JPH03216482A - エレベータカゴの照明装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は、エレベータカゴの照明装置に係り、特に天井
部を高くして使用することができるようにしたエレベー
タカゴの照明装置に関する。

（従来の技術） エレベータは、ビルディング等の上下の交通機関として
不可欠のものとなっている。このエレベータは、乗降客
等を短時間で目的の階まで移動させる機能の他に乗降客
の居住空間の機能を合わせ持っているから、そのカゴ内
は快適な空間部にする必要がある。そのため、最近のエ
レベータでは、照明装置、ドア、操作パネル、その他の
付属部品までデザイン的な配慮がされている。

このような目的を有するエレベータにおいても、その基
本的な事項は規制された大きさのカゴを最大限にして使
用することであるが、従来のエレベータでは天井部に取
り付ける照明装置が大きな空間部を占め、天井を下げカ
ゴの使用容量を狭めていた。この従来のエレベータにつ
き第７図により説明をする。

ビルディング等に設置されるエレベータのカゴ１０は、
カゴ支持部材１１に防振ゴム１２を介して支持されてい
る。

このカゴ支持部材１１は、上下の梁１３ａ，１３ｂに縦
枠１４、１４（図示例では左側のもののみを示す）を設
け、これに筋かい（図示せず）取り付けて構成したもの
であって、このカゴ支持部材１１に側壁１５を有するほ
ぼ四角形状の床受け枠１６を載置したものである。

このカゴ支持部材１１の床受け枠１６の上部には適宜間
隔を置いて複数個の前記防振ゴム１２が配置され、この
防振ゴム１２の上にエレベータのカゴ１０が載置されて
いる。エレベータのカゴ１０は、ほほ四角形状の床１７
に補強板１８ａ，１８ｂを有する側坂１９ａ，１９ｂ，
１９ｃおよび１９ｄ　（１９・ｄは図示せず）を取り付
け、この側坂１９ａ等に天井板２０が設けられたもので
ある。このカゴ１０の前面側坂１９ａにはドア２１が設
けられている。

また、天井板２０には支持台２２ａ，２２ｂおよび２２
ｃを介して蛍光灯２３が取り付けられ、コノ蛍光灯２３
にはその光を拡散させるアクリル製の照明用カバー２４
が支持金具２５、支持枠２６等を介して覆われるように
取り付けられている。

その他この天井板１８には図示しないが乗客救出用の救
田口等が取り付けられている。

（発明が解決しようとする課題） ところで、このようなカゴの床と天井板との距離は、通
常２３００〜２５００ｍｍの高さにされており、このカ
ゴの中の天井板に蛍光灯等の照明装置が取り付けられて
いる。

しかるに前記照明装置では支持台から蛍光灯までは少な
くても１００關が必要であり、これら支持台、蛍光灯等
を覆う照明用カバーは天井板から約２００龍下げなけれ
ばならない。そのためカゴの有効高さが約１０％減の２
１００〜２３００ｍｍまで下げられ、カゴが有効に利用
できないばかりか乗客にとっては低い天井により圧迫感
を生じる等の問題がある。

上記事情を考慮してカゴの天井を高くすることことも考
えられる。しかし、天井を高くした場合には、ビルディ
ングの上部でのエレベータの昇降路寸法が制限を受けた
り、天井の上部でエレベー夕を修理、点検するときの上
部空間を少なくし作業者の安全性が損なう等の問題があ
る。

その他、蛍光灯が天井板に間隔を置いて配列されるため
、蛍光灯の光にムラを生じ、使用者に不快感を与える等
の問題がある。

本発明は上記問題を解決するためにエレベータのカゴの
高さを低くしないようにしたエレベータカゴの照明装置
を得るものである。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段） 本発明は、エレベータカゴと、このエレベータカゴの天
井に設けられ裏面に反射フィルムを貼着した平板状の透
光性パネルと、この透光性パネルにその一側端面から投
光しこの透光性パネルを介して前記エレベータカゴの内
部照明を行う光源とを備えたものである。

（作　用） 平板状の透光性パネルの一側端面から投光され、その投
光が反射フィルムにより乱反射させる。その乱反射され
た光により前記透光性パネルを介してむらなくカゴの内
部照明を行なう。このようにして照明装置を薄くしカゴ
の天井を高くする。

