求項l及び請求項6記載の発明は、案内ガイド
の側部を複数の脚柱で形成する横威により、案内ガイド
の製作が簡単にできるように作用する. 更に、請求項2記載の発明は、案内ガイドの側周部に環
状フロートを設ける横威により、波浪に対して安定性を
高めるように作用する.更にまた、請求項3記載の発明
は、波動ポンプ本体を水面の干満速度程度の非常に緩や
かな速度で昇降可能に保持する横戒により、波浪に対し
て上下動、重心廻り及び左右の揺れを防止するように作
用する. 〔実施例〕 以下、図面に記載の実施例に基づいてこの発明をより具
体的に説明する. 一第1実施例一 ここで、第1図は浮体式波動ポンプの斜視図、第2図は
浮体式波動ポンプの案内ガイドの横断面図である. 図において、連続供給用の浮体式波動ポンプ1は、海面
上に浮遊する浮体案内ガイド2、浮体案内ガイド2内に
往復動自在に配置されたフロートピストン3、浮体案内
ガイド2の上方に設けられたシリンダ室4、シリンダ室
4内に摺動自在に配置されたシリンダピストン5などか
ら構威されている. 浮体案内ガイド2の側部は複数(図面では4個)の脚柱
2aで形成されており、各脚柱2aは上下方向に取付け
られ、これらの4個の脚柱2aで囲まれる内側にはフロ
ートピストン3が往復動自在に配置されている.フロー
トピストン3は海水の浮力により浮き、波動に追従して
昇降する.これらの4個の脚柱2aはその上端が上部ガ
イド連結板2bに連結され、又それらの下端は後述する
上下動防止体l4に連結されている.更に、各脚柱2a
はその中間が4個のフロート2cで連結されている.脚
柱2a,フロート2C及び後述する没水構造物である上
下動防止体14、横揺れ防止体15及び2次的な上下運
動防止板及びウェイト16は内部が空洞になっており、
図示しないポンプなどによって、必要に応してこれらの
内部に海水を注入し又は排出したりしながら、浮体式波
動ボンプ1の浮心の高さを調整して、浮体式波動ボンプ
lの安定性及び浮沈が可能になるように図られている.
なお、上記のフロート2Cは波浪のオーバフローを防止
する機能も果たし、上昇時のフロートピストン3の上面
が波浪によって押圧抵抗を受けて、フロートピストン3
の上昇力が弱まるのを防いでいる. シリンダ室4と浮体案内ガイド2は上部ガイド連結板2
bによって仕切られ、この上部ガイド連結板2bの中央
には連通孔2dが形成され、この連通孔2dを貫通して
中空軸6が摺動自在に往復運動できるように取り付けら
れている.連通孔2dの周縁には軸受けシール2eが設
けられ、この軸受けシール2eに中空軸6は摺動自在に
支持されている. この中空軸6の上端側には前記シリンダピストン5が連
結され、又下端側にはフロートピストン3が連結され、
シリンダピストン5とフロートピストン3は中空軸6に
よって一体的に連結されている.中空軸6は内部が空洞
でその両端も開口されており、この中空軸6を通してシ
リンダ室4と浮体案内ガイド2内のフロートピストン3
の下部水面は連通状態にある.中空軸6のシリンダ室4
との開口部にはシリンダ室4内側に開く逆止弁7が取り
付けられている.この逆止弁7は、シリンダ室4内が圧
縮状態のとき閉じ、負圧状態のとき開くように取り付け
られている. シリンダ室4内は上下方向に冶動するシリンダピストン
5によって二つに分けられ、このうち、シリングピスト
ン5の上側となる上部シリンダ室4aの上端面の中央は
開口されて吐出管8に接続している.この開口部には吐
出管8側に開く逆止弁9が取り付けられている.吐出管
8は連続供給用の浮体式波動ポンプlのポンプ作用によ
って吸い込まれた海水や空気などを外部に排出する通路
となる. また、シリンダピストン5の下側となる下部シリンダ室
4bの側面の下端の両側には、バイパス管10の入口と
