JPH03221027A - 内視鏡用消毒装置 - Google Patents

内視鏡用消毒装置

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JPH03221027A
JPH03221027A JP2015049A JP1504990A JPH03221027A JP H03221027 A JPH03221027 A JP H03221027A JP 2015049 A JP2015049 A JP 2015049A JP 1504990 A JP1504990 A JP 1504990A JP H03221027 A JPH03221027 A JP H03221027A
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peroxide gas
cleaning
tank
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は内視鏡を消毒する内視鏡用消毒装置に関する。
[従来の技術] 特開昭60−90531号公報等において知られている
一般的な内視鏡用洗浄消毒装置は、その洗浄槽内に設置
した内視鏡の外表面にノズルから洗浄液を噴き付けると
ともに、その内視鏡内部の管路に洗浄液を送り込み、内
視鏡の内外表面を洗浄する。この洗浄後、洗浄槽に消毒
液を満たし、この消毒液中に内視鏡を浸漬するとともに
、その内視鏡内部の管路に消毒液を送り込み、内視鏡の
内外表面を消毒するようにしている。さらに、この消毒
後に水道水を用いて上記洗浄動作と同じような動作を行
なうことによりすすぎ洗いを行なう。
そして、最後に内視鏡の管路内に空気を送り込んでその
管路内の残水を除去するようにしている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上述した従来方式の洗浄消毒装置により
内視鏡を洗浄消毒する場合、その洗浄、消毒、すすぎ洗
い、乾燥等の各工程を一連のものとして逐行するため、
多くの時間がかかり、短時間での処理は困難であった。
そこで、最近、過酸化水素ガス(VPHP)が極めて高
い殺菌効果を示すことに着目してこれを利用した洗浄消
毒装置が考えられている(特願平1−192843号の
出願に係るものを参照)。
これによると、洗浄、乾燥工程後、内視鏡を設置した洗
浄槽内に過酸化水素ガスを送り込み、消毒に必要な時間
、放置することにより、その内視鏡の外表面および管路
内を消毒していた。
ところで、内視鏡を設置した洗浄槽内に、過酸化水素ガ
スを送り込み、消毒に必要な時間、放置することにより
消毒するため、その内視鏡の外表面は比較的効果的に消
毒される。しかし、単に放置しておいただけでは、内視
鏡の管路内には、回り込みにくい。
一般に、内視鏡の管路は一般に細く、隅々まで過酸化水
素ガスが自然に回り込みにくいため、充分な消毒が行え
なかった。
また、内視鏡の温度が、槽内温度に比べて低い場合には
、管路内で過酸化水素ガスが液化し、過酸化水素ガスの
回り込みを一層妨害するため、消毒レベルを低下させる
という欠点がある。
さらに、エアーポンプにより過酸化水素ガスを送気チュ
ーブにより強制的に送り込むことも考えられるが、この
場合、そのエアーポンプ等の装置内に含まれるごみや油
などの汚れを同時に送り込む虞れがある。これを防止す
るためにそれらを取り除くフィルタ等の浄化手段が必要
になり、このメンテナンスが面倒になるものであった。
本発明は上記課題に着目してなされたもので、その目的
とするところは、過酸化水素ガスにより内視鏡の管路内
まで迅速かつ確実に消毒することができる内視鏡用消毒
装置を提供することにある。
[課題を解決する手段および作用コ 上記課題を解決するために本発明は、内視鏡を槽内に設
置してこの内視鏡を消毒する内視鏡用消毒装置において
、過酸化水素ガス生成手段と、この過酸化水素ガス生成
手段で発生した過酸化水素ガスを上記槽側へ供給する過
酸化水素ガス供給手段と、吸引手段と、この吸引手段に
上記内視鏡の管路を接続させる接続手段と、上記過酸化
水素ガス供給手段を使用して上記槽内に過酸化水素ガス
