JPH03229596A - 動き検出回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、ＮＴＳＣ方式の複合テレビジョン信号をデ
ィジタル処理で再生する装置において被写体の動ぎ情報
を抽出する動ぎ検出回路に関するものである。

［従来の技術］ 第２図は例えば特開昭６１−７０８８８号公報に開示さ
れた従来の動ぎ検出回路の構成を示すブロック図であり
、同図において、（１）はディジタル量のＮＴＳＣ信号
の入力端子、（２）は上記入力端子（１）に到来するＮ
ＴＳＣ信号を入力として１フレーム期間遅延する第１の
フレームメモリ、（３）は上記第１のフレームメモリ（
２）　の出力信号を入力として１フレーム期間遅延する
第２のフレームメモリ、（４）は上記入力端子（１）に
到来するＮＴＳＣ信号と上記第１のフレームメモリ（２
）の出カイ３号を人力とする減算器である。

（５）は上記減算器（４）の出力信号を人力とする低域
通過フィルタ（以下、ＬＰＦと称す）、（６）は上記ｔ
、　ｐ　Ｆ　（５）の出力信号を人力とする第１の絶対
値回路、（７）　は上記入力端子（１）に到来するＮ　
Ｔ　Ｓ　Ｃ（８号と上記第２のフレームメモリ（３）の
出力信号を入力とする減算器、（８）は上記減算器（７
）の出力信号を入力とする帯域通過フィルタ（以下、Ｂ
ＰＦと称す）、（９）は上記Ｂ　Ｐ　Ｆ　（８）の出力
信号を入力とする第２の絶対値回路、（ｌＯ）は上記第
１の絶対値回路（６）の出力信号と第２の絶対値回路（
９）の出力信号を人力とする加算器、（１１）は上記加
算器（ｌＯ）の出力端子である。

つぎに、上記構成の動作について説明する。

入力端子（１）に入力されたディジタル量のＮＴＳＣ信
号は縦続接続された１フレーム容量の第１および第２の
フレームメモリ（２）　、　（３）　　に人力され、１
フレーム周期前および２フレーム周期前の信号との差が
減算器（４）　、　（７）でそれぞれ算出される。

上記減算器（４）で得られたフレーム間の差信号はＬ　
Ｐ　Ｆ　（５）に入力されて、第３図（ａ）に斜線を入
れた通過域で示すような水平方向周波数の低い輝度信号
成分（ｘ）が抽出される。一方、減算器（７）で算出さ
れた２フレーム間の差信号はＢＰＦ（８）に人力されて
、第３図（ｂ）に斜線を入れた通過域で示すような水平
方向周波数の高い輝度信号成分および色信号成分（ｘｉ
）が抽出される。色信号の副搬送波の位相は２フレーム
周期で元に戻るので、静止画像の場合、上記Ｂ　Ｐ　Ｆ
　（８）の出力はτとなる。

そして、色信号もしくは輝度信号の高域成分に何らかの
変化があれば、第２の絶対値回路（９）から零でない有
意の信号が得られ、色信号および輝度信号の高域成分に
対する′ｖＪキ情報として利用できる。

同様に、静止画像の場合、上記Ｌ　Ｐ　Ｆ　（５）の出
力はτとなる。そして、輝度信号の低域成分に何らかの
変化があれば、第１の絶対値回路（６）から平でない有
意の信号が得られ、輝度信号の低域成分に対する動き情
報として利用できる。

したがって、上記第１の絶対値回路（６）の出力として
得た動き情報と、第２の絶対値回路（９）の出力として
得た動き情報とを加算器（１０）で加算することにより
、出力端子（１１）にＮＴＳＣ信号に含まれている被写
体の動き情報が得られる。

［発明が解決しようとする課題］ 従来の動き検出回路は以上のように構成されているので
、輝度信号の低域成分の動き情報と変調された色信号の
動き情報とが重複しており、被写体の動き情報を正確に
求めるのが困難になるという問題があった。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、被写体のａｈ情報を正確に求めることができ
る動き検出回路を提供することを目的とする。

［課題を解決するための手段］ この発明に係る動き検出回路は、入力信号を１フレーム
期間遅延する第１のフレームメモリの出力信号および上
記入力信号から輝度信号の低域成分の１フレーム間の差
分の絶対値を求め、その絶対信号を設定値と比較すると
ともに、上記第１のフレームメモリの出力信号を１フレ
ーム期間遅延する第２のフレームメモリの出力信号およ
び上記入力信号から輝度信号の高域成分と色信号成分の
２フレーム間の差分の絶対値を求め、その絶対値信号と
上記１フレーム間の差分の絶対値信号の一方を選択する
ように構成したことを特徴とする。