（害施例） 以下図面について、本発明のエレベータカゴの照明装置
の一実施例を説明する。

なお、図面において第７図のエレベータカゴの照明装置
と同一部分は同一符号を付しその詳細な説明は省略する
。

第１図は、エレベータのカゴ１０を示すものである。こ
のカゴ１０の側坂１９ａ，１９ｂ，１９ｃおよび１９ｄ
の上部には天井板２０との間で外側部に突出する空間部
Ａを形成する突出壁３０が設けられ、その空間部Ａには
取り付け金具３１により支持された蛍光灯３２が設けら
れている。この蛍光灯３２に対向する前記天井板２０の
内壁面には裏面に反射フィルム３３が貼着され厚さが約
２０〜３０ｍ＋ｓの平板状の透光性バネル３４がステン
レス等の化粧板３５により取り付けられている。

また、３６は天井板２０の左右に設けられ蛍光灯３２等
の点検を行う開閉扉、３７は、蛍光灯３２の前面に配置
された着色用のフィルムである。

カゴ１０の内部照明は蛍光灯３２を点灯し、その光を透
光性バネル３４を介して反射フィルム３３により乱反射
させ、この乱反射による光を前記透光性バネル３４を介
していてカゴ１０の内部にむらなく導き室内照明を行う
。この場合、室内照明を着色するときには着色用フィル
ム３７を適宜選択することにより行なう。

このようにすると、エレベータカゴ１０の照明装置が左
右の蛍光灯３２と薄い透光性バネル３４により行うこと
ができるから、カゴ１０の天井部を照明装置を下げない
ばかりかその有効利用容積を増大することができる。

第３図、第４図は、天井板２０に四角またわ丸形の穴４
０ａ，４０ｂを明け、この天井板２０に透光性バネル３
４を取り付け、その天井板２０の穴４０ａ，４０ｂを介
してエレベータのカゴ１０の内部照明を行うようにした
ものである。このようにしても照明装置を厚くしないで
照明に変化を持たせることができる。

第５図は、透光性パネル３４の下側にルーバ５０を取り
付け、そのルーバ５０を介してエレベータカゴ１０の内
部照明を行うようにしたものである。このようにすると
照明用の光が直接に乗客の目に当たらないようにするこ
とができる。なお、この場合、螢光灯３２を透光性バネ
ル３４の上部の支持金具５１に取り付け、螢光灯３２の
光を反射板５２を介して透光性パネル３４に送るように
すると間接照明にすることもできる。

第６図は、透光性パネルを６０ａ，６０ｂの２に分割し
、かつその分割した透光性バネル６０ａ，６０ｂを斜め
に配置し、その中央部に支持金具６１、支持枠６２に支
持された蛍光灯６３を取り付けたものである。これによ
り照明角度に変化をもたせ、カゴ１０の内部照明を和ら
げることができる。

なお、上記実施例では透光性バネル３４，６０ａの端部
に螢光灯３２を取り付けたものについて説明したが、遠
方の光源から光ファイバーにより透光性パネル３４．６
０ａの端部に導くようにしてもよい。

〔発明の効果〕

本発明エレベータカゴの照明装置によれば天井に反射フ
ィルムを貼着した平板状の透光性パネルを取り付け、こ
の透光性パネルの端部から蛍光灯のごとき光を与えカゴ
の内部照明を行うようにしたから、照明装置が薄くなり
エレベータカゴの天井を高くすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、エレベータカゴの照明装置の主要部を示す縦
断面図、第２図は、第１図を■一Ｈに沿って切断し矢印
方向に見た縦断面図、第３図乃至第６図は、他の実施例
を示す主要部の縦断面図および平面図、第７図は、従来
のエレベータカゴの照明装置の主要部を示す縦断面図で
ある。 １０・・・カゴ、１１・・・カゴ支持部材、１２・・・
防振ゴム、１３ａ，１３ｂ・・・梁、１４・・・縦枠、
１５・・・側壁、１　６−・・床受け枠、１７・・・床
、１８ａ，１８ｂ・・・補強板、１９ａ，１９ｂ，１９
ｃ，１９ｄ・・・側板、２　０−・・天井板、２　１　
・・・ドア、２　２ａ，　　２　２　ｂｓ２　２　ｃ−
・・支持台、２３、３２、６０ａ，６０ｂ，６３・・・
螢光灯、２４・・・アクリル板、２５、５１、６１・・
・支持金具、２６、６２・・・支持枠、３０・・・突出
壁、３１・・・取り付け金具、３３・・・反射フィルム
、３４・−・透光性パネル、３５・・・化粧板、３６・
・・開閉扉、３　７−・・フィルム、４０ａ，４０ｂ−
・・穴、５０・・・ルーバ５２・・・反射板。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. エレベータカゴと、このエレベータカゴの天井に設けら
   れ裏面に反射フィルムを貼着した平板状の透光性パネル
   と、この透光性パネルにその一側端面から投光しこの透
   光性パネルを介して前記エレベータカゴの内部照明を行
   う光源とからなるエレベータカゴの照明装置。