を供給して内視鏡の消毒を行うとき上記吸引手段を作動
し上記内視鏡の管路内に過酸化水素ガスを引き込む制御
手段とを設けたものである。
しかして、槽内に設置した内視鏡を消毒する場合、まず
、過酸化水素ガス供給手段から槽内に過酸化水素ガスを
供給し、吸引手段により接続手段を通じて内視鏡の管路
に過酸化水素ガスを引き込み、内視鏡の内外に過酸化水
素ガスを充分に回り込ませる。これにより内視鏡の内外
が過酸化水素ガスにより確実に消毒される。
[実施例] 第1図ないし第4図は本発明の第1の実施例を示すもの
である。
第1図はその内視鏡用洗浄消毒装置1の概略的な構成を
示している。同図中、2は洗浄と消毒を施そうとする内
視鏡3を収納する洗浄槽である。
この洗浄槽2は上部と下部に区画され、その上部を洗浄
室4、下部を洗浄液用タンク5としている。
洗浄室4には被洗浄消毒物である内視鏡3を設置する載
置台6が設けられている。さらに、後述する内視鏡3の
各種管路に送液送気を行なうための接続口金7、内視鏡
3へ向けて洗浄液等を噴き付ける噴射ノズル8が設けら
れている。洗浄室4の上部には、途中に排気用ファン9
を設けた排気管路系11が接続されている。この排気管
路系11は洗浄室4の気体を吸引して排出するようにな
っている。さらに、排気管路系11の後端側は電磁式排
気弁12を介して2つに分かれ、その一方の排気管路1
1aは直接に外部へ開放している。また、他方の排気管
路11bはその途中に過酸化水素ガスを無害化する過酸
化水素ガス処理ユニット13が介挿されている。そして
、この過酸化水素ガス処理ユニット13により、その排
気管路11bを通じて排出される過酸化水素ガスを無害
化して外部へ排出するようになっている。
さらに、洗浄槽2には上記排気管路系11の他に4つの
管路系が接続されている。すなわち、循環管路系15、
排水管路系16、過酸化水素ガス供給用管路系17、お
よび給水管路系18が接続されている。
循環管路系15はタンク5から循環ポンプ21を経て2
つの管路15a、15bに分かれて上記口金7と噴射ノ
ズル8に通じている。口金7に至る管路15gの途中に
は開閉切換え弁22が介挿されている。さらに、管路1
5aの途中には上記開閉切換え弁22より先端側に位置
して後述する第1の管路切換え弁27が介挿されている
。そして、この第1の管路切換え弁27を介して後述す
る給排管路28が接続されるようになっている。
排水管路系16にはその途中に排水ポンプ23を設ける
とともに、外部の排水設備(図示しない。)に通じてい
る。
過酸化水素ガス供給用管路系17は、酸化剤、例えば過
酸化水素(H2O2)を気体の状態として洗浄槽2の洗
浄室4に供給するものである。すなわち、これを通じて
過酸化水素ガス生成手段からの過酸化水素ガスを洗浄槽
2側へ供給する。これにより過酸化水素ガス供給手段を
構成する。過酸化水素ガス供給用管路系17には、過酸
化水素ガス発生ユニット25が接続されている。過酸化
水素ガス発生ユニット25は逆止弁26を介し、上記管
路系17を通じて洗浄槽2の洗浄室4に接続されている
さらに、過酸化水素ガス発生ユニット25には、電磁式
管路切換弁29を介して過酸化水素液カートリッジ30
が接続されている。そして、過酸化水素液カートリッジ
30にはその管路切換弁29を介して過酸化水素液供給
管路31が接続されている。過酸化水素液供給管路31
は洗浄槽2のタンク5に連通している。そして、管路切
換弁29を切り換えることにより過酸化水素液カートリ
ッジ30からの過酸化水素液を洗浄槽2のタンク5へ直
接に供給する過酸化水素液供給手段を構成している。
上記第1の管路切換え弁27に接続された給排管路28
には第2の管路切換え弁32を介してエヤーポン、プ3
3とバキュームポンプ34が接続されている。バキュー
ムポンプ34の排出側は管路切換弁2つの他端に接続さ
れている。
給水管路系18はその途中に給水弁35を介挿してなり
、水道の給水口36から水道水を洗浄槽2のタンク5へ
供給するようになっている。さらに、タンク5にはヒー
タ37が設置されている。
一方、消毒対象物の内視鏡3について説明する。
すなわち、内視鏡3は第2図で示すようにその本体40
の内部に送気管路41、送水管路42、吸引管路43が