吸入管11の出口がそれぞれ開口されている。バイパス
管lOは下部シリンダ室4bと上記吐出管8とをつなぐ
通路で、バイパス管lOの出口は吐出管8に接続してい
る.この出口には吐出管8側に開く上記逆止弁9が取り
付けられている.この逆止弁9は吐出管8とバイパス管
lOの開閉及び吐出管8と上部シリンダ室4aの開閉を
兼ねており、吐出管8とバイパス管10が開のとき、吐
出管8と上部シリンダ室4aとを閉とし、吐出管8とバ
イパス管10が閉のとき、吐出管8と上部シリンダ室4
aとを開とするように取り付けてある.吸入管l1はポ
ンプ作用によって吸い込まれる海水や空気などの流入通
路となり、この出口にも下部シリンダ室4b側に開く逆
止弁l2が取り付けられている.吸入管l1には先端側
が海水や空気に直に接しているフレキシブルな吸入バイ
ブ13が接続されている. 脚柱2aの下端が連結されている上下動防止体l4は、
浮体式波動ポンプlの上下方向の播れに対して抵抗とし
て働く装置で、脚柱2aの下端が直接連結される2個の
船形構造物14aと、左右の船形構造物14aを連結す
る防止Fi.14bから形成されているが、これが一体
円形構造物から形成されていてもよい. また、上下動防止体l4の下方には横揺れ防止体15が
取付け.られている.横揺れ防止体15は浮体式波動ポ
ンプ1の頭振り運動(左右・前後方向の運動)に対して
、その抵抗として働く装置で、防止板が放射状に設置さ
れている.更に、横揺れ防止体l5の下端には、2次的
な上下運動防止板及びウェイトl6が設けられている. そして、没水構造物である上記の上下動防止体14,横
揺れ防止体15及び2次的な上下運動防止板及びウェイ
トl6は、隔壁を有する中空構造で、水の出入が可能と
なっている, 次に上記第1実施例の構戒に基づく作用について以下説
明する. 波浪エネルギーは各脚柱2aの間から浮体案内ガイド2
内に入り、浮体案内ガイド2内に往復動自在に挿,入さ
れているフロートピストン3に衝突し、この時、波高と
運動のエネルギーがフロートピストン3の軸方向の運動
に変えられ、フロートピストン3をシリンダ室4側に押
圧する.フロートピストン3と中空軸6で連結されてい
るシリンダピストン5は、押圧されて(図面では上方に
)移動するフロートピストン3によってシリンダ室4の
上部シリンダ室4a内を圧縮する方向に移動する. シリンダピストン5が上方に移動するとき、上部シリン
ダ室4a内は圧縮側となり、逆止弁7は閉し、吐出管8
の逆止弁9は開き、上部シリンダ室4aと吐出管8は連
通状態となり、上部シリンダ室4a内の水は吐出管8内
に圧送され、吐出管8から外部に排出される.この時、
吐出管8と上部シリンダ室4aとを開の状態とした逆止
弁9は、その一方でバイパス管10と吐出管8とを閉の
状態にし、上部シリンダ室4aから吐出管8に圧送され
た水の一部がバイパス管10内に逆流するのを防止する
. 上部シリンダ室4a61が圧縮過程においては、下部シ
リンダ室4b側は膨脹過程となって負圧状態となり、吸
入管11の出口の逆止弁12は下部シリンダ室4b側に
開き、吸入バイブl3から海水が負圧状態となった下部
シリンダ室4b内に吸い込まれる. 次に波が退いて、浮体案内ガイド2内の海水が海中に戻
り始めると、シリンダピストン5及びフロートピストン
3はその自重によってシリンダ室4内及び浮体案内ガイ
ド2内をそれぞれ降下する.シリンダピストン5が降下
すると、上部シリンダ室4a側は膨脹過程となって負圧
の状態となり、吐出管8と上部シリンダ室4aとを連通
状態にしていた逆止弁9は閉じ、逆止弁7は開く.この
時、逆止弁9が吐出管8と上部シリンダ室4aとを閉じ
ると、バイパス管lOと吐出管8は開の状態となる.逆
止弁7が開くと、中空軸6を介して上部シリンダ室4a
