JPH03233258A - 自動風呂装置における湯温変更制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、給湯器付自動風呂装置における湯温変更制御
方法、さらに詳しく云うと、リモコンの設定湯温をそれ
まで設定していた湯温より低くした場合の湯温制御方法
に関するものである。

〔従来の技術〕

器具本体から循環迫焚管路を経由して浴槽への湯張りを
行ない、かつ、浴槽中の水位を圧力センサにより検出し
て設定水位で湯張りを自動停止させるようにした給湯器
付風呂装置は、例えば第５図に示すように構成されてい
る。すなわち、図示を省略したリモコンの自動運転スイ
ッチをオンすると、電磁弁１を開き、これにより流量セ
ンサ２が流水を検知すると給湯用熱交換器３のバーナ（
図示を省略した）に点火させ、給水サーミスタ４により
検知した給水温と給湯サーミスタ５により検出した出湯
温とに基づいて給湯用熱交換器３のバーナの燃焼を制御
して迫焚用熱交換器６を有する循環迫焚管路を介して浴
槽７中に給湯し、方、マイコン制御部（図示を省略した
）には第３図に示す浴槽水位に対応する圧力Ｐと水ｆｆ
Ｑとの関係のデータを記憶させておき、圧力センサ８に
より浴槽中の水位を検出し、その水位がリモコンに設定
した湯張り水位に達すると、電磁弁１を閉じると共に循
環迫焚管路のポンプ９を駆動し乍ら浴槽中の湯温を迫焚
サーミスタ１０により検出し、その湯温がリモコンに設
定した設定湯温に達するまで迫焚用熱交換器６のバーナ
（図示を省略した）に点火し、設定湯温に達すると迫焚
用熱交換器のバーナの燃焼を停止して保温動作に移行す
るように構成されている。なお、第５図において、１１
は迫焚流水スイッチである。

上記のように、給湯器付自動風呂装置は、図には示して
いないが、マイコン制御部とそれに対するリモコンとを
具備し、マイコン制御部に各サーミスタ４，５，１０、
流量センサ２．圧力センサ８、迫焚流水スイッチ１１な
どの信号を入力し、リモコンの指示に基づいてマイコン
制御部により設定温度の湯張りを行なうと共に、それが
設定水位に達すると自動的に湯張りを停止し、必要に応
じ例えば保温動作中所定時間毎に浴槽中の湯を循環加熱
するものであるが、これらの技術は周知であるので５そ
の詳細な説明は省略する。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来の自動風呂装置は、前記の如く、リモコンに設定し
た設定湯温よりやへ低い温度で湯張りし、次いで設定湯
温まで追焚きするという考え方のため、設定湯温をそれ
以前に設定した湯温より下げたいときにはこれに対処す
ることができないという問題がある。

本発明は、前記の如き従来技術の問題点を改善し、リモ
コンの設定湯温を下げるように変更すると、自動的に浴
槽湯温を新たに設定した湯温に制御すると共に、設定し
た水位を維持することができる自動風呂装置における湯
温変更制御方法を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、前記の如き目的を達成するため、浴槽中の水
位に対応する圧力と水量のデータをマイコン制御部にき
おくさせておき、その圧カー水量データに基づいてリモ
コンに設定した湯温の湯を設定水位まで浴槽中に湯張り
するようにした自動風呂装置において、リモコンの設定
湯温を変更すると、浴槽中の湯温Ｔｌを検出してそれが
設定湯温より高いかどうかを判断し、高い場合にはその
浴槽水位に対応する圧力Ｐ１を検出し、その検出値に基
づき前記圧カー水量データより浴槽中の現在の水量Ｑ１
を演算し、次いで給水弁を開いて浴槽中に給水すると共
にそのときの給水温Ｔ２を検出し、前記Ｔ１．ＱＩＴ２
およびリモコンに設定した温度Ｔ３よりその設定温度Ｔ
３に至るまでの給水量Ｑ２を演算し、その給水量Ｑ２を
浴槽中に給水した後浴槽中の水位を検出し、その水位が
設定水位より高い場合には排水弁を開いて設定水位まで
排水することを特徴とする。

また、本発明は、浴槽中の水位に対応する圧力と水量の
データをマイコン制御部にきおくさせておき、その圧カ
ー水量データに基づいてリモコンに設定した湯温の湯を
設定水位まで浴槽中に湯張りするようにした自動風呂装
置において、リモコンの設定湯温を変更すると、浴槽中
の湯温Ｔ　を検出してそれが設定湯温より高いかどうか
を判断し、高い場合にはその浴槽水位に対応する圧力Ｐ
を検出し、その検出値に基づき前記圧カー水量データよ
り浴槽中の現在の水量Ｑ１を演算し、その現在の水量Ｑ
１と前記現在の湯温Ｔ１と前回記憶した給水温Ｔ２とリ
モコンに設定した設定湯温Ｔ３とにより排水量Ｑ２′を
演算し、その排水量Ｑ２’に見合う圧力Ｐａを前記圧カ
ー水量データに基づいて演算し、圧力センサにより浴槽
中の水位を検出しつつ浴槽中の水位がＰａ減少するまで
排水弁を開き、次いで給水弁を開いて浴槽中に給水する
と共にそのときの給水温Ｔ２′を検出し、排水量Ｑ２′
に達したことを検出すると給水弁を閉じた後Ｔ２＝Ｔ２
′かどうかを検出し、Ｔ２とＴ２′とが等しいときは保
温動作に移行し、Ｔ２とＴ２′とが異なるときには再度
前記の工程を行なうことを特徴とする。

