JPH032238Y2 - - Google Patents

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JPH032238Y2
JPH032238Y2 JP20178784U JP20178784U JPH032238Y2 JP H032238 Y2 JPH032238 Y2 JP H032238Y2 JP 20178784 U JP20178784 U JP 20178784U JP 20178784 U JP20178784 U JP 20178784U JP H032238 Y2 JPH032238 Y2 JP H032238Y2
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integrally molded
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JP20178784U
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は表装材とパツド材との一体成形品に関
し、更に詳細に説明すると、表皮材の裏面側にバ
ツキング材を接合して形成される表装材を所望形
状に成形し、表装材のバツキング材側に発泡合成
樹脂の原液を注入してパツド材を発泡成形して形
成される表装材とパツド材との一体成形品に関す
る。
(従来の技術) 従来より、車両等のシートのシートクツシヨ
ン,シートバツクまたはヘツドレスト等において
は表装材とパツド材との一体成形品が用いられ、
表装材とパツド材との一体化作業を別途行わない
ものが存在し、作業能率を向上させている。この
場合、表装材を形成する表皮材が第4図に示す如
く、布等の通気性を有する表皮材12である場合
には、パツド材13を形成する発泡合成樹脂の原
液が表皮材12に含浸し易く、表皮材12を汚損
させる虞れを有していた。このため第5図または
第6図に示す如く、表皮材12の裏面側に塩化ビ
ニルシート等の合成樹脂シートからなるバツキン
グ材16を接合し、または発泡ウレタンシートか
らなるバツキング材17を接合して表装材14,
15を夫々形成している。
(考案が解決しようとする問題点) 然し乍ら、第5図に示す塩化ビニルシートから
なるバツキング材16を用いた表装材14の場合
には真空成形等により形状出しを行う事が出来る
が、表装材14の裏面側のパツド材13の感触が
直接着座者等に与えられ、感触性が低下し、また
通気性を有さない欠点を有し、また第6図に示す
発泡ウレタンシートからなるバツキング材17を
用いた表装材15の場合には感触性が優れている
が真空成形が困難で発泡圧成形のみとなつている
ので、形状出しや微細なパターンの形成が出来な
い欠点を有するものであつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上述せる問題点に鑑みてなされたもの
であり、その特徴とする所は、表皮材の裏面側に
バツキング材を接合して形成される表装材を所望
形状に成形し、表装材のバツキング材側に発泡合
成樹脂の原液を注入してパツド材を発泡成形して
形成される表装材とパツド材との一体成形品にお
いて、前記表装材の表皮材に接合されるバツキン
グ材が、平面から見て、形状出しを必要とする部
分が合成樹脂シートからなる第1のバツキング材
により形成され、軟質の感触を必要とする部分が
発泡ウレタンシートからなる第2のバツキング材
により形成されている点にある。
(作用) 本考案に依れば、第1のバツキング材の真空成
形性が優れ、所望とする形状パターンを容易に成
形する事が出来、またシートのメイン部等には軟
質の感触と通気性とを与える事が出来、シート等
の一体成形品の外観及び感触を著しく向上させる
事が出来るものである。
(実施例) 以下本考案の一実施例を図面を参照して詳述す
る。
第1図乃至第3図は本考案に係る表装材とパツ
ド材との一体成形品の一実施例の概略が夫々示さ
れており、本実施例においては車両等のシートの
シートクツシヨンに適用した場合として示されて
いるが、同様にシートバツクまたはヘツドレスト
等の一体成形品にも適用し得るものである。
シートクツシヨン1はシートフレーム(図示せ
ず)と、このシートフレームに一体化される表装
材2とパツド材3との一体成形品4より形成さ
れ、シートフレームには図示しないシートスプリ
ングや枠線等が取付けられる。
表装材2は表面側の布または合成樹脂シート等
から形成された表皮材5と、この表皮材5の裏面
側に接合された第1及び第2のバツキング材6,
7とから形成されている。第1及び第2のバツキ
ング材6,7は平面から見て異なる位置に接合さ
れたものであり、2つのバツキング材6,7が積
層されるものではない。
第1のバツキング材6が接合された部分はシー