設けられている。送気管路41と送水管路42の途中に
は送気送水切換え弁装置の送気送水シリンダ44が介挿
されている。送気送水シリンダ44には図示しない切換
え弁体が貫挿されるようになっている。また、吸引管路
43の途中には吸引切換え弁装置の吸引シリンダ45が
介挿されている。吸引シリンダ45には図示しない切換
え弁体が貫挿されるようになっている。送気管路41と
送水管路42の先端は本体40の先端に形成したノズル
46に通じている。送気管路41の後端は本体40の後
端に設けた送気口金47に通じている。送水管路42の
後端は本体40の後端に形成した吸水口金48に通じて
いる。
また、吸引管路43の先端は本体40の先端に設けた吸
引口49に通じている。吸引管路43の後端は本体40
の後端に設けた吸引口金50に通じている。さらに、吸
引管路43の途中には鉗子挿入口51が設けられている
この内視鏡3において、切換え弁体を取り外した送気送
水シリンダ44と吸引シリンダ45には、コネクタ52
が着脱自在に係着されるようになっている。そして、こ
のコネクタ52には給排チューブ53が接続されている
。給排チューブ53は、上記各シリンダ45にそれぞれ
連通する分岐チューブ55a、55bが設けられている
。給排チューブ53の他端は洗浄室4の側壁に設けた接
続口金7に着脱自在に接続されるようになっている。
次に、この実施例の構成における内視鏡用洗浄消毒装置
1の作用について説明する。この実施例の内視鏡用洗浄
消毒装置1のものでは、1日の最後等に行う通常の洗浄
消毒工程と、集団検診等においての症例間で短時間で行
う洗浄消毒工程がある。そして、これら各工程は図示し
ない制御手段により選択したものに対応した動作を行う
まず、通常の洗浄消毒工程の作用について、第3図で示
すタイムチャートに従って説明する。これは洗浄、乾燥
、消毒の各工程に分けられる。
まず、洗浄槽2の洗浄室4に内視鏡3をあらかじめ設置
し、第2図で示すように、それぞれ切換え弁体を取り外
した送気送水シリンダ44と吸引シリンダ45に対して
、コネクタ52を係着する。
このコネクタ52に通じる給排チューブ53を洗浄室4
の側壁に設けた接続口金7に接続する。
このように準備が終わった後、各工程が開始される。ま
ず、洗浄工程では、最初に給水管路系18の給水弁35
を開放して水道水をタンク5内に注入する。この後、循
環管路系15の循環ポンプ21が作動し、タンク5内の
洗浄用液を口金7と噴射ノズル8へ供給する。口金7側
へ供給された洗浄液は洗浄槽2の洗浄室4にあらかじめ
設置された被洗浄消毒物としての内視鏡3の管路41゜
42.43内へ送り込まれる。
また、噴射ノズル8へ供給された洗浄液はその内視鏡3
の外表面に吹き付けられる。タンク5内に流下した洗浄
水は再び循環管路系15を通じて循環し、このようにし
て内視鏡3の内外面が洗浄され続ける。この洗浄動作の
開始と同時にタンク5内のヒータ37が発熱し、その循
環する洗浄水を加温する。このため、洗浄作用が高まる
また、洗浄工程の後半(除水工程)において、排水ポン
プ23が作動を開始し、その排水管路系16を通じて洗
浄槽2のタンク5内に溜まっている洗浄水を排水する。
また、第1の切換え弁27が給排管路28側へ切り替わ
るとともに第2の切換え弁32がエアーポンプ34側へ
切り替わり、同時に、エヤーポンプ33が作動して口金
7から給排チューブ53およびコネクタ52を通じて内
視鏡3の各管路41,42.43に空気を送り込み、各
管路41,42.43内の水切りを行う。
この水切り動作は次の乾燥工程でも継続する。
ヒータ37も同様に乾燥工程中継続する。
また、乾燥工程では、排気管路系11における排気用フ
ァン9が作動し、電磁式排気弁12は排気管路11aへ
切り替わっている。このため、排気管路系11を通じて
洗浄室4の気体は外部へ排出する。
さらに、上記洗浄槽2内の空気は、ヒータ37によって
加温されて昇温するととも乾燥状態になり、この空気が
内視鏡3の外表面を乾燥する。この空気は内視鏡3の管
路内を循環するから、その管路41,42.43内の水
分も蒸発して乾燥してゆく。
以上のようにして充分な乾燥が行われると、過酸化水素
ガスによる消毒工程が行われる。