と浮体案内ガイド2内のフロートピストン3の下部水面
は連通状態となる.上部シリンダ室4a内が負圧の状態
にあるため、浮体案内ガイド2内の海水は吸引されて中
空軸6を通って上部シリンダ室4a内に流入する. 一方、下部シリンダ室4b側は圧縮過程となり、逆止弁
l2は閉し、上述の如くバイパス管10と吐出管8を開
閉する逆止弁9は開き、下部シリンダ室4b内の海水は
バイパス管10を遣って吐出管8に圧送され、吐出管8
から外部に排出される.このように、上部シリンダ室4
a内の膨脹負圧を利用して、吐出管8と上部シリンダ室
4a’とを閉とし、又吐出管8とバイパス管10を開の
状態にすることができる. 上記の説明で理解されるように、シリンダピストン5の
往復運動により引き起こされる圧縮と膨脹を同時に利用
して、海水の圧送と同時に吸入を行い、この行程を繰り
返すので、シリンダピストン5の上下往復運動の何れの
工程においても、海水を吐出管8から圧送して排出する
ことができ、連続的に海水の供給を行うことが可能とな
り、流量特性が倍増する. 次に波浪中の浮体式波動ポンプ1の安定性について説明
する. 浮体としての波動ポンプ1の運動は、波の円運動に基づ
く、上下動、左右および前後動に分解される.浮体の上
下運動に対しては、水平海面と平行に適切な面積を有す
る没水中の上下動防止体l4を設定しておけば、周波数
の大きい波に対しては、上下運動を防止することができ
る.,周波数の低いうねりに対しては、上下動が大きく
なり、これを完全に防止することは困難である.結局、
剛体としての重心のまわりの円運動をしているわけだか
ら、頭振り運動となり、前後・左右に対する運動にも同
様な傾向となる.この頭振り運動を防止するには、例え
ば第1図の符号が15のような、その方向の運動に対し
て流動抵抗となるような横播れ防止体l5を放射状に複
数個設置しておけば良い.このようにすると、浮体式波
動ポンプlの重心の廻りの円運動は防止され、吐出管8
の頭振り運動が減少する. 実験によれば、没水中の上下動防止体l4の面積を小さ
くすると、上下動よりもむしろ頭振り運動が増加する傾
向がある.これを防止するには、後述する第3実施例に
示す(第4図参照)ように、横揺れ防止体33の面積を
大きくし、同時に没水中の下部上下動防止体34の面積
も大きくして、上部上下動防止体32と二段階抵抗を与
えるようにする.このように、浮体の重心より遠く離れ
た位置に抵抗体を付設することは、海水のorbita
l■otionは深くなるにつけて小さくなるので運動
防止効果が大きくなる. 一第2実施例一 ここで、第3図は浮体式波動ポンプの側断面図である. 第2実施例は、前記第1実施例の構成中、浮体案内ガイ
ド2及び波動ポンブ1の上下、左右、前後の揺れ防止機
構の構威が異なり、これ以外の他の構或は前記第1実施
例の構戒と同一であるので、同一の構成には同一の符号
を付してその説明を省略する. 図において、浮体案内ガイド20には例えばケーソンが
使用されている.そしてケーソンからなる浮体案内ガイ
ド20にはフロートピストン3が摺動自在に往復運動で
きるように挿入されている.浮体案内ガイド20の下部
側面は開口して波浪取入口20aが形成されており、波
浪が浮体案内ガイド20内に取り入れられるようになっ
ている.また、浮体案内ガイド20の内部底面側には没
水斜板20bが設けられていて、波浪が流入し易いよう
になっている.一方、シリンダ室4とケーソンからなる
浮体案内ガイド20は空気抜き孔2laを有する隔壁2
lによって仕切られ、この隔壁2lの中央には前述の連
通孔2dが形成されている. ケーソンからなる浮体案内ガイド20の外側周面には環
状フロート22が設けられている.没水部に大きな容積
を有する浮体は、浮力の中心が重心より下方に下がるた