トクツシヨン1の側部の形状出しを必要とする部
分に対応し、また第2のバツキング材7が接合さ
れた部分はシートクツシヨン1の着座者との当接
部であるメイン部である軟質の感触を必要とする
部分に対応して形成されている。そして、第1の
バツキング材6は合成樹脂シートとしての塩化ビ
ニルシートにより形成され、第2のバツキング材
7は発泡ウレタンシートにより形成されている。
第1のバツキング材6を表皮材5に接合して第
1の表装材2aを形成し、また第2のバツキング
材7を同一の表皮材5に接合して第2の表装材2
bを形成し、これら第1及び第2の表装材2a,
2bをシートクツシヨン1の形状に夫々裁断し、
これらを縫製または熱溶着等により接合してシー
トクツシヨン1の表装材2が形成される。
この表装材2を第3図に示す如く、真空成形型
11にて真空成形し、第1のバツキング材6が接
合された第1の表装材2aの部分に微細なパター
ンや形状出しを行い、次いで表装材2のバツキン
グ材6,7側に発泡合成樹脂の原液を注入してパ
ツド材3を発泡成形し、表装材2とパツド材3と
の一体成形品4が形成される。
尚上述せる実施例においては第1及び第2の表
装材2a,2bに同一の表皮材5を用いた場合と
して説明したが、異なる表皮材を用いてもよく、
また表装材2とパツド材3とを一体成形する際に
シートフレーム,枠線その他の部材を発泡合成樹
脂の原液を注入する際に挿入してパツド材3と一
体成形する等は自由である。
(考案の効果) 以上が本考案に係る表装材とパツド材との一体
成形品の一実施例の構成であるが、斯る構成に依
れば、第1のバツキング材が接合された部分を真
空成形する事が出来、形状出しや微細なパターン
を形成する事が出来、また第2のバツキング材が
接合された部分は感触性及び通気性が優れ、全体
として外観及び感触の何れもが優れた表装材とパ
ツド材の一体成形品を得る事が出来る。
尚上述せる実施例においては第1及び第2のバ
ツキング材6,7を用いた場合として説明した
が、第3の塩化ビニルシート材等を用い、複数の
異なる感触を有する一体成形品を形成する事も出
来る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案に係る表装材とパツ
ド材との一体成形品の一実施例の概略を夫々示す
もので、第1図はシートクツシヨンの斜視図、第
2図は一部拡大断面図、第3図は一体成形品の成
形状態を示す断面説明図、第4図乃至第6図は従
来の一体成形品を夫々示す断面説明図である。 図中、1……シートクツシヨン、2……表装
材、2a,2b……第1及び第2の表装材、3…
…パツド材、4……一体成形品、5……表皮材、
6……第1のバツキング材、7……第2のバツキ
ング材、11……真空成形型。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 表皮材の裏面側にバツキング材を接合して形
    成される表装材を所望形状に成形し、表装材の
    バツキング材側に発泡合成樹脂の原液を注入し
    てパツド材を発泡成形して形成される表装材と
    パツド材との一体成形品において、前記表装材
    の表皮材に接合されるバツキング材が平面から
    見て形状出しを必要とする部分が合成樹脂シー
    トからなる第1のバツキング材により形成さ
    れ、軟質の感触を必要とする部分が発泡ウレタ
    ンシートからなる第2のバツキング材により形
    成されている事を特徴とする表装材とパツド材
    との一体成形品。 (2) 一体成形品がシートのシートクツシヨン,シ
    ートバツクまたはヘツドレストの何れかの表装
    材とパツド材である事を特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の表装材とパツド材と
    の一体成形品。
JP20178784U 1984-12-24 1984-12-24 Expired JPH032238Y2 (ja)

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JPS61111397U JPS61111397U (ja) 1986-07-14
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JP2686613B2 (ja) * 1987-12-31 1997-12-08 東京シート株式会社 表皮一体成形ヘッドレスト

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JPS61111397U (ja) 1986-07-14

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