すなわち、電磁式管路切換弁29が過酸化水素ガス発生
ユニット25側へ切り替わり過酸化水素液カートリッジ
30を接続する。これにより過酸化水素液カートリッジ
30から、例えば30%過酸化水素液が、過酸化水素ガ
ス発生ユニット25へ送り込まれる。過酸化水素ガス発
生ユニット25ではその30%過酸化水素液を加熱して
気化し、過酸化水素ガスを発生させる。この過酸化水素
ガスは過酸化水素ガス供給用管路系17を通じて洗浄槽
2の洗浄室4内へ送り込まれる。なお、逆止弁26は洗
浄槽2側からの洗浄液や蒸気等の逆流を阻止し、過酸化
水素ガス発生ユニット25の損傷を防止する。
このようにして一定時間、過酸化水素ガスを洗浄槽2の
洗浄室4内へ送り込み、その洗浄室4内に充分な量の過
酸化水素ガスが充満したら、第1の管路切換え弁27と
第2の管路切換え弁32をバキュームポンプ34側へ切
り替える。そして、バキュームポンプ34を作動させる
ことにより給排管路28、接続口金7、給排チューブ5
3、およびコネクタ52を通じて内視鏡3の各管路41
゜42.43を吸引する。これにより各管路41゜42
.43内は洗浄室4の圧力に対して負の圧力になるから
、その洗浄室4内の過酸化水素ガスを各管路41.42
.43の開口部から吸引する。
つまり、送気管路41はノズル46と送気口金47から
吸引する。また、送水管路42はノズル46と送水口金
48から吸引する。そして、送気送水シリンダ44を通
り給排チューブ53#へ流出する。一方、吸引管路43
は吸引口49と吸引口金50、および鉗子挿入口51か
ら吸引する。
そして、吸引シリンダ45を通り給排チューブ53側へ
流出する。
このようにして各管路41.42.43内に過酸化水素
ガスが充満し、充分に回り込んだ状態となる。この状態
で過酸化水素ガス発生ユニット25の生成動作およびバ
キュームポンプ34の吸引動作を停止させる。
そして、この各管路41,42.43内に過酸化水素ガ
スが充満し、充分に回り込んだ状態を必要時間維持する
ことで、各管路41,42,43、およびシリンダ44
.45内を消毒できる。もちろん、これと同時に内視鏡
3の外表面も消毒される。
この消毒が終わると、電磁式排気弁12を過酸化水素ガ
ス処理ユニット13側へ切り換え、排気管路系11を過
酸化水素ガス処理ユニット13に接続する。排気用ファ
ン9を作動させることにより、洗浄槽2内の過酸化水素
ガスを過酸化水素ガス処理ユニット13へ送り込む。さ
らに、第1の管路切換え弁27と第2の管路切換え弁3
2をバキュームポンプ34側へ切り替える。そして、バ
キュームポンプ34を作動させることにより内視鏡3の
各管路41,42.43内に残留した過酸化水素ガスを
過酸化水素ガス処理ユニット13へ送り込む。
このようにして過酸化水素ガスを過酸化水素ガス処理ユ
ニット13で、適宜、H2Oや02に分解して無害化し
、外へ排出する。
なお、過酸化水素ガスは0.5ppm程度の低濃度なの
で、内視鏡3に残留するものは僅かであり、かつ、それ
は自然に分解するため、残留毒性等は心配がない。
次に、例えば集団検診等においての症例間で短時間で行
う洗浄消毒工程の作用について、第4図で示すタイムチ
ャートに従って説明する。これは洗浄、消毒、すすぎの
各工程に分けられる。
洗浄工程は上述した場合と同様に行われる。この洗浄工
程後、消毒工程が行われる。
すなわち、給水弁35を再び開いて洗浄槽2のタンク5
へ水道水を注入するとともに、管路切換弁29を過酸化
水素液供給管路31側へ切り換えて過酸化水素液を直接
に洗浄槽2のタンク5内に供給する。過酸化水素液カー
トリッジ30に収納されている過酸化水素液は、通常、
30%程度の希釈酸になっているので、その洗浄槽2の
タンク5内において上記給水による水道水で希釈され、
3%〜10%程度の濃度になり、そのタンク5内へ貯留
される。
この後、開閉切換え弁22を開き、第1の管路切換え弁
27を洗浄室4の口金7側へ切り換え、循環管路系15
の循環ポンプ21が作動する。これによりタンク5内の
過酸化水素液は、循環管路系15の2つの管路15a、
15bへそれぞれに分かれて供給され、上記口金7と噴
射ノズル8に供給される。そして、口金7から内視鏡3