〔作用〕

本発明は、前記の如く、マイコン制御部に記憶されてい
る圧カー水量のデータを利用して注水（排水）するので
、設定温度を下げた場合でも所定の湯温で設定水位の湯
張りを行なうことができ、特に、第１項の発明において
は、注水してから設定水位まで湯を抜くので、浴槽から
湯があふれることも考えられるが、第２項の発明は、先
に湯を排出してから注水するので、設定湯温に達すると
同時に設定水位を保つことができ、その場合、前回の給
水温を記憶しておき、その給水温に基づいて制御し、前
回の給水温と現在の給水温とが異なる場合には再び最初
から制御するので、湯張り温度をきわめて正確に保つこ
とができる。

〔実施例〕

以下、第１図および第２図に基づいて本発明の湯温変更
制御方法を説明する。

第１図は第１の方法を示すフローチャートである。

リモコンの設定温度を変更すると、ポンプ９を駆動して
浴槽中の湯を循環せしめると共にそのときの湯温Ｔ、を
サーミスタ１０により検出し、検出湯温Ｔ１がリモコン
に設定した設定湯温より高いかどうかを判断し、低い場
合には通常の迫焚工程に移行し、高い場合に本発明の方
法で制御する。

すなわち、ポンプ９を一旦停止させ、圧力センサ８によ
り浴槽水位に対応する圧力Ｐ１を検出し。

第３図に示すＰ−Ｑデータを利用して浴槽中の水量Ｑ１
を演算させる。そして、前記Ｑ　＋　＋　Ｔ　＋より浴
槽中の現在熱量を計算し、給水電磁弁１を開いて浴槽中
に給水すると共に、そのときの給水温Ｔ２をサーミスタ
４により検出し、現在のＴ１とＱＩおよびＴ２ならびに
リモコンに設定した新たな設定温度Ｔ３から設定温度に
するための水量Ｑ２を演算させ、流量センサ２により給
水量がＱｌに達するまで注水し、Ｑｌに達したら給水電
磁弁１を閉じ、必要に応じポンプ９を駆動して浴槽中の
湯を循環させて湯温を均一化させる。

すなわち、第１図に示す方法は、第４図に示すように、
浴槽中にある湯温Ｔ１．湯量Ｑ１の湯に、水温Ｔ　２　
ｒ水量Ｑ２の水を入れてリモコンに新たに設定した湯温
Ｔ３とするもので、これを式に示すすと下記のとおりで
ある。

ＱＩ−Ｔ１＋Ｑ２・Ｔｚ＝　（Ｑｌ　＋Ｑ２）　Ｔ３次
に、圧力センサ８により浴槽中の水位を検出し、その水
位がリモコンに設定した水位よりも高いときには浴槽の
底部に設置した排水弁１２を開いて浴槽中の湯を排出し
、圧力センサ８により設定水位になったことを検出する
と排水弁１２を閉じて保温動作に移行する。

保温動作は、例えば３０分毎にポンプ９を駆動してサー
ミスタ１０により浴槽湯温を検出し、その検出湯温がリ
モコンに設定した湯温より低いときには迫焚用熱交換器
のバーナ（図示を省略した）に点火させて追焚きする。

第２図は本発明の第２の方法を示すフローチャートであ
る。

リモコンの設定温度を変更すると、ポンプ９を駆動して
浴槽中の湯を循環せしめると共に、そのときの湯温Ｔ１
をサーミスタ１０により検出し、検出湯温Ｔ１がリモコ
ンに設定した設定湯温より高いかどうかを判断し、低い
場合には通常の迫焚工程に移行し、高い場合に本発明の
方法で制御する。

すなわち、ポンプ９のを一旦停止させ、圧力センサ８に
より浴槽水位に対応する圧力Ｐ１を検出し、第３図に示
すＰ−Ｑデータを利用して浴槽中の水量Ｑ＋を演算させ
る。そして、前記現在の湯温Ｔ。

と、現在の水量Ｑ１と、リモコンに設定した設定湯温Ｔ
３と、前回の給水（湯）時にマイコン制御部に記憶させ
ておいた給水温Ｔ２とにより排水量Ｑ２′を演算させ、
その排水量Ｑ２’の量に見合う圧力Ｐａを第３図に示す
Ｐ−Ｑデータより算出し、圧力センサ８により水位がＰ
ａ減少したかどうかを検出しながら排水弁１２を開き、
水位がＰａ減少したことを検出すると排水弁１２を閉じ
ると共に給水電磁弁１を開き、流量センサ２により給水
量を検出し、それがＱ２’に達すると給水電磁弁１を閉
じ、次いで前回記憶しておいた給水温Ｔｚと今回検出し
た給水温Ｔ２′とを比較し、Ｔ２＝Ｔ２’のときにはそ
のま＼保温動作に入り、Ｔ２≠Ｔ２′のときには前記の
制御を再び行なう。