め安定性が悪くなるので、出来るだけ重心を下げ、浮心
を上げる必要があるが、この環状フロート22により、
浮体式波動ポンプ1の安定性を向上させることができる
.ケーソンからなる浮体案内ガイド20の下方には上部
播動防止体23および下部播動防止体24が設けられて
いる.下部描動防止体24は上部揺動防止体23の更に
下方に設けられており、又その大きさは上部遥動防止体
23に比べかなり小さい.上部揺動防止体23および下
部揺動防止体24は水平平板の周縁に垂直な流動抵抗板
23a24aを囲繞した形状から構威されている.水平
平板と流動抵抗板23a,24aで囲繞された範囲内の
海水は上部播動防止体23および下部播動防止体24と
あたかも一体となって移動するので、この水平平板と流
動抵抗板23a,24aで囲繞された範囲内の海水も浮
体式波動ポンプ1(7)$1動に対して流動抵抗となり
、揺動を低下させることができる. 第2実施例の横威に基づく作用は前記第1実施例の作用
と略同様であるので、その説明を省略する. 一第3実施例一 ここで、第4図は浮体式波動ポンプの側断面図、第5図
は浮体式波動ポンプの設置状態の斜視図である. 第3実施例は、前記第2実施例の構成中、環状フロート
22がなく、又浮体式波動ポンプlは保持されており、
更に波動ボンプ1の上下、左右、前後の揺れ防止機構の
構成が異なり、これ以外の他の構或は前記第2実施例の
構威と同一であるので、同一の構成には同一の符号を付
してその説明を省略する. 図に示すように、浮体式波動ボンプ1は水面の干満速度
程度の非常に緩やかな速度で昇降可能に保持されている
.即ち、浮体式波動ポンプlの自重つまり静的荷重に対
しては保持されている部分の側方力がゼロになるように
支持されている。
例えば第4図及び第5図の左側に示すように、シリンダ
室4の外信周が保持材30で保持されている.保持材3
0はシリンダ室4の外側周を緩やかに摩擦支持している
. 又は第5図の右側に示すような保持もある.この場合に
は、浮体案内ガイド20の外側から支持棒3lを上方に
延ばし、支持棒31の上端側の外周を摩擦支持して、非
常に緩やかな速度で支持棒3lが移動できる程度に保持
する。このようにして、浮体式波動ポンプlを保持する
ことにより、頭振り運動と同時に上下動も防止でき、固
定した場合と同様の特性が得られる一方で、潮の干満時
の支持の問題も同時に解決することができる.ケーソン
からなる浮体案内ガイド20の下方には上部上下動防止
体32が設けられ、この上部上下動防止体32の下方に
は放射状に横揺れ防止体33が設置され、更に横濡れ防
止体33の下方に下部上下動防止体34が設けられてい
る.下部上下動防止体34は上部上下動防止体32ほど
ではないが、浮体案内ガイド20の外径より大きく、上
下動に対する抵抗は大きい.上部上下動防止体32およ
び下部上下動防止体34は浮体から構戒されている.な
お、浮体式波動ポンブ1は保持材30などにより保持さ
れており、播動が防止されるので、これらの揺動防止機
構を省略してもよい.第3実施例の構成に基づく作用は
前記第1実施例の作用と略同様であるので、その説明を
省略する. 一第4実施例一 ここで、第6図は浮体式波動ポンプの斜視図、第7図は
浮体式波動ポンプの側断面図である。
第4実施例が前記第1実施例と大きく異なるのは、シリ
ンダ室4がフロートピストン3の下方に設けられている
点である.その結果、浮体式波動ポンブlの浮心は上方
になり、又重心は下方になり、前記第1実施例の構成の
場合に比べ浮体式波動ポンプlは安定性が向上している
.なお、前記第1実施例と同一の構或には同一の符号を
付して説明を省略する. 即ち、シリンダ室4は浮体案内ガイド2内に設けられ、
しかも、フロートピストン3の下方に設けられている.