［作用］ この発明によれば、入力信号およびそれの１フレーム期
間遅延された信号から求めた輝度信号の低域成分の１フ
レーム間の差分の絶対値と、入力信号およびそれの２フ
レーム期間遅延された信号から求めた輝度信号の高域成
分と色信号成分の２フレーム間の差分の絶対値との一方
を選択することにより、輝度信号と色信号の動き情報の
重複をなくして、被写体の動き情報を正確に求めること
ができる。

［発明の実施例］ 以下、この発明の一実施例を図面にもとづいて説明する
。

第１図はこの発明の一実施例による動き検出回路の構成
を示すブロック図であり、同図において、（１）〜（９
）　　　（１１）は第２図に示す従来例と同一であるた
め、該当部分に同一の符号を付して、それらの詳しい説
明を省略する。

第１図において、（１２）は比較器で、第１の絶対値回
路（６）の出力信号と設定値とを比較する。

（１３）はセレクタで、第２の絶対値回路（９）の出力
信号と上記比較器（１２）の入力信号および出力信号を
人力として、いずれか１つの信号を選択して出力端子（
１１）に出力する。

つぎに、上記構成の動作について説明する。

（１）〜（９）までの動作は従来例と同じであるため、
説明を省略する。比較器（１２）は第１の絶対値回路（
６）の出力が有意の値かどうかを判定し、セレクタ（１
３）は第１の絶対値回路（６）の出力信号と第２の絶対
値回路（９）の出力信号のどちらか１方を、比較器（１
２）の出力により選択する。

一般に被写体が動く場合、輝度信号の低域成分（×）に
フレーム間の有意差が生じる領域では、色信号にも有意
差が生じる。したがって、第１の絶対値回路（６）の出
力信号で差分が検出される領域は、第２の絶対値回路（
９）の出力に重複している。

また、第１の絶対値回路（６）の出力が輝度信号の低域
成分のみから得られる差分データであるのに対し、この
第１の絶対値回路（６）の出力と重複した第２の絶対値
回路（９）の出力は直交２相変調された２種類の色信号
から得られる差分データであるから、第１の絶対値回路
（６）の出力の方が、これと重複した第２の絶対値回路
（９）の出力よりも被写体の動きの速さを良好にとらえ
ており、動き情報としては適当である。

以上の理由から、セレクタ（１３）は、第１の絶対値回
路（６）の出力が有意の値の場合、その第１の絶対値回
路（６）の出力を、また第１の絶対値回路（６）の出力
がＯもしくは０に近い非常に小さな値の場合、第２の絶
対値回路（９）の出力を選択する。これにより、出力端
子（１１）にはＮＴＳＣ信号に含まれている被写体の勤
ぎ情報が得られる。

［発明の効果］ 以上のように、この発明によれば、輝度信号と色信号の
動き情報が重複しないように構成したので、被写体の動
き情報を正確に得ることかできるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例による動き検出回路の構成
を示すブロック図、第２図は従来の動き検出回路の構成
を示すブロック図、第３図は水平方向フィルタの周波数
特性図である。 （１）・・・入力端子、（２）、（３）・・・フレーム
メモリ、（４）　、　（７）・・・減算器、（５）・・
・ＬＰＦ、（６）　、　（９）・・・絶対値回路、（１
１）・・・出力端子、（１２）・・・比較器、（１３）
・・・セレクタ。 なお、図中の同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）ＮＴＳＣ方式の複合テレビジョン信号に含まれて
   いる被写体の動き情報をディジタル処理で抽出する動き
   検出回路であって、入力信号を１フレーム期間遅延する
   第１のフレームメモリと、この第１のフレームメモリの
   出力信号および上記入力信号から輝度信号の低域成分の
   １フレーム間の差分の絶対値を求める第１の絶対値手段
   と、この第１の絶対値手段の出力信号を設定値と比較す
   る比較器と、上記第１のフレームメモリの出力信号を１
   フレーム期間遅延する第２のフレームメモリと、この第
   ２のフレームメモリの出力信号および上記入力信号から
   輝度信号の高域成分と色信号成分の２フレーム間の差分
   の絶対値を求める第２の絶対値手段と、この第２の絶対
   値手段の出力信号と上記第１の絶対値手段の出力信号の
   一方を選択するセレクタとを備えたことを特徴とする動
   き検出回路。