すなわち、第２図に示す方法は Ｑｌ：現在の水量 Ｑ２′：排水量（給水量） Ｑ３　：最終水量 Ｔ１：現在の湯温 Ｔ２　：給水温 ′ｒ３：リモコンに設定した湯温 とすると、 Ｔ３ＸＱ３＝ＴＩＸＱＩ　　ＴＩＸＱＺ’＋Ｔ２ＸＱ２
’（最終熱量）　（現在熱量）　（排水熱量）　（注水
熱量）を演算し、最終水位を変化させない（Ｑ３＝ＱＩ
）ように先ずＱ２’量だけ排水し、次いでＱ２′量の給
水を行なって設定水位、設定湯温に制御するものである
。

この第２図に示す方法によれば、最終水位は変化しない
ので、設定湯温を低下させるために浴槽から湯があふれ
るようなことがない。

また、この第２図に示す方法によれば前回記憶しておい
た給水温と今回の給水温との間に差がある場合でも、正
確な設定湯温に制御することができる。

〔発明の効果〕

以上述べたように、本発明によれば、マイコン制御部に
記憶させであるＰ−Ｑデータを利用して。

リモコンに設定する湯温を低下させた場合でも自動的に
設定湯温および設定水位に制御することができる効果が
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明制御方法の一例を示すフローチャート、
第２図は同じく他の例を示すフローチャート、第３図は
マイコン制御部に記憶されている圧カー水量データの説
明図、第４図は第１図に示す方法の説明図、第５図は本
発明を適用する自動風呂装置の構成を示す水系統図であ
る。 １・・・電磁弁、２・・・流量センサ、３・・給湯用熱
交換器、４・・・給水サーミスタ、５・・・給湯サーミ
スタ、６・・・迫焚用熱交換器、７・・・浴槽、８・・
・圧力センサ、９・・・ポンプ、１０・・・迫焚サーミ
スタ、１１・・流水スイッチ、１２・・・排水弁。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、浴槽中の水位に対応する圧力と水量のデータをマイ
   コン制御部にきおくさせておき、その圧カー水量データ
   に基づいてリモコンに設定した湯温の湯を設定水位まで
   浴槽中に湯張りするようにした自動風呂装置において、
   リモコンの設定湯温を変更すると、浴槽中の湯温Ｔ＿１
   を検出してそれが設定湯温より高いかどうかを判断し、
   高い場合にはその浴槽水位に対応する圧力Ｐ＿１を検出
   し、その検出値に基づき前記圧力−水量データより浴槽
   中の現在の水量Ｑ＿１を演算し、次いで給水弁を開いて
   浴槽中に給水すると共にそのときの給水温Ｔ＿２を検出
   し、前記Ｔ＿１、Ｑ＿１Ｔ＿２およびリモコンに設定し
   た温度Ｔ＿３よりその設定温度Ｔ＿３に至るまでの給水
   量Ｑ＿２を演算し、その給水量Ｑ＿２を浴槽中に給水し
   た後浴槽中の水位を検出し、その水位が設定水位より高
   い場合には排水弁を開いて設定水位まで排水することを
   特徴とする自動風呂装置における湯温変更制御方法。 ２、浴槽中の水位に対応する圧力と水量のデータをマイ
   コン制御部にきおくさせておき、その圧力−水量データ
   に基づいてリモコンに設定した湯温の湯を設定水位まで
   浴槽中に湯張りするようにした自動風呂装置において、
   リモコンの設定湯温を変更すると、浴槽中の湯温Ｔ＿１
   を検出してそれが設定湯温より高いかどうかを判断し、
   高い場合にはその浴槽水位に対応する圧力Ｐ＿１を検出
   し、その検出値に基づき前記圧力−水量データより浴槽
   中の現在の水量Ｑ＿１を演算し、その現在の水量Ｑ＿１
   と前記現在の湯温Ｔ＿１と前回記憶した給水温Ｔ＿２と
   リモコンに設定した設定湯温Ｔ＿３とにより排水量Ｑ＿
   ２′を演算し、その排水量Ｑ＿２′に見合う圧力Ｐａを
   前記圧力−水量データに基づいて演算し、圧力センサに
   より浴槽中の水位を検出しつつ浴槽中の水位がＰａ減少
   するまで排水弁を開き、次いで給水弁を開いて浴槽中に
   給水すると共にそのときの給水温Ｔ＿２′を検出し、排
   水量Ｑ＿２′に達したことを検出すると給水弁を閉じた
   後Ｔ＿２＝Ｔ＿２′かどうかを検出し、Ｔ＿２とＴ＿２
   ′とが等しいときは保温動作に移行し、Ｔ＿２とＴ＿２
   ′とが異なるときには再度前記の工程を行なうことを特
   徴とする自動風呂装置における湯温変更制御方法。