そして、シリンダ室4内のシリンダピストン5とフロー
トピストン3は中空軸40によって一体的に連結されて
いる.中空軸40はフロートピストン3の中央を貫通し
て上方に延び、中空軸40の上端側は上部ガイド連結板
2bの中央に形成された連通孔2dを貫通して水面上に
出ている. 中空軸40の内部は空洞で排出通路40aが形成されて
おり、中空軸40の上端にはフレキシブルな排水パイブ
41が取付けられている.又中空軸40内の排出通路4
0aの下端側はシリンダ室4内の上部シリンダ室4a及
び下部シリンダ室4bと連通状態にある.そして、排出
通路40aの下端側と上部シリンダ室4a及び下部シリ
ンダ室4bとの連通部には双方を反対状態に開閉する逆
止弁42が取付けられている.この逆止弁42は上部シ
リンダ室4aと排出通路40aを連通ずる流出口42a
が開のとき、下部シリンダ室4bと排出通路40aを連
通ずる流出口42bとを閉じ、下部シリンダ室4bと排
出通路40aを連通ずる流出口42bが開のとき、上部
シリンダ室4aと俳出通路40aを連通ずる流出口42
aを閉じるように設けられている. また、上部シリンダ室4aの上端には海水を流入させる
ための上部流入口43が形成され、この上部流入口43
には上部シリンダ室4a内が膨脹時に開き且つ圧縮時に
閉しる逆止弁44が取付けられている.又下部シリンダ
室4bの下端には海水を流入させるための下部流入口4
5が形成され、この下部流入口45には下部シリンダ室
4b内が膨脹時に開き且つ圧縮時に閉しろ逆止弁46が
取付けられている. 浮体案内ガイド2の脚柱2aの下端及びシリンダ室4の
下端は上下動防止体47に連結されている.上下動防止
体47は、浮体式波動ポンブ1の上下方向の揺れに対し
て抵抗として働く装置で、その内部は中空となっており
、連通孔47aによって同様に内部が中空な脚柱2aと
連通している。
また、浮体案内ガイド2内の下方で上下動防止体47の
上面には横揺れ防止体48が設けられている.横揺れ防
止体48が中空なものから戒っているときには、横揺れ
防止体48の内部は上下動防止体47の内部と連通状態
にある.この上下動防止体47及び横揺れ防止体48は
没水構造物であり、これらの中空な脚柱2a及び没水構
造物内には水の出入が可能となっている. 上下動防止体47の周縁は外側に水平平板状に突出して
おり、その突出した周縁には垂直に流動抵抗板47bが
形成されている.この上下動防止体47及び流動抵抗板
47bは前記第2実施例の場合と同様な機能を発揮する
. 次に上記第4実施例の構威に基づく作用について以下説
明する. 波浪エネルギーは各脚柱2aの間から浮体案内ガイド2
内に入り、d体案内ガイド2内に往復動自在に挿入され
ているフロートピストン3に衝突し、この時、波高と運
動のエネルギーがフロートピストン3の軸方向の運動に
変えられる。
波高と運動のエネルギーによってフロートピストン3が
上方に移動するときには、フロートピストン3と中空軸
40で連結されているシリンダピストン5は、シリンダ
室4の上部シリンダ室4a内を圧縮する方向に移動する
. シリンダピストン5が上方に移動するとき、上部シリン
ダ室4a内は圧縮側となり、逆止弁44は上部流入口4
3を閉じ、逆止弁42は流出口42aを開き上部シリン
ダ室4aと排出通路40a側を連通状態にする.このた
め、上部シリンダ室4a内の水は流出口42aを経て排
出通路40a内に圧送され、排出通路40aから排水バ