の各管路41,42.43内へ送液され、噴射ノズル8
からは内視鏡3の外表面へ噴き付けられる。この低濃度
の過酸化水素液によって内視鏡3の内外表面の消毒が行
われる。この際、洗浄工程で内視鏡3に付着した水分が
消毒液に混入しても、濃度低下はわずかであり、問題は
ない。また、あらかじめ濃度低下を見込んで若干高めに
濃度設定をしておいてもよい。このように過酸化水素液
によって内視鏡3の内外を消毒するため、過酸化水素ガ
スでの消毒とは異なり、消毒効果が充分に確保される。
この消毒工程の最後に、排水管路系16の排水ポンプ2
3が作動し、タンク5内の過酸化水素液を排液する。ま
た、これと同時に第1の切換え弁27が給排管路28側
へ切り替わるとともに第2の切換え弁32がエアーポン
プ34側へ切り替わり、さらに、エヤーポンプ33が作
動して口金7から給排チューブ53およびコネクタ52
を通じて内視鏡3の各管路41,42.43に空気を送
り込む。そして、内視鏡3の各管路41.42゜43内
の水切りを行う。
そして、この消毒工程が終了すると、すすぎ工程が行わ
れる。すなわち、給水弁35を再び開いて洗浄槽2のタ
ンク5へ水道水を注入するとともに、循環管路系15の
循環ポンプ21を作動し、その循環管路系15を通じて
タンク5内の水道水を上記口金7と噴射ノズル8に供給
する。そして、口金7から内視鏡3の管路41,42.
43に内へ送水し、噴射ノズル8からは内視鏡3の外表
面へ噴き付ける。これによって内視鏡3の内外表面のす
すぎが行われる。さらに、この後、第1の切換え弁27
が給排管路28側へ切り替わるとともに、第2の切換え
弁32がエアーポンプ34側へ切り替わり、さらに、エ
ヤーポンプ33が作動して口金7から給排チューブ53
およびコネクタ52を通じて内視鏡3の各管路41.4
2.43に空気を送り込む。そして、内視鏡3の各管路
41.42.43内に残留する水道水を排出する。
しかして、上記構成によれば、過酸化水素ガスによる通
常の消毒工程の他に低濃度の過酸化水素液による消毒工
程を選択できるため、症例間の短い時間でも、それに対
応できる。
また、低濃度の過酸化水素液による消毒工程では、過酸
化水素ガスによる消毒工程でも使用する過酸化水素液カ
ートリッジ30を同じ原料源として用いることができる
。しかも、−異なる上記各消毒工程において、はぼ同じ
管路やポンプなどを利用できるので、その構成の簡略化
が図れる。
なお、上記実施例において、過酸化水素液を噴射ノズル
8から内視鏡3の外表面へ噴き付ける噴霧作用を洗浄工
程においても、実行してもよい。
このようにすれば、過酸化水素液のもつ酸化作用を汚れ
の除去に利用でき、洗浄効果の向上を高めることができ
る。この場合、水洗浄−過酸化水素液洗浄一乾燥一過酸
化水素ガス洗浄といった工程が考えられる。
また、内視鏡3の管路系として第2図で示すようなもの
であったが、その他の構成の管路系のものについても、
例えばその送液管路の内視鏡への接続部を変更すること
により同様に対応することができる。
第5図は本発明の第2の実施例を示すものである。この
実施例は上記第1の実施例における構成において、洗浄
槽2の洗浄室4内の過酸化水素ガスの濃度を検出する手
段として濃度検出センサ60を設けたものである。
そして、消毒工程において、洗浄室4に過酸化水素ガス
を送り込むとき、その濃度検出センサ60により洗浄室
4における過酸化水素ガスの濃度を検知し、充分に消毒
できる所定の濃度になったときに第1の管路切換え弁2
7および第2の管路切換え弁32をバキュームポンプ3
4側に連通ずるように切り換える。そして、バキューム
ポンプ34を作動することにより内視鏡3の各管路41
.42.43を吸引し、この各管路41゜42.43内
に過酸化水素ガスを引き込んで吸引するとともに、洗浄
室4外に排出する。この後、所定の濃度になったところ
で、過酸化水素ガス発生ユニット25およびバキューム
ポンプ34の動作を停止し、その状態にしばらく放置す
る。この後、洗浄室4における過酸化水素ガスの濃度が
低下すると、濃度検出センサ60がそれを検知し、過酸
化水素ガス発生ユニット25を再び作動し、上記動作を
繰り返して洗浄室4における過酸化水素ガスの濃度を消