イブ41を経て外部に排出される.この時、流出口42
aを開の状態とした逆止弁42は、その一方で流出口4
2bを閉じて、上部シリンダ室4aから排出通路40a
に圧送された水の一部が下部シリンダ室4bに逆流する
のを防止する. 上部シリンダ室4a側が圧縮過程においては、下部シリ
ンダ室4b側は膨脹過程となって負圧伏態となり、下部
流入口45の逆止弁46は下部シリンダ室4b側に開き
、下部流入口45から海水が負圧状態となった下部シリ
ンダ室4b内に吸い込まれる. 次に波が退いて、浮体案内ガイド2内の海水が海中に戻
り始めると、シリンダピストン5及びフロートピストン
3はその自重によってシリンダ室4内及び浮体案内ガイ
ド2内をそれぞれ降下する.シリンダピストン5が降下
すると、上部シリンダ室4a側は膨脹過程となって負圧
の状態となり、流出口42aを開いていた逆止弁42は
閉じ、上部流入口43の逆止弁44は開き、上部流入口
43から上部シリンダ室4aに海水が流入する.この時
、逆止弁42が排出通路40aと上部シリンダ室4aと
の流出口42aを閉じると、排出通路40aと下部シリ
ンダ室4bとの流出口42bは開の状態となる. 一方、下部シリンダ室4b側は圧縮過程となり、下部流
入口45の逆止弁46は閉じ、上述の如く排出通路40
aと下部シリンダ室4bの流出口42bを開閉する逆止
弁42は開き、下部シリンダ室4b内の海水は流出口4
2bを経て排出通路40aに流出し、排出通路40aを
通って排水パイブ4lから外部にυト出される. なお、この発明は上記実施例に限定されるものではなく
、この発明の精神を逸脱しない範囲で種々の改変をなし
得ることは勿論である.〔発明の効果〕 以上の記載より明らかなように、この発明に係る浮体式
波動ポンプによれば、シリンダ室内のシリンダピストン
の往復運動において、圧縮行程と膨脹行程が常に゛シリ
ンダピストンの両側のシリンダ室内で同時に達戒される
ことを利用して、圧縮側を流体の吐出に使用し、膨脹側
を流体の吸入に使用することによって、流体の供給と吸
入を同時に行うことができ、これにより、流体を連続的
に供給し続けることが可能となり、流量特性を倍増する
ことができる. しかも、シリンダピストンを境とした圧縮側と膨脹側に
は常に流体が充満するから、流体の漏れが少なく、この
ため、シリンダピストンのシールが極めて簡単となる. これらの効果と相俟って、請求項l記載の発明によれば
、案内ガイドの側部を複数の脚柱で形成したから、筒状
の構造のようにフロートピストンとの摺動性を考慮して
製作する必要がなく、その製作が非常に簡単に行うこと
ができる.また、没水部の大きな容積を有する浮体は、
浮力の中心が重心より下方に下がるため安定性が悪くな
るので、出来るだけ重心を下げ、浮心を上げる必要があ
るが、請求項2記載の発明によれば、案内ガイドの側周
部にフロートを設けたから、重心より上方にフロートが
あり、浮心が上がるので、波浪に対して浮体式波動ポン
プの安定性を高めることができる. 同様に、請求項3記載の発明によれば、浮体式波動ポン
プ本体を水面の干満速度程度の非常に緩やかな速度で昇
降可能に保持することにより、波浪に対して波動ポンプ
の安定性を高めることができると共に、水面の干満に対
して追従でき、常に安定した波動エネルギーを得ること
ができる.また、請求項6記載の発明によれば、前記請
求項l記載の発明と同様な効果を有すると共に、更に、
シリンダ室が水中であるので、内部の水が漏れにくい.
しかも、浮体式波動ポンプの重心位置が下がり、又浮心
が上がるので、静的及び動的な波浪応答特性を高めるこ
とができる.更に、中空軸径のセンタリングが良くなる
. 更に、請求項4、5又は8記戦の発明によれば浮体式波
動ポンプの構造を一部簡単にできる.請求項7記載の発
明によれば、案内ガイドの下方に上下動防止体と横揺れ
防止体が設けられている場合には浮体式波動ポンプの安
定性に寄与することができる.請求項9記載の発明によ
れば、浮体式波動ポンプの浮心の高さを調整できると同
時に、台風時の水没退避又は保守、点検時の陸上げなど
、浮体式波動ポンプの運転、保守に寄与することができ
る.
【図面の簡単な説明】
第1図〜第7図はこの発明に係る浮体式波動ポンプの実
施例を示すものであって、第1図は第1実施例の浮体式
波動ポンプの斜視図、第2図は第1実施例の浮体式波動
ポンプの案内ガイドの横断面図である.第3図は第2実
施例の浮体式波動ポンプの側断面図である.第4図は第
3実施例の浮体式波動ポンプの側断面図、第5図は第3
実施例の浮体式波動ポンプの設置状態の斜視図である.
第6図は第4実施例の浮体式波動ポンプの斜視図、第7
図は第4実施例の浮体式波動ポンプの側断面図である. 第8図は従来の波動ポンプの一部切り欠き斜視図である
. 〔符号の説明〕 1:浮体式波動ポンプ 2:浮体案内ガイド2a;脚柱
       2b=上部ガイド連結板2c:フロート
2d:連通孔 2e:軸受けシール   3:フロートピストン4:シ
リンダ室    4a:上部シリンダ室4b:下部シリ
ンダ室  5:シリンダピストン6:中空軸     
 7:逆止弁 8:吐出管      9:逆止弁 lO:バイパス管    l1:吸入管12:逆止弁 
     l3:吸入バイブl4:上下動防止体  l
4a:船形構造物14b=防止仮      15:横
揺れ防止体16:2次的な上下運動防止板及びウェイト
20:案内ガイド   20a :波浪取入口20b:
没水斜板     2l:隔壁21a :空気抜き孔 
   22:IIl状フロート23:上部揺動防止体 
23a:流動抵抗板24:下部揺動防止体 24a:流
動抵抗板30:保持材      3l:支持棒32:
上部上下動防止体 33:横揺れ防止体34:下部上下
動防止体 40:中空軸     40a:排出通路41:排水パ
イブ    42:逆止弁42a:流出口     4
2b:流出口43:上部流入口    44:逆止弁4
5:下部流入口    46:逆止弁47:上下動防止
体  47a:連通孔47b:流動抵抗板    48
:横揺れ防止体第1図 第2図 第3図 第4図 第6図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、波動に追従する水面上のフロートピストンを波浪取
    入口を有する案内ガイド内に往復動自在に配置し、案内
    ガイドの側、部を複数の脚柱で形成し、案内ガイドの上
    方にシリンダ室を設け、波動に追従するフロートピスト
    ンをシリンダピストンに連動連結し、フロートピストン
    の変動に連動するシリンダピストンを密封状のシリンダ
    室内に摺動自在に配置し、摺動するシリンダピストンに
    よってシリンダ室内を一室側と他室側に分け、二つに分
    けられるシリンダ室内の一室側に、外部の流体を一室内
    に流入する第1吸入通路の一端と一室内の流体を外部に
    排出するバイパス通路の一端を各々接続し、シリンダ室
    内の他室側に、外部の流体を他室内に流入する第2吸入
    通路の一端と他室内の流体を外部に排出する吐出通路の
    一端を各々接続し、下流側に開く逆止弁を、第1吸入通
    路、バイパス通路、第2吸入通路及び吐出通路に各々設
    けたことを特徴とする浮体式波動ポンプ。 2、波動に追従する水面上のフロートピストンを波浪取
    入口を有する筒状の案内ガイド内に往復摺動自在に配置
    し、案内ガイドの側周部にフロートを設け、案内ガイド
    の上方にシリンダ室を設け、波動に追従するフロートピ
    ストンをシリンダピストンに連動連結し、フロートピス
    トンの変動に連動するシリンダピストンを密封状のシリ
    ンダ室内に摺動自在に配置し、摺動するシリンダピスト
    ンによってシリンダ室内を一室側と他室側に分け、二つ
    に分けられるシリンダ室内の一室側に、外部の流体を一
    室内に流入する第1吸入通路の一端と一室内の流体を外
    部に排出するバイパス通路の一端を各々接続し、シリン
    ダ室内の他室側に、外部の流体を他室内に流入する第2
    吸入通路の一端と他室内の流体を外部に排出する吐出通
    路の一端を各々接続し、下流側に開く逆止弁を、第1吸
    入通路、バイパス通路、第2吸入通路及び吐出通路に各
    々設けたことを特徴とする浮体式波動ポンプ。 3、波動に追従する水面上のフロートピストンを波浪取
    入口を有する筒状の案内ガイド内に往復摺動自在に配置
    し、案内ガイドの上方にシリンダ室を設け、波動に追従
    するフロートピストンをシリンダピストンに連動連結し
    、フロートピストンの変動に連動するシリンダピストン
    を密封状のシリンダ室内に摺動自在に配置し、摺動する
    シリンダピストンによってシリンダ室内を一室側と他室
    側に分け、二つに分けられるシリンダ室内の一室側に、
    外部の流体を一室内に流入する第1吸入通路の一端と一
    室内の流体を外部に排出するバイパス通路の一端を各々
    接続し、シリンダ室内の他室側に、外部の流体を他室内
    に流入する第2吸入通路の一端と他室内の流体を外部に
    排出する吐出通路の一端を各々接続し、下流側に開く逆
    止弁を、第1吸入通路、バイパス通路、第2吸入通路及
    び吐出通路に各々設けると共に、波動ポンプ本体を水面
    の干満速度程度の非常に緩やかな速度で昇降可能に保持
    したことを特徴とする浮体式波動ポンプ。 4、バイパス通路の他端を吐出通路に接続すると共に、
    バイパス通路と吐出通路に設けられる逆止弁を同一とし
    た請求項1、2又は3記載の浮体式波動ポンプ。 5、第2吸入通路はフロートピストンとシリンダピスト
    ンを連結する部材内に形成されている請求項1、2又は
    3記載の浮体式波動ポンプ。 6、波動に追従する水面上のフロートピストンを波浪取
    入口を有する案内ガイド内に往復動自在に配置し、案内
    ガイドの側部を複数の脚柱で形成し、フロートピストン
    の下方にシリンダ室を設け、波動に追従するフロートピ
    ストンとシリンダピストンを中空軸で連結し、中空軸の
    内部に排出通路を設け、フロートピストンの変動に連動
    するシリンダピストンを密封状のシリンダ室内に摺動自
    在に配置し、摺動するシリンダピストンによってシリン
    ダ室内を一室側と他室側に分け、二つに分けられる各シ
    リンダ室内に、外部の流体を各室内に流入する各流入口
    と、各室内の流体を排出通路に流出する各流出口とを各
    々設け、下流側に開く逆止弁を、各流入口及び流出口に
    各々設けたことを特徴とする浮体式波動ポンプ。 7、案内ガイドの下方には上下動防止体と横揺れ防止体
    が設けられている請求項1、2、3又は6記載の浮体式
    波動ポンプ。 8、各流出口に設けられる逆止弁を同一とした請求項6
    記載の浮体式波動ポンプ。 9、案内ガイドの側部を形成する脚柱及び没水構造物は
    中空からなり、中空の脚柱及び没水構造物内への海水の
    出入調整で波動ポンプの浮力の調整が可能である請求項
    1又は6記載の浮体式波動ポンプ。
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