毒可能な所定の濃度まで高める。
しかして、この実施例のものでは、濃度検出センサ50
により洗浄室4における過酸化水素ガスの濃度を検知し
、内視鏡3の各管路41,42゜43に過酸化水素ガス
を引き込むタイミングを決定しているので、洗浄槽2の
状態や過酸化水素ガスの発生効率等の変化により洗浄室
4内の過酸化水素ガス濃度の高まり方が一様でない場合
にも適切な濃度まで高められる。そして、常に安定した
消毒効果が得られる。
また、洗浄槽2内の過酸化水素ガス濃度を常にある範囲
に保つことができるため、長期にわたり効果的な消毒が
行える。
また、洗浄室4における過酸化水素ガスの濃度を消毒可
能な所定の濃度まで高まった時点でバキュームポンプ3
4を作動させるため、洗浄室4および各管路41.42
.43内における過酸化水素ガスの濃度が確保される。
このため、低い濃度状態でバキュームポンプ34を作動
させると、その温度が消毒に必要とされる濃度まで高く
なれず、充分な消毒ができないことがあるが、上記作用
によりそれを解決できる。
なお、その他の作用効果は上記第1の実施例においての
ものと同様である。
本発明は上記各構成のものに限定されるものではなく、
その要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
例えば過酸化水素ガス発生ユニットとしてその原料を過
酸化水素液カートリッジからではなく、独自のものを使
用してもよい。
[発明の効果コ 以上説明したように本発明によれば、一般に細く長い内
視鏡の管路の隅々まで過酸化水素ガスを回り込ませるこ
とができ、隅々まで充分かつ確実に消毒を行うことがで
きる。
また、内視鏡の温度が、槽内温度に比べて低い場合には
、管路内で過酸化水素ガスが液化し、過酸化水素ガスの
回り込みを一層妨害する傾向があるが、このような場合
にも、過酸化水素ガスを充分に回り込ませて確実に消毒
することができる。
さらに、槽内の過酸化水素ガスを吸引手段により吸引す
るから、外部のエアーポンプにより過酸化水素ガスを送
気チューブ等を通じて強制的に送り込む場合とは異なり
、そのエアーポンプ等の装置内に含まれるごみや油など
の汚れを内視鏡の管路内に送り込むことを防止し、この
ため、それらを取り除くフィルタ等の浄化手段が不必要
になるとともに、そのメンテナンスも不必要である。
このように本発明では過酸化水素ガスにより内視鏡の外
表面および管路内まで迅速かつ確実に消毒することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本発明の第1の実施例を示し、第
1図は内視鏡用洗浄消毒装置の概略的な構成説明図、第
2図は内視鏡と接続手段との側面図、第3図は通常の洗
浄消毒工程動作のタイムチャート、第4図は症例間の洗
浄消毒工程動作のタイムチャートである。第5図は本発
明の第2の実施例の内視鏡用洗浄消毒装置の概略的な構
成説明図である。 1・・・洗浄消毒装置、2・・・内視鏡、2・・・洗浄
槽、4・・・洗浄室、11・・・排気管路系、15・・
・循環管路系、17・・・過酸化水素ガス供給用管路系
、18・・・給水管路系、25・・・過酸化水素ガス発
生ユニット、30・・・過酸化水素液カートリッジ、3
1・・・過酸化水素液供給管路、41,42゜43・・
・管路、給排チューブ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 内視鏡を槽内に設置してこの内視鏡を過酸化水素ガスで
    消毒する内視鏡用消毒装置において、過酸化水素ガス生
    成手段と、この過酸化水素ガス生成手段で発生した過酸
    化水素ガスを上記槽側へ供給する過酸化水素ガス供給手
    段と、吸引手段と、この吸引手段に上記内視鏡の管路を
    接続させる接続手段と、上記過酸化水素ガス供給手段を
    使用して上記槽内に過酸化水素ガスを供給して内視鏡の
    消毒を行うとき上記吸引手段を作動し上記内視鏡の管路
    内に過酸化水素ガスを引き込む制御手段とを具備したこ
    とを特徴とする内視鏡用消毒